特色ある教育活動
比較文化 「流通科学大学での留学生との交流」
6月11日(水)、「比較文化」を受講している生徒が流通科学大学を訪問し、同大学に在籍する6名の留学生と国際交流授業を行いました。流通科学大学の留学生との交流は今年で7年目を迎えます。
今回は、アメリカ、インドネシア、タジキスタン、中国(香港)、ベトナム、ミャンマー出身の6名の留学生と交流しました。グループ形式で、それぞれの「テーマ」に沿って文化や価値観について意見を交換し、活発なディスカッションが行われました。
今回のテーマは、「伝統料理」「学校生活」「自国の有名人」「恋愛観」「魅力的だと思う男性像」など、国や文化を超えて同世代が関心を持ちやすい内容が取り上げられました。最後には、各グループで話し合った内容を模造紙にまとめ、発表を行いました。
生徒達の明るくフレンドリーな姿勢に思わず笑みがこぼれ、新しい環境や人に溶け込む速さに驚き、笑顔で元気に「積極的に知ろう」とする姿勢に担当者も学び、感心することの連続でした。こうした時間が、生徒にとって実り多い経験となっていれば嬉しく思います。
6月14日(土)に開催された友高祭(一般公開)には、交流のあった留学生が訪れてくれました。来校した留学生を迎える生徒たちの笑顔には、再会の喜びがあふれていました。わずかな時間の交流であっても、人と人とのつながりが確かに育まれていることを感じる、心温まるひとときとなりました。
スペイン語
6月3日(火)にスペイン語の授業が行われました。この授業は各務先生が講師を務め、毎週開講されています。今回の授業では、自分の出身地などをスペイン語で相手に伝えるワークに取り組みました。生徒たちが、積極的にスペイン語でコミュニケーションを試みる姿勢が印象的でした。日本語や英語とは異なる文法や発音、表現に戸惑う場面もありましたが、ワークを進める中で徐々に慣れていく様子が見られました。今後のさらなる成長が楽しみです。
比較文化「イランについてのプレゼンテーション」
異文化理解に強い関心を持つ3年生が選択している「比較文化」の授業では、世界のさまざまな国々に触れる機会を大切にしています。1学期のテーマは「イスラム教国」。キリスト教との関わりも視野に入れながら、イスラム圏の国々への理解を深めていきます。
5月の最終週から2週間にわたり、「イラン」について受講生全員が一人ひとり異なるトピックを選び、調べた内容を発表しました。
英語圏の国々については、英語学習を通して自然に知識が増えていきますが、イランについてはなかなか触れる機会が少ないのが現状です。そんな中で、生徒たちは「イラン」をどのように捉えたのでしょうか。
発表された主なトピックは以下の通りです。
イランへの卒業旅行プラン
イランの家の構造・インテリア
イランの高校
イランの災害事情
イランの食文化
イランのお風呂
ラマダンについて など
発表では、自国・日本との比較も意識しながら、「イランにはアメリカのファストフード店はあるのか」「地震が多い日本とイランにはどんな共通点があり、国としてどのように支援に関わっているのか」「ラマダンの本当の意味とは」「日本に暮らすイスラム教徒の子どもや学生は、給食のある学校でどのようにラマダンを実践しているのか」など、興味深い問いが次々と投げかけられました。
インターネットの情報にとどまらず、生徒自身の興味や視点からテーマを深掘りしていく姿は、さすが3年生。友が丘高校総合学科で積み重ねてきた学びの成果が鮮やかに感じられる、実りある時間となりました。
看護とケア「新生児ケア」
5月28日(水)、看護とケアの授業で新生児ケアに関する講義が行われました。講師は、産婦人科で実際に働いている山﨑先生です。この講座では、専門的な知識を学ぶだけでなく、現場の生の声を聞くこともできます。今回は新生児ケアとして、新生児の抱き方やおむつ替え、着替え、体調チェックの方法などを、実践を交えながら学びました。新生児の抱き方やおむつ替えの仕方ひとつとっても、誤った方法では新生児に危険が及ぶことを知り、生徒たちは驚きながらも、真剣に新生児との接し方を学んでいる様子でした。本講座では、新生児ケアだけでなく、さまざまな要看護者への対応の仕方も学びます。今回の学びが今後の授業に生かされるであろうことが、生徒たちの姿から感じられました。
ハングル「テコンドー体験」
5月27日(火)にハングルの講座で、テコンドー体験を行いました。ハングルを担当してくださっている陸先生と、韓国の様々な文化を講義してくださる講師の方々で、この講座は毎週開講されています。今回はテコンドーの体験ということで、突きや蹴りなどの武術的な動きを通して、韓国の文化を学びました。生徒たちは韓国語で返事をしたり、数を数えたりしており、日々の授業の成果が見られました。今後も韓服体験など、韓国文化に触れる機会が数多く用意されているこの講座で、生徒たちが何を学び、どのように成長していくのか楽しみです。
1年次「産業社会と人間」学問分野別講演会
5月30日(金)に17の大学・専門学校から20学部(学問分野)の講師の方々を本校にお招きし、「学問分野別講演会」を行いました。それぞれの興味、関心がある学問や、大学でどんなことを学び、将来どんな職業に繋がるのか、今の大学での学びや講師の先生がその学問を始めたきっかけなどを伺いました。期待や不安が混在する中、様々な学問についての話を伺い、これから長く続く深い学びの道の入口に、それぞれが希望を持って立つことのできた良い機会となりました。
(生徒の感想)
・私は2校の大学の先生の話を聞いて、大学を選ぶ時は高校を選ぶ時と違って、自分の興味があることや好きなことが出来る学校を選んだり、将来の夢を実現するために学校を選んだり、高校以上に幅広い選択ができることを改めて知ることが出来ました。
・教員についての話を聞いて、一人でなんでも解決するのではなく、チームとして他の人と協調性を持つことで互いの足りないところを補って、更に素直に人の意見を受け入れることでより良い自分に成長できるのではないかと思いました。
1年次 「産業社会と人間」職業人講演会
5月16日に、本校の卒業生を含む11名の職業人の方々を講師としてお招きして、「職業人講演会」を行いました。生徒たちは事前学習としてキャリアプランニングの授業で、自分に向いている職業や適性を知り、それぞれの興味がある職業の講師の方々からお話を伺いました。職業の内容に加えて、「働く意義」「魅力や苦労」「コミュニケーションの重要性」「挑戦することの価値」など様々な観点から仕事に向き合える有意義な時間となりました。今回の講演会で、自分の未来を想像して、夢に向かって努力を重ねる第一歩を踏み出すことができたようです。
〈生徒の感想〉
・働いている人の職業について聞くことが初めてで、とても貴重な時間でした。「こだわり」って大事なんだなと思いました。「こんな風になりたい」のように目標があると夢がみつかる。そして、自分自身のやり方が見えてくるなと思ったからです。
・2つのお話を聞いてそれぞれ強い思い入れや願いがあることに気づいた。どの職業も未来のことを見据えて仕事をしていて、海苔を作る人は環境問題が影響しており僕たちも協力しないといけないと感じた。1人では成り立たないということが分かったので、周りのことを考え責任感を持って生活をしようと思った。
ハテナソン講演会
4月25日(金)、1年次の「産業社会と人間」の授業では、京都産業大学より佐藤賢一先生をお招きし、「自ら問いを立てる学び方を実践し、対話するハテナソン授業」と題したワークショップを行いました。
生徒たちは、日常から何気なく浮かんだ「ハテナ」に対して、互いに問いを投げかけ、議論や思考を深めていくといった「問い重ね」と呼ばれるワークを行いました。日常生活に溢れているどんな些細な「ハテナ」でも、問いをぶつけていくことで議論や思考が深まったり、いつもは話さない友達と活動することで、いつもの自分では気が付かない発見に触れ、視野が広がったことを実感できたと思います。
問いが閉じているか開いているかは簡単にはわからないけれども、人、モノとミスマッチが生まれていないかを考えることが大切なことと教わりました。そして「問いの焦点」によって問い自体を掘り下げることで、新しい焦点を見つけることができ、より深く考えることができることを学びました。
また佐藤先生の、ヒトのがん細胞を使った原がん遺伝子サークの研究の様子を動画で拝見しました。気さくな話しぶりの裏側にある探究活動の素晴らしさと先生の偉大さを知ることができて、生徒の興味関心を大いに引き出して頂けた講演会でした。
「with…若き女性美術作家の生涯」映画鑑賞会
3月6日(木)に産業社会と人間の時間で「with… 若き女性美術作家の生涯」を鑑賞しました。本校卒業生である佐野由美さんの生き方をテーマにしたドキュメンタリー映画です。
今年は映画の監督をされた榛葉健監督にもお越しいただき、映画鑑賞の後、講演会をしていただきました。映画が作成されたその後のお話も聞くことができ、生徒たちはそれぞれの感想を持ったようです。佐野さんの生き方・考え方に触れ、自分自身のこれからの指標としてほしいと思います。
〈生徒の感想〉
・私自身、佐野さんのようにたくさんの人から愛されることはきっとないと思う。しかし、周りの人に少しでも愛されるような人生を送りたいと願う。そして、自分自身が生きててよかったと思える日を迎えたい。
・自分で描いた絵を通して、ネパールの人たちとつながるきっかけになったり、佐野さんの絵でたくさんの人が心を動かされたと感じました。
・文化や言葉が違っていても、絵を描くことで人と人がつながることができるということをこの作品を通して感じました。
・自分の好きなことを「役に立たない」と決めつけるのではなく、そこから立ち直って自分の好きなことを極め続けるというのがものすごく大切なことなのではないかと思った。
・人生は一度きりだから、失敗を恐れずに行動することがとても大事だとこの映画を通して学ぶことができました。
・ただ他者を助けることだけでなく、互いに支えあうことの重要性を改めて認識させられました。
42回生 1年次「産業社会と人間」 2分間スピーチ
1月31日(金)、1学年の「産業社会と人間」の授業において、「2分間スピーチ」が行われました。生徒たちは、この一年間で学んだことや気づきを振り返り、2分間にまとめて発表しました。
スピーチの内容は多岐にわたり、成長した点を振り返る生徒もいれば、新たに気づいた自分の課題を率直に語る生徒もいました。それぞれが自分自身と向き合い、この一年の学びを言葉にすることで、さらに理解を深める機会となりました。
この経験を通じて得た気づきや学びを活かし、来年度の課題研究でも大いに成長し、その成果を発揮してくれることを期待しています。今後も学びを深めながら、一人ひとりが自らの目標に向かって歩みを進めてほしいと思います。
〈生徒の感想〉
・今回の発表を通して、今回の反省点をすぐに克服することはできないけど、次にどう活かせるか考えていきたい。
・一年間、一緒に産業社会と人間を学んできて、みんなの考え方が違っていたことに驚いた。
・この発表会を通して、他の皆がどんなことを学び、これからどう活かしていくのかを聞くことができて、共感した部分も多かった。
第23回総合学科発表会
令和7年1月25日(土)、第23回総合学科発表会が開催されました。本発表会は、1年次「産業社会と人間」、2・3年次「課題研究」に加え、さまざまな授業で取り組んできた学習活動の成果を発表する場です。「産業社会と人間」や「課題研究」でお世話になった企業・大学関係者の方々をお招きし、神戸市内の中学校から40名以上の中学生に来校いただきました。
ステージ発表の前半の部では、特色ある授業の成果発表として「保育声楽・器楽演奏・ソルフェージュ」選択生徒によるヴォーカルアンサンブル&ピアノ連弾が披露されました。続いて、1年次「産業社会と人間」より代表者による成果発表、2年次「課題研究Ⅰ」より代表者による体験発表が行われました。
そこから場所を教室に移し、1年次の全グループがクロスカリキュラム探究のポスター発表と、2年次全員による課題研究のポスターセッションが行われました。生徒それぞれが自分自身の学びを他者に伝えるという行為を通して、自信を培ったり、達成感を感じられる体験になったと思います。また、他者の発表を通して、2年次は自分の研究をより深めたいと考えたり、1年次は次年度の課題研究が楽しみになったりと、前向きな意欲を感じることもできました。
授業成果物の展示発表は、セミナールームで行い、生徒たちはポスター発表の間に時間交代で見学しました。多種多様で個性的な成果物が展示されており、総合学科で育まれる個の力を感じる内容でした。
ステージ発表の後半の部では、県立神戸甲北高等学校の生徒をお招きし「総合的な探究の時間」の発表が行われました。本校と同じ総合学科高校として、このような交流・発表の機会を通して刺激をもらうことができました。最後には、3年次「課題研究Ⅱ」より代表生徒による発表が行われ、研究のプロセスはもちろん、発表の仕方やプレゼンテーションのスライドまで、発表を見る人が分かりやすいように工夫されていました。
講師の先生方による講評の中で、学びを深めていくためのポイントとして「多角的に物ごとを見ていく」「意味がある・役に立つということから離れて面白さを見出す」「分からないことを面白がる」というお話がありました。ぜひ今回の発表会の経験を踏まえて、さらに探究していってほしいと思います。
〈生徒感想〉
・今までしてきたことの発表が見られて良かった。自分のポスター発表や他の人の課題研究を通してアドバイスをもらったり、新しい気づきができた良い機会となった。(2年)
・友が丘の生徒がどのようなことに興味関心をもって研究に取り組んでいるのか、またどのような経験や考えに基づいてテーマを決めたのかを聞くのが楽しかった。(2年)
・生徒の努力の成果がよく見られた1日で、特に2年生のポスター発表では、今後の自分に活かせるところが多くあった。来年自分も研究するので、先輩のアイデアを吸収していきたい。(1年)
・いろんな人の発表を聞くことで、新たな発見や知識を得ることができ、考えを深められたので良かったです。2年から始まる課題研究も頑張りたいです。(1年)
〈来場者感想〉
・「総合学科」というだけあって、本当に様々な領域について勉強していらっしゃるのだと感じました。また、学年が上がるにつれて研究のプロセスや導くものがはっきりとしていき、発表の内容や質も著しく向上しているがよく分かりました。この学校の教育プロセスの素晴らしさとそれに応える生徒のみなさんの力は他の学校ではなかなか見られないものだと考えます。(企業・大学関係者)
・実社会では正解のない問題がほとんどで考える力が大切です。こういった総合学科で学んでいることが、社会に出て考える力につながるのではないかと思います。そういった取組が教育の現場でおこなわれているのが見られて本当に良かったと感じました。(企業・大学関係者)
・3年間見てきましたが、毎年違ったテーマで面白い。保護者はもっと見にきたらいいのにと思います。(本校保護者)
・自分があまり目を傾けない部分の研究を行っている人が沢山いてほかの価値観を感じとても面白かったです 。また、研究を通しての発見を深堀することやデータ化し分かりやすくするなど一人一人の個性を感じられて、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。(中学生)
オープニング「保育声楽・器楽演奏・ソルフェージュ」ヴォーカル・アンサンブル&ピアノ連弾 開会挨拶
1年次「産業社会と人間」発表
2年次「課題研究Ⅰ」体験発表 1年次「産業社会と人間」クロスカリキュラム探究 ポスター発表
2年次「課題研究Ⅰ」ポスターセッション
県立神戸甲北高等学校 発表 3年次「課題研究Ⅱ」発表
作品展示
講評 閉会挨拶
甲南大学リサーチフェスタ2024
12月15日(日)、本校においてオンライン(zoom)で「甲南大学リサーチフェスタ2024」が行われ、本校から2年次の生徒4名(2組の塚本蓮仁さん、5組の岡崎志穂さん、梶村葵衣さん、松下潮奏さん)が参加し、スライドで課題研究の成果を発表しました。
質疑応答を含めて合計9分の持ち時間で、午前にリハーサル2回、午後に本発表3回、合計5回の発表をやり遂げました。最初はペース配分やパソコンの操作等に戸惑いましたが、回を重ねるごとにコツを掴み、本発表は司会進行・発表ともに上達し、段取り良く場を仕切ることが出来ました。
また、自分の発表を聞いてもらうだけでなく、自分自身も、他校の発表3グループ分の審査に参加しました。4つの観点別の点数付けに迷いながらも、自身が審査員を務めることで客観的に見る力が身についたのではないかと思います。また、積極的に質疑応答に参加する頼もしい姿が印象的でした。16:40に閉会式を迎え,長い1日が終わりました。
〈生徒の感想〉
・他校のみなさんの発表は,表やグラフを使ってわかりやすくまとめていたものが多かったように思います。参考になりました。
・たくさんのアドバイスをもらったので今後の研究に生かして行きたいと思います。
中・高生 探究の集い2024
12月14日(土)、関西学院高等部の西宮上ケ原キャンパスにおいて「中・高生 探究の集い2024」が開催されました。本校からは、4組の高原夏海さんが「コンテスト部門」でスライドを用いた口頭発表、2組の栄田怜央奈さん、竹本栄太さんがオープン部門でポスター発表を行いました。
午後のプログラム「交流会」では、全国各地(北は栃木県、南は高知県)から発表に来た学生の皆さんとともにグループディスカッションを通して親睦を深めることができました。閉会式には関西学院大学の中央講堂に集まり、コンテスト部門の結果発表と表彰式、大学の先生方からの講評とがあり、最後に集合写真の撮影がありました。全国の生徒の皆さんとの交流から多くの刺激を受けた一日となりました。
リサーチ・フェア2024 in 関西学院大学総合政策学部
11月16日(土)、関西学院大学総合政策学部(神戸三田キャンパス)において今年で27回目となる「リサーチ・フェア2024」が開催され、本校から2組の藤岡七海さんが参加しました。
持ち時間25分(発表15分,質疑応答10分)を余すことなく使い、大学の先生方からの質問に丁寧に返答しました。他校の生徒の発表や、関西学院大学総合政策学部の生徒の発表もあり、質疑応答にも積極的に参加するなど充実した1日となりました。
1年次「産業社会と人間」ジブシる(カタリ場)
12月12日(木)、1年次生が「ジブシる」の出張授業を受講しました。
大学生の先輩たちの明るい挨拶で始まった今年度の「ジブシる」では、先輩たちの経験談を聞いていくうちに、初めは緊張していた生徒たちも、次第に打ち解け、楽しそうに先輩たちの話に耳を傾けている姿が多く見受けられました。
先輩の話の中には、自らの悩みと直結する話や、今後の学校生活に活きる話がありました。そこから、勇気をもらったり、今後に向けてのヒントを得たり、中には、これからの生活でがんばりたいことを「先輩」と約束している生徒もいました。
生徒たちから見て身近なロールモデルとして、大学生の先輩たちとふれあい、将来の自分の像とも重ね合わせることができ、大きな刺激になったようです。今回の授業で感じたこと、決意した気持ちを忘れず、それぞれの目標達成のために高校生活を送ってほしいです。
〈生徒の感想〉
・自意識をうまく理解しながら、環境要因を言い訳にせずに、自分を見つめ直していきたいなと思いました。また、人生を楽しく過ごす環境について、私は自分の居場所に執着するのではなく、自分を忘れず、自分の居場所を作っていけるような行動が大切だと気づくことができました。
・これからの人生の中で、やりたいことや将来の目標は、どんどん変わっていくかもしれないし、ずっと変わらないけど、「やってみる、飛び込んでみる」と「自分を知る」ことはどんなことにも言えるので、今後も大切にしていきたいと思いました。
・自分を見つめ直し、振り返り、お話を聞いたことによって、自分では気づいていなかった悩み事に気づけたことや、今まで納得できていなかった考え方を理解することができました。新しい自分になれたようで、今回の時間はすごくいい経験になりました。
1年次「産業社会と人間」クロスカリキュラム探究④
12月12日(木)、1年次「産業社会と人間」の授業で、クロスカリキュラム探究の成果発表を行いました。今年度のクロスカリキュラム探究では、異なる教科の教員同士がコラボし、また生徒たちがフィールドワークなどで地域社会に出かけ、実際の専門家とつながることをねらいに実施してきました。
班のメンバーで協力して、学んだ成果をまとめたポスターからは、生徒たちが学んだことが、分かりやすくまとめられており、今回の取り組みでの生徒の成長を読み取ることができました。実際の現場に出て実社会の問題に向き合った生徒たちは、入学した時より逞しく見え、また発表している姿からは、来年度行う課題研究に向けて、準備ができていることを感じさせられるものでした。
今回のクロスカリキュラム探究で興味が湧いたもの、疑問に思ったこと、もっと調べたいと感じたものなどを忘れず、今後の学習活動に活かしてほしいと思います。
〈生徒の感想〉
・自分たちが調べたことをまとめ、何も知らない人に理解してもらうことは難しいことだなと思いました。分かりやすく伝えるためには、文字の配置や色、文字の大きさ、量など、工夫するべきところが多いと気付かされました。
・私たちの班では、ずっと一方的に話していただけなので、聞いている人たちにとっては分かりづらかったのではないかと思いました。次このような機会があったときには、クイズや質問を投げかけながら、一歩的な発表にならないようにしていきたい。
・クロカリの授業では、最初は内容が分からず、難しいのかなと感じていたけれど、1回1回の授業でより深い内容を知ることができたり、興味を持つことができました。他の班の発表を聞いて、色々な分野の色々な良さを知ることもできました。
神戸学 須磨の観光を探究する④ 最終プレゼン
11月27日(水)、学校設定科目「神戸学」の時間に、須磨の観光コンセプトに関する最終プレゼンを行いました。中間発表に引き続き、須磨区地域協働課からも職員の方がお越しくださり、生徒たちが考えた、須磨の魅力を活かした観光コンセプトを聞いていただきました。また、プレゼン後には、座談会形式で「須磨」について語り合いました。
生徒たちのプレゼンは、中間発表のときからより具体的な内容になっており、須磨区役所の方からも「斬新で面白いアイデア」だと言っていただきました。これらの活動を通して、生徒たちは須磨の魅力を再確認し、観光を通してどのように地域を活性化させていくことができるのかを学ぶことができたと思います。
〈生徒の感想〉
・須磨に住んでいるけれど詳しく知らなかったので、今回細かいところまで知ることができ理解が深まった。また、神戸市民という意識が強かったけれど、今回調べたことで行ってみたい場所が増え、すごく愛着がわきました。
・須磨は生活する場で、遊びに行く場というイメージがなかったのですが、観光について考えていくにつれて、新たな発見が次々と生まれてきて、深く須磨を知ることができました。
・18年間、須磨に住んでいるけれど、須磨のりや須磨サーモンのことは知らなかった。須磨の良さだけでなく、源平合戦など歴史的な背景についても理解が深まった。
比較文化@流通科学大学
2・3年次対象の選択科目「比較文化」では、他国の文化や国際理解について学ぶことを目的としています。前年度に引き続き、今年も流通科学大学にて留学生と交流活動を3回行いました。
第1回から第3回までの間、若者文化、恋愛・美容、生活スタイルなど自由なテーマで話し合ったり、留学生の母国の言語や諸問題についてディスカッションしたりする中で、異なる社会や文化に触れ、知識を深めてきました。留学生並びに本校生徒も、積極的にコミュニケーションを図ろうとする姿勢があり、両者にとって良い機会となりました。
1年次「産業社会と人間」クロスカリキュラム探究③
11月29日(金)、クロスカリキュラム探究「小学生に防災に関する企画・授業をしよう」の講座で、神戸市立多井畑小学校4年生の児童を対象とした防災授業を本校の生徒が行いました。授業の進行から生徒だけで行い、6つの班がクイズや劇などそれぞれ違った内容の授業を実施しました。
指導案を書いてプレ授業を行うことで授業の改善を行ってきましたが、本番の授業では各自が小学生と積極的に関わって防災知識を楽しく伝えることができました。
〈生徒の感想〉
・今回の授業を行うにあたって、1ヵ月前から入念に計画を練りました。そこでは、自分たちの防災知識の獲得から始め、得た知識を小学生にどうやったらわかりやすく正しく伝えられるかを工夫しました。結果、本番では少しミスをしたものの、小学生のみんなは熱心に私たちの説明を聞いてくれて、何とかうまくできました。この体験から、「自分たちのやってきたことが正しかったのだな」と実感し、「何かを一生懸命やることで最後に得られるものは努力の結果なのだ」と感じました。これは、今日出会った小学生のみんなの溢れる笑顔が教えてくれました。今回の授業を終えて私たちの反省点や良かった点がはっきりしたので、今回学んだことを将来活かしていきたいと思いました。
・小学生に授業をすることで、発表する姿勢や積極的に授業に取り組む姿など学ぶことがありました。とてもいい経験になりました。
神戸学 ジャズに関する講演会&演奏
11月13日(水)、学校設定科目「神戸学」の時間に、講師として岡村正史先生をお招きし、「神戸のジャズ文化」と題した講演会を実施しました。また、神戸を中心に複数のジャズセッションホストや多くのユニットバンドを務める竹俣様もお越しくださり、お二人でジャズの演奏を披露していただきました。
神戸は日本における「ジャズの発祥地」とされています。そこで、神戸におけるジャズ文化の影響や、アメリカにおけるジャズの歴史について、当時の社会的な背景を踏まえながら解説していただきました。神戸が持つ文化的な特徴について、深く理解できる時間となりました。
神戸学 須磨の観光を探究する③ 中間発表
10月30日(水)、学校設定科目「神戸学」の時間に、須磨の観光コンセプトに関する中間発表を行いました。須磨区地域協働課からも職員の方がお越しくださり、生徒たちが考えた、須磨の魅力を活かしたアイデアを聞いていただきました。どのグループも、高校生ならではの視点が盛り込まれ、実現するのが楽しみになるような発表でした。まだ探究の途上ですので、いただいた助言やアドバイスをもとに、最終プレゼンに向けてブラッシュアップしていきます。
1年次「産業社会と人間」クロスカリキュラム探究②
10月25日(金)、クロスカリキュラム探究「小学生に防災に関する企画・授業をしよう」の講座で、NPO法人プラス・アーツの協力のもと、ネパールから講師の先生方をお招きしました。講師の方々は、ネパールの学校で防災教育を行っており、災害が多い日本ではどのように防災の学習が行われているのかを学ぶために来訪されました。
授業内では、ネパールにおける防災活動の紹介をしていただいた後、実際にネパールで行っている防災について学ぶゲームを2種類体験しました。生徒たちはネパールの先生と積極的に交流し、自分たちの活動にどのように活かせるのかを考えながら授業を受けていました。
〈生徒の感想〉
・ネパールの方々からの講話を通して、災害が起こった際には互いに協力しあうことや、周りへの配慮をすることが大切だと気づくことができました。
・お互いに自然災害が多い日本とネパールが防災交流を行うことで、防災知識の共有や防災意識の広がりにつながっていくと思いました。
・ネパールの先生が楽しい授業をしてくれたように、自分も小学生を盛り上げられるようにしっかり準備していきたいと思いました。
1年次「産業社会と人間」クロスカリキュラム探究①
10月11日(金)、1年次「産業社会と人間」の時間に、クロスカリキュラム探究が始まりました。クロスカリキュラム探究では、1つのテーマに対して複数の教科の視点からアプローチし、学びを深めていきます。今年度は全9ゼミに分かれ、「地域のSafety Coreとしての学び」をコンセプトとした地域との協働学習を行います。実社会の課題に対して、地域の関連機関と協働しながら取り組んでいく予定です。導入となる第1回目の授業では、各テーマの概要に関する講義等が行われました。
令和6年度高大連携課題研究合同発表会 at 京都大学
11月2日(土)、京都大学国際科学イノベーション棟の西館5階において高大連携課題研究合同発表会がおこなわれました。京都大学大学院教育学研究科の明和政子教授による記念講演の後、ホワイエにて本校2年次の生徒4名(4組園田さん、5組有本さん、6組呉さん、6組谷口さん)が質疑応答含め15分間、課題研究の取り組みについてポスター発表をしました。その後のグループ討議も通して、京都大学の先生方、大学院生、大学生、他校生徒からアドバイスや講評を頂き、大きな刺激を受けた一日となりました。頂いた貴重なアドバイスをもとに、研究を進めていって欲しいと思います。
神戸学 須磨の観光を探究する② 観光学講義
10月9日(水)、学校設定科目「神戸学」の時間に、流通科学大学 人間社会学部 観光学科の西村典芳先生をお招きし、「成長が期待される日本の観光市場」と題したご講義を行っていただきました。
日本の観光学の現状や世界の観光市場、また訪日外国人観光客の特徴などについて教えていただきました。講義の後には生徒たちの質問に丁寧にお答えくださり、今後、須磨の観光コンセプトを考えていく上で大変勉強になりました。
神戸学 須磨の観光を探究する① 神戸市「出前トーク」
3年次の学校設定科目「神戸学」では、2学期より「須磨の魅力を活用した観光誘致」をテーマに、「観光客が訪れたいと思う明確なイメージを創るために、須磨はどのような地域を目指すのか」を探究しています。
10月2日(水)には、神戸市 経済観光局観光企画課と建設局公園部整備課より、神戸市職員の方にお越しいただき、今年6月にオープンした神戸須磨シーワールドと須磨海浜公園について、その魅力や再整備計画についてご説明していただきました。
3年次「課題研究Ⅱ」実学探究 マナー講演会
3年次では、新たな取り組みとして「実学探究」が始まりました。「実学探究」では、単にこれからの実生活に役立つ知識や利用方法を知るだけでなく、取り組みの中で各自が問題を見つけ、その意味や意義について考えます。
9月30日(月)には、株式会社Y’Sプロ・voice Japan 代表取締役の友井川泰子様をお招きし、マナーや接遇の大切さを考える講演会を実施しました。適切な態度・言葉や心地よさにつながる「おもてなし」の心など、良好な人間関係を築く基本を教えていただきました。
2年次「課題研究Ⅰ」全体中間発表会
9月30日(月)、LHRの時間に2年次「課題研究」の全体中間発表会をおこないました。今年は6つの系列ごとに代表者3~4名の発表を行いました。8名の大学の先生方(神戸女子大学、関西学院大学、神戸芸術工科大学、神戸常盤大学)にお越し頂き、専門的な見地からアドバイスと全体の講評を頂きました。5分間で各系列の代表生徒が研究の途中経過を発表し、約5分間の質疑応答をおこないました。
代表生徒は緊張しながらも、各系列の代表として堂々と発表しました。質疑応答では大学の先生方からの的確な質問に返答し、丁寧なアドバイスに耳を傾けて研究を進展させようとする意気込みが感じられました。代表生徒以外の生徒も自分自身の研究に照らし合わせて「自分ごととして」聴くことが出来ていました。今回の中間発表会を通じて、自分たちでは気付けない沢山の視点を頂きました。2年次の生徒全員があらためて自分自身の研究を振り返り、研究の軌道修正をするまたとない機会となりました。
〈生徒の感想〉
・どの発表者も「きっかけ」がしっかりしていて、本当に自分の調べたいことを研究している感じがして説得力も感じました。
・先行研究や研究内容に関する情報などアプローチが足りていない部分に気づけた。
・データの客観性や正確性が重要視されることがわかった。また、実験においての条件の統一性や実験を「何回するか」が大切になってくることがわかった。
・大学の教授の方々のアドバイスがとても参考になった。私たちよりはるかに色々な視点を持っていて、多くの研究への配慮が必要だとわかった。また、研究において客観性がとても大切であることが分かった。
3年次「課題研究Ⅱ」全体発表会
3年生全員が、2年次から取り組んできた課題研究をプレゼンスライドにまとめゼミ内発表をしました。今年度は2.3年継続のゼミではなく系列を混ぜた新たなメンバーに組み替えたので、お互いの研究を興味深く聴けたようです。
各ゼミの代表として18名が「全体発表会」に出場しました。発表会では、教員だけでなく生徒たちも評価をしながら真剣に研究の内容や発表の表現などを観ました。全体発表会の結果、年次代表に選出された生徒は、学校説明会(11月)や総合学科発表会(1月)で成果発表を行います。
〈生徒の感想〉
・課題研究を通して多面的に物事を見ることができるようになった。
・課題研究を通して、1つの事柄について詳しく調べたり考えたりする能力が日常生活でも活かされるようになり、授業でも少し疑問に思うことがあると家に帰ってその事を詳しく調べたり考えるようになった。
・課題研究を通して、発表で人に伝えることにあまり緊張しなくなり、以前より前向きに考えられるようになった。
1年次「産業社会と人間」職場訪問全体発表会
9月27日(金)に、職業研究の全体発表会があり、職場ごとの発表で選ばれた代表者22名が、1年次生全員の前でプレゼンテーションを行いました。
班別の発表から1週間しかありませんでしたが、さすが代表者だけあり、内容がさらにブラッシュアップされていてどの生徒の発表も見応えのあるものでした。発表者は大変緊張していましたが、その緊張感が利き手にも伝わり、聞いている生徒もいい刺激をたくさんもらえたようです。発表の機会はまだまだたくさんあるので、今回の経験が今後の活動に活かされることを期待しています。
【生徒の感想】
・人に「伝える」ために工夫されたプレゼンには、各々の色が見られて、「働く」ということの意味について改めて考えさせられた。今回の職場訪問を通して、今一度将来について考え、「働く」ということに実感を持とうと考えた。
・今回22人の発表を聞いて、「コミュニケーション能力」や「協力」といった言葉が共通して聞けたので、仕事は違っても、その仕事で大事になるものは似たようなものなのだと気づきました。
・どの職業にも、共通するところはあり、今の高校生活で学んだことが、将来になって約9立つことも学べた。今はまだ将来どんな仕事に就きたいか決まっていなかったが、今夏の職場訪問で学んだことを活かして仕事選びをしていきたい。
1年次「産業社会と人間」職場訪問
7月10日(水)・11日(木)・30日(火)、職場研究の一環として職場訪問に行きました。中学校で実施されている「トライやるウイーク」のような仕事体験を目的にするのではなく、「働くこと」が社会にとってどんな意味があるのかや、社会での自分の生かし方を考えるための探究を目的としています。
本年度は3日間で23の企業・施設・学校にご協力いただきました。それぞれの訪問先について調べ、実際に働いておられる方にインタビューをしたり、調べた内容を発表したりすることで「働くこと」について考え、学ぶことができました。2学期には、今回の訪問を踏まえてそれぞれ発表することになっています。それぞれが学び、感じたことをどのように発表するのか、楽しみです。
<生徒の感想より>
・物事に対して瞬時に判断をしたり、それを行動できる人は人から信頼されると思うので、今のうちから少しずつでも 自ら行動していこうと思いました。
・働いている方は常に自分は何ができるか考え行動していた。僕も高校にいる間にそれができるように、まずは常に自分は何ができるか考え気付けるように部活でもプレー以外のところも大切にしたい。
・今回の職場訪問で、必ず誰かと助け合いながら行動することの大切さを学んだ。全員が一丸となってお客様のことを考えながら働いている姿が素敵だと思った。
-ご協力いただいた企業・施設・学校-
頌栄保育園(認定こども園) ANA(全日本空輸)神戸空港事業所 エム・シーシー食品株式会社
オリバーソース 株式会社 神戸市立 きぼうの丘幼稚園 生活協同組合 コープこうべ
兵庫トヨタ自動車株式会社 株式会社 ナンバースリー 神戸フィルムオフィス
株式会社 M.Lab(ミムラボ) ユニクロ 大丸須磨店 株式会社 ラジオ関西
神戸聖隷福祉事業団 愛生園 株式会社 伍魚福 神戸地方裁判所
三井住友銀行 須磨支店 小林製麻株式会社 神戸須磨消防署
株式会社 千代田精機 神戸市立 多井畑小学校 神戸市立 王子動物園
兵庫県立美術館 一般社団法人 ことばの道
1年次「産業社会と人間」プレゼンテーション講演会
7月8日に、講師として吉田大作先生お呼びして、1年次対象のプレゼンテーション講演会を行いました。吉田先生のプロフィールや問いかけを交えながら、「人に物事を伝える上で何が大切なのか」、「どのような準備をしなくてはならないのか」などを楽しくお話してくださいました。普段の学校生活の中では聞くことのできないお話に、生徒も関心をもって聞くことができていました。今後の発表に期待したいと思います。
〈生徒の感想〉
・講演会を聞くまで、プレゼンテーションは、「上手に発表すること」だと思っていました。しかし、プレゼンテーションはプレゼントなため、「相手をどのような気持ちにさせるのか」がポイントなのだと知ることができました。
・講演会前は、発表の際に、頭が真っ白になってしまうのは、本番のための練習が足りていないからだと思っていました。しかし、講演会では、緊張するのはプレゼンの内容を理解できておらず、情報収集が甘かったが故だということが分かりました。
3年次「課題研究Ⅱ」ゼミ内発表会
3年次から行ってきた各自の課題研究をパワーポイントにて発表しました。今年度は、4月から系列が混ざった新メンバーでゼミ活動を行ってきたので、ゼミ内発表会といえども、多様な内容で、お互いに楽しく興味の幅を刺激しあうことができました。
相互評価し、各ゼミから代表生徒が選出され、7月16日・17日に行われる全体発表会で3年次全員の前で発表をします。代表生徒たちは7分間の発表のために、本番の直前まで最善を尽くしてくれそうです。
<全体発表会にむけて代表生徒の声>
・パワポを作るのが難しかったけど、ゼミのみんなのパワポを見てたくさん工夫点を学べた。
・人前で話すのは本当に苦手だけど、練習するよい機会と思って取り組みたいです。
・2年次で1年間かけて行ってきた課題研究を学年全体の前で発表する機会を得ることができた。ゼミ内発表会でも改善点がたくさんできたので、ゼミの先生のアドバイスを受けながら見てくれる人が分かりやすいような発表をできるようにしていきたいと思う。
・他の人の発表を聞いて参考になることもあったので自分の発表に活かしたいです。たくさん練習してみんなに分かってもらえるようがんばります。
1年次「産業社会と人間」学問分野別講演会
5月31日に、18の大学・専門学校から20学部(学問分野)の講師の方々を本校にお招きし、学問分野別講演会を行いました。興味・関心のある学問や、名前は知っていても何を学べるのか具体的には分からない学問の話を聞き、以前までのイメージが変わったという生徒や、新しい学部に興味を持ったという生徒が多くみられました。生徒たちの将来への選択肢が、少しは広がったのではないかと感じます。
〈生徒の感想〉
・今回の講演会では、学部の紹介だけではなく、今の私たちがすべきことについて教えてもらいました。講演会を聞いて、今の私たちには、外国語の知識をつけることが必要だと感じました。そのためにも、日ごろからネイティブの発音に慣れることや、会話をすることで力がつくと考えました。
・今回のお話を聞いて、どの仕事も「人の役に立っている」ということが分かりました。人の役に立ちたいから医療系を選んだ私にとって、とても心に残った言葉でした。どんな仕事も無くてはならないもので、いろんな場面で活躍しているのだなと納得しました。
1年次「産業社会と人間」職業人講演会
5月24日に、本校の卒業生を含む10名の職業人の方々をお招きし、職業に関する講演会を行いました。生徒たちはキャリアプランニングの授業で、事前に自分に向いている職業や適性を知り、それを踏まえて、興味のある職業人の方々のお話を伺いました。職業の内容だけでなく、「働くとは」「仕事のやりがいや苦労」など、様々な話を聞き、今までの認識が変わったという生徒や、より詳しく知りたいと思う生徒など、今回の講演会で、各々気づきや発見があったように思います。
〈生徒の感想〉
・2つの仕事の講演会を聞いて、人とコミュニケーションをとることが共通していることが分かりました。ヨガインストラクターやダンサーは、人を楽しませるために、鍼灸院は患者さんを安心させるために必要だと聞きました。コミュニケーションをとることは、たくさんの目的があって、人のためになるということが分かりました。
・自分の夢を叶えるために仕事をするという話が印象に残りました。私も将来、自分の仕事に誇りをもって、楽しみながら仕事をして、自分の夢を叶えられるようにしたいです。
1年次「産業社会と人間」ハテナソンワークショップ
5月2日(木)、1年次の「産業社会と人間」の授業では、京都産業大学より佐藤賢一先生をお招きし、「自ら問いを立てる学び方を実践し、対話するハテナソン授業」と題したワークショップを行いました。
生徒たちは、日常から何気なく浮かんだ「ハテナ」に対して、互いに問いを投げかけ、議論や思考を深めていくといった「問い重ね」と呼ばれるワークを行いました。日常生活に溢れているどんな些細な「ハテナ」でも、問いをぶつけていくことで議論や思考が深まったり、いつもは話さない友達と活動することで、いつもの自分では気が付かない発見に触れ、視野が広がったことを実感できたと思います。
〈生徒の感想〉
・私は、講演を聞いて、思い込みや先入観にとらわれず、データに基づいた検討や判断をすることが大事だと学びました。今後は、いくつかの情報を手に入れた上で、全ての情報を鵜呑みにするのではなく、判断材料として参考程度に扱っていきたいと思いました。
・今回の講演を聞いて、自分の中で思い込んで捉えてしまっていることがたくさんあることに気づかされました。例えば「問い」です。私は「問い」とは、「答えるもの」だと思っていました。しかし講演を聞いて、「答えを探すだけでなく、その背景や意図を探り新しい問いを立てるもの」と言う考え方があることを知りました。
1年次「産業社会と人間」新聞に関する講演会
4月26日(金)の「産業社会と人間」の時間は、神戸新聞社より三好正文さんをお招きし、新聞に関する講演会をしていただきました。生徒一人ひとり全員にその日の朝刊が配布され、新聞記事の構成は逆三角形でできていることや、5W1Hは内容を伝えるための基本であること、新聞の読み方など様々な情報を教えていただきました。普段じっくりと読む機会がない生徒たちも、この時間はみんな新聞を広げ、記事を探していました。
<生徒の感想より>
・新聞の見出しに注目したことはなかったけど、見ただけで本文の内容がわかるように簡潔にまとめられていてすごいと思った。
・実際に新聞記者さんの話を聞いて、『情報』に対する向き合い方を改めたいと考えた。現在、インターネットやスマートフォンが普及し、情報化が進む社会では「正しい情報を読み取る力」が大切だという事を学んだ。
・この授業を通して感じたことは、新聞って最近読む人が減っているけど、ネットニュースよりも最新の記事も載っているし、簡潔で分かりやすい文章なので、これから新聞を読んでいきたいと思いました。
3年次「課題研究Ⅱ」スライドデザイン講演会
3年次「課題研究Ⅱ」の1学期の内容は、各自が2年次「課題研究Ⅰ」で取り組んだ研究をスライドにまとめ、プレゼンテーションを行うことです。1回目の授業は、「スライドデザイン講演会」を実施しました。講師として、神戸芸術工科大学大学院博士課程の大嶋優希子さんにお越しいただき、「伝わりやすいプレゼンテーションスライドの作り方」を教わりました。よい例と悪い例を比較しながら説明してくださり、生徒たちはメモを取りながら真剣に聞き入っていました。6月の各ゼミ内で行う発表会に向けて、よいスタートが切れたと思います。
【生徒の感想】
・文字の大きさなど具体的に教えてくださったので、すぐに役に立てられると思いました。
・作るときの工夫の仕方がわかりやすかった。ルールを守って見やすいプレゼンテーションを作りたい。
2年次「課題研究Ⅰ」講演会
4月11日(木)の3時間目に、神戸大学大学院人間発達環境学研究科の林創教授を講師としてお招きし、課題研究講演会を実施しました。
林先生からは、「そもそも研究とは何なのか」といった基本的なことから、課題研究の意義や取り組み方、テーマ設定の仕方についてスライドを使って分かりやすくお話していただきました。特に、テーマの見つけ方について詳しくお話を頂き、生徒自身が春休みの課題として考えて来ているテーマが「大きすぎるテーマ」になっていないか、「高校生として価値のあるテーマ」に当たるのかを見直し、修正する貴重な機会となりました。
1年次の「産業社会と人間」の授業で身につけたこと、今日の課題研究講演会で得たことを基にして、41回生2年次の課題研究が始まります。
第4回 SDGs探究×研究サイエンスフォーラム
3月24日(日)、第4回 SDGs探究✕研究サイエンスフォーラムが神戸女学院大学で開催されました。本校からは、2年次の大住花音さんが参加し、グッドポスター賞を受賞しました。
1年間かけて研究してきた成果を発表し、大学の先生や他校の先生との質疑応答やディスカッションを行いました。生徒にとっては、自分の研究に自信が持て、今後さらに研究を発展させていくためのポイントも教えていただくなど、大変貴重な機会となりました。
1年次 講演会「課題研究に向けて」
3月8日(金)、神戸女子大学より鈴木宏節先生、曽田里美先生をお招きし、講演会を行いました。第1部では鈴木先生より「なぜ研究するのか?」と題して、課題研究に取組む意義やテーマ設定のコツなどのお話を伺いました。第2部では曽田先生の研究内容をご紹介いただき、研究とはどういうものか、どのような手法でどう活かしていけるかをお話していただきました。最後に、第3部でお二人先生が対談される形で、曽田先生がどのような経緯で今のテーマで研究をするようになったのかを伺いました。
大学の先生から具体的に研究内容を伺うことができ、2年次から始まる課題研究を進めていくにあたってとても有意義な講演会となりました。
<生徒の感想より>
・私はこの講演会で、課題研究とは自分を成長させるための探究と分かりました。また、研究をするうえで、様々なことにチャレンジし、試行錯誤することで、自分なりの答えを見つけたり、失敗できるうちに人生の選択肢を豊かにすることも大切だと思った。
・勉強と課題研究の違いを知り、この春から答えのない問いに向き合い、自分で答えをつくっていかなければいけないんだという実感が湧きました。
・僕は、テーマ設定をする上で、研究だから大きなテーマじゃないとダメだと勝手に思い込んでいたけれど、そんなことはなく、身近な事柄から考え、小さなテーマでもいいと知り、少し安心できたし、研究の明確なイメージをすることができました。
「with… 若き女性美術作家の生涯」鑑賞会
3月7日(木)に「産業社会と人間」の時間で「with… 若き女性美術作家の生涯」を鑑賞しました。本校卒業生である佐野由美さんの生き方をテーマにしたドキュメンタリー映画です。
1階ロビーには佐野さんの絵画が飾られていますが、大抵の生徒が今回の鑑賞会で、いつ、どこで、誰が、どのような気持ちで描いたものかを知ることになったと思います。
生徒たちは今回の映画を見て、佐野さんの生き方・考え方に感銘を受け、自分が今後の高校生活でどのような行動をしていくべきか道標ができたように思えます。
〈生徒の感想〉
・由美さんのようにまだ行動に移すことはできないけれど、何時か私も行動に移すことができるようになりたいと思いました。
・私は佐野さんの絶望から光をみつけて這い上がっていく姿勢にとても勇気づけられて、自分ができることを精一杯やり切る大切さを学びました。
・私自身、まだまだ未熟で人生やりたいことがまだまだあります。私も佐野さんのようにやりたいことはやって、他人にも勇気を与えられるような人望の熱い人になって、「楽しかった」と思える一生を作っていきたいです。
・これからの人生、いつどこで、一瞬で終わってしまうかわかりません。どういうように生きていくか、もう一度考えようと思います。
・私はたまたま日本に生まれ、ネパールの人よりも数倍も良い暮らしができています。それは別に悪いことではないし、何の罪でもありません。ですが、自分、そして日本人以外にも、必死に生きている命と人生があるということを忘れてはいけないと再認識できました。
第9回 高校生国際シンポジウム
2月21日~22日、第9回高校生国際シンポジウムが鹿児島県の宝山ホールで開催され、本校2年次の前田雛璃さんがポスターセッション部門に参加しました。全国各地からの参加者を前に堂々と研究成果を発表し、審査員や参加者からの質問を通して、自身の研究の可能性や課題に気づくことができました。
2日間の日程の中では、発表以外にも基調講演、パネルディスカッション、進路座談会など、さまざまな企画が用意されており、これらを通して自分の生き方やこれからの進路を考えることができ、貴重な機会となりました。
1年次 キャリア講演会
3月5日(火)、一般社団法人イドミィより代表理事の高橋淳さんをお招きし、「一歩ふみだすことの大切さ」を中心とした講演会を行っていただきました。
高橋さんからは、ご自身の日本周回の体験や、それをきっかけとしたたくさんの出会い・気づきをもとに、ユーモアたっぷりにお話していただきました。生徒たちは高橋さんが発する言葉に感動し、休み時間の間も高橋さんを囲って質問する姿が見られました。
今後、この話を聞いた生徒たちが、将来に向かって一歩ふみだすことを期待したいです。
〈生徒の感想〉
・今日の講演会で、「他人の目を気にせずに行動する」ということをしたいと思いました。淳ちゃんが日本一周するといったとき、周りから「やめておけ」と言われても行動に移し、やりきったことに、私は本当にすごいと思いました。
・今回の講演会を受けて、批判的な言葉や、マイナスなことばをかけられても、自分を信じ、自分のやりたいことで、自分の人生を切り開いていくことがとても重要だということをしることができました。
・先生は「日本一周」をきっかけに様々な経験をしたり、生き方が変わったとおっしゃっていたので、自分もこれからの学校生活や色々な人との出会いをもっと大切にしていきたいと思った。
・今回の講演会で僕は、「今しかできないことは今しかできない」ということを大切にして生きていきたいと思いました。今は面倒なこともいつか思い出になると思うし、後悔だけはしたくないから、できることを目一杯しようと思いました。
第22回総合学科発表会
令和6年1月27日(土)、第22回総合学科発表会が開催されました。発表会の直前に、急遽プログラムを変更で2年次のポスターセッションを延期することになりましたが、当日はどの発表者もステージで堂々と発表してくれました。十分な準備ができない中での開催でしたが、1年間の取り組みの成果が見える発表会でした。
発表者にとっては、自分自身の学びを他者に伝えるという行為を通して、自信を培ったり、達成感を感じられる体験になったと思います。発表を聞いていた生徒にとっては、2年次は自分の研究をより深めたいと考えたり、1年次は次年度の課題研究が楽しみになったりと、前向きな意欲を感じることもできました。
〈生徒感想〉
・来年からの課題研究の授業が楽しみになってきた。⾃分が決めたテーマについてとことん調べて失敗を恐れず研究しようと思った。
・2 年⽣や 3 年⽣の課題研究の発表は、とても説得⼒があり、考えられているもので、とてもこれからの私たちが参考にできるものでした。アドバイスまでいただき、今回学べたことをしっかりと⾃分のものにしていこうと思います!
・これからは様々なことに問いを持つようにして、たくさんの⼈の意⾒を聞きつつも、⾃分が正しいと思う答えを⾒つけていきたいと思う。
オープニング「音楽基礎」リコーダーアンサンブル 開会あいさつ
1年次「産業社会と人間」
2年「課題研究Ⅰ」
海外語学研修
3年「課題研究Ⅱ」発表
講評 閉会あいさつ
作品展示
また、発表会当日の様子を、ビバ・ニュータウンに取材していただきました。
2024.02.28 ビバ・ニュータウン記事「第22回総合学科発表会」
令和5年度 兵庫県立高等学校探究活動研究会@神戸国際会議場
2月10日(土)神戸国際会議場において令和5年度兵庫県立高等学校探究活動研究会が開催されました。本校から2年次の中村優希さん、栢野舞祐さん、村上晴香さん、前田雛璃さん、能島侑里さんの5名が参加しました。午前の部は大阪教育大学イノベーションデザインセンターの仲矢史雄教授の基調講演がありました。生徒各自のスマホを活用した双方向参加型の講演で、探究活動における”比較と対比”の重要性について学びました。午後からは神戸国際会議室にて、各自が20分×2回のポスター発表ならびに2回の聴講をおこないました。大きな会場での発表のため、緊張が感じられましたが、発表が始まるとジェスチャーも交えて聴講者に熱心に説明する姿が見られ、質疑応答の10分間も余すことなく、白熱した議論が飛び交いました。今回の経験が、今後の課題研究に活かされることを願っています。
第25回兵庫県総合学科高等学校研究発表会
令和6年2月3日(土)、兵庫県立豊岡総合高等学校にて、第25回兵庫県総合学科高等学校研究発表会が開催され、本校からは3年次の下川いずみさんが参加しました。
この発表会は、県下の総合学科15校が集い、各校の学びを発表するとともに、相互に交流し、学びを深める場です。当日は豊岡総合高校をはじめとする4校の発表を体育館で行ったのち、各教室に分かれて11校の発表が行われました。発表後のグループワークでは、各発表の印象に残った点や学校ごとの違いについて、異なる学校の生徒同士で話し合い、最後には今後の目標を設定する時間がもたれました。
〈生徒の感想〉
他校の発表では、地域をテーマに研究しているものが印象的で、地元の方の協力を受けながら、自分たちが住んでいる地域を盛り上げようとしているのがすごいと思いました。須磨友が丘高校では、自分の関心にそって課題研究のテーマを決めるので、同じ総合学科でも違いがあることに新鮮さを感じました。また、須磨友が丘高校で学んできた「産業社会と人間」や「課題研究」のプログラムは当たり前のものだと思っていましたが、活動のありがたさも感じました。
自分の発表に対しては、様々な角度からフィードバックをいただきました。自分ではあまり意識していなかったことも含め、視点や活動内容を認めてもらえて嬉しかったです。改めて、総合学科での学びの深さを感じる一日になりました。