日誌

2024年3月の記事一覧

1年次 講演会「課題研究に向けて」

 3月8日(金)、神戸女子大学より鈴木宏節先生、曽田里美先生をお招きし、講演会を行いました。第1部では鈴木先生より「なぜ研究するのか?」と題して、課題研究に取組む意義やテーマ設定のコツなどのお話を伺いました。第2部では曽田先生の研究内容をご紹介いただき、研究とはどういうものか、どのような手法でどう活かしていけるかをお話していただきました。最後に、第3部でお二人先生が対談される形で、曽田先生がどのような経緯で今のテーマで研究をするようになったのかを伺いました。

 大学の先生から具体的に研究内容を伺うことができ、2年次から始まる課題研究を進めていくにあたってとても有意義な講演会となりました。

<生徒の感想より>

・私はこの講演会で、課題研究とは自分を成長させるための探究と分かりました。また、研究をするうえで、様々なことにチャレンジし、試行錯誤することで、自分なりの答えを見つけたり、失敗できるうちに人生の選択肢を豊かにすることも大切だと思った。

・勉強と課題研究の違いを知り、この春から答えのない問いに向き合い、自分で答えをつくっていかなければいけないんだという実感が湧きました。

・僕は、テーマ設定をする上で、研究だから大きなテーマじゃないとダメだと勝手に思い込んでいたけれど、そんなことはなく、身近な事柄から考え、小さなテーマでもいいと知り、少し安心できたし、研究の明確なイメージをすることができました。

            

 

           

「with… 若き女性美術作家の生涯」鑑賞会

 3月7日(木)に「産業社会と人間」の時間で「with… 若き女性美術作家の生涯」を鑑賞しました。本校卒業生である佐野由美さんの生き方をテーマにしたドキュメンタリー映画です。

 1階ロビーには佐野さんの絵画が飾られていますが、大抵の生徒が今回の鑑賞会で、いつ、どこで、誰が、どのような気持ちで描いたものかを知ることになったと思います。

 生徒たちは今回の映画を見て、佐野さんの生き方・考え方に感銘を受け、自分が今後の高校生活でどのような行動をしていくべきか道標ができたように思えます。

 

〈生徒の感想〉

・由美さんのようにまだ行動に移すことはできないけれど、何時か私も行動に移すことができるようになりたいと思いました。

 ・私は佐野さんの絶望から光をみつけて這い上がっていく姿勢にとても勇気づけられて、自分ができることを精一杯やり切る大切さを学びました。

 ・私自身、まだまだ未熟で人生やりたいことがまだまだあります。私も佐野さんのようにやりたいことはやって、他人にも勇気を与えられるような人望の熱い人になって、「楽しかった」と思える一生を作っていきたいです。

 ・これからの人生、いつどこで、一瞬で終わってしまうかわかりません。どういうように生きていくか、もう一度考えようと思います。

 ・私はたまたま日本に生まれ、ネパールの人よりも数倍も良い暮らしができています。それは別に悪いことではないし、何の罪でもありません。ですが、自分、そして日本人以外にも、必死に生きている命と人生があるということを忘れてはいけないと再認識できました。

 

第9回 高校生国際シンポジウム

2月21日~22日、第9回高校生国際シンポジウムが鹿児島県の宝山ホールで開催され、本校2年次の前田雛璃さんがポスターセッション部門に参加しました。全国各地からの参加者を前に堂々と研究成果を発表し、審査員や参加者からの質問を通して、自身の研究の可能性や課題に気づくことができました。

2日間の日程の中では、発表以外にも基調講演、パネルディスカッション、進路座談会など、さまざまな企画が用意されており、これらを通して自分の生き方やこれからの進路を考えることができ、貴重な機会となりました。

 

     

1年次 キャリア講演会

 3月5日(火)、一般社団法人イドミィより代表理事の高橋淳さんをお招きし、「一歩ふみだすことの大切さ」を中心とした講演会を行っていただきました。

 高橋さんからは、ご自身の日本周回の体験や、それをきっかけとしたたくさんの出会い・気づきをもとに、ユーモアたっぷりにお話していただきました。生徒たちは高橋さんが発する言葉に感動し、休み時間の間も高橋さんを囲って質問する姿が見られました。

 今後、この話を聞いた生徒たちが、将来に向かって一歩ふみだすことを期待したいです。

 

〈生徒の感想〉

・今日の講演会で、「他人の目を気にせずに行動する」ということをしたいと思いました。淳ちゃんが日本一周するといったとき、周りから「やめておけ」と言われても行動に移し、やりきったことに、私は本当にすごいと思いました。

・今回の講演会を受けて、批判的な言葉や、マイナスなことばをかけられても、自分を信じ、自分のやりたいことで、自分の人生を切り開いていくことがとても重要だということをしることができました。

・先生は「日本一周」をきっかけに様々な経験をしたり、生き方が変わったとおっしゃっていたので、自分もこれからの学校生活や色々な人との出会いをもっと大切にしていきたいと思った。

・今回の講演会で僕は、「今しかできないことは今しかできない」ということを大切にして生きていきたいと思いました。今は面倒なこともいつか思い出になると思うし、後悔だけはしたくないから、できることを目一杯しようと思いました。