課題研究(2年)
(課題研究2年)令和5年度生徒研究発表会を開催しました
2024年2月3日(土),龍野高校体育館で令和5年度生徒研究発表会を開催しました。
この1年間,77回生の課題研究では講座担当教員やアドバイザーの先生から指導助言を受け研究を行ってきました。中間発表や校外発表でいろんな方からご意見をいただき,試行錯誤を重ねることで,徐々にですが研究の意義や目的が鮮明化され,内容もブラッシュアップされていきました。今回の口頭発表では今までの研究の成果を十分に発揮するとともに,生徒や来賓の方々から鋭い質問が飛び交うなど,活発な発表会となりました。会が終わり,本校SSH運営指導員の先生方からも好評をいただき,年々課題研究のレベルが上がり内容が充実していると仰っていました。
また本年度から課題研究の口頭発表だけでなく,近隣中学校・高等学校の生徒たちによるポスター発表も実施し,より多くの方々にご来校いただきました。生徒研究発表会の詳細なプログラムは令和5年度 生徒研究発表会 プログラム(表紙:色付き).pdfを参照してください。
今後は未来をつくる創造力を養い,世界を代表するサイエンスリーダーを育成していくと同時に,龍野高校を拠点と
し,西播磨に科学の輪を広げていきます。
(課題研究2年)令和5年度サイエンスフェアin兵庫に参加
2024年1月21日(日),神戸大学統合研究拠点・兵庫県立大学神戸情報科学キャンパス・甲南大学FIRSTを会場にして,第16回サイエンスフェアin兵庫が開催されました。兵庫「咲いテク(Science & Technology)」運営指導委員会が主催するフェアで,77回生(第2学年)課題研究の8班が研究発表を,78回生(第1学年)が研修を行いました。
前年度までは新型コロナにより午前と午後の二部構成で実施していましたが,本年度は1日開催となり他校生徒や大学・研究機関の発表を見学する機会が増え,レベルの高い研究内容や研究手法など学び,両学年ともに多くの刺激を受けました。
本校の生徒も堂々と発表している様子が見られ,1年間の研究の成果を十分に伝えることができました。質疑応答の中で貴重なご意見をいただいた2年生は,2月3日の生徒研究発表会に向けて最後の調整をしていきます。
1年生はシールラリーのお手伝いをしました
(課題研究2年)7班が兵庫県立工業技術センターで研修を行いました
12月26日(火),天然素材の香水を研究する7班が兵庫県立工業技術センターで成分分析を行いました。
7班は,人工的に作られた香りに不快感を覚える人や,感覚過敏症により化学物質の含まれた香水を肌につけることのできない人もいることを知り,多くの人が使える良い香りの香水を作ろうと研究をしていました。その過程でオレンジやレモンの香りを抽出するために水蒸気蒸留法を用いて精油を作り出し,どのような成分で構成されているかを知り最終的な調香に役立てるために成分分析をお願いしていました。
センターでは研究員の方が1000倍に希釈した精油を「ガスクロマトグラフ質量分析装置」を用いて調べてくださいました。分析が始まるとモニターにグラフ化され,生徒は匂いをかぐ装置を鼻に近づけ,ピークの近くで匂いがでたらボタンを押して,グラフに記録し,またそれがどのような匂いなのかを順次書き取っていきました。
あらかじめサンプルを予備測定してただいた時のデータと,今回の分析調査のデータを重ね合わせたグラフも作成していただき,生徒たちも納得のいく調査ができました。
校内ではここまでの分析は到底不可能ですが,高価な装置を使用させていただき,目に見える形で成分分析ができたことはとてもありがたい事です。このデータを元に,生徒たちは考察をさらに深めてくれることを期待しています。
(課題研究2年)第40回高等学校・中学校化学研究発表会
12/25(月)大阪大学豊中キャンパスで開催された「第40回高等学校・中学校化学研究発表会」に、課題研究3班・7班・自然科学部化学班の3つの班が参加しました。
本発表会は、中学生や高校生の個人並びにクラブ活動における化学に関連した興味深い実験や観察結果、研究成果等を発表する場として開催され、化学のより一層の発展と日本の化学研究の後継者を育てることを目指しています。
初めての対面での口頭発表に緊張もありましたが、準備してきた内容をきちんと伝え、大学の教授や日本化学会の先生方からの質問にもしっかりと答えることができました。また、私たちを含め、兵庫県・大阪府・京都府・奈良県から中高合わせて24の発表があり、知識や興味の幅を広げることができました。
研究に優劣をつけないというのが本発表会の方針であり、表彰式では全団体に奨励賞が授与されました。
(課題研究2年)「学びのネットワーク」を活用した探究活動
2023(令和5)年12月25日(月)に総合自然科学科の課題研究を行いました。ここでは,「学びのネットワーク」を活用して,総合自然科学科の卒業生が後輩への指導助言をしてくれました。研究の進め方やデータの処理,プレゼンテーションの手法など様々な点について質問し,助言を頂くことができました。