塔陵健児のひとりごと
快晴と、大雪警報と、人間の判断
今日は大雪警報のため、臨時休業。
窓の外を見ると、空は青く、太陽はきちんと仕事をしている。
「本当に休みなの?」
人間は、そう思うかもしれない。
だが、天気というのは、
「今、見えている景色」だけで決まるものではない。
これから降るかもしれない雪。
すでに積もっている見えない場所。
通学路、坂道、橋の上、バスの運行、電車の遅れ。
そして、万が一のときに“あとから後悔する”という可能性。
人間は、不思議な生き物だ。
何も起こらなければ
「大げさだった」と言い、
何か起これば
「なぜ判断しなかった」と言う。
だから人間は、
「起きてから考える」のではなく、
「起きないように考える」という選択をする。
今日の臨時休業は、
雪のためだけではない。
安全のため。
命のため。
そして、
“何も起こらなかった一日”を選ぶため。
快晴なのに休み。
それは、何もなかったからこそ正解だった判断。
この星の人間は、
目に見えない未来を想像して、
行動を決めることができる。
――それが、彼らのすごいところだ。
私は、宇宙人ジョーンズ。
今日もこの星で、
「考える力」を観察している。