日誌

比較文化「イランについてのプレゼンテーション」

異文化理解に強い関心を持つ3年生が選択している「比較文化」の授業では、世界のさまざまな国々に触れる機会を大切にしています。1学期のテーマは「イスラム教国」。キリスト教との関わりも視野に入れながら、イスラム圏の国々への理解を深めていきます。

5月の最終週から2週間にわたり、「イラン」について受講生全員が一人ひとり異なるトピックを選び、調べた内容を発表しました。

英語圏の国々については、英語学習を通して自然に知識が増えていきますが、イランについてはなかなか触れる機会が少ないのが現状です。そんな中で、生徒たちは「イラン」をどのように捉えたのでしょうか。

発表された主なトピックは以下の通りです。

イランへの卒業旅行プラン
イランの家の構造・インテリア
イランの高校
イランの災害事情
イランの食文化
イランのお風呂
ラマダンについて   など
 

発表では、自国・日本との比較も意識しながら、「イランにはアメリカのファストフード店はあるのか」「地震が多い日本とイランにはどんな共通点があり、国としてどのように支援に関わっているのか」「ラマダンの本当の意味とは」「日本に暮らすイスラム教徒の子どもや学生は、給食のある学校でどのようにラマダンを実践しているのか」など、興味深い問いが次々と投げかけられました。

インターネットの情報にとどまらず、生徒自身の興味や視点からテーマを深掘りしていく姿は、さすが3年生。友が丘高校総合学科で積み重ねてきた学びの成果が鮮やかに感じられる、実りある時間となりました。