日誌

カテゴリ:産業社会と人間

1年次「産業社会と人間」クロスカリキュラム探究②

 10月25日(金)、クロスカリキュラム探究「小学生に防災に関する企画・授業をしよう」の講座で、NPO法人プラス・アーツの協力のもと、ネパールから講師の先生方をお招きしました。講師の方々は、ネパールの学校で防災教育を行っており、災害が多い日本ではどのように防災の学習が行われているのかを学ぶために来訪されました。

 授業内では、ネパールにおける防災活動の紹介をしていただいた後、実際にネパールで行っている防災について学ぶゲームを2種類体験しました。生徒たちはネパールの先生と積極的に交流し、自分たちの活動にどのように活かせるのかを考えながら授業を受けていました。

〈生徒の感想〉

・ネパールの方々からの講話を通して、災害が起こった際には互いに協力しあうことや、周りへの配慮をすることが大切だと気づくことができました。

・お互いに自然災害が多い日本とネパールが防災交流を行うことで、防災知識の共有や防災意識の広がりにつながっていくと思いました。

・ネパールの先生が楽しい授業をしてくれたように、自分も小学生を盛り上げられるようにしっかり準備していきたいと思いました。

   

1年次「産業社会と人間」クロスカリキュラム探究①

 10月11日(金)、1年次「産業社会と人間」の時間に、クロスカリキュラム探究が始まりました。クロスカリキュラム探究では、1つのテーマに対して複数の教科の視点からアプローチし、学びを深めていきます。今年度は全9ゼミに分かれ、「地域のSafety Coreとしての学び」をコンセプトとした地域との協働学習を行います。実社会の課題に対して、地域の関連機関と協働しながら取り組んでいく予定です。導入となる第1回目の授業では、各テーマの概要に関する講義等が行われました。

   

1年次「産業社会と人間」職場訪問全体発表会

 9月27日(金)に、職業研究の全体発表会があり、職場ごとの発表で選ばれた代表者22名が、1年次生全員の前でプレゼンテーションを行いました。

 班別の発表から1週間しかありませんでしたが、さすが代表者だけあり、内容がさらにブラッシュアップされていてどの生徒の発表も見応えのあるものでした。発表者は大変緊張していましたが、その緊張感が利き手にも伝わり、聞いている生徒もいい刺激をたくさんもらえたようです。発表の機会はまだまだたくさんあるので、今回の経験が今後の活動に活かされることを期待しています。

 

【生徒の感想】

・人に「伝える」ために工夫されたプレゼンには、各々の色が見られて、「働く」ということの意味について改めて考えさせられた。今回の職場訪問を通して、今一度将来について考え、「働く」ということに実感を持とうと考えた。

・今回22人の発表を聞いて、「コミュニケーション能力」や「協力」といった言葉が共通して聞けたので、仕事は違っても、その仕事で大事になるものは似たようなものなのだと気づきました。

・どの職業にも、共通するところはあり、今の高校生活で学んだことが、将来になって約9立つことも学べた。今はまだ将来どんな仕事に就きたいか決まっていなかったが、今夏の職場訪問で学んだことを活かして仕事選びをしていきたい。

 

  

1年次「産業社会と人間」職場訪問

 7月10日(水)・11日(木)・30日(火)、職場研究の一環として職場訪問に行きました。中学校で実施されている「トライやるウイーク」のような仕事体験を目的にするのではなく、「働くこと」が社会にとってどんな意味があるのかや、社会での自分の生かし方を考えるための探究を目的としています。

 本年度は3日間で23の企業・施設・学校にご協力いただきました。それぞれの訪問先について調べ、実際に働いておられる方にインタビューをしたり、調べた内容を発表したりすることで「働くこと」について考え、学ぶことができました。2学期には、今回の訪問を踏まえてそれぞれ発表することになっています。それぞれが学び、感じたことをどのように発表するのか、楽しみです。

<生徒の感想より>

・物事に対して瞬時に判断をしたり、それを行動できる人は人から信頼されると思うので、今のうちから少しずつでも 自ら行動していこうと思いました。

・働いている方は常に自分は何ができるか考え行動していた。僕も高校にいる間にそれができるように、まずは常に自分は何ができるか考え気付けるように部活でもプレー以外のところも大切にしたい。

・今回の職場訪問で、必ず誰かと助け合いながら行動することの大切さを学んだ。全員が一丸となってお客様のことを考えながら働いている姿が素敵だと思った。

 

-ご協力いただいた企業・施設・学校-

 頌栄保育園(認定こども園) ANA(全日本空輸)神戸空港事業所 エム・シーシー食品株式会社

  オリバーソース 株式会社    神戸市立 きぼうの丘幼稚園    生活協同組合 コープこうべ

  兵庫トヨタ自動車株式会社    株式会社 ナンバースリー    神戸フィルムオフィス

  株式会社 M.Lab(ミムラボ)     ユニクロ 大丸須磨店      株式会社 ラジオ関西

 神戸聖隷福祉事業団 愛生園                     株式会社 伍魚福                          神戸地方裁判所 

    三井住友銀行 須磨支店      小林製麻株式会社            神戸須磨消防署

           株式会社 千代田精機             神戸市立 多井畑小学校              神戸市立 王子動物園

              兵庫県立美術館                  一般社団法人 ことばの道

1年次「産業社会と人間」プレゼンテーション講演会

7月8日に、講師として吉田大作先生お呼びして、1年次対象のプレゼンテーション講演会を行いました。吉田先生のプロフィールや問いかけを交えながら、「人に物事を伝える上で何が大切なのか」、「どのような準備をしなくてはならないのか」などを楽しくお話してくださいました。普段の学校生活の中では聞くことのできないお話に、生徒も関心をもって聞くことができていました。今後の発表に期待したいと思います。

 

〈生徒の感想〉

・講演会を聞くまで、プレゼンテーションは、「上手に発表すること」だと思っていました。しかし、プレゼンテーションはプレゼントなため、「相手をどのような気持ちにさせるのか」がポイントなのだと知ることができました。

 

・講演会前は、発表の際に、頭が真っ白になってしまうのは、本番のための練習が足りていないからだと思っていました。しかし、講演会では、緊張するのはプレゼンの内容を理解できておらず、情報収集が甘かったが故だということが分かりました。

  

1年次「産業社会と人間」学問分野別講演会

 5月31日に、18の大学・専門学校から20学部(学問分野)の講師の方々を本校にお招きし、学問分野別講演会を行いました。興味・関心のある学問や、名前は知っていても何を学べるのか具体的には分からない学問の話を聞き、以前までのイメージが変わったという生徒や、新しい学部に興味を持ったという生徒が多くみられました。生徒たちの将来への選択肢が、少しは広がったのではないかと感じます。

 〈生徒の感想〉

・今回の講演会では、学部の紹介だけではなく、今の私たちがすべきことについて教えてもらいました。講演会を聞いて、今の私たちには、外国語の知識をつけることが必要だと感じました。そのためにも、日ごろからネイティブの発音に慣れることや、会話をすることで力がつくと考えました。

 ・今回のお話を聞いて、どの仕事も「人の役に立っている」ということが分かりました。人の役に立ちたいから医療系を選んだ私にとって、とても心に残った言葉でした。どんな仕事も無くてはならないもので、いろんな場面で活躍しているのだなと納得しました。

  

1年次「産業社会と人間」職業人講演会

 5月24日に、本校の卒業生を含む10名の職業人の方々をお招きし、職業に関する講演会を行いました。生徒たちはキャリアプランニングの授業で、事前に自分に向いている職業や適性を知り、それを踏まえて、興味のある職業人の方々のお話を伺いました。職業の内容だけでなく、「働くとは」「仕事のやりがいや苦労」など、様々な話を聞き、今までの認識が変わったという生徒や、より詳しく知りたいと思う生徒など、今回の講演会で、各々気づきや発見があったように思います。

 〈生徒の感想〉

・2つの仕事の講演会を聞いて、人とコミュニケーションをとることが共通していることが分かりました。ヨガインストラクターやダンサーは、人を楽しませるために、鍼灸院は患者さんを安心させるために必要だと聞きました。コミュニケーションをとることは、たくさんの目的があって、人のためになるということが分かりました。

 ・自分の夢を叶えるために仕事をするという話が印象に残りました。私も将来、自分の仕事に誇りをもって、楽しみながら仕事をして、自分の夢を叶えられるようにしたいです。

  

1年次「産業社会と人間」ハテナソンワークショップ

 5月2日(木)、1年次の「産業社会と人間」の授業では、京都産業大学より佐藤賢一先生をお招きし、「自ら問いを立てる学び方を実践し、対話するハテナソン授業」と題したワークショップを行いました。

 生徒たちは、日常から何気なく浮かんだ「ハテナ」に対して、互いに問いを投げかけ、議論や思考を深めていくといった「問い重ね」と呼ばれるワークを行いました。日常生活に溢れているどんな些細な「ハテナ」でも、問いをぶつけていくことで議論や思考が深まったり、いつもは話さない友達と活動することで、いつもの自分では気が付かない発見に触れ、視野が広がったことを実感できたと思います。

〈生徒の感想〉

・私は、講演を聞いて、思い込みや先入観にとらわれず、データに基づいた検討や判断をすることが大事だと学びました。今後は、いくつかの情報を手に入れた上で、全ての情報を鵜呑みにするのではなく、判断材料として参考程度に扱っていきたいと思いました。

・今回の講演を聞いて、自分の中で思い込んで捉えてしまっていることがたくさんあることに気づかされました。例えば「問い」です。私は「問い」とは、「答えるもの」だと思っていました。しかし講演を聞いて、「答えを探すだけでなく、その背景や意図を探り新しい問いを立てるもの」と言う考え方があることを知りました。

 

1年次「産業社会と人間」新聞に関する講演会

 4月26日(金)の「産業社会と人間」の時間は、神戸新聞社より三好正文さんをお招きし、新聞に関する講演会をしていただきました。生徒一人ひとり全員にその日の朝刊が配布され、新聞記事の構成は逆三角形でできていることや、5W1Hは内容を伝えるための基本であること、新聞の読み方など様々な情報を教えていただきました。普段じっくりと読む機会がない生徒たちも、この時間はみんな新聞を広げ、記事を探していました。

 <生徒の感想より>

・新聞の見出しに注目したことはなかったけど、見ただけで本文の内容がわかるように簡潔にまとめられていてすごいと思った。

・実際に新聞記者さんの話を聞いて、『情報』に対する向き合い方を改めたいと考えた。現在、インターネットやスマートフォンが普及し、情報化が進む社会では「正しい情報を読み取る力」が大切だという事を学んだ。

・この授業を通して感じたことは、新聞って最近読む人が減っているけど、ネットニュースよりも最新の記事も載っているし、簡潔で分かりやすい文章なので、これから新聞を読んでいきたいと思いました。

 

1年次 講演会「課題研究に向けて」

 3月8日(金)、神戸女子大学より鈴木宏節先生、曽田里美先生をお招きし、講演会を行いました。第1部では鈴木先生より「なぜ研究するのか?」と題して、課題研究に取組む意義やテーマ設定のコツなどのお話を伺いました。第2部では曽田先生の研究内容をご紹介いただき、研究とはどういうものか、どのような手法でどう活かしていけるかをお話していただきました。最後に、第3部でお二人先生が対談される形で、曽田先生がどのような経緯で今のテーマで研究をするようになったのかを伺いました。

 大学の先生から具体的に研究内容を伺うことができ、2年次から始まる課題研究を進めていくにあたってとても有意義な講演会となりました。

<生徒の感想より>

・私はこの講演会で、課題研究とは自分を成長させるための探究と分かりました。また、研究をするうえで、様々なことにチャレンジし、試行錯誤することで、自分なりの答えを見つけたり、失敗できるうちに人生の選択肢を豊かにすることも大切だと思った。

・勉強と課題研究の違いを知り、この春から答えのない問いに向き合い、自分で答えをつくっていかなければいけないんだという実感が湧きました。

・僕は、テーマ設定をする上で、研究だから大きなテーマじゃないとダメだと勝手に思い込んでいたけれど、そんなことはなく、身近な事柄から考え、小さなテーマでもいいと知り、少し安心できたし、研究の明確なイメージをすることができました。

            

 

           

「with… 若き女性美術作家の生涯」鑑賞会

 3月7日(木)に「産業社会と人間」の時間で「with… 若き女性美術作家の生涯」を鑑賞しました。本校卒業生である佐野由美さんの生き方をテーマにしたドキュメンタリー映画です。

 1階ロビーには佐野さんの絵画が飾られていますが、大抵の生徒が今回の鑑賞会で、いつ、どこで、誰が、どのような気持ちで描いたものかを知ることになったと思います。

 生徒たちは今回の映画を見て、佐野さんの生き方・考え方に感銘を受け、自分が今後の高校生活でどのような行動をしていくべきか道標ができたように思えます。

 

〈生徒の感想〉

・由美さんのようにまだ行動に移すことはできないけれど、何時か私も行動に移すことができるようになりたいと思いました。

 ・私は佐野さんの絶望から光をみつけて這い上がっていく姿勢にとても勇気づけられて、自分ができることを精一杯やり切る大切さを学びました。

 ・私自身、まだまだ未熟で人生やりたいことがまだまだあります。私も佐野さんのようにやりたいことはやって、他人にも勇気を与えられるような人望の熱い人になって、「楽しかった」と思える一生を作っていきたいです。

 ・これからの人生、いつどこで、一瞬で終わってしまうかわかりません。どういうように生きていくか、もう一度考えようと思います。

 ・私はたまたま日本に生まれ、ネパールの人よりも数倍も良い暮らしができています。それは別に悪いことではないし、何の罪でもありません。ですが、自分、そして日本人以外にも、必死に生きている命と人生があるということを忘れてはいけないと再認識できました。

 

1年次 キャリア講演会

 3月5日(火)、一般社団法人イドミィより代表理事の高橋淳さんをお招きし、「一歩ふみだすことの大切さ」を中心とした講演会を行っていただきました。

 高橋さんからは、ご自身の日本周回の体験や、それをきっかけとしたたくさんの出会い・気づきをもとに、ユーモアたっぷりにお話していただきました。生徒たちは高橋さんが発する言葉に感動し、休み時間の間も高橋さんを囲って質問する姿が見られました。

 今後、この話を聞いた生徒たちが、将来に向かって一歩ふみだすことを期待したいです。

 

〈生徒の感想〉

・今日の講演会で、「他人の目を気にせずに行動する」ということをしたいと思いました。淳ちゃんが日本一周するといったとき、周りから「やめておけ」と言われても行動に移し、やりきったことに、私は本当にすごいと思いました。

・今回の講演会を受けて、批判的な言葉や、マイナスなことばをかけられても、自分を信じ、自分のやりたいことで、自分の人生を切り開いていくことがとても重要だということをしることができました。

・先生は「日本一周」をきっかけに様々な経験をしたり、生き方が変わったとおっしゃっていたので、自分もこれからの学校生活や色々な人との出会いをもっと大切にしていきたいと思った。

・今回の講演会で僕は、「今しかできないことは今しかできない」ということを大切にして生きていきたいと思いました。今は面倒なこともいつか思い出になると思うし、後悔だけはしたくないから、できることを目一杯しようと思いました。