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夏合宿 8月5日(月)~8日(木) 上高地・西穂高・焼岳
報告がすっかり遅くなってしまいましたが、今年の夏もワンダーフォーゲル部は恒例の夏合宿に行ってきました。今年は顧問2名と部員2名そして頼りになるOB2名(去年も来てくれました)の6名のパーティーです。
1日目はほぼ移動。青春時18きっぷ!と時短のためちょっとだけ急行を使って上高地へ。小梨平キャンプ場にテントを張りました。皆さん、ここまで20キロ近いメインザックを背負っての移動、お疲れさまでした。夕食は高野豆腐で作った麻婆豆腐!う~ん絶品。
当初は二日目に涸沢キャンプ場へ移動し、奥穂高を目指すルートも案にありましたが、天候の状況なども踏まえ、ここ小梨平を拠点とすることに決定。案の定、その夜は結構な雨が降りましたね。
2日目の朝は5時から登山行動開始。昨夜の雨はありがたいことに止んでいました。今日は西穂高岳山頂を目指します。木々の間を通り抜けながら少しずつ高度を上げ、まずは西穂高山荘に到着。ここでひと休み。天候にも恵まれ暑いくらい。この山荘はラーメンが名物だそうだが、われわれはコカ・コーラで乾杯!すごく高価なコーラだけど山の上で飲むのは最高!
さてここからがいよいよ難関コース。西穂高独標という地点で引き返すのがよくあるルート設定ですが、われわれはその先にある西穂高岳山頂を目指します。独標まででも十分難コースでしたが、そこから先はかなりの難所の連続。岩山を登っては降り登っては降りを繰り返します。やっと山頂かと思えばその向こうにまた山が・・・。何度も心をへし折られそうになります。しかも急こう配の岩場の連続。本当に厳しい場所は私も岩にへばりつくのがやっとでカメラを出すこともできず。残念ながら画像はございません。やっとのことで山頂に立った時は本当にうれしかった。この達成感!でもこのあとは今来たコースをまた戻るのよね・・・。
キャンプ地に戻ったのは17時。ほとんど12時間の活動でした。そして夕食はなんとチャーハンとラーメンのセット!しっかりとカロリーを摂取して明日に備えねば。
3日目は焼岳登頂へ。昨日はかなりハードだったので今日は少しゆっくりスタート。昨日よりは標高が少し低い焼岳を目指します。活火山ではありますが最近まで高かった噴火警戒レベルも安全なレベルまで下がったのを確認しての出発です。リゾート感たっぷりの上高地の景色を楽しみながらの軽快なハイキングコース?いやいや、すぐにがっつり登山に。途中3階建ての家くらいの高さの垂直な崖に鉄の梯子が一本。これ登るの?そして帰りは降りるの?ぞぞぞぞぞぞっ。そして山頂周辺は活火山ならでは様相。SF映画の撮影に使えそうな荒廃した未来惑星といった感じ?あちこちから煙出てるし。硫黄の臭いも強く、山頂では記念写真を撮ったらそそくさと退散。また一味違った登山となりました。テントに戻って夕食は焦がしネギラーメン。ネギを焦がすあたりが憎い。どうやらうちの部員には専属シェフがいるみたいだ。しかも明日の朝食は、なんと朝からペペロンチーノらしい。
4日目はいよいよ帰ります。ペペロンチーノを堪能した後はテントや荷物を片付け下山の準備。さらば上高地よ、そしてお世話になった山々よ。上高地のバスステーションからアルピコ交通のバスで下山。そしてアルピコ鉄道で松本駅へ。来てくれたOBのうちの一人とはそこでお別れしました。そこからは青春18きっぷでの長い旅の始まり。名古屋経由で明石まで。長かったけど途中の駅で蕎麦食べたり、これもまた楽しかったね。天候に恵まれたのが何よりですが、現役部員もしっかりと活動してくれましたし二人のOBも現役部員をやさしく見守りながらあらゆる場面で適切なサポートをしてくれました。本当に楽しい充実した夏合宿になりました。みんなありがとう。そしてまた行きましょう。お疲れさまでした。