塔陵健児のひとりごと~佐用高校からのお知らせ~
ひそやかに眠る舞台の記憶
薄曇りの午下がり、廊下の奥まった一隅に足を運べば、そこに佇む古き木材の山影が、ふと私の歩みを止める。
朽ちかけた平台、色あせた高足。積み重ねられ、埃を宿しながらも、どこか凛とした気配を失わぬその姿は、まるで人知れず歳月を抱きしめているかのようである。
今を遡ること二十余年、佐用高校には若き演劇部が存在したという。
舞台の上で、青春の息づかいを震わせ、光の渦のなかで自らを燃やした者たちがいた。
喝采を浴び、幕が上がるたびに胸を高鳴らせ、幕が降りるたびにまた一つ成長した己を見つめたであろう。
この木材たちは、そんな日々の証人であったのだ。
だが今、その輝きは遠い。
角が削れ、釘の痕が沈み、木目には静かなる時の川が流れている。
かつて舞台を支えた誇り高き材は、もはや誰に語られることもなく、ただ寡黙に朽ちるを待つ身となった。
それでも、私は思う。
これらの木片たちは、決して嘆いてはいまい。
むしろ穏やかに、こう呟くのではなかろうか。
――あの頃の熱は確かにここにあった。
いまはただ、それを静かに守っているのだ、と。
誰にも知られぬ記憶を胸にしまい込みながら、今日もこの廊下の片隅で、彼らはひそやかに時を生きている。
その沈黙が、かえっていっそう雄弁に、青春の残響を語っているように思われてならないのである。
「27」という数字が、少し胸につかえる朝。
黒板に大きく書かれた「27」。
それはただの数字なのに、3年生にとっては、
突然 “時間の残り香” が形になって現れたかのようです。
入学したころは、卒業なんてずっと先の話で。
笑い声が響く教室も、毎日のルーティンも、
当たり前のように続いていくものだと思っていたはずです。
でも、気づけば残り 27日。
あと27回しか、クラスメイトと顔を合わせる朝がない。
あと27回しか、先生たちと何気ない会話ができない。
あと27回しか、この教室の椅子に座れない。
そう思うと、
いつもと同じ景色が、ちょっとだけ違って見えます。
黒板のチョークの粉も、
窓から差し込む冬の光も、
友達が笑いながら話す声も、
全部「今しかないもの」に変わっていきます。
卒業は、寂しくないわけがない。
それでも、その寂しさが “一生忘れない思い出” の証になるのだと思います。
残り27日。
泣いても笑っても、あなたの高校生活のラストステージ。
どうか大切に、大切に。
一日一日を、そっと抱きしめるように過ごしてください。
その先の未来へ歩き出すための、
かけがえのない“最後の27日”です。
月のしたたかな魔法に気づいた朝に
期末考査、本当におつかれさまでした。
今朝ふと空を仰ぐと、青空の中にぽつんと残る白い月。
昼間の月って、なんだか不思議ですよね。静かで、でも確かにそこにいて、そっと見守ってくれているような存在感があります。
古くから月には“心を整える力”があると言われています。
たとえば、満月のときは達成や完了のエネルギー、新月のときはリセットや再出発のエネルギー。
科学的にも、月のリズムは人の睡眠や気分に影響を与えると言われていて、ゆっくり呼吸を整えるだけでも、月を眺める時間は心を落ち着ける手助けになるそうです。
頑張ってきた気持ちも、少し疲れた気持ちも、ぜんぶ月は受け止めてくれるような気がします。
「よくここまできたね」と声をかけてくれているようでもあり、
「ここからまた歩き出せるよ」とそっと背中を押してくれるようでもあります。
そして気づけば、今年学校に来る日はあと 11日。
長かった一年のラストスパートです。
無理に走らなくても大丈夫。
今日の月のように、静かに、ゆっくり、でも確かに前へ。
残りの日々を、やさしく、ふんわりと重ねていきましょう。
明日もまた、空はあなたを見守っています。
チコちゃん風・期末考査4日目ブログ
なんで「誰かに教えるつもり」で勉強すると頭に入るの?
ボーっと勉強してんじゃねぇよーーーッ!!!
……というわけで、今日は期末考査4日目。
そろそろ頭に知識を詰め込むのも限界……そんなキミたちにチコちゃんからひとこと。
「人に教えるつもりで勉強すると、めちゃくちゃ覚えられるのよ!」
これ、ワシントン大学の研究でもちゃんとわかってるの。
「あとで友だちに説明しなさいね〜」と言われたグループは、言われなかったグループよりもぐーーんと成績が伸びたんだって。
だってさ、人間ってね、
大事な伝言を任されたときって、絶対忘れないように必死で覚えるでしょ?
あれと同じなのよ。
つまり!
★今日の勉強はこうするのよ★
「明日、友だちに教えてあげるつもりで復習する」
「家族に説明するつもりでまとめる」
「好きな人に“ここが大事だよ…”と語るつもりで覚える」
これだけで理解がぐん!って深まるの。
実際に誰かに話せたらもっと最高!
さあ、
ボーっとノート眺めてないで、説明できるぐらい覚えるのよーーッ!!
明日のキミは、きっと今日より賢くなってるわよ♡
がんばれ高校生!
チコちゃんは応援してるぞーー!!
期末考査4日目。
つらい時こそ、上を向くんやでコケッ!
毎日毎日、大変なことも多いよなぁ。
うまくいかへん日、先生に怒られた日、友だちと気まずくなってしまった日…。
下向いて歩いてたら、こっこのトサカまでしなしなになってまうコケ。
でもな、そんな時こそ――
ちょっとだけ、上を向いてみてほしいコケッ。
涙がこぼれないように、ふと顔を上げたその瞬間……
\ うぉーーーーー!!!!! /
\(◎o◎)/!!!!!
でっかい懸垂幕が目に飛び込んでくるんやコケ!!!!
「頑張ってる君を見とるで!」
「応援してるで!」
って、校舎の壁が言うてくれてるみたいで、胸がポッと温かくなるコケ。
うつむいてる君に届けたいコケッ
こっこくらぶは知ってるんやで。
みんなが毎日、がんばってること。
人に見えないところで、こっそり戦ってること。
しんどい日は、無理せんでええ。
でもな、上を向く勇気だけは忘れんといてコケッ。
校舎の上から、懸垂幕といっしょに、
こっこくらぶもずっと応援してるでコケッ♥
ほな、今日も一歩ずついこかコケッ!!!
期末考査三日目。
期末考査真っ只中!アーニャから“ひみつのあんき術”のおしらせだよ!
アーニャ、べんきょう、にがて。でも…せんせいがすごいことおしえてくれた。
それがね……
右手でぎゅーってボール握る → 記憶がインプット!
左手でぎゅーってボール握る → おぼえてたことアウトプット!
モンクレア州立大学のプロッパーせんせいが研究してくれたらしい。
アーニャ、かしこくなれる気しかしない。わくわく…っ!
右手で90秒ぎゅーっ。
これで頭の中にどんどん知識が入る!
左手で90秒ぎゅーっ。
これでテスト中にスルッと思い出せる!すごい!
ボールがなくても、手をぎゅーって握るだけで脳が刺激されるんだって。
アーニャ、しるしる。
期末考査…むずかしい…でも…
このひみつ道具でアーニャも100点とれる気がする!わくわく……っ!
いっしょにがんばってくれるみんな、
いまからでもまにあう。
右手ぎゅー、左手ぎゅーで、天才になろ。
がんばるみんな、アーニャ、だいすき。
期末考査二日目。
期末考査真っ只中!ルフィ風・勉強アドバイス
なあ、君ら。テスト勉強してたらさ、
急にお腹すいたり、眠くなったり、スマホ触りたくなったり…あるよな?
でもな、そんな“欲求の大軍”をぶっ飛ばす、とっておきの技があるんだ!
――それが 「3分テトリス」 だ!!!
プリマス大学のシュコルカ=ブラウンって研究者が言ってるんだけどよ、
テトリスを3分やるだけで、
食欲・睡眠欲・スマホ欲・その他いろんな“邪魔もの”が 20%も減る んだってよ!
なんでかって?
テトリスすると脳みそが “ワーキングメモリ” ってやつをめちゃくちゃ使うんだ。
すると、欲求が頭に送り込んでくるイメージとか誘惑を、
テトリスのブロックが 上書きして消してくれちまう んだ。
すげェだろ!!
まるで欲求たちが「イヤァァァ!!」って逃げてく感じだな!
だから、勉強中に気が散ったらこう叫べ!
「3分だけだ!テトリスしよう!」
そして誘惑をぶった斬って、もう一回机に向かえ!
俺はな、
「俺は 勉強王 に なる!」
…って言ってる君らの方がよっぽどカッコいいと思うぞ。
期末考査、絶対勝つぞ!!!
行くぞォ~~~~!!
期末考査第一日目。
“かわいい”は、集中の魔法
期末考査が近づいてくると、どうしても集中力が続かなくなる。
……まぁ、人間なんだから当然だと思う。
エルフの私とは違って、みんなの集中力には限りがあるからね。
でも、人間には人間なりの“上手なやり方”があるらしい。
最近知ったんだけど、それがなかなか興味深かったんだ。
◆ かわいいものは、心と脳に効く
広島大学の研究によると、
かわいい赤ちゃんや子猫、子犬、子パンダみたいな写真を
“1分から1分半だけ見る”と、作業効率が上がるらしい。
ふーん……と思っていたけれど、
どうやら本当に脳が活性化するようだ。
ペンシルバニア大学のグロッカーという研究者の報告によれば、
かわいいものを見ると、
やる気や集中力、喜びをつかさどる脳の部位が強く反応するらしい。
人間って本当に不思議だよね。
魔法じゃないのに、かわいいだけで脳が動きはじめるんだから。
◆ ただし、見すぎはダメらしい
くどいけれど、ずっと見ているのは逆効果。
1~1分半くらいが、ちょうどいいらしいよ。
甘いお菓子の食べすぎが良くないのと似ているね。
◆ 期末考査に向けて——
長い時間、ただ机に向かって戦ってばかりだと、
心が疲れてしまうものだ。
だから、どうしても集中できなくなった時は、
少しだけ休んで、
ほんの短い時間だけ“かわいいもの”を見るといい。
それだけで、また前に進む力が戻ってくる。
魔法みたいだけど、魔法じゃない。
……まぁ、人間にとっては、これも一つの魔法なのかもしれないね。
期末考査、頑張って。
あなたたちなら、きっと大丈夫だよ。
期末考査前日。
期末考査に臨む諸君へ——“ラムネ戦略”で脳の底力を引き出せ!
佐用高校のみなさん。
期末考査が迫っております。ここで必要なのは、「根性」だけではありません。
科学的に正しい戦い方で、最大の成果をあげることであります。
そこで本日は、受験界でも密かに語られている“強者の知恵”をご紹介いたします。
◆ ラムネは“お菓子”ではありません。これは“戦略物資”であります。
一般にラムネと言えば甘いお菓子とお思いでしょう。
しかし、期末考査に挑む学生にとっては違います。
ラムネには 「ブドウ糖」 が主原料として用いられています。
このブドウ糖、脳が活動するための最重要エネルギー源であります。
脳は、皆さんが想像する以上に燃費が悪い。
なんと 1時間あたり4〜5グラムのブドウ糖を消費いたします。
集中が切れるのは、意思の弱さではなく、
“脳のガソリン切れ”ということもしばしばあります。
◆ 砂糖ではなく「ブドウ糖」と明記されたラムネを選びなさい
ひと口に「ラムネ」と申しましても、
砂糖が中心のものでは意味がございません。
パッケージに 「ブドウ糖」 と明確に記載されたものを選ぶ。
ここが、勝者とその他を分ける分岐点であります。
◆ 東大生の約80%が受験でラムネを食べているという事実
統計的にも、非常に興味深いデータがございます。
東大生の約80%が受験時に“ラムネを利用した”という報告です。
つまり、全国最難関に挑む猛者たちが、
ラムネの効果を“実感し、採用していた”ということであります。
これを私は、“偶然”とは考えておりません。
◆ 期末考査に向けて、諸君に申し上げたい
集中力が落ちた時、頭がぼんやりする時、
それは諸君が怠けているのではありません。
脳が燃料切れを起こし、SOSを出しているのです。
そんな時こそ——
ブドウ糖90%のラムネを一粒。
すると、数分後には注意力が回復し、
勉強効率が格段に向上いたします。
◆ 最後に
佐用高校生諸君。
いま取り組む勉強は、未来への投資であります。
その投資を最大限に活かすために、
科学的根拠ある“ラムネ戦略”をぜひ実践していただきたい。
ブドウ糖を補給し、頭を冴え渡らせ、
期末考査を堂々と乗り越えていこうではありませんか。
ただし、授業中はやめてください。
私からは以上であります。
期末考査まであと二日。
期末考査まえの“最強テク” コーヒーナップで集中力ブースト!
期末考査がせまってきましたね。
「眠すぎて集中できん……」「勉強しても頭に入らん……」
そんな君に、科学が認めた“究極のひと休み”をご紹介します。
★ NASAが見つけたすごい事実
NASAの研究によると、
26分の仮眠でパフォーマンスが34%向上するそうです。
たった26分で、脳の働きがガッツリ復活するってすごいですよね。
でも、さらに上をいく方法があるのです。
最強 “コーヒーナップ”とは?
聞いたことありますか?
コーヒーナップ(Coffee Nap)=コーヒーを飲んだあと寝ること。
① コーヒーを飲む
② そのまま15〜30分だけ寝る
➡ 起きた頃にカフェインが効き始めて、頭スッキリ!集中力MAX!
これは科学的にも効果が立証されているテクニックです。
夜にやるのは注意
ただし!
夜遅くのコーヒーは逆効果。
カフェインで眠れなくなってしまうので、夕方以降は控えめに。
仮眠は30分以内にして、夜の睡眠に響かないようにしましょう。
期末考査に向けて
長時間ダラダラ勉強するより、
「集中 → 仮眠 → また集中」
このサイクルの方が圧倒的に効率が上がります。
眠たいなら、気合だけで戦わないでOK。
賢く休んで、賢く点を取る!
君の脳は、ちゃんと手入れすればまだまだ働ける。
さあ、コーヒーナップでスイッチ入れて、
期末に向けて走り出そう!
まだ封印まではできない君へ——「画面白黒」という奥義
10月8日、「スマホ封印の儀」を伝授したあの日。
“封印したほうがいいのはわかってる。でも、そこまでは無理やねん…”
そんな君の声、ちゃんと届いています。
そこで今回紹介するのが、封印ほど厳しくないけれど、
効果はしっかり感じられる“第2の奥義”。
それが スマホ画面の「白黒化(グレースケール)」 です。
色を奪われたスマホは、不思議なくらい魅力が減ります。
SNSも動画も、まるで昭和のテレビみたいに地味に見えるから、
「なんか、今じゃなくてええか」と手を伸ばす回数が自然と減っていきます。
すると、余計な誘惑に振り回されなくなる分、気づけば勉強している時間が増えている。
スマホ依存にも効果があると言われていて、集中力が戻ってくるのを実感する人も多い方法です。
期末考査は来週です。
いま本当に必要なのは、無理をして気合いを入れることではなく、
“集中できる環境をつくる小さな工夫”かもしれません。
生活はそのまま。
スマホの色だけ、ひとつ変える。
それだけで、勉強と向き合いやすい自分に変われます。
封印ができなくても、白黒ならできる。
白黒なら、続けられる。
そしてその小さな変化が、君の期末考査を大きく変えるかもしれません。
さあ、まずは画面を白黒にして、気持ちの助走をつけてみませんか。
スマホは白黒。テスト結果は、どうか色鮮やかに。
期末考査まであと六日。
スマホ画面を白黒にする方法
iPhoneの場合
1. 『設定』を開く
2. 『アクセシビリティ』をタップ
3. 『画面表示とテキストサイズ』を選ぶ
4. 下の方にある 『色フィルタ』をオン
5. 『グレイスケール』を選択
Androidの場合
1. 『設定』を開く
2. 『アクセシビリティ』を選ぶ
3. 『視覚補助』『色補正』などの項目を探す
4. 『色補正』(Color correction)をオン
5. 『グレースケール』または『白黒モード』を選択
献血セミナーのお話
今日は体育館で3年生対象に「献血セミナー」が行われました。
お話を聞きながら、改めて “命をつなぐ” ということの重さを感じた生徒も多かったのではないでしょうか。
セミナーの中で特に心に残ったのは
「血液は人工的に作れない」 という言葉。
どれだけ医療が進歩しても、“人の命を救う血液” は、今も人から人へと受け継がれています。
そして、毎日のように輸血を必要としている方がいること、
少子化が進む中で献血に協力できる世代が減っている現実。
こうした事実を知ると、献血は決して特別な人の行動ではなく、
「未来の誰かを救う、私たち一人ひとりの選択」なのだと気づかされます。
そして今年も――
12月24日(水)に献血バスが佐用高校に来ます!
クリスマスイブにできる、最高にあたたかい贈り物。
それは、誰かの明日を守る “あなたの一歩” かもしれません。
無理にとは言いませんが、今日の話が胸のどこかに残って、
「やってみようかな」と思えるきっかけになれば嬉しいです。
命をつなぐ優しさが、今年も佐用高校から広がりますように。
期末考査一週間前。
眠たいんは先生のせい…だけちゃうで!? CO₂の陰謀や!
みなさん、学校環境衛生基準って知ってます?
なんや真面目そうな名前ですけど、
教室の温度とか湿度とか、なんやらかんやら決めてくれてるやつですわ。
その中に——
実はめちゃくちゃ重要な項目があるんです。
そう、教室の二酸化炭素(CO₂)濃度!
◆ 1500ppm以下が望ましいんやて。
ほんでやな、
2000ppm超えたら眠気が出るって。
おいおい、もうその時点で授業終了のお知らせやん。
ほな 3000ppm 超えたらどうなるんって?
→ 肩こりする、頭痛する、ぼーっとする、だるい、吐き気する。
え、これもうテスト前日のわたしやん。
そんでやで?
5000ppm超えたらアカン。ほんまにヤバいやつ。
「知らんけど」で済まされへんレベル。
◆ で、問題はここからや。
教室に置いてあるやろ?
あの CO₂モニター。
気づいてるか??
ちゃんと見てるか??
換気、してるか???
数値が赤く光ってんのに、
「寒い〜」「窓あけたくない〜」
言うてたらそら眠たくもなるわ。
◆ つまり結論!
授業が眠たいのは——
先生の話が難しいから…だけやなくて!
CO₂のせいでもある!!!
知らんけど。
三日月収穫感謝祭 家政科よりご報告申し上げます
霜月の名残の頃、霧の薄く立ちこめる三日月の朝。
その静けさのなか、家政科の生徒たちは心を込めた焼き菓子をそっと並べ、
お客様をお迎えいたしました。
手づくりの焼き菓子は、どれも私たちの日々の学びの結晶でございます。
とりわけ紫珠の焼き菓子(むらさきだまのやきがし:通称ブルーベリーケーキ)は、本日が最後のご提供となり、
お求めいただいた皆さまには、名残惜しさと共に深い感謝の念を抱いております。
「いつも楽しみにしていました」とお声をかけていただくたび、
胸の奥がふわりと温かくなりました。
また、私たちのお菓子には、農業科学科が丹精こめて育てた
佐用高校自慢の卵「さよたま」を使わせていただいております。
その豊かな味わいとまろやかな風味は、多くのお客様に喜んでいただき、
私たちにとっても励みとなりました。
足を運んでくださった皆さま、そして支えてくださった地域の方々へ、
心より御礼申し上げます。
どうかこれからも、佐用高校家政科を温かく見守っていただければ幸いに存じます。
本日は、誠にありがとうございました。
続ける力が、教室をつくる
2・3年生のみなさん。
去年の今ごろ、覚えていますか?
あの夜、学年の先生方が
遅くまで残って教室を大掃除してくれた日のことを。
机を動かし、窓を磨き、床を拭き、
黒板の端の端まで丁寧に掃除して――
あの日、教室は“新品みたい”になりました。
その姿を見て、掃除の手順も変わり、
みんなも丁寧に掃除をするようになりましたね。
そして今年の春、全校生が心を合わせて
毎日の清掃に取り組むようになり、
校舎は見違えるほどきれいになりました。
でも――今はどうでしょう。
最近、廊下にゴミが落ちていませんか?
教室の机はズレたままではありませんか?
黒板には消し残し、チョーク受けには粉が積もり…
気づけば、少しずつ、あの日の輝きが薄れてきています。
汚れるのは一瞬。
きれいを保つのは毎日の積み重ね。
努力は、続けなければすぐに元に戻ってしまいます。
でも逆にいえば、
“今日の5分”“今のひと拭き”の積み重ねが
また教室をきれいに取り戻してくれるということです。
きれいな教室は、
自分たちが気持ちよく過ごすための場所。
未来の1年生が「ここに来たい」と思える場所。
その環境をつくれるのは――
ほかでもない あなたたち自身 です。
明日から、また一緒に頑張りましょう。
ほんの少しの丁寧さで、教室は確実に変わります。
あの日のきれいを、みんなの手で取り戻そう。
一週間前のおいしかったお話 ~収穫感謝試食会~
令和7年11月10日、水曜日。
ちょっと前のことだけれど、思い出しただけでお腹が鳴る——
そんな“おいしい時間”が、佐用高校でひっそりと行われました。
① 農業科学科1~3年生、総力戦!
畑を耕し、苗を植え、水をやり…
農業科学科の1〜3年生が丹精込めて育てた作物たち。
それらがついに“食卓”という舞台へ。
② 自家産ジャガイモ・タマネギ・お米
今年も立派に育ちました。
ホクホクのジャガイモ、甘みのあるタマネギ、
そして炊き上がりにつやつや光る佐用高校のお米。
“大地の力”って、本当にすごい。
③ 命をいただくということ
さらに、学校で育てた鶏。
丁寧に管理し、責任をもって見届けた命。
その命をいただいて、スープになり、うま味になり、
私たちの体をつくるエネルギーになりました。
④ 今年も主役は…カレーライス!
香りが廊下まで広がって、
誰かが「給食の匂いがする!」と言っていたほど。
⑤ 隠し味は“トマト”と“鶏白湯”
このひと手間が、深みを増す決め手。
さっぱりとした酸味と、じんわり響くコク。
スプーンですくうたびに、
「おいしい!」が心の中で広がります。
⑥ 命に感謝し、いただきます
土からの恵み、育ててくれた人の手間、
そして食材の命。
そのすべてが一皿に集まった“収穫感謝試食会”。
一週間経っても、まだ胸と胃袋がほっこりする、
そんな時間でした。
今日も忘れずに、
「いただきます」
心を込めて。
校内防災食コンテスト、白熱の一日!
「もしもの時に、私たちは何ができるのか?」
その問いに、家政科の生徒たちが“食”で挑んだ 校内防災食コンテスト が開催されました。
① 災害時でも作れるアイデア満載の“防災食”
テーマは“少ない水・少ない道具で作れる、栄養のある食事”。
缶詰アレンジ、火を使わないメニューなど、チームごとに工夫が光ります。
限られた条件の中で生まれる料理ほど、意外とおいしいんです。
② 審査員は佐用高校にかかわるオールスターズ!
地域の方、先生方…
多くの方に審査員として来ていただきました。
みなさん真剣に味わい、丁寧にコメントをくださり、生徒もやりがいMAX!
③ 佐用チャンネルの取材にド緊張!?
テレビカメラが入ると、普段の手の動きがちょっとぎこちなくなるのは人間のサガ…。
それでも、
「はい、笑顔くださーい!」
の声に、しっかり笑顔で応えた生徒たち。
放送が楽しみですね!
④ 結果発表は20日!ドキドキは続く…
全部のメニューが“非常時に支えになる食”ばかり。
さぁ、栄冠はどのチームに輝くのか…!?
結果発表の20日をお楽しみに!
災害は「いつか」じゃなく「いつでも」。
今日の経験が、誰かの命を支える一皿につながりますように。
生徒のみなさん、本当にお疲れさまでした!
主のいないスリッパたち 〜あの足の香りさえ恋しい〜
今日のお昼の昇降口。
1年1組の下駄箱だけが今日は妙に静かでした。
そう、インフルエンザ蔓延のため
本日から5日間の学級閉鎖。
棚を見れば、主のいなくなったスリッパたちが
ぽつん…と並んでいる。
普段は
「ちょっと!また左右逆に入れてる!」とか
「その履き方で廊下走るから音すごいねん!」とか
ツッコミどころ満載のスリッパたち。
それが今日ばかりは
どこか寂しそうで、しょんぼり見える。
──あの、
~なんとも言えない“思春期の足のかほり”~でさえ、
ないとそれはそれで寂しいもんです。
(いや、普段は全力で消臭したいんですけどね!?)
いつものにぎやかな足音が、
また早く戻ってきますように。
季節の変わり目、皆さんも気をつけて。
手洗い・うがい・換気・マスク。
そして何より、
元気で学校に来てくれることが一番です。
また、スリッパたちが“あの香り”に包まれる日を(?)
心待ちにしています。
灯油燃焼型火鉢
吾輩はストーブである。名前はまだ無い。
どこで生まれたか、とんと見当がつかぬが、気がつけばこの教室の片隅に置かれていた。
毎年、冬が顔をのぞかせるころになると、誰かが吾輩のスイッチを押しにやって来る。
それが、吾輩の「今年も出番だぞ」という合図である。
ぽうっと灯がともり、芯が赤く染まっていくと、不思議と周りがそわそわし始める。
寒さで縮こまっていた学生たちの肩がほぐれ、
「ストーブ神!」などとつぶやく声が吾輩の金網を揺らす。
吾輩は、ただ温めるだけの存在である。
だが、温かさとは不思議なもので、人の心までほどいてしまうらしい。
試験前のピリピリした空気も、吾輩が灯れば少しばかり丸くなる。
学生たちの手は、吾輩の前で自然と伸び、凍えた指先に命が戻る。
ときどき、「あつっ!」と叫ばれるのは少し心外であるが、
それもまた、吾輩の役目を果たしている証と心得ている。
しかし、吾輩にも悩みはある。
「換気してくださーい!」という声が上がるたび、
窓が開けられ、せっかく満たした温もりが逃げてしまうのだ。
まことに遺憾である。
だが、これも安全のためならば仕方がない、と吾輩は寛大である。
春が来れば、吾輩はまた静かに片付けられる。
倉庫の奥で一年のほとんどを眠る身だが、
それでも人々の冬のひとときを支えられるのなら、本望である。
吾輩の願いはただひとつ。
この冬も、
そなたらが元気に過ごせるよう、黙って、ひとしく、温め続けたいのだ。
——吾輩はストーブである。今日もまた、誇り高く燃えている。
来週からストーブ使用開始です(^O^)/
この惑星の若者は、なぜポイ捨てをするのか。
――私は、宇宙人ジョーンズ。
この惑星で「高校」という場所を観察している。
ある日、2棟の階段の前に、一つのゴミが落ちていた。
丸められた包装紙。おそらくポテトか、スナックの袋。
それを見たとき、私は思った。
なぜこの星の若者は、地球をゴミ箱にしたがるのか――と。
人間たちは「環境を守ろう」と口では言う。
だが手にしたゴミを、ほんの数メートル先のゴミ箱まで運ぶことを面倒くさがる。
罪悪感の欠如、周囲が掃除してくれるという甘え、
「自分くらい大丈夫」という同調の魔法。
だが、地球の法律は甘くない。
廃棄物処理法違反――
軽いポイ捨てでも、最悪“5年以下の懲役または1000万円以下の罰金”だという。
彼らはそれを知らない。
あるいは知っていても、「まさか自分が」と思っている。
しかし私は知っている。
一つのゴミは、心の乱れのはじまりだ。
一人が捨てれば、次の一人も捨てる。
そして学校は、知らぬ間に「誰かが掃除する場所」に変わっていく。
だから私は言いたい。
――君たちの学校を、ゴミ箱にするな!
拾う人がいるということは、
まだこの星には希望があるということだ。
私は宇宙人ジョーンズ。
この惑星で、今日も一つゴミを拾った。
知らんけど。
さよたまプリン、感謝のしるし。
家政科の2年生17名が、心をこめて作りました。
その名も——「さよたまカスタードプディング♡」。
農業科学科のみなさんが丁寧に育ててくれた“さよたま”と野菜。
そのおかげで、シフォンケーキや給食のお弁当が生まれ、たくさんの笑顔が広がっています。
今回は、その“ありがとう”の気持ちを込めて、農業科学科のみなさんへ87個のプリンをお届けしました。
なめらかでやさしい甘さの中に、家政科生全員の「感謝」がとろけています。
今日は収穫感謝試食会。
野菜も笑顔もたっぷりの1日。
その様子は——また次回の講釈で。
黄金色に染まる秋──佐用町の大イチョウ、そろそろ見ごろ
佐用町のシンボル、大イチョウが今年も鮮やかに色づき始めました。
樹齢はおよそ1000年、高さは28メートル。悠々と空に枝を伸ばす姿は、まるで時の流れそのものを映しているようです。
陽の光を浴びて輝く葉は黄金色にきらめき、足もとには黄色のじゅうたんが広がります。
一枚一枚が静かに落ちていくその瞬間、まるで自然がつくり出す芸術のよう。
学校帰り、電車を一本遅らせて、ふと立ち寄ってみてはいかがでしょう。
ざわめく日常の中で、ほんの少しだけ足を止めて見上げれば、
1,000年の時を生きる木が、きっと何かを語りかけてくれるはずです。
オープンスクール、いよいよ始まる!
11月10日(月)~14日(金) 午後開催
いよいよ今年も「オープンスクール週間」が始まります!
11月10日(月)から14日(金)までの5日間、午後の授業がすべて公開されます。
でも、ただの自由参観日ではありません。
なんと――君たちの出身中学校の先生方が見に来るかも!?
久しぶりの先生との再会に、ちょっと緊張する人もいるかもしれませんね。
でも大丈夫。成長した今の自分を見てもらう絶好のチャンスです!
一生懸命授業に向かう姿、友だちと協力して活動する姿を、しっかり見せてあげましょう。
この一週間、佐用高校生がどんなに成長しているかを伝えるステージです。
みんなの「今」を、堂々と、そしてちょっぴり誇らしく見せつけよう!
高校生レストラン@味わいの里三日月~心も体も“元気100倍に~
11月5日(水)、家政科の生徒たちによる「高校生レストラン」を味わいの里三日月で開催しました。
今回のテーマは“フレイル予防”。健康の維持・増進を目指して、栄養バランス満点の「元気100倍和定食」を40食限定で提供しました。
メニューは、秋の味覚がぎゅっと詰まった
★さつまいもご飯
★鮭のきのこソースがけ
★秋野菜のソテー
★彩り酢の物
★きなこレモンプリン
★もち大豆豚汁
どれも心と体に優しい一品です。
当日は開店前からお客様が並び、あっという間に40食が完売!
生徒たちは緊張しながらも笑顔で接客し、食後には「美味しかった」「元気が出たよ」との嬉しい言葉をたくさんいただきました。
また、オリジナルの「食改善BOOK」も配布し、佐用町の高齢者の皆さんに健康づくりのヒントをお届けしました。
“食”を通じて地域とつながる、温かい一日になりました。
ご来店いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
次回も、心を込めておもてなしいたします。
ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!
『さよたま』全国第3位!
『さよたま』全国第3位!
『さよたま』全国第3位!
『さよたま』全国第3位!
『さよたま』全国第3位!
『さよたま』全国第3位!
『さよたま』全国第3位!
『さよたま』全国第3位!
てへっ(^^ゞ
卵フェス in 池袋 2025
主催:一般社団法人日本たまごかけごはん研究所
みかしほ調理講習会~古米が変身!?フランスとイタリアの共演~
11月4日(火)、家政科3年生が「古米をおいしく調理する」をテーマにした調理講習会を行いました。
講師にお迎えしたのは、みかしほ学園から田中先生と北先生。プロのシェフの技を間近で学べる貴重な機会です。
今回のメニューは、
★☆★ 鶏肉のディアブル風(スパイシーなフランス料理)
★☆★ アランチーニ(ライスコロッケ)
という、まさに“古米革命”の2品!
最初は少し緊張気味だった生徒たちも、先生方の軽快なトークと手さばきに引き込まれ、次第に真剣な表情に。
フライパンから立ち上る香ばしい香りに包まれながら、
「おいしく食べてもらうための工夫」や「食材を無駄にしない調理法」などをしっかり学びました。
できあがった料理は、まるでレストランの一皿のよう。
一口食べた瞬間、教室に広がる笑顔と小さな歓声。
古米とは思えないほどふっくらと仕上がったライスコロッケに、生徒たちも感動していました。
「料理って、工夫次第でこんなにも変わるんだね」
そんな声が聞こえた、温かな午後でした。
旅
秋の風に乗って、アサギマダラが本校のフジバカマにやってきました
この蝶は、1,000km、時には2,000kmもの距離を旅する“渡りの蝶”
小さな羽で、信じられないほど遠くまで飛んでいきます
その姿を見ていると、ふと考えます
どうして彼らはそんなに遠くまで行けるのだろう
行き先を知らないのに、なぜ飛び続けられるのだろ
きっと、彼らには「信じる力」があるのだと思います
まだ見ぬ景色を信じ、自分の羽を信じ、そして風を信じている
その信じる力こそが、旅を続ける原動力
高校生活も、まるで旅のようです
うまくいかない日も、道に迷う時もある
でも、それでも進めばきっとどこかで風が味方してくれる
アサギマダラが長い旅の途中でこの学校に立ち寄るように、
あなたの今も、きっと何かの途中
どうかその羽をたたまず、もう少しだけ飛び続けてください
いつかきっと、自分だけの“目的地”にたどり着けるはずです
ソラヘ
先週の金曜日は農業科学科1年生の生徒にとっては忘れられない一日となりました。
雛のころから育ててきたパートナーとのお別れです。
そこには確かに生命がありました。
そこには確かに愛がありました。
授業とか学校とか関係なく、
手に伝わるぬくもりが、耳に伝わる息吹がそこにありました。
その日が来てほしくない、そう思った人もたくさんいるでしょう。
できればお別れなんてしたくない、そう思った人もたくさんいるでしょう。
ソラに昇って行ったあの子たちは、私たちにとても大切なことを教えてくれました。
それこそ命がけで、忘れてはいけない何かを教えてくれました。
一羽一羽のお墓を立ててあげることはできません。
でも、あの子たちの魂はここに眠っています。
そして、農業科学科の生徒一人ひとりの心の中に、記憶の中に、
これからもずっと生き続けているのでしょう。
昭和の遺産
寒くなってきました
佐用町の今朝の最低気温は3度だったとか
教室にあるこれ、何か知っていますか
これは昔のストーブの排気ダクト、そう、煙突をつなぐ部分です
この柱の中がタクトとなっていて、ストーブの煙を屋上へ逃がしていた
そのダクトの出口が屋上にあるこれです
そして、その昔のストーブがこれ
今では使われなくなりましたが、特別教室にはまだ捨てられずに置いてあります
この煙突が壁のダクトにつながっていました
まさに昭和遺産ですね
現在のストーブは排気の必要がないので煙突はありません
でも、換気は必要ですよ
生徒会とこっこくらぶがタッグを組んで、卵販売の場で特殊詐欺防止を呼びかけたコケッ!
たつの警察、佐用警察センター、佐用防犯協会の依頼を受けて、
なんと特別パッケージを作っちゃったコケ〜!
デザインから、消しゴムハンコの彫り、スタンプ押しまで、ぜ〜んぶこっこくらぶの手作りコケッ!
「この卵が詐欺を一件でも減らせたら、それだけでうれしいコケ」
そんな思いを胸に、生徒たちはお客様一人ひとりに元気に声をかけたコケ
特殊詐欺は、年々手口が巧妙になってるコケ…。
「自分は大丈夫」なんて思ってるあなた、ちょっと危険コケッ!
家族やおじいちゃん、おばあちゃんにも、ぜひ声をかけてほしいコケ!
みんなで守ろう、安心のまち佐用!
こっこくらぶは、これからも“おいしさ”と“やさしさ”で地域を守るコケッ
ブロイラーの屠畜
10月24日に57日間飼育してきたブロイラーの屠畜を行った。
57日間毎週の観察やみんなでバトンをつないで飼育を行ってきた。
約2か月の中、愛情や責任も湧き、屠畜するのが辛くないわけない。
でもどんな生き物も命をいただいて生きていける。
普段食べている野菜も肉もすべて命
屠畜する鶏に最後にできる事、それはできるだけ素早く放血を完了させること、できるだけ無駄
なく肉を取ること、そして最後においしく残さず食べる事。
生徒は全員命と向き合い最後まで屠畜を行いました。
命の重さを知ったから、どんな生き物も大切にできる。
これからあと2年半農業という命の最前線で学んでいく生徒たちにとってかけがえのない経験と
なしました。
屠畜を終えた生徒たちの姿は少したくましくなっていました。
ブロイラーの観察日記 ~最終章~
56日間の飼育を終え、ついに最終章を迎えました。
中間考査をはさんで2週間ぶりに再会したブロイラーたちの姿に、生徒たちは思わず「でかっ!」。成長の早さに驚き200%です。
手慣れた手つきで、最後の体重測定と記録を取る姿には、もうすっかり“飼育者”の風格。
両手におさまっていたヒナが、今では両腕でやっと抱えられるほどに育ちました。
いよいよ次は解体実習。
ここまで育ってくれた命に感謝しながら、最後まで真剣に向き合う準備を整えています。
「ありがとう」の気持ちを胸に——
生徒たちの学びは、今日も確かに、命の重さを感じながら進んでいます。
未来予習ツアー!~岡山大学で一歩先のジブン発見~
10月23日(木)、普通科文理類型2年生22名が『地域と高校の協働による輝く人づくり支援事業』の一環として、岡山大学津島キャンパスを訪問しました。
午前中は、大学の概要や入試制度について丁寧な説明を受け、「大学ってこういう場所なんだ」という新しい発見がたくさんありました。広いキャンパス、最先端の研究設備、そして活気ある学生の姿に、生徒たちは未来の自分を重ねている様子でした。
昼食は大学生気分で学食へ! リーズナブルでボリューム満点のランチを楽しみながら、大学生活への憧れがさらに高まったようです。
午後は、理系グループが工学部で、文系グループが経済学部で模擬講義を受講。大学ならではの専門的な内容に「もっと勉強してみたい!」という声が聞かれました。
一日を通して、生徒たちは「学ぶ」ことの楽しさや、「自分の進路」をより具体的に考えるきっかけを得ました。
今回の体験が、彼らの未来への第一歩となることを期待しています。
「卵フェス2025 in 池袋」大盛況のうちに終了したコケッ!
3日間の熱い「卵フェス」が、ついに幕を閉じたコケ〜〜ッ!
10月17日から19日まで、全国の卵好きが池袋に集結!
佐用高校のこっこくらぶは、自慢のブランド卵「さよたま」を約4500個持って参戦したコケッ!
なんと、「さよたま」は高級たまごくじやお土産コーナーにも採用していただいたコケ〜!
生徒たちは朝から晩まで、会場のあっちへこっちへ走り回って「さよたま」の魅力を全力発信!
「おいしい!」「こんな卵初めて!」という声がいっぱいで、みんなの顔もニッコニコだったコケ!
しかも…養鶏場、飼料会社、卵商社の方など、プロフェッショナルな皆さんや、
芸能関係の方々にもお会いできて、貴重すぎる経験になったコケッ!
結果発表は11月5日!ドキドキワクワク、羽をバタつかせて待ってるコケ〜!
最後に、このイベントの開催に向けて尽力してくださった皆さま、
「さよたま」の提供を一時停止することにご理解くださった消費者の皆さま、
そして3日間全力で頑張ってくれた生徒たちに、心からのありがとうを伝えたいコケッ!
この経験が、生徒にとっても佐用高校にとっても、新しい一歩になると信じてるコケ!
これからも「さよたま」パワーで、元気と笑顔を届けるコケ〜〜ッ!!!
掃除機のコード、どうやってしまうの?
少し前のお話です、音楽室を掃除してくれていた生徒が、こんな質問をしてきました。
「先生、この掃除機のコード、どうやってしまうんですか?」
最初は冗談かと思いましたが、真剣な表情。
よく聞いてみると、その生徒の家では充電式のスティック型掃除機しか使ったことがなく、コードを巻き取るタイプを見たことがなかったそうです。
そう言われてみれば、確かに最近は家の中の道具もどんどん変わってきています。
たとえば…
- 灯油ストーブの給油ポンプの使い方を知らない(家にストーブがない)
- 公衆電話の使い方がわからない(テレホンカードの存在も知らない)
- ビデオテープやカセットテープを巻き戻したことがない(巻き戻すって何?)
- 米を研ぐときに「最初の水はすぐ捨てる」理由を知らない
- マッチを擦ったことがない
- フィルムカメラを使ったことがない(現像って何?)
などなど。
私たちにとっては「当たり前にやってきたこと」でも、今の高校生にとってはまったく未知の世界、ということが実はたくさんあるのです。
生活の道具は時代とともに変わっていきます。
だからこそ、学校でちょっとした場面に出会う「初めての経験」が、逆に貴重な学びになっているのかもしれませんね。
掃除機のコードひとつにも、「時代の流れ」が隠れている。
そんな気づきをきっかけに、学校では学問だけでなく生活体験も大切にしていきたいと改めて感じました。
あなたは米を研ぐときに「最初の水はすぐ捨てる」理由を知っていますか?
アサギマダラ発見!! ― 旅する蝶と、旅する高校生たち ―
山の上の天文台のふもとで、秋風にそよぐフジバカマの群れ。
その中を、ゆるやかに、しかし確かに飛ぶ蝶の姿がありました。
名は――アサギマダラ。
はるか南から、時には2000kmも旅をしてくる渡りの蝶です。
驚くことに、数えるときは「一頭、二頭」と“頭”を使う。
なんだか、少し勇ましくて、どこか詩的です。
このフジバカマの花畑は、農業科学科の生徒たちが
課題研究の一環として植え付け、除草し、手をかけてきたもの。
その努力が実を結び、今年も15頭のアサギマダラが舞い降りました。
天文台では10月18日から営業が再開されるとのこと。
フジバカマの見頃は来週いっぱい――。
蝶も、人も、それぞれの旅の途中にいます。
今日も空の下で、静かに羽ばたく姿を見上げながら思うのです。
「旅って、終わりじゃなくて“続き”なんだな」って。
「卵フェス2025 in 池袋」ついに開始!コケッ!
みんな〜〜!待ちに待った「卵フェス2025 in 池袋」が、いよいよ始まったコケ〜〜ッ!!
兵庫県立佐用高校・農業科学科のこっこくらぶからは、5人の元気なひよっこ(?)生徒たちが参加してるコケ!
手作りのニワトリ帽子をかぶって、ステージ前でも売り場でも、全力で宣伝活動中コケ〜〜ッ!
1部(10:10〜11:30)では、なんと…
あっという間に完売!!\(◎o◎)/!
たくさんの方が食べに来てくれて、「とっても美味しかったよ!」と笑顔で声をかけてくれたコケ。
みんなのあたたかい言葉が、何よりもうれしかったコケッ!
卵フェスは、10月17日(金)〜19日(日)まで開催してるコケ!
池袋サンシャインシティで、卵づくしの夢の3日間!
タマゴ好きのみんな〜〜!空腹を持って、ぜひ遊びに来てほしいコケッ!東京ですけど‥‥(^^ゞ
今日も明日も、こっこくらぶは全力営業中!
愛と卵で、池袋をハッピーにするコケ〜〜ッ!!
考査最終日。お疲れさまでした。
ミライ会議 ―まちを想う力、動き出す―
先週末の金曜日に1年生普通科を対象に「ミライ会議」が開かれました。
佐用町企画防災課まちづくり企画室の職員の方々を講師に迎え、町が抱える課題や、そこに生きる人々の現状について学びました。
高齢者の「買い物が大変」、若者の「遊ぶ場所がない」、お店の人の「お客さんが減った」——。
どの言葉の裏にも、町の“声”があります。
その声をどう受け止め、自分たちの言葉でどう返していくか。
生徒たちは班ごとに分かれ、熱心に意見を交わしました。
「データも大事。でも、実際に話を聞くことで見えてくるものがある。」
机の上では見えなかった“リアル”を感じる時間、
佐用町の未来を考えることは、実は自分たちの未来を考えることでもあります。
小さな気づきが、やがて大きな一歩になる。
生徒たちの中に芽生えた“まちを想う心”が、これからの探究活動の原動力となっていきます。
中間考査三日目。
ブロイラーの観察日記 第6章 ~観察も最終段階~
10月10日(金)でブロイラーたちは41日齢。
黄色かった羽毛はすっかり白く生え揃い、
教室の中には、立派に成長した姿が並びました。
オスは胸を張り、メスは穏やかに。
それぞれの個性がはっきりと見えてきて、
日々の成長を見守ってきた生徒たちの表情にも、
どこか誇らしさと少しの切なさが混じっています。
今では両手で抱えきれないほどに大きくなり、
中には4㎏を超えるものも。
抱き上げる腕にもずっしりと重みが伝わり、
命の力強さを肌で感じます。
鶏を下ろすときには、
脚に負担がかからないように
「ゆっくり」「やさしく」。
その姿はまるで小さな命を包み込むよう。
今週は中間考査で実習はお休み。
でも、テストが終わったら帰る前に、
“ちょっとだけ会いに来てね”
そんな声がどこからか聞こえてきそうです。
もうすぐ、解体実習という大きな節目が待っています。
最後の瞬間まで、思いやりと感謝の気持ちを忘れずに。
育てるということ、命と向き合うということを、
この経験から一人ひとりが感じ取っています。
白い羽を揺らしながら、ブロイラーたちは今日も元気です。
中間考査二日目。
においと香りと金木犀
中庭を歩いていたら ふっと甘い香りがした
金木犀(きんもくせい)だ
毎年この時期になると 僕はこの香りに足を止めてしまう
金木犀のにおいって 不思議だと思う
「におい」と言うと なんだか日常的で
「香り」と言えば ちょっと大人びた感じがする
どっちの言葉を使うかで
同じ空気の粒がまるで違う表情を見せる
テスト前で焦っているときも
人間関係でちょっとモヤモヤしているときも
この金木犀の香りをかぐと
一瞬だけ時間が止まったような気がする
心の奥がすっと静かになる
僕はこの香りが本当に好きだ
芳香剤でも似たような香りはあるけれど
やっぱり本物はちがう
風に乗って届くその香りには
「季節」と「いま」と「僕」が確かに重なっている
金木犀の花が咲くたびに思う
ああ 今年もちゃんとここにいるんだなって
中間考査一日目。
集中力アップの極意!〜さんま流・勉強は笑ってナンボや〜!
ど〜もど〜も みんな!塔陵健児やでぇ〜!(知らんけど)
中間考査前やのに「集中できへん〜!」「気が散る〜!」って言うてるそこの君!
わかる!わかる! 人間やもん そりゃそうや
けどな 世の中には“集中できる方法”っちゅうもんがあるんや
今日は塔陵健児が 笑いながらでもできる“勉強集中テク”を伝授するでぇ〜!★
【まずは前準備!】
なんでも段取りが命や!
「何から手ぇつけたらええかわからん〜!」って人は
ToDoリスト作るだけでスッキリすんねん!
頭の中のモヤモヤが紙の上に出てくる
あとは順番に消していくだけや!気分ええでぇ〜!
【初級者編:ポモドーロテクニック】
名前だけ聞くとイタリアのパスタソースみたいやけどな(笑)
25分勉強して 5分休憩
これを4回やって 15〜30分の長めの休憩をとる
もうな 脳が「お! リズムあるやん!」ってノリノリになってくるんや
「25分とか短っ!」って思うやろ?
でもな やってみたら意外と続くねん
しかも“5分の休憩”でスマホ触ったらあかんで!
気づいたら1時間経ってるからな!(これほんま)
【中級者編:52/17ルール】
もうちょいレベル上げたい人はこれや!
52分集中して 17分休憩
この52分が 脳の“黄金の集中ゾーン”なんやて!
17分の休憩もただのサボりちゃうで
ちょっと外歩くとか ストレッチするとか
脳も体も“おつかれさま”ってリセットできるんや
でな 初級者編も中級者編も大事なんは「何分やったか」やなくて
「その○分で何をやりきったか」っちゅうことや!
時間じゃなくて“中身”やで 中身!
【上級者編:究極の集中テク=寝る!】
ここまで来たら もう“修羅”の領域や!
東大合格者の多くは 寝てる!
夜なべして勉強してるんちゃうで ちゃんと寝てる!
6〜8時間ぐっすり寝ることで
脳が情報を整理して“記憶のフォルダ”にしまってくれるんや!
「寝る子は育つ」ってホンマやで
でもな いきなり上級者から始めて寝てるだけやったら
そりゃただの“昼寝の達人”や!(笑)
【まとめるで!】
1. やること決める
2. ポモドーロで25分集中
3. 慣れたら52/17ルール
4. 最後はしっかり寝る!
これや!これが塔陵健児流“集中必勝法”や!
ほな、がんばりや〜!
…知らんけど
中間考査まであと4日。
やる気スイッチは“ボブスレー方式”やでぇ〜
みんな〜〜!中間考査、近づいてきてるでぇ〜!
「勉強せなアカンのはわかってるけど、なんか気分が乗らへん〜!」
そんなあなたの気持ち、わかるわ〜 人間やもん
でもね、ここがポイントやで
やる気ってな、「出てから動く」んやなくて「動いたら出てくる」んやでぇ〜
たとえばボブスレーっていうウィンタースポーツ、知ってる?
あれな、最初に選手みんなでソリを押して助走をつけて
スッと飛び乗って一気にコースを駆け下りるんや
あの最初の数秒で、勝負の半分が決まるって言われてるんよ〜
せやから、勉強もまったく一緒
まずは「5分だけやってみよか!」って、自分に言ってみる
ノートを開く
シャーペンを持つ
その5分が、あなたの“助走”になるんよ〜
心理学でもちゃんと証明されてるんやで
「作業興奮」っていうて
人は“動き出す”ことで脳が目を覚まして、だんだんやる気が湧いてくる
せやから、最初はイヤでも、まず“始めてみる”ことがいちばん大事!
ほんで、あれこれ考えすぎずにこう言うんや
「とりあえず5分だけ、アンミカも言うてたし!」って(笑)
人生も勉強も、動いたもん勝ちやでぇ〜
最初の一歩が、あなたの未来を加速させる
さぁ、今すぐ机に向かって、5分だけ!
その“助走”が、あなたのボブスレーを走らせる力になるはずやでぇ〜!
――知らんけど
中間考査まであと5日。
悪魔のスマホ封印術 ~中間考査前、貴様の魂を救うために~
ガハハハハ!
貴様、今まさに勉強をしておるな?
だが机の上に――スマホ、置いておるだろう?
そう、その薄い板こそ、我々悪魔の最高傑作
一度通知が鳴れば、貴様の集中力など跡形もなく吹き飛ぶ
「ちょっとLINEだけ…」「通知を消すだけ…」
その一瞬の油断が、試験の一点を奪い取るのだッ!!
我ら悪魔はこうして、貴様らの時間とやる気を少しずつ吸い取り
気づけば深夜、ノートの上で白目をむいている ガハハハハ!!
だが、まだ間に合う
今日は特別にこの悪魔が“スマホ封印の儀式”を授けよう
◆スマホ封印の儀
1.スマホの電源を切るか、サイレントモードにせよ
2.封筒に「封印時間」と「開封時間」を記し、自らを戒める誓文とする
3.封筒にスマホを入れ、糊かテープで厳重に封印せよ
4.開封時間までは決して触れるな。欲望に勝てぬなら、リビングに置くのだ
「開けたい…」と思った瞬間こそ、貴様の中の人間と悪魔が戦っておる証拠
封筒の糊が乾く頃、貴様の集中力は倍増しておるはずだ
たかがスマホで欠点を取るとは、実にくだらぬこと
貴様の頭脳は、通知一つに乱されるほど安くはないだろう?
我ら悪魔も、努力する者は嫌いではない
さあ今すぐスマホを封じよ
己の意志を封印し、己の未来を解放せよ
――試験後、結果が返ってきたとき、
「悪魔のささやきに勝った者」にだけ、勝利の笑みが宿るのだ
ガハハハハハハ!!!
知らんけど
中間考査まであと6日。
入室禁止とSNSの境界線~「のぞかない勇気」「見守る優しさ」~
中間考査を前に、職員室のドアに貼られた「入室禁止」
この光景を見て、ふと思い出すのが『鶴の恩返し』の物語
「決してのぞいてはいけません」と言われたのに、約束を破ってしまう――
あのお話は、昔の出来事のようでいて、
実は今のSNS社会にも通じるところがあるのではないでしょうか
誰かの投稿をのぞいて、
「なんでいいねが少ないんだろう」「あの人、誰といたんだろう」
そんなふうに心がざわつくとき
それは“見なくてもいいところをのぞいてしまった”瞬間かもしれません
『鶴の恩返し』の教訓は
「良い行いは巡り巡って自分に返ってくる」ということ
そして「約束を守ることが信頼を生む」ということ
SNSの世界でも同じです
誰かを思いやる言葉をかければ、それは必ず自分に返ってくる
一方で、信頼を裏切る行動をすれば、
画面越しでも確かに「距離」は生まれます
本当の優しさは、“のぞくこと”ではなく“待つこと”
相手を信じて、静かに見守る勇気です
だから、時々は思い出してほしい
――人にも、SNSにも、“そっとしておく優しさ”があるということを
中間考査一週間前です。
第15回 高校生花とみどりのガーデン作庭実習 in 淡路花さじき
10月3日(金)、農業科学科草花班の生徒たちが、兵庫県立公園「淡路花さじき」で行われた「高校生花とみどりのガーデン作庭実習」に参加しました。
今回のテーマは「私の休日」。
生徒たちは、日常の中にある小さな癒しや穏やかな時間を、花と緑で表現しました。
テーブルと椅子を中心に、心がほっとする小さなガーデン。
お気に入りの本を開いたり、コーヒーを片手に風を感じたり…。
そんな“自分だけの時間”を思い浮かべながら、細部まで丁寧に仕上げました。
特にこだわったのは「ハンギングバスケット」。
高さと奥行きを生かして、空間全体に立体感と温かみを演出しました。
花の色合わせや配置にも試行錯誤を重ね、チーム全員で意見を出し合いながら完成させました。
展示期間は10月4日(土)~11月9日(日)。
淡路の青い海と空を背景に、佐用高校のガーデンが静かに、そして優しく秋の風に揺れています。
花と緑が語る「休日」。
そこには、佐用高校生のまっすぐな感性と、未来へ続くやさしさが咲いています。
ブロイラーの観察日記 第5章 ~ずっしりと成長中~
ブロイラーたちは今日で 34日齢。
黄色かった羽毛はほとんど白い羽に生え変わり、見た目もすっかり“にわとりらしく”なってきました。
抱き上げてみると、手のひらにずっしりとした重さが伝わってきます。
その重みは、命が確かに育っている証。
体が大きくなった分、動くよりも「ストン」と腰を下ろす姿が増えてきました。
その仕草は、どこか愛らしくて思わず笑みがこぼれます。
観察を続ける中で、生徒たちの口から出るのは「かわいいね」という言葉だけではありません。
「美味しくなれよ」という声も飛び交います。
その言葉の裏には、育てているブロイラーが、私たちにとって 尊く、愛おしい“食材” であるという実感が込められています。
愛情を注いで育てながら、やがていただく命。
この経験を通じて、生徒たちは「生命をいただくこと」の本当の意味を学んでいます。
次の観察日記では、どんな姿を見せてくれるでしょうか。
その一歩一歩を、生徒たちは真剣に、そして笑顔で見守っています。
鉄道と商店街からのエール
「ガタンゴトン…」
単行列車が佐用を走る
毎朝、眠そうな顔で乗ってくる高校生たちを見守りながら、私は線路を進みます
過疎化が進んでも、君たちがいるから私は走り続けられる
君たちを学校へと運ぶことが、私の誇りです
駅から学校へ向かう道にある商店街
自販機はいつも君たちを見ています
暑い日に買ってくれるスポーツドリンク、寒い日に手を温める缶コーヒー
買わなくても、君たちが前を通るだけでちょっと誇らしい気持ちになる
雨の日には、傘が声をかけます
「学生さん、どうぞ 無料で貸し出しますからね」
急な夕立に困った顔をしている君を、そっと支えてあげたい
返してくれるだけで十分です
応援しているから
鉄道があり、自販機があり、傘がある
そのひとつひとつが、佐用高校生を支える小さな力です
頑張れ、佐用高校生
君たちは、町の中のたくさんの“やさしさ”に見守られながら歩いているのです
家庭科実習教員 着任式
9月30日をもって、この春より佐用高校の家庭科の実習教員としてご尽力くださった 永瀬先生 がご退職されました。
家庭科の授業や実習を支えていただき、また生徒一人ひとりに丁寧に関わってくださったことに、心から感謝いたします。
そして本日より、新しく 関山先生 が家庭科の実習教員として着任されました。
本日行われた着任式では、先生のあたたかなお人柄が伝わるご挨拶をいただき、生徒たちも安心した表情で耳を傾けていました。
あわせて、女子バレーボール部の顧問についても新しい体制となります。
先生方のバトンは確かに引き継がれ、生徒たちの学びと活動をこれからも力強く支えていただけます。
永瀬先生、これまで本当にありがとうございました。
そして関山先生、これからどうぞよろしくお願いいたします。
ブロイラーの観察日記 第4章 ~黒いひなと、少し落ち着いてきた成長
先週と比べると、ブロイラーたちの体重はなんと約1.5倍に。
「えっ、もうそんなに?」と驚きながら体重計にのせると、生徒の顔にも自然と笑みがこぼれます。
ただ、成長のスピードも少しずつ落ち着いてきていて、じっくりと体の形が整っていくような印象です。
そして今日は特別な日。
並行して続けてきた孵卵(ふらん)実験で、ついに11羽のひなが無事に誕生しました!
今回かえったのは京地鶏。小さな体に黒い羽をまとった、ちょっと特別なひなです。
生徒たちは手のひらにのせながら、「かわいい!」と声をそろえ、命の誕生をしっかりと感じていました。
日々の観察で「大きくなったね」と声をかけたり、温かさを手に感じたり。
そんな時間の積み重ねの中で、鶏も生徒も一緒に成長しているように思います。
次はどんな変化が見られるでしょうか。
ブロイラーたちとの毎日は、驚きと発見の連続です。
製菓講習会レポート ✨ 家政科3年
先週の木曜日の5・6限、家政科3年で「製菓講習会」がありました!
来てくださったのは、みかしほ学園 日本調理製菓専門学校の 浅見先生 と 白倉先生。
今回のテーマは…なんと!!
パティシエの王道スイーツ「シュークリーム」(∗˃̶ ᵕ ˂̶∗)」
でもね、シュー生地って本当に難しいんです。
ちょっとしたことで膨らまなくなっちゃったり…(・ω・;)
「失敗しやすいお菓子」の代表格。だからこそ、先生方から直にコツを教えていただけるなんて、めちゃくちゃ貴重な時間でした✨
オーブンの中でぷくーっとシュー生地がふくらんでいく瞬間、
「やったーーー!!」って心の中で叫んじゃった (屮`º∀º´)屮イェア!
クリームを絞るのも楽しくて、完成したシュークリームはお店に並べたいくらいの可愛さとおいしさΣ(๑ °꒳° ๑)ビクッᵎᵎ. ビクッ
夢に向かってまた一歩前進!
この経験を大切にして、もっともっと腕を磨いていきたいと思います!