塔陵健児のひとりごと

覚悟はスーツに出る。責任は年金に宿る。

今日は、3年生にとって社会への第一歩となるイベントが、
なんと二つ同時に開催された。

ひとつは――スーツの着こなし講座。
もうひとつは――年金セミナー。

どちらも、教科書には載っていないが、
これから生きていく上で避けて通れない話だ。

まずはスーツの話だ。
人は、出会ってわずか6秒で相手を判断する。
しかも、その判断材料の55%は「見た目」。
言葉や声が38%、話の中身はたった7%だ。

「中身で勝負したい」
その気持ちはわかる。
だがな金太郎…じゃなかった、君たち。
中身を見てもらうためには、まず外側で門を開けなきゃならない。

卒業すれば制服はなくなる。
誰も「これを着なさい」とは言ってくれない。
だからこそ、自分で選び、自分で責任を持つ。
それが社会だ。

そしてもう一つ――年金セミナー。
「まだ先の話」と思ったやつ、正直に手を挙げろ。
……まあ、そうだろう。

だがな、年金は国が勝手に集めてる金じゃない。
憲法に基づいて、
世代と世代が支え合うための約束なんだ。

今の自分が払うことで、
誰かの今日が守られ、
いつかの自分の未来も守られる。

楽な道はない。
うまい話もない。
でも、正面から向き合えば、
社会はちゃんと応えてくれる。

今日の二つの話は、
「社会に出る覚悟」を問われた時間だった。

スーツを着ることも、
年金を納めることも、
全部――大人になるってことだ。

逃げずに行こう。
胸張って行こう。
君たちなら、大丈夫だ。