カテゴリ:課題研究
令和6年度高大連携課題研究合同発表会 at 京都大学
11月2日(土)、京都大学国際科学イノベーション棟の西館5階において高大連携課題研究合同発表会がおこなわれました。京都大学大学院教育学研究科の明和政子教授による記念講演の後、ホワイエにて本校2年次の生徒4名(4組園田さん、5組有本さん、6組呉さん、6組谷口さん)が質疑応答含め15分間、課題研究の取り組みについてポスター発表をしました。その後のグループ討議も通して、京都大学の先生方、大学院生、大学生、他校生徒からアドバイスや講評を頂き、大きな刺激を受けた一日となりました。頂いた貴重なアドバイスをもとに、研究を進めていって欲しいと思います。
3年次「課題研究Ⅱ」実学探究 マナー講演会
3年次では、新たな取り組みとして「実学探究」が始まりました。「実学探究」では、単にこれからの実生活に役立つ知識や利用方法を知るだけでなく、取り組みの中で各自が問題を見つけ、その意味や意義について考えます。
9月30日(月)には、株式会社Y’Sプロ・voice Japan 代表取締役の友井川泰子様をお招きし、マナーや接遇の大切さを考える講演会を実施しました。適切な態度・言葉や心地よさにつながる「おもてなし」の心など、良好な人間関係を築く基本を教えていただきました。
2年次「課題研究Ⅰ」全体中間発表会
9月30日(月)、LHRの時間に2年次「課題研究」の全体中間発表会をおこないました。今年は6つの系列ごとに代表者3~4名の発表を行いました。8名の大学の先生方(神戸女子大学、関西学院大学、神戸芸術工科大学、神戸常盤大学)にお越し頂き、専門的な見地からアドバイスと全体の講評を頂きました。5分間で各系列の代表生徒が研究の途中経過を発表し、約5分間の質疑応答をおこないました。
代表生徒は緊張しながらも、各系列の代表として堂々と発表しました。質疑応答では大学の先生方からの的確な質問に返答し、丁寧なアドバイスに耳を傾けて研究を進展させようとする意気込みが感じられました。代表生徒以外の生徒も自分自身の研究に照らし合わせて「自分ごととして」聴くことが出来ていました。今回の中間発表会を通じて、自分たちでは気付けない沢山の視点を頂きました。2年次の生徒全員があらためて自分自身の研究を振り返り、研究の軌道修正をするまたとない機会となりました。
〈生徒の感想〉
・どの発表者も「きっかけ」がしっかりしていて、本当に自分の調べたいことを研究している感じがして説得力も感じました。
・先行研究や研究内容に関する情報などアプローチが足りていない部分に気づけた。
・データの客観性や正確性が重要視されることがわかった。また、実験においての条件の統一性や実験を「何回するか」が大切になってくることがわかった。
・大学の教授の方々のアドバイスがとても参考になった。私たちよりはるかに色々な視点を持っていて、多くの研究への配慮が必要だとわかった。また、研究において客観性がとても大切であることが分かった。
3年次「課題研究Ⅱ」全体発表会
3年生全員が、2年次から取り組んできた課題研究をプレゼンスライドにまとめゼミ内発表をしました。今年度は2.3年継続のゼミではなく系列を混ぜた新たなメンバーに組み替えたので、お互いの研究を興味深く聴けたようです。
各ゼミの代表として18名が「全体発表会」に出場しました。発表会では、教員だけでなく生徒たちも評価をしながら真剣に研究の内容や発表の表現などを観ました。全体発表会の結果、年次代表に選出された生徒は、学校説明会(11月)や総合学科発表会(1月)で成果発表を行います。
〈生徒の感想〉
・課題研究を通して多面的に物事を見ることができるようになった。
・課題研究を通して、1つの事柄について詳しく調べたり考えたりする能力が日常生活でも活かされるようになり、授業でも少し疑問に思うことがあると家に帰ってその事を詳しく調べたり考えるようになった。
・課題研究を通して、発表で人に伝えることにあまり緊張しなくなり、以前より前向きに考えられるようになった。
3年次「課題研究Ⅱ」ゼミ内発表会
3年次から行ってきた各自の課題研究をパワーポイントにて発表しました。今年度は、4月から系列が混ざった新メンバーでゼミ活動を行ってきたので、ゼミ内発表会といえども、多様な内容で、お互いに楽しく興味の幅を刺激しあうことができました。
相互評価し、各ゼミから代表生徒が選出され、7月16日・17日に行われる全体発表会で3年次全員の前で発表をします。代表生徒たちは7分間の発表のために、本番の直前まで最善を尽くしてくれそうです。
<全体発表会にむけて代表生徒の声>
・パワポを作るのが難しかったけど、ゼミのみんなのパワポを見てたくさん工夫点を学べた。
・人前で話すのは本当に苦手だけど、練習するよい機会と思って取り組みたいです。
・2年次で1年間かけて行ってきた課題研究を学年全体の前で発表する機会を得ることができた。ゼミ内発表会でも改善点がたくさんできたので、ゼミの先生のアドバイスを受けながら見てくれる人が分かりやすいような発表をできるようにしていきたいと思う。
・他の人の発表を聞いて参考になることもあったので自分の発表に活かしたいです。たくさん練習してみんなに分かってもらえるようがんばります。
3年次「課題研究Ⅱ」スライドデザイン講演会
3年次「課題研究Ⅱ」の1学期の内容は、各自が2年次「課題研究Ⅰ」で取り組んだ研究をスライドにまとめ、プレゼンテーションを行うことです。1回目の授業は、「スライドデザイン講演会」を実施しました。講師として、神戸芸術工科大学大学院博士課程の大嶋優希子さんにお越しいただき、「伝わりやすいプレゼンテーションスライドの作り方」を教わりました。よい例と悪い例を比較しながら説明してくださり、生徒たちはメモを取りながら真剣に聞き入っていました。6月の各ゼミ内で行う発表会に向けて、よいスタートが切れたと思います。
【生徒の感想】
・文字の大きさなど具体的に教えてくださったので、すぐに役に立てられると思いました。
・作るときの工夫の仕方がわかりやすかった。ルールを守って見やすいプレゼンテーションを作りたい。
2年次「課題研究Ⅰ」講演会
4月11日(木)の3時間目に、神戸大学大学院人間発達環境学研究科の林創教授を講師としてお招きし、課題研究講演会を実施しました。
林先生からは、「そもそも研究とは何なのか」といった基本的なことから、課題研究の意義や取り組み方、テーマ設定の仕方についてスライドを使って分かりやすくお話していただきました。特に、テーマの見つけ方について詳しくお話を頂き、生徒自身が春休みの課題として考えて来ているテーマが「大きすぎるテーマ」になっていないか、「高校生として価値のあるテーマ」に当たるのかを見直し、修正する貴重な機会となりました。
1年次の「産業社会と人間」の授業で身につけたこと、今日の課題研究講演会で得たことを基にして、41回生2年次の課題研究が始まります。
第4回 SDGs探究×研究サイエンスフォーラム
3月24日(日)、第4回 SDGs探究✕研究サイエンスフォーラムが神戸女学院大学で開催されました。本校からは、2年次の大住花音さんが参加し、グッドポスター賞を受賞しました。
1年間かけて研究してきた成果を発表し、大学の先生や他校の先生との質疑応答やディスカッションを行いました。生徒にとっては、自分の研究に自信が持て、今後さらに研究を発展させていくためのポイントも教えていただくなど、大変貴重な機会となりました。
第9回 高校生国際シンポジウム
2月21日~22日、第9回高校生国際シンポジウムが鹿児島県の宝山ホールで開催され、本校2年次の前田雛璃さんがポスターセッション部門に参加しました。全国各地からの参加者を前に堂々と研究成果を発表し、審査員や参加者からの質問を通して、自身の研究の可能性や課題に気づくことができました。
2日間の日程の中では、発表以外にも基調講演、パネルディスカッション、進路座談会など、さまざまな企画が用意されており、これらを通して自分の生き方やこれからの進路を考えることができ、貴重な機会となりました。
令和5年度 兵庫県立高等学校探究活動研究会@神戸国際会議場
2月10日(土)神戸国際会議場において令和5年度兵庫県立高等学校探究活動研究会が開催されました。本校から2年次の中村優希さん、栢野舞祐さん、村上晴香さん、前田雛璃さん、能島侑里さんの5名が参加しました。午前の部は大阪教育大学イノベーションデザインセンターの仲矢史雄教授の基調講演がありました。生徒各自のスマホを活用した双方向参加型の講演で、探究活動における”比較と対比”の重要性について学びました。午後からは神戸国際会議室にて、各自が20分×2回のポスター発表ならびに2回の聴講をおこないました。大きな会場での発表のため、緊張が感じられましたが、発表が始まるとジェスチャーも交えて聴講者に熱心に説明する姿が見られ、質疑応答の10分間も余すことなく、白熱した議論が飛び交いました。今回の経験が、今後の課題研究に活かされることを願っています。
第25回兵庫県総合学科高等学校研究発表会
令和6年2月3日(土)、兵庫県立豊岡総合高等学校にて、第25回兵庫県総合学科高等学校研究発表会が開催され、本校からは3年次の下川いずみさんが参加しました。
この発表会は、県下の総合学科15校が集い、各校の学びを発表するとともに、相互に交流し、学びを深める場です。当日は豊岡総合高校をはじめとする4校の発表を体育館で行ったのち、各教室に分かれて11校の発表が行われました。発表後のグループワークでは、各発表の印象に残った点や学校ごとの違いについて、異なる学校の生徒同士で話し合い、最後には今後の目標を設定する時間がもたれました。
〈生徒の感想〉
他校の発表では、地域をテーマに研究しているものが印象的で、地元の方の協力を受けながら、自分たちが住んでいる地域を盛り上げようとしているのがすごいと思いました。須磨友が丘高校では、自分の関心にそって課題研究のテーマを決めるので、同じ総合学科でも違いがあることに新鮮さを感じました。また、須磨友が丘高校で学んできた「産業社会と人間」や「課題研究」のプログラムは当たり前のものだと思っていましたが、活動のありがたさも感じました。
自分の発表に対しては、様々な角度からフィードバックをいただきました。自分ではあまり意識していなかったことも含め、視点や活動内容を認めてもらえて嬉しかったです。改めて、総合学科での学びの深さを感じる一日になりました。