「チーム医療」講座紹介

総合科学コース 看護医療系講座「チーム医療」の紹介

令和2年度 第13回講座

講座「チーム医療」の第13回目が、10月6日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

第13回目の講座は、神戸常盤大学短期大学部口腔保健学科の御代出三津子先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「歯と口の健康教室」「広がる歯科衛生士の現場」。
兵庫県歯科衛生士会の元会長である御代出先生に歯の病気から歯科衛生士の立場について、分かりやすく教えていただきました。

授業の前半は、「歯と口の健康教室」。
歯の病気には虫歯と歯周病しかなく、それを防ぐことで病気を防ぐことができます。
原因菌「ストレプトコッカスミュータンス菌」の特性について学ぶことで、虫歯と歯周病を防ぐ方法を学びました。

授業の後半は、「広がる歯科衛生士の現場」。
歯科衛生士として生涯働く人が少ない現状について説明をしていただき、今後活躍の場が増えることで、その課題も解決されていくということを学びました。

次回は、10月13日に「診療放射線技師とチーム医療」について学びます。

 第13回目その1 第13回目その2 第13回目その3

令和2年度 第12回講座

講座「チーム医療」の第12回目が、9月29日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

第12回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部看護学科の畑吉節未教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「看護師を目指すあなたへ 看護職の活動の場の広がりと在宅看護への期待」。
看護師に求められる資質とチーム医療について、実習を交えながら教えていただきました。

まずは、「看護師になる資質としての自己チェック」を行いました。
「看護師としての適性とは何なのか」「看護の本質とは何なのか」について考え、実際に実習で看護をする体験をしました。
実習では看護をする際に伝えることの難しさ、また伝わることの重要性を学び、看護師としての適性について考えさせられました。

看護の本質について考えた後は、チーム医療と在宅看護について教えていただきました。
チーム医療が進み在宅看護も増加傾向にある現在は、看護師の活躍する場所が増えてきていることについて学び、看護師の必要性やチーム医療の重要性を改めて知ることができました。

次回は、10月6日に「口腔保健」について学びます。

 第12回その1 第12回その2 第12回その3

令和2年度 第11回講座

講座「チーム医療」の第11回目が、9月15日(火)の5時間目と6時間目に実施されました。

第11回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部看護学科の島内敦子准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「周産期におけるチーム医療」。

母性看護学を専門とされる島内先生から母性看護学と助産学について教えていただいた後、周産期とチーム医療について学びました。

妊娠期、分娩期、産褥期のそれぞれについて説明を受け、中でも分娩期については詳しく説明をしていただきました。
分娩期は、突発的な緊急事態に備えて産科・小児科の一貫した総合的体制が必要であり、普通に子供が生まれてくることがとても幸せなことであることを学びました。

「普通の生活にあって、普通の生活を維持するための医療」について考えてほしいという、先生の熱い思いが伝わる授業でした。

 第11回その1 第11回その2 第11回その3

令和2年度 第10回講座

講座「チーム医療」の第10回目が、9月8日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

第10回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部看護学科の西村充弘先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「精神科におけるチーム医療」。
精神看護学を指導されており、現在は依存症についても研究をされている先生の貴重な経験を交えながら授業をしていただきました。

まずは、精神科を取り巻く政策の変遷を教えていただきました。時代の流れとともに、精神科に関する法律も移り変わってきていることを知りました。

そして、精神科の分野でもチーム医療は重要であり、精神科のチーム医療に関わる職種について教えていただきました。病院内の写真を見せていただきながら、精神保健福祉士が特別な役割を担っていることを学びました。

最後に、今後は院内だけのチーム医療だけではなく、地域医療連携の充実が求められていくため、様々な新しい取り組みが必要になってくると教えていただきました。

次回は、9月15日に「妊娠・分娩」について学びます。

 第10回その1 第10回その2 第10回その3

令和2年度 第9回講座

講座「チーム医療」の第9回目が、9月1日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

8月25日の授業では2学期のガイダンスを行い、第9回目の講座を迎えました。本日は、神戸常盤大学保健科学部医療検査学科の田村周二先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「臨床検査技師とチーム医療」。
先生の長年の経験をもとに、病院における臨床検査技師の役割とチーム医療について授業をしていただきました。

まずは、私たちが今最も知りたい新型コロナウイルス感染症の影響と医療崩壊について、どのようなことが現場で起こっているのかを教えていただきました。医療崩壊の危機に直面していた時だからこそ、チーム医療が重要であるということを学びました。

そして、臨床検査技師がどのような検査にかかわっているのかを動画を見ながら説明をしていただきました。話題のPCR検査についても動画を見ながら学ぶことができ、全員が動画に見入っていました。

次回は、9月8日に「精神科」について学びます。

 第9回その1 第9回その2 第9回その3

令和2年度 第8回講座

講座「チーム医療」の第8回目が、7月28日の6時間目に実施されました。

第8回目の講座は、1学期の振り返りを行いました。
1学期は分散登校期間を含めると合計7回の講座が行われ、様々な分野で大学の先生にお越しいただきました。
その全ての講座内容について振り返り、自分の進路にどのようにいかされるのかを考えました。

以下は、生徒の振り返りの抜粋です。


「私は就きたいと考えている職業についてしか調べたことがなく、チーム医療の授業で他の医療系の職業について学べ、医療職にさらに興味を持ちました。」

「医療職には様々なジャンルがあり、医療に関する視野が広がりました。大学に進学するか専門学校に進学するのかを迷っていたため、どちらに進学するべきかを決めることができました。」

「全ての医療職で、高校の授業が必要になってくることが分かり、今しっかりと授業を受けて入試に備えていきたいと改めて思えました。」


「チーム医療」は、8月25日から2学期の講座がスタートします。

 第8回その1 第8回その2

令和2年度 第7回講座

講座「チーム医療」の第7回目が、7月14日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

第7回目の講座は、姫路獨協大学保健医療学部作業療法学科の小野泉准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「作業療法士の仕事、チーム医療における役割」。
作業療法士が実際に利用する福祉機器(用具)である「車いす」について、理解を深めながら作業療法士の仕事を学んでいきました。

授業は「車いす」を観察するところから始まりました。
外見を観察し、サイズを計測し、実際に操作してみて「車いす」の性格を理解していきました。性格を理解することで、利用者に適した「車いす」を提供することができ、QOLの向上にもつながります。
利用者のQOL向上が、作業療法士の大切な仕事の一つであることを教えていただきました。

授業後半には、様々な種類の「車いす」について学びました。
福祉機器の定義についても学び、たくさんの種類の中から適切な福祉機器を選ぶことの重要性を教えていただきました。

次回は、7月28日に1学期の振り返りをします。

 第7回その1 第7回その2 第7回その3

令和2年度 第6回講座

講座「チーム医療」の第6回目が、7月7日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

第6回目の講義は、姫路獨協大学看護学部看護学科の稲佐郁恵先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「看護師の仕事とチーム医療における役割」。

現在、看護職の活動の場が広がってきており、どこでどのように看護師が活躍できるのかを授業の前半に教えていただきました。
具体的に看護師資格取得までの道のりを分かりやすく講義していただき、看護師になってからの認定看護師、専門看護師、特定看護師の役割を学びました。

授業後半では、ナイチンゲールの精神を学んだあとに実習を行いました。
グループで聴診器を使ってパートナーの脈拍数を測ったり、人形を使って新生児の脈拍数を測り、自分の脈拍数との違いを比べました。
また、オキシメーターで酸素濃度の変化を体験しました。

次回は、7月14日に「作業療法士」について学びます。

 第6回その1 第6回その2 第6回その3

令和2年度 第5回講座

講座「チーム医療」の第5回目が、6月30日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

第5回目の講義は、姫路獨協大学薬学部医療薬学科の杉本由美教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「薬剤師の仕事、チーム医療における役割」。

まずは、薬剤師として求められる10の資質を学び、高校で学んでいる化学、物理、生物の理科が薬学の基礎として重要になってくるということを教えていただきました。
化学は「薬づくりの基本」、物理学は「医薬品の剤形の基本」、生物学は「薬の作用の基本」であると教えていただき、高校での勉強が大学での学びにつながるということを改めて実感しました。

次に、チーム医療で薬剤師がどのような役割を担っているのかを学びました。
講義を通して、薬剤師は医療の質の向上や医療安全の観点から、薬剤の専門家として主体的に薬物療法に参加することが非常に有益であると学ぶことができました。

次回は、7月7日に「看護師」について学びます。

 第5回1 第5回2 第5回3

令和2年度 第4回講座

講座「チーム医療」の第4回目が、6月23日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

第4回目の講義は、姫路獨協大学医療保健学部言語聴覚療法学科の森澤広行先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「言語聴覚士の仕事とチーム医療における役割」。

最初に、日本での言語聴覚士の歴史を学ぶことで約32,000人の合格者がおられ、各方面で活躍されていることを知りました。

言語聴覚士が担当する「言語発達障害」「失語症」「摂食嚥下障害」などそれぞれの障害の検査方法や特徴について、実習や動画を見ながら学ぶことができました。
近年注目されている「誤嚥性肺炎」の原因や治療についても学ぶことができ、普段なかなか接することがない言語聴覚士の仕事を知ることができました。

現在、兵庫県内の大学で言語聴覚士の養成校は姫路獨協大学だけであり、大学で実際に行われている授業の内容を知ることもできる貴重な機会となりました。

次回は、6月30日に「薬剤師」について学びます。

 第4回1 第4回2 第4回3