カテゴリ:スーパーサイエンスハイスクール
祝 全国大会第3位【team.祥雲】科学部Robotics班
3月25日26日の2日間、愛知県「名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)」にて「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2023名古屋」が開催されました。
阪神ブロック第1位【A Edition】第2位【S Edition】の2チームが「World League SoccerOpen」に出場しました。
全国各ブロックから勝ち抜いた15チームが、7ラウンドのスイス式トーナメント方式による競技を行い、7月にボルドー(フランス)で開催される世界大会の出場権を競います。
広い会場に入ると、大人(メンター)との接触は禁止されます。大人との相談や技術指導を受けた段階で「失格」となります。選手だけでの対応が求められます。
前日は午後2時より、バッテリー点検及び車検が行われました。車検では、規格通りにロボットが製作されているか、安全性は確保されているかなど自作ロボットの点検が行われます。
ここで、合格できないと試合コートでの調整ができません。実は、競技を行うより緊張します。
車検の後、キャプテンミーティングを行い、明日からの試合に備えます。
いよいよ2日間の大会がスタートしました。
パドック(整備場)に入場し、簡易車検を受け調整・練習に入ります。
事前にプログラムを組んでいますが、以下の要素を確認しなければ思うように動きません。
【方位確認】会場の柱(鉄骨)、電力線等により、同一フィールド上でも異なる。
【ビジョンシステム】カメラでボール・ゴールを認識するため、その場での調整が必要。
【フィールド】白線ペイントの濃淡、カーペットの深さ等、ロボットの制御に影響する。
ロボット輸送に伴う不具合、バッテリーの充電量等、現地で確認しなければなりません。
特に本大会より、白線内フィールドエリアが拡大(壁と白線間のアウトエリアが縮小)しました。
このため、ボールは白線外にでても「ピンボール」のように跳ね返って戻ってきます。よりスピーディーな試合が展開されます。
11:00 競技スタート 25日:4ラウンド 26日:3ラウンドが行われました。
スイス式トーナメントは最初のラウンドは抽選で対戦相手を決定しますが、第2ラウンド以降は、【勝ち点】-【得失点】などを参考にランキングの近いチーム同士を対戦させます。ラウンドを重ねて行くことにより正確なランキングを定めることが出来ます。
順位は【勝ち点】(勝ち2点、負け0点、引き分け1点)で定め、同順位の場合は、事前提出された【プレゼンテーションポスター】で決定します。
試合結果 ロボカップジュニア公式HP 第3位 【team.祥雲 A Edition】勝ち点12 6勝1敗
第5位 【team.祥雲 S Edition】勝ち点9 4勝2敗 引き分け 1
世界大会(フランス大会)にはつながりませんでしたが、今後も全国第3位に恥じぬようがんばります。
大会役員、ロボカップOBOG、ボランティアの皆様、3日間本当にありがとうございました。
【探究Ⅱ理系】SSH台湾課題研究交流をおこないました
3月21日(火・祝)午後、探究Ⅱ理系の5つの研究班が國立臺灣師範大學附屬高級中學理科コースの2年生と課題研究交流をおこないました。参加生徒は、この数か月間、台湾課題研究中間発表交流や他の課題発表会に参加し、英語でのプレゼンテーションの経験を積んできました。今回は質疑応答を活発におこなうことを目標に交流に臨みます。
最初に大妻女子大学の赤松美和子先生よりご講話をいただきました。現在の台湾事情や日本との関係などについてお話いただき、協働のためには文化的背景を深く理解する必要があることを学びました。
続いて、本校科学部Robotics班がThailand-Japan Student ICT Fair 2022の参加報告を兼ねて、全参加者に向けて研究発表をおこないました。
そのあとは、5つのグループに分かれ、相互に研究発表と質疑応答をおこないました。事前にお互いの発表スライドをシェアしていたこともあり、積極的に質疑応答をおこなっていました。今回は課題交流ということで自由会話の時間を設定していませんでしたが、それぞれのグループで工夫をして雑談などもしたようです。「英語で会話ができて楽しかった」という感想が(今回も)多く寄せられました。
北海道大学の許仁碩先生は、附屬高級中學さんを訪問してくださり、この交流会を支えてくださいました。(写真は許先生ご提供)
附屬高級中學の先生方をはじめ多くの方のご協力でこのような貴重な機会を持つことができました。緊張感と笑顔のあるよい交流会になりました。
全国大会出場権獲得!(RoboCupJunior阪神ブロック大会)
3月24日~3月26日 ポートメッセなごや(国際展示場)開催される
【RoboCupJunior JAPAN OPEN 2023 名古屋】の出場権をかけた阪神ブロック大会にteam.祥雲が参加しました。
3年ぶりのオンサイトでの大会となりましたが、この3年間で取り巻く環境が一変、コロナ禍により近隣ロボット教室の休校、学校関連もロボット製作ノウハウの消失、競技規定の多くの改定された結果、ブロック大会までたどり着くチームは激減してしまいました。
・ WorldLeagueOpen 3チーム
【team祥雲 A Edition】(國嶋・石田・桜井・藤原)
【team祥雲 S Edition】(三木・原田)
【WADAI criEdition】(本校18回生OBを2名有する大学生チーム)
・WorldLeagueLightWeight 5チーム
三田学園物理部は部内に10を超えるチームがあり、部内戦で勝ち進んだ5チームがブロック大会に出場しました。
・NIPPONLeague 4チーム
中学生以下のリーグで世界大会にはつながりませんが、全国大会に向けて出場権を競います。
WorldLeagueOpenの主な競技規定の変更点を紹介します
1)オレンジ色のゴルフボールを使用
今までのボール直径64㎜程度から42㎜にサイズダウン、ボール認識しにくくなった。
表面に光沢があるため、照明の反射光により色認識しにくい。
2)機体直径・高さ18㎝まで(2022年より)
機体上部に光学ユニットを設置するため、機体の設計が非常に難しい。
3)フィールドエリアの拡大及び、ペナルティーエリアの白線(2022年より)
エリア外に出ないような機体制御技術が重要となる。
なかなか新規参入し難い状況です。
各リーグで【総当たりのリーグ戦】を行い、【トーナメント戦】を行いました。
JAPAN OPENでは、期間中、8から10試合を実施します。競技規定をクリアする機体設計だけでなく、全戦を戦い抜く耐久性、故障時の対応力が必要となります。
決勝戦【team.祥雲 A Edition】vs【team.祥雲 S Edition】
【team.祥雲】同士の対決となりました。毎日のように対戦を行い相手のロボットの動きの特徴やコンディションすら分かっています。【A Edition】のDF機が、左後のモーターが故障したため思うように動かず、前半は【S Edition】が優位な試合展開となりました。後半も一進一退の試合展開となりましたが、FW機のキッカーが有効に働き、6-5で【A Edition】が勝ちました。
成績発表
WorldLeagueOpen
優勝 【team祥雲 A Edition】4戦3勝1敗
準優勝 【team.祥雲 S Edition】 3戦2勝1敗
ベストプレゼン賞 【team祥雲 A Edition】
今大会は、【ロボカップ2019シドニー世界大会】第3位LEGENDで活躍したロボカッパーOBに試合審判をしてもらい、活動報告を聞きました。多くのものを得ることができました。
大会役員の皆さん、メンター(保護者)の皆さん本当にありがとうございました。
【RoboCupJunior JAPAN OPEN 2023 名古屋】までに、ロボットの精度をもっと上げて、「全国大会歴代最高順位2位」以上、優勝を目指して頑張ります。
そして夢の世界大会【RoboCup 23 Bordeaux France】(フランス開催)へ行きたいな。
第15回 サイエンスフェア in 兵庫 に行ってきました
1月29日(日)、SSH主催のサイエンスフェア in 兵庫 に行ってきました!
県下SSH指定校15校の発表に加え、理化学研究所などの研究機関や大学院生の発表、
スパコン「富岳」の見学会など盛りだくさんです。
会場はポートアイランドにある神戸大学統合研究拠点、兵庫県立大学神戸情報科学キャンパス、甲南大学FIRST
という隣接した3つの研究施設で分散して行われました。
口頭発表2班
ポスター発表4班
の計6班が発表しました。
富岳の見学会もありました。
各班、いろんな質問を受けたり他校生や大人たちと会話しながら頑張って説明していました。
探究活動の成果を聞いてもらえることの楽しさを味わったようです。
1年生も13名が見学に行きました。来年度は経験者として同級生を牽引してくれることを期待します!
Thailand-Japan Student ICT Fair 2022に参加しました。
【TJ-SIF 2022】12/21~23は、Thailand【Princess Chulabhorn Science High School】12校と日本【KOSEN Colleges】12校の連携を軸に開催するイベントで、本校科学部Robotics班が応募、書類審査の上出場することができました。
Robotics班は、【RoboCupJuniorJAPAN 2022】において【team.祥雲】として参加、今年度の大会では、第2位となり【RoboCup 2022 Bangkok】にノミネートをされましたが、コロナ禍における渡航等の諸事情により出場辞退をしました。
【TJ-SIF 2022】はオンライン参加となります。
オープニングセレモニーには、タイ王国首相、教育大臣も参加されました。
教育大臣 Ms. Treenuch Thienthongによるスピーチ。(先日、本校視察に来訪されました。)
ビデオでは、参加校の紹介がされました。
Zoomでのオンライン発表「Production of a Curved Mirror for an Omnidirectional Camera」
カメラ1台による全周囲を見るための曲面鏡の製作についての研究発表ですが、日本語、タイ語でなく、プレゼンテーションは英語で行わなければなりません。発表は原稿を用意していますので何とかなりましたが、質疑応答はやはり難しい。
口頭発表はオンサイト(現地)発表とオンライン(Zoom)発表がプログラム順に行われ、YoutubeLiveを使って配信されます。
ポスターセッションは、現地会場にて実際に行われますが、オンライン参加者向けに【Gather Town Platform】というバーチャル空間が用意されました。参加者は、自分のアバターを移動させ、発表ブースに移動して、ポスター及びプレゼン動画を見たり、他の参加者をチャットを介してディスカッションをすることができました。
【Artificial Intelligence and Machine Learning】人工知能と機械学習
【Game and Virtual Reality】ゲームとバーチャルリアリティ
【Intelligent Devices, Robot and IoT】デバイス、ロボットとIoT
【Software and Application】ソフトウエアとアプリケーション
【Other Topic in InformationTechnology】その他 情報関連技術
3日間の日程で5つの興味深い分野の研究を知ることができました。
これからの研究に活かしていきたいと思います。