日誌

特色ある教育活動

44回生1年次 「産業社会と人間」職場訪問

7月9日(木)、7月10日(金)、7月29日(水)の3日間にわたり、職場訪問を実施しました。今年度は、23社の事業所にご協力いただき、生徒が実際の職場を訪問し、貴重な学びの機会を得ることができました。

事前学習では、各グループが訪問先について調査・研究を行い、創作物の制作やプレゼンテーションの準備を進めるなど、訪問当日に向けて理解を深めてきました。

訪問当日は、施設見学や社員の皆様へのインタビューを通して、仕事に対する姿勢や大切にされている考え方、企業が地域や社会で果たしている役割などについて学ぶことができました。また、「働くこと」の意義や責任について考える貴重な機会となりました。

今回の職場訪問で得た学びを今後の探究活動や進路選択に生かし、一人一人が将来について主体的に考え、より一層学びを深めていくことを期待しています。

―生徒の感想―

・「仕事のやりがいの対価は、お金だけでなく、お客様や周りの人から感謝されることにもある」という言葉が心に残りました。私は今まで仕事は給料をもらうことが一番の目的だと思っていましたが、人から感謝されることや社会の役に立っていると実感できることも大きなやりがいにつながることを知りました。

・特に印象に残ったのは、全員が「安全で確実な運航」という共通の目標に向かって、強いプロ意識と責任感を持って日々の仕事に向き合っている姿勢です。一人の小さなミスが大きな事故につながりかねない緊張感のある環境の中で、確実な確認と密なコミュニケーションを取りながら連携する姿に、働くことの本質を強く感じました。

・何より心に残ったのは、すべてを機械任せにするのではなく、今でも手作業のこだわりが大切に残されているということです。より安全でおいしいソースを消費者に届けるために、最後は人の目と手で丁寧に仕上げている姿を見て働くことへの責任感を感じました。

・先生方は、一人一人の子供に合わせて接し方や教え方を工夫していて、みんなが楽しく学べるように努力されていました。先生はただ教えるのではなく、子供たち一人一人の気持ちを考えながら関わる大切なお仕事なのだと学びました。

・今回の経験を通して、自分の将来について考えるようになりました。私はまだ明確な夢はありませんが、あいさつをきちんとすること、時間を守ること、相手の話を最後まで聞いて行動することなど社会に出た時に必要になることを意識して過ごしていきたいです。

 

ーご協力いただいた企業・学校・施設ー

 

 エム・シーシー食品株式会社       株式会社ナンバースリー        兵庫県立美術館

エムシーシー食品株式会社  株式会社ナンバースリー  兵庫県立美術館

 

 

みなとやま水族館             神戸地方裁判所           神戸市立きぼうの丘幼稚園

  

 

 

 

小泉製麻株式会社            神戸聖隷福祉事業団 愛生園      株式会社伍魚福

    

 

生活協同組合コープこうべ    株式会社 千代田精機    神戸市立多井畑小学校

     

 

株式会社ラジオ関西           神戸須磨消防署           株式会社M.Lab(ミムラボ)

       

 

兵庫トヨ自動車株式会社         ANA(全日本空輸)神戸空港事務所    三井住友銀行 須磨支店

     

 

神戸フィルムオフィス          オリバーソース株式会社       神戸女子大学附属高倉台幼稚園

    

 

ことばの道                                    兵庫赤十字血液センター

   

44回生1年次 「産業社会と人間」プレゼンテーション講演会

6月19日(金)、神戸芸術工科大学より大嶋優希子先生をお招きし、プレゼンテーション講演会を行いました。相手に伝わりやすいスライドを作成するために、デザインの視点から情報を整理する技術を分かりやすくご教授いただきました。良いスライドと悪いスライドを比較してどのような点を工夫するべきかを体感し、より聞き手に伝わるようにするためにはどのようにするべきか、多くのことを学んだ様子でした。これから発表をする機会が幾度もありますが、今日学んだことを意識して相手に伝わる発表を実践してほしいと思います。

 

ー生徒の感想ー

・これまでは、伝えたい情報をすべてスライドに詰め込むことが良いと思っていたこともありました。しかし、文字や色の多すぎる悪い例との比較を通して、それでは聞き手にとって見にくく、大切なことが伝わらないと気づきました。

・今回学んだ「ルールを決める」ということを意識して、相手に伝わる良い発表をしていきたいです。

・聞き手によって時間配分を変えたり、文字の数や大きさを工夫したり、使う色に統一感を出したりなど細かいところまでこだわって作ることで、聞く側の理解度が全く違うと思いました。

・これからプレゼンテーションをする場面では、相手の立場になって必要な情報の選択、伝え方を考えてより良いものにしていきたい。

44回生1年次 「産業社会と人間」学問分野別講演会

5/29(金)、20の大学や専門学校から先生方をお招きし、学問分野別講演会を行いました。各分野において学ぶことができる内容や大学卒業後の就職先などについて詳しくお話いただき、生徒にとってはこれから迎える自分自身の進路選択に向き合うためのきっかけとなる貴重な時間となったようでした。

 

生徒の感想

・心理・社会福祉学のお話を聞いて、福祉とは何かを考えるきっかけになりました。これまで調べてきた中で、直接援助を主に職業として考えていて、間接援助は存在しか知らなくて、今回のお話を聞いて興味を持ちました。特に「公正と平等」「自立の考え方」が自分にはない新しい発見で学びになりました。この経験を、自分の将来の選択に活かしたいです。

・経営学は起業したい人だけが学ぶものではなく、社会全体を見ることのできる力をつけられる学問だと知り、もっと学んでみたいと思いました。

・将来のことがもっと詳しく考えられるように、自分でやりたいことを見つけたり、必要なことを考えて勉強し続けていけたらいいなと思います。夢に向かって努力できるようにこれから頑張ります。

44回生1年次 産業社会と人間「職業人講演会」

5月22日(金)、「職業人に話を聞こう!」と題して12名の講師の方をお招きし、お話を聞かせていただきました。その職業に就くことになったきっかけや仕事の内容、仕事をする中で感じるやりがい等について詳しくお話を聞かせていただくことができました。生徒は事前学習として行ったR-CAPの分析結果から得られた適性をもとに、今回の講演会で話を聞く職業を選択しました。新しい視点での職業観にも触れることができ、これから自分の未来に向き合い職業を選択するための大きなきっかけとなったようでした。

ー講師の先生方のご職業ー

宮大工、海苔漁師、助産師、鍼灸師、ヨガ講師、音声・音楽制作、薬膳師、公園デザイナー、パン屋、金属工芸(ジュエリーデザイナー)、テレビ局員、農業

 

ー生徒の感想ー

・私も将来はやりがいを感じたり自分の好きを生かせる仕事に就きたいと思った

・「働くとは何か」ということについても深く知れたので、世の中にある仕事についてもっと知って、誰かに幸せを届けられる人になれたらいいなと思いました

・これから進路を考えるためのすごく貴重な時間になりました

44回生1年次 「産業社会と人間」ハテナソン講演会

5月1日(金)京都産業大学の佐藤賢一教授にお越しいただき、「自ら問いをたてる学びを実践し、対話するハテナソン授業」と題して講義をしていただきました。まず初めに身近なことに浮かんだ「ハテナ」に対してさらに問いをたてるというグループワークを行いました。問いを重ねることによって思考を深めることができるということに気づくことができました。次に、佐藤先生の「卵細胞」をテーマにした講義を聴き、その中で浮かんだ「ハテナ」をグループで議論しました。議論することによって問いを掘り下げることができ、その問いから新しい発見が生まれるということを学びました。また、「開いた問い」と「閉じた問い」についても教えていただき、それぞれの特徴や目的に応じてそれぞれを使い分けると良いということも学びました。今日学んだ「自ら問いをたて、問いを通して考える」ことを心に留め、これからの探究活動等の学びに活かしていって欲しいと思います。

44回生1年次「産業社会と人間」グループワークの基本

4月24日(金)「産業社会と人間」の授業の中でグループワークの基本を身にける講座を実施しました。

まず初めに「食糧危機の中で昆虫恐怖症の友人に昆虫を食べてもらうために、どのように説得するか」というテーマでグループワークを行いました。司会者、書記、発表者の役割を決め、お互いの意見をグループ内でシェアしてまとめるというグループワークの基本を実践しました。また、代表グループは全体の前で実際に昆虫を食べてもらうよう説得するというロールプレイも行いました。講座の後半は「100年後の子供たちの遊びはどうなっていると思う?」等の答えなない課題について意見をまとめるグループワークを行いました。どのグループもそれぞれが意見をしっかりと出し合い、最後の全体発表では自主的に発表できたグループが多数ありました。

生徒の感想

 ・グループワークで自分以外の意見を聞くと、自分とは違う角度からの意見やその意見を聞いて新たに考えが思いついたり、そんな考えもあるのか、と学びになることが多かった。様々な角度からの意見をまとめるのは難しいことだったけれど、お互いの意見や共通点を探して情報を整理しながら理由をまとめる作業はとても楽しかった。次からのグループワークもお互いの意見を尊重しながら、よりよい意見を出せるようにしたい。

・グループワークをして気づいたことは、一人ひとり違う考えや理由を持っていて、その違う意見をどうにかして合わせることで、よりよい意見が生まれるということだ。しかし、全くの対極的な意見が出た時はただかけ合わせるだけでなく、互いのメリットを活用できる新たな意見を出すことが大切だと分かったので、次のグループワークでは、意見のメリットを意識して話を聞きたい。

 ・今日のグループワークをしてみて、同じ題材でも全然違う意見が出てきたし、考えつかなかった意見が多かった。でもその意見を聴くことで自分の考え方が広がったし、納得できた。そして、発表する際もまず問いを相手に立ててから結論→理由を言うことでよく内容が入ってくるし、印象にも残りやすいと考えた。考え方、意見も大切だけど、発表の仕方、聴き方も重要だと分かった。自分の発表の際にも生かしたい。

43回生 1年次 「産業産業社会と人間」 キャリア講演会

3月10日(火)、1学次生の「産業社会と人間」の授業において、一般社団法人イドミィ代表理事の高橋惇さんをお招きし、キャリアプランに関する講演会を実施しました。

講演では、「一歩ふみだすことの大切さ」をテーマに、ご自身の経験をもとに、これからのキャリアを考える上で大切なことについてお話しいただきました。特に、自転車で日本一周をされた体験や、その旅の中で生まれた多くの出会いについてのエピソードは、生徒たちにとって印象深い内容となりました。

ユーモアを交えながら語られる高橋さんの言葉に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。講演後の休み時間には、高橋さんのもとへ質問に行く生徒の姿も見られ、今回の講演が生徒たちにとって大きな刺激となったことがうかがえました。

自分のやりたいことに挑戦し続ける高橋さんの姿勢は、生徒たちにとって大きな学びとなったようです。今回の講演を通して、生徒たちが自分自身の将来について考え、将来に向けて一歩を踏み出すきっかけになることを期待しています。

 

〈生徒の感想〉

・惇ちゃんは、自分の思うままに今しかできないことに挑戦していて輝いて見えた。そんな惇ちゃんでも失敗があり、だからこそ今があるのだと知り、失敗を恐れずに挑戦していきたいと思った。

・一歩を踏み出すことで、「経験」「知恵」「人との出会い」の3つを得ることができると知って、自分も勇気を出して一歩を踏み出していこうと思えた。

・今回の講演で、「思う」「動く」「言う」ことによってチャンスが来ること。一歩を踏み出すことによって広がる自分に視野があることがわかりました。失敗を恐れずに、今しかできないことを、人目を気にせず全力で楽しく取り組んでいきたいと思いました。

 

 

43回生 1年次 「産業社会と人間」2分間スピーチ

2月6日(金)、1学次生の「産業社会と人間」の授業において、「2分間スピーチ」が行われました。生徒たちは、この一年間で学んだことや気づきを振り返り、2分間にまとめて発表しました。 

 スピーチの内容は多岐にわたり、成長した点を振り返る生徒もいれば、新たに気づいた自分の課題を率直に語る生徒もいました。それぞれが自分自身と向き合い、この一年の学びを言葉にすることで、さらに理解を深める機会となりました。 

 また、友人の発表を聞くことがいい刺激になり、改めて自分の目標に向かっていく決意が固まった生徒もいたようです。

<生徒の感想より>

・クラスの人の話を聞くことで、自分自身の新たな気づきを知る機会となり、また学習に対する姿勢や夢への情熱が語れるとてもいい機会になった。

・クラスの人がどのような目標を持っているのか、これからの高校生活の過ごし方や人生像などを知るよい機会となりました。

・普段あまり話をしない人の夢を知ることができて楽しかったし、みんなの前で宣言することでこれまで以上に頑張れると思うのでとてもいい時間でした。

 

1年次「産業社会と人間」クロスカリキュラム④

 

 12月15日(月)3,4時間目に1年次「産業社会と人間」の授業で、クロスカリキュラム探究の成果発表を行いました。今年度のクロスカリキュラム探究では、他教科の教員が協同し、生徒たちがフィールドワークで地域社会に出かけ、各分野の専門家と繋がって、ものごとに対する深さと広さの両面的な学習を念頭に実践してきました。

 班のメンバーで協力して、学んだ成果をまとめたポスターは、生徒たちが探究活動で様々なことを吸収したことがわかり、生徒自身がそれぞれの課題に向き合い、考えた成長の姿が見受けられました。現場に出て実社会の問題に向き合った生徒たちは、入学した時と比べて逞しくなり、いきいきとした表情を見せていました。 

 例えば小学生に防災を伝える上で、防災の重要性を自分ごととして捉え、楽しく取り組めるために劇やカルタゲームを取り入れたり、段ボールや新聞で防災グッズ(スリッパ)を作成するなど自分たちの目線で防災に向き合っていました。又須磨の海オリジナルTシャツを作って人との繋がりを通じて地域の活性化を図る、須磨アルプスの良さを外国人にも理解してもらうために英文で広報する、高齢化社会における「幸せな暮らしのためのちょっとの交流」として個人のペースを大切に地域に関わっていくことなど発想に高校生としての新鮮さが活かされていました。一方で実践段階での時間配分の反省など社会や人に真摯に関わることで、自らの力でより良くしようとする向上心を垣間見ることが出来ました。以前にも増して自己評価を客観的に行い、自らの反省点を把握して、改善策を考えていることが大きな実りであったと思います。

 継続的な学びの第二段階として来年度の課題研究に向けて、学びの広がりを感じ取ることができました。本校の特色である「探究」をしっかり各自の成長に繋げられることを期待しています。

 今回のクロスカリキュラム探究で興味が湧いたこと、疑問に思ったこと、もっと調べたいと感じたこと、改善したいと気づけたことを大切なものとし、段階的に学びを深めることができる本校での学習活動をそれぞれの今後の学びに活かしてほしいと思います。

 〈生徒の感想〉

・ポスターは見やすいことが命だから、余計な文はできるだけ省くようにした。タコラッチでの実践では、内容を覚えていたおかげで原稿を見ずに話すことができた。またタイトルを工夫したり、絵を入れたりして、興味を持ってもらえるように意識した。

・ポスターの余白を意識して内容を細かく分けたり、フォントをデザインに合わせて変形させた。レイアウトはターゲットを明確にし、シンプルに拘り目線を意識した。発表では笑顔でのアイコンタクトや自分の発表を客観的に確認して自然な身振りや手振りを加え、専門用語はわかりやすい言葉に言い換えて具体例や体験談を付け加え、つなぎ言葉を減らすようにした。自分の気づきを大切にしてポスターと発表に工夫を重ねた。

 

1年次「産業社会と人間」クロスカリキュラム探究③

 クロスカリキュラム探究「里山改造計画」の講座では、「科学が発達した現代社会において“里山”は必要なのか」「“里山”を“里山”として維持し続けるためには、どのような方法が考えられるのか」という問いを軸に探究活動を行っています。

 この活動の一環として、学校近隣に位置する横尾山を訪れ、フィールドワークを実施しました。当日は、「よこおみち森もりの会」代表の持田様にご協力いただき、里山の特徴や管理の実際についてお話を伺うとともに、横尾山の案内をしていただきました。

〈生徒感想〉

・横尾山で自然を使ったBINGOゲームをしていると聞き驚きました。もっと里山が活用されるには運搬ができるくらいの整備が必要だと聞き、深く共感しました。今すぐに里山を60年ほど前の姿に戻すのは難しいかもしれませんが、活用方法について考え、「持続可能な社会をつくる」ことに協力したいと思いました。

・里山はただの自然ではなく、人の手があって初めて保たれる環境であると気づいた。ボランティアの方々が自分たちの地域の森を本当に大切にしていることが伝わってきた。地域の自然を守る活動は、地味だけどすごく重要だとわかった。高齢者が多く活動している現状から、私たち若い世代が関わることは大切だと思う。