総合科学コース 看護医療系講座「チーム医療」の紹介
令和3年度 第3回講座
講座「チーム医療」の第3回目が、5月11日の6限目と7限目に実施されました。
第3回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部看護学科講師の西村充弘先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「精神科におけるチーム医療」。
精神看護学を指導されており依存症にも詳しい先生から、精神科医療や精神科におけるチーム医療について授業をしていただきました。
授業前半は、精神科医療についてお話をしていただきました。現在の日本では精神疾患を抱えて入院をしている患者の割合が最も多く、精神看護の場が多岐にわたっていることを教えていただきました。中でも双極性障害が増加しており、10代後半以降から発症してピークは20代後半であるという説明を受けました。私たちに最も身近な病気であるということを学びました。
授業後半では、依存やチーム医療についてお話をしていただきました。「依存」とは、自らコントロールができなくなってしまう状況であり、現在はゲーム依存の割合が増えてきていることを教えていただきました。精神科医療に携わる医療職も多種類あり、包括的な支援チームを作ることで治療を進めている現状を説明していただきました。
次回は、5月25日に「臨床検査技師とチーム医療」について学びます。
令和3年度 第2回講座
講座「チーム医療」の第2回目が、4月27日の6限目と7限目に実施されました。
第2回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部看護学科の島内敦子准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「周産期におけるチーム医療」。
母性看護学がご専門の島内先生から、妊娠・分娩・産褥(じょく)期におけるチーム医療とウィメンズヘルスナーシングについて教えていただきました。
講義の前半は、助産師の役割と妊娠・分娩・産褥期についてお話をしていただきました。
助産師に認められている権利や役割について教えていただき、生徒は助産師と看護師の違いを理解することができました。また、妊娠期・分娩期・産褥期の違いや定義、そして各期に求められることや大切なことを教えていただきました。
講義の後半は、周産期医療におけるチーム医療について映像を観ながら学びました。元気に赤ちゃんが生まれてくるまでには、多くの医療従事者がチームを作り関わっていることを教えていただきました。また、不妊治療とチーム医療についても教えていただきまいた。
次回は、5月11日に「精神科におけるチーム医療」について学びます。
令和3年度 第1回講座
講座「チーム医療」の第1回目が、4月20日の6限目と7限目に実施されました。
第1回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部看護学科の尾﨑雅子教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「看護職を目指すあなたへ」。
基礎看護学がご専門の尾﨑先生から、チーム医療の概念や看護師の仕事について教えていただきました。
講義の前半は、「チーム医療ってどんなこと?」をテーマとして、お話をしていただきました。
チーム医療という言葉を耳にする機会が増えましたが、チーム医療とは「患者を中心に複数の医療専門職がそれぞれの専門性を活かし、共有した目標に向かって、共同して医療を実践すること」であると学びました。
講義の後半は、「看護について知ろう」をテーマとして、お話をしていただきました。
看護の概念を学び、看護師の役割は何か。看護師は何ができて、何ができないのかということを学びました。また、看護師には正確な観察の習慣が不可欠であり、患者の状態を見て、判断する力が重要であるということを教えていただきました。
次回は、4月27日に「妊娠・分娩期におけるチーム医療」について学びます。
令和2年度 第20回講座
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令和2年度 第19回講座
第19回目の講座は、姫路大学大学院看護学研究科の幸福秀和特任教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「チーム医療について」。
これまでの講座を振り返りながら、「チーム医療」の全体像を改めて学び理解を深めました。
講義の前半は、「チーム医療」の定義を復習しました。
「チーム」とは何を意味するのか、「医療」とは何を意味するのかを教えていただき、「チーム医療」とは何なのかを学ぶことができました。
また、チーム作りのポイントやチーム・アプローチについて教えていただき、より具体的に学ぶことができました。
講義の後半は、医療に関する各職種の具体的な仕事内容について復習をしました。
特に理学療法と作業療法の違いを詳しく教えていただきました。
講義の最後には、「チーム医療を成功させる10か条」を学びました。
ビジョンを明確にする、チームの存在意義を認めてもらう、ICTを取り入れるなどを教えていただき、これからチーム医療に携わるものとしての心構えを学びました。
次回は、12月8日に2学期の振り返りを行います。
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令和2年度 第18回講座
第18回目の講座は、福崎町保健センターの本城里奈保健師と福崎町地域包括支援センターの足立さおり保健師のお二人にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「心と体の健康づくり講座」。
福崎町での保健師の役割を学び、実際にお二人が担当をされている講座を体験しました。
授業前半では、保健師の役割について教えていただきました。
保健師は「産業保健師」「学校保健師」「行政保健師」の3つに分類され、ほとんどの保健師が「行政保健師」として活躍されています。お越しいただいたお二人も、行政保健師として活躍されています。
保健センターと地域包括支援センターでは、同じ保健師でも役割が違ってきます。その違いについて学ぶことができました。
授業後半では、実際に保健師が地域の方に提供をしている講座を体験しました。
胎児モデルから赤ちゃんの成長を学び、新生児の抱っこ体験や妊婦体験をしました。
最後に、セラバンドを使った高齢者向け体操(ふくろう体操)を体験しました。
保健師の仕事を知り、役割を理解する貴重な機会となりました。
次回は、12月1日に姫路大学の先生にお越しいただき講義をしていただく予定です。
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令和2年度 第17回講座
前回に引き続き、今回の講義のテーマは「看護師・養護教諭に関する質問に答えます」。生徒の質問に答えていただきました。
「看護学生」「看護師生活」「養護教諭生活」「番外編」と4つの観点から、様々な質問に答えていただきました。
生徒からの質問は「看護師の仕事の中で一番つらかったことは?」「3交替と2交替のシフトってどんなもの?」「保健室の利用状況は?」などの質問がありました。
それに対して先生は本音で答えてくださり、生徒は実際に看護師や養護教諭として働くことをイメージできていました。
授業後半は、講義の振り返りを行いました。
振り返りでは、全員が一生懸命に講義の内容をまとめていました。
次回は、11月24日に福崎町保健センターから保健師にお越しいただき、講義をしていただきます。
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令和2年度 第16回講座
第16回目の講座は、本校で養護教諭として勤務している旗野あずさ先生に講義をしていただきました。
講義のテーマは「養護教諭をイメージしてみよう」。
大学の看護学部を卒業され、学校で勤務されている先生の体験談を交えながら、養護教諭の仕事を説明していただきました。
まずは、看護学部から養護教諭になる方法について話をしていただきました。
養護教諭になる目的は同じでも、教育学部と看護学部に進学するのでは取得できる資格が違ってきます。先生の経験をもとに、分かりやすく教えてくださいました。
次に、養護教諭の役割を教えていただきました。
「養護教諭は児童生徒の養護をつかさどる」ものであり、教諭であることが医療従事者と大きく違う点です。
この違いを5つの職務観点から分かりやすく、丁寧に教えていただきました。
授業を通して、普段は意識せずに利用をしている保健室での養護教諭の仕事を詳しく知ることができました。
次回は、11月17日に養護教諭の役割について詳しく学ぶ予定にしています。
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令和2年度 第15回講座
第15回目の講座は、公立神崎総合病院の大﨑明美看護次長にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「公立神崎総合病院におけるチーム医療」。
実際に病院で働いておられる看護師さんにお越しいただき、地域医療の現状をお話しいただきました。
まずは、公立神崎総合病院について教えていただきました。
公立神崎総合病院には16の診療科があり、都市の病院から地域医療への継ぎ目のない医療を提供することを目指しておられます。そのため高齢化率の高い、神河町や市川町の医療を支える重要な役割を担っていることを学びました。
そして、看護師の仕事について実習を交えながら教えていただきました。
看護師は患者の変化に気づくためにKYT(危険予知トレーニング)が重要になってきます。そのためには、患者を理解する必要があり、そのための実習を行いました。
ビニール手袋をして折り紙を折ったり、指輪っかテストを行ったりと高齢の患者を理解する方法を学びました。
最後に、チーム医療の重要なことを教えていただきました。
チーム対抗輪っかつなぎゲームを行いながら、チームとグループの違いを分かりやすく教えていただきました。
目標をもって医療従事者として、看護にあたることの重要性を学ぶことができました。
次回は、11月10日に養護教諭の仕事について学ぶ予定にしています。
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令和2年度 第14回講座
第14回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部診療放射線学科の木村英理准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「診療放射線技師とチーム医療」。
先生自身の体験談から、診療放射線技師の仕事が多くの人の命を救うということを教えていただきました。
講義の前半は、画像診断とは何で放射線にはどのようなものがあるのかを学びました。
実際にレントゲン写真を見ながら、異常がある箇所を丁寧に分かりやすく教えていただきました。
講義の後半は、先生の体験談から放射線治療の可能性についてお話しをしていただきました。実際に放射線治療を受けた経験を持つ先生から、診療放射線技師の仕事のやりがいを伺うことができ、とても貴重なお話しでした。
そして最後に、診療放射線技師は医療画像のスペシャリストとしてチーム医療に貢献することができる重要な仕事であるということを学びました。
次回は、10月27日に公立神崎総合病院から看護師さんをお招きして、講義をしていただく予定です。
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