R7年度 第9回姫路城学の実施
12月10日(水)の午後、第9回姫路城学を実施しました。今回は、歴史研究家の黒田美江子先生を講師としてお招きし、本校百周年記念館大ホールにて「姫路城と千姫」についてご講演いただきました。
なぜ、姫路城は姫山に築かれたのか、「播磨国風土記」の言い伝えから戦国時代から江戸時代を生きた人々の想いにふれ、黒田先生ならではの視点でお話くださいました。先生の話を聞きながら、生徒たちは千姫の人生の中で一番幸せであっただろう姫路城での10年間に想いをはせ、歴史について学ぶ意義について改めて考えさせられたのではないでしょうか。
【生徒の感想】
・歴史を人物の心情から考えてみると、自分の身近にあるように感じて、面白かったです。外見の良し悪しで歴史が大きく変わったという話も面白く、千姫や秀頼、忠刻が超美男美女だったと聞き、どんな人だったんだろうと妄想してみるとなんだか小説でも読んでいるかのような気持ちで、もっと千姫について知りたいと思いました。
・千姫についてはこのお城のお姫様ということしか知らなかったので、徳川家や豊臣家と密接な関係にあると知って驚きました。城主について、家系図とわかりやすい解説をしていただいて理解することができました。千姫に限らずですが、それぞれが苦労して生きてこられたんだなと、歴史のロマンを感じました。
・千姫についての話は初めて詳しく聞いたので、すごく参考になりました。千姫だけでなく、その周りの人物も絡めた歴史を詳しく教えていただき、勉強になりました。また、姫路城がなぜその場所にあるのかなど、今まで考えたことのなかった姫路城に纏わることも、新たな視点から知ることができました。先生の、今の時代のありがたさを思って生きる、という言葉に強く心を動かされて、この自分のしたいことをできる平和な時代が当たり前じゃないなと思いました。