「チーム医療」講座紹介

総合科学コース 看護医療系講座「チーム医療」の紹介

令和2年度 第8回講座

講座「チーム医療」の第8回目が、7月28日の6時間目に実施されました。

第8回目の講座は、1学期の振り返りを行いました。
1学期は分散登校期間を含めると合計7回の講座が行われ、様々な分野で大学の先生にお越しいただきました。
その全ての講座内容について振り返り、自分の進路にどのようにいかされるのかを考えました。

以下は、生徒の振り返りの抜粋です。


「私は就きたいと考えている職業についてしか調べたことがなく、チーム医療の授業で他の医療系の職業について学べ、医療職にさらに興味を持ちました。」

「医療職には様々なジャンルがあり、医療に関する視野が広がりました。大学に進学するか専門学校に進学するのかを迷っていたため、どちらに進学するべきかを決めることができました。」

「全ての医療職で、高校の授業が必要になってくることが分かり、今しっかりと授業を受けて入試に備えていきたいと改めて思えました。」


「チーム医療」は、8月25日から2学期の講座がスタートします。

 第8回その1 第8回その2

令和2年度 第7回講座

講座「チーム医療」の第7回目が、7月14日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

第7回目の講座は、姫路獨協大学保健医療学部作業療法学科の小野泉准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「作業療法士の仕事、チーム医療における役割」。
作業療法士が実際に利用する福祉機器(用具)である「車いす」について、理解を深めながら作業療法士の仕事を学んでいきました。

授業は「車いす」を観察するところから始まりました。
外見を観察し、サイズを計測し、実際に操作してみて「車いす」の性格を理解していきました。性格を理解することで、利用者に適した「車いす」を提供することができ、QOLの向上にもつながります。
利用者のQOL向上が、作業療法士の大切な仕事の一つであることを教えていただきました。

授業後半には、様々な種類の「車いす」について学びました。
福祉機器の定義についても学び、たくさんの種類の中から適切な福祉機器を選ぶことの重要性を教えていただきました。

次回は、7月28日に1学期の振り返りをします。

 第7回その1 第7回その2 第7回その3

令和2年度 第6回講座

講座「チーム医療」の第6回目が、7月7日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

第6回目の講義は、姫路獨協大学看護学部看護学科の稲佐郁恵先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「看護師の仕事とチーム医療における役割」。

現在、看護職の活動の場が広がってきており、どこでどのように看護師が活躍できるのかを授業の前半に教えていただきました。
具体的に看護師資格取得までの道のりを分かりやすく講義していただき、看護師になってからの認定看護師、専門看護師、特定看護師の役割を学びました。

授業後半では、ナイチンゲールの精神を学んだあとに実習を行いました。
グループで聴診器を使ってパートナーの脈拍数を測ったり、人形を使って新生児の脈拍数を測り、自分の脈拍数との違いを比べました。
また、オキシメーターで酸素濃度の変化を体験しました。

次回は、7月14日に「作業療法士」について学びます。

 第6回その1 第6回その2 第6回その3

令和2年度 第5回講座

講座「チーム医療」の第5回目が、6月30日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

第5回目の講義は、姫路獨協大学薬学部医療薬学科の杉本由美教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「薬剤師の仕事、チーム医療における役割」。

まずは、薬剤師として求められる10の資質を学び、高校で学んでいる化学、物理、生物の理科が薬学の基礎として重要になってくるということを教えていただきました。
化学は「薬づくりの基本」、物理学は「医薬品の剤形の基本」、生物学は「薬の作用の基本」であると教えていただき、高校での勉強が大学での学びにつながるということを改めて実感しました。

次に、チーム医療で薬剤師がどのような役割を担っているのかを学びました。
講義を通して、薬剤師は医療の質の向上や医療安全の観点から、薬剤の専門家として主体的に薬物療法に参加することが非常に有益であると学ぶことができました。

次回は、7月7日に「看護師」について学びます。

 第5回1 第5回2 第5回3

令和2年度 第4回講座

講座「チーム医療」の第4回目が、6月23日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

第4回目の講義は、姫路獨協大学医療保健学部言語聴覚療法学科の森澤広行先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは「言語聴覚士の仕事とチーム医療における役割」。

最初に、日本での言語聴覚士の歴史を学ぶことで約32,000人の合格者がおられ、各方面で活躍されていることを知りました。

言語聴覚士が担当する「言語発達障害」「失語症」「摂食嚥下障害」などそれぞれの障害の検査方法や特徴について、実習や動画を見ながら学ぶことができました。
近年注目されている「誤嚥性肺炎」の原因や治療についても学ぶことができ、普段なかなか接することがない言語聴覚士の仕事を知ることができました。

現在、兵庫県内の大学で言語聴覚士の養成校は姫路獨協大学だけであり、大学で実際に行われている授業の内容を知ることもできる貴重な機会となりました。

次回は、6月30日に「薬剤師」について学びます。

 第4回1 第4回2 第4回3

令和2年度 第3回講座

講座「チーム医療」の第3回目が、6月16日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

第3回目の講義は、姫路獨協大学医療保健学部臨床工学科の杉村宗典助教にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義テーマは「臨床工学技士とチーム医療との関わり」です。

まずは、臨床工学技士の仕事内容や資格取得について説明を受けました。
特に新型コロナウイルス感染症が流行した今、なぜ臨床工学技士が注目され重要な役割を担っているのかを、ECMOの説明を交えながら具体的に教えていただきました。

また、実際に今も病院で勤務されている杉村先生が多く携わられておられる心臓の「カテーテルアブレーション」を例に、実際手術での臨床工学技士の役割を学ぶことができました。

臨床工学技士は「生命維持管理装置を扱う仕事」を行っており、高度医療が行われる今のチーム医療の中では、必要不可欠な存在であるということを改めて知ることができました。

次回は、6月23日に「言語聴覚士」について学びます。

 第3回1 第3回2 第3回3

令和2年度 第2回講義

講座「チーム医療」の第2回目が、6月9日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

第2回の講義は、先週に引き続き姫路獨協大学医療保健学部理学療法学科の山本洋之教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
分散登校期間中のため、先週とは別の生徒が本日の授業を受けました。

講義の内容は先週と同じで、
1時間目のテーマが「大学で医療教育を受けるとはどういうことか」。
2時間目のテーマが「理学療法士の仕事、チーム医療における役割」でした。

実際のレントゲン写真を見たり、酸素濃度を計測する実習を行ったりと、普段は受うことができない授業を受けることができました。
生徒全員が熱心に話を聴きながら、ノートをとっている様子が印象的でした。

次回は、6月16日に「臨床工学技士」について学びます。

 チーム医療6月9日1  チーム医療6月9日2  チーム医療6月9日3

令和2年度 第1回講義

今年度より総合科学コースでは、看護医療系の講座「チーム医療」を実施します。
この講座は、学校外から看護医療の専門家を講師としてお招きし、毎週2時間の授業を行っていただきます。
高校在学中に看護や医療の各分野の専門的なお話を伺くことで、進路選択の幅を広げるだけではなく、進学後や就職後をイメージできる新しい授業です。

講座「チーム医療」の第1回目が、6月2日(火)の6時間目と7時間目に実施されました。

第1回の講義は、姫路獨協大学医療保健学部理学療法学科の山本洋之教授にお越しいただき、講義をしていただきました。


1時間目のテーマは「大学で医療教育を受けるとはどういうことか」
姫路獨協大学には医療系の学部が多数あり、各学部のかかわりを説明していただきながらチーム医療とはどういうことなのかを講義していただきました。
また、大学と専門学校との学びの違いについても詳しく教えていただきました。


2時間目のテーマは「理学療法士の仕事、チーム医療における役割」
理学療法士の仕事と作業療法士の仕事の違いを、具体的な例を示していただきながら学ぶことができました。
呼吸の機能回復に注目をして、実験結果をもとに肺から指先までの血流時間の計算も行い、非常にわかりやすい講義を受けることができました。


今回は分散登校のため、看護医療選択者の半分の生徒が受講をしました。残りの生徒は、6月9日に同じ講義を受講します。
 6月2日その1 6月2日その2 6月2日その3