「チーム医療」講座紹介

総合科学コース 看護医療系講座「チーム医療」の紹介

令和4年度 第16回講座

講座「チーム医療」の16回目が、11月1日の6限目と7限目に実施されました。

 

16回目の講座は、姫路獨協大学医療保健学部言語聴覚療法学科の為季周平准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「言語聴覚士の仕事とチーム医療における役割」。

 

講義の前半は、言語聴覚士の仕事についてお話をしていただきました。
言語聴覚士の担当する仕事は、言語発達障害や聴覚障害、摂食嚥下障害など多岐にわたります。活躍する場も病院から学校までと広がっていることを知りました。
また、言語障害と深い関係のある「脳」の働きについて教えていただきました。「脳」の役割と病気が発生したときの症状について学びました。

 

講義の後半は、「脳」と「食」についてお話をしていただきました。
講義前半の内容を踏まえ、実習を交えながら楽しく「脳」の活動について理解を深めることができました。
また、「食」の目的と重要性を学び、誤嚥の動画を見ながら誤嚥性肺炎について教えていただきました。私たちは、食べることで生命機能を維持していると改めて実感しました。

 

次回は、11月8日に公立神崎総合病院の方にお越しいただき、講義をしていただきます。

第16回その1 第16回その2 第16回その3

令和4年度 第15回講座

講座「チーム医療」の15回目が、10月25日の6限目と7限目に実施されました。

 

15回目の講座は、姫路獨協大学医療保健学部作業療法学科の仁田静香先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「チーム医療と作業療法」。

 

講義の前半は、作業療法の仕事についてお話をしていただきました。
作業療法士はリハビリテーションの専門家であり、支援する『作業』には様々な活動があることを教えていただきました。作業療法では作業遂行が目的でもあり、「基本的能力」・「応用的能力」・「社会的適応能力」を維持・改善し、その人らしい生活の獲得が目標であることを学びました。

 

講義の後半は、発達障害領域の作業療法がご専門の先生から、子どもに関わる作業療法についてお話をしていただきました。
子どもに関わる作業療法士が活躍する場所について教えていただき、療育センターにおける作業療法士の役割を知りました。また、幼少期は「遊び」を通して療育を提供することが必要であり、実習も交えていただきながら楽しく作業療法について学ぶことができました。

 

次回は、11月1日に「言語聴覚療法」について学びます。

第15回その1 第15回その2第15回その3

令和4年度 第14回講座

講座「チーム医療」の14回目が、10月11日の6限目と7限目に実施されました。

 

 14回目の講座は、姫路獨協大学医療保健学部理学療法学科の山本洋之教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「理学療法とは」。

 

講義の前半は、理学療法の意味について実習を交えながらお話していただきました。
理学療法とはPhysical Therapy(PT)であり、その意味について説明をしていただきました。そして、パルスオキシメーターを使った実習では、息を止めることで動脈血酸素飽和度と脈拍数から人体の血液循環に要する時間を推測しました。

 

講義の後半は、理学療法・作業療法・言語聴覚療法の違いをお話していただきました。
イラストを確認しながら、3つの違いを説明していただきました。また、これらの学問をすべて学ぶことができるのが姫路獨協大学であると説明を受けました。
その後の超音波を使った実習では、豆腐に超音波を当てることで摩擦熱から豆腐が高温になることを体験しました。

 

次回は、10月25日に「作業療法」について学びます。

第14回その1 第14回その2 第14回その3

令和4年度 第13回講座

講座「チーム医療」の13回目が、10月4日の6限目と7限目に実施されました。

 

台風の影響で9月20日に予定されていた「小児看護」の講座は11月に延期され、今回は姫路獨協大学薬学部の増田智先教授にお越しいただき、「薬剤師」について講義をしていただきました。
講義のテーマは、「薬剤師の仕事、チーム医療における役割」。

 

講義の前半は、「クスリ」について実習を交えながらお話をしていただきました。
まず、実習では「薬」の飲み比べをおこない味の違いについて考えました。そして、「薬」には副作用が必ずあり、効果の強い「薬」は「毒」であることを知りました。「薬」は、副作用を抑えながら効果を最大限に発揮するように調整されているため、用法用量を適切に管理することが重要であることを教えていただきました。

 

講義の後半は、薬剤師の仕事についてお話をしていただきました。
医師と薬剤師の役割分担(医薬分業)の歴史や「かかりつけ」薬剤師の重要性について教えていただきました。薬剤師の活躍の場は様々ですが、やはり洞察力・コミュニケーション能力が大切であり、「薬」の専門家として患者さんと接していくことが重要であると学びました。

 

次回は、10月11日に「理学療法士」について学びます。

 第13回その1 第13回その2 第13回その3

令和4年度 第12回講座

講座「チーム医療」の12回目が、9月13日の6限目と7限目に実施されました。

 

12回目の講座は、姫路獨協大学看護学部看護学科の瀧本茂子教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「看護師の仕事とチーム医療における役割」。

 

講義の前半は、看護師の仕事についてお話をしていただきました。
高校卒業後、どのようにして看護師・保健師・助産師になるのかを説明していただきました。また、看護師になったあとのキャリアである専門看護師や認定看護師制度についても教えていただきました。
さらに、看護師や保健師が病院以外の場所でどのように活躍しているのかも詳しくお話していただきました。

 

講義の後半は、「タクティールケア」の実習を行いました。
最初に、老年看護学がご専門の瀧本先生から「タクティールケア」がどのようなもので、どのような効果があるのかを説明していただきました。その後、2人1組になり「タクティールケア」実習に取り組みました。
実習を受けた生徒は、「癒やされた」「気持ちよかった」「眠くなった」など心地よさと安心感を感じたという感想を述べていました。

 

次回は、9月20日に「小児看護」について学びます。

 第12回その1 第12回その2 第12回その3

令和4年度 第11回講座

講座「チーム医療」の11回目が、9月6日の6限目と7限目に実施されました。

 

11回目の講座は、姫路獨協大学医療保健学部臨床工学科の杉村宗典助教にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「臨床工学技士とチーム医療との関わり」。

 

講義の前半は、臨床工学技士の役割を中心に説明をしていただきました。
私たちは普段、病院で臨床工学技士に出会うことはありません。その理由は、臨床工学技士が「生命維持管理装置を扱う仕事」をしているからであり、そのことをとても分かりやすく教えていただきました。
コロナ禍でECMO(エクモ)の操作など、これまで以上に臨床工学技士の仕事が注目されており、最新の医療機器を扱うことができる重要な役割を担っていることを学びました。

 

講義の後半は、不整脈治療を中心とした臨床工学技士の仕事について説明をしていただきました。
心室細動やアブレーションカテーテルなど、お話と動画で詳しく学ぶことができました。また、病院ではどのようなチームが存在し、チーム医療が重要である理由を先生の想いも込めてお話ししていただきました。

 

次回は、9月13日に「看護師」について学びます。

 第11回その1 第11回その2 第11回その3

令和4年度 第6回講座

講座「チーム医療」の6回目が、6月7日の6限目と7限目に実施されました。

 

6回目の講座は、神戸常盤大学短期大学部口腔保健学科の上原弘美准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「口腔保健の立場からみたチーム医療について」。

 

講義の前半は、歯科衛生士の仕事について説明をしていただきました。
口腔の役割を学んだ後、実際に患者の写真を見ながら歯科衛生士ができることを教えていただきました。
「年齢」という漢字からも歯の重要性がわかり、歯科衛生士が大切な役割を担っていることを理解しました。

 

講義の後半は、「う蝕」と「歯周病」について説明をしていただきました。
「う蝕」と「歯周病」は感染症であり、放置すれば全身に原因菌が感染することを知り、歯科衛生士がチーム医療の一員として治療を担っていることを学びました。

 

最後に、医療に携わるためには「国家試験」に合格する必要があり、これからの継続した学びが大切であると教えていただきました。

 

次回からは、1学期で学んだ内容を整理して振り返りを行います。

第6回その1 第6回その2 第6回その3

令和4年度 第5回講座

講座「チーム医療」の5回目が、5月31日の6限目と7限目に実施されました。

 

5回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部診療放射線学科の今井方丈教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「診療放射線技師とチーム医療」。

 

講義の前半は、診療放射線技師の仕事について説明をしていただきました。
診療放射線技師は放射線を扱う唯一の仕事であり、放射線の特徴を理解して職務につく必要があります。放射線は治療に有効な反面、使い方を間違えると非常に危険であることを学びました。

 

講義の後半は、チーム医療における診療放射線技師の役割を説明していただきました。
診療放射線技師の仕事は患者と直接関わる仕事であり、特に医師や看護師と連携することが重要であると学びました。また、診療放射線技師の活躍の場は病院だけではないということも知りました。

 

次回は、6月7日に「歯科衛生士とチーム医療」について学びます。

第5回その1 第5回その2 第5回その3

令和4年度 第4回講座

講座「チーム医療」の4回目が、5月24日の6限目と7限目に実施されました。

 

4回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部医療検査学科の田村周二先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「病院における臨床検査技師とチーム医療」。

 

講義の前半は、医療従事者になるために必要なことをお話していただきました。
自分自身を知ることが、医療従事者になる第一歩であると教えていただき、高校生活をとおして自己分析をすることが重要であると学びました。

講義の後半は、「コロナ感染と医療崩壊」「臨床検査技師の仕事」についてお話していただきました。
医療崩壊の定義を学んだ後、チーム医療の中でも院内感染対策チームについて詳しく教えていただきました。

その後、血液検査や尿検査の映像や写真を見ながら臨床検査技師の仕事について説明をしていただきました。

 

次回は、5月31日に「診療放射線技師とチーム医療」について学びます。

第4回その1 第4回その2

令和4年度 第3回講座

講座「チーム医療」の3回目が、5月10日の6限目と7限目に実施されました。

 

3回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部看護学科の西村充弘先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「精神科におけるチーム医療」。

 

講義の前半は、「精神科医療」についてお話をしていただきました。
精神疾患患者が増加している現状を踏まえたうえで、統合失調症が減少して認知症や依存症が増加傾向にあることを学びました。また、各症状の治療方法についても教えていただきました。

 

講義後半は、「チーム医療」と「看護師養成」についてお話をしていただきました。
精神科で活躍している主なチーム医療を紹介していただき、精神保健福祉士との連携が重要であることを学びました。
最後に、看護師・保健師・助産師・養護教諭になる過程について詳しく教えていただきました。

 

次回は、5月24日に「臨床検査技師とチーム医療」について学びます。

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