研究内容

課題研究Ⅰ

【課題研究Ⅰ】サイエンス校外実習Ⅱの実施

2023(令和5)年1月5日(木)~6日(金)の1泊2日で『サイエンス校外実習Ⅱ』を実施しました。

1日目の午前は,放射光科学研究センターでの研修でした。「科学的なものの考え方」について,簡単な実験を交えて学んだ後,大型放射光施設の原型であるSOR-RINGの説明を受け,SPring-8やSACLAの施設研修を行いました。最後には,研究員による研究紹介もしていただきました。

1日目の午後は,兵庫県立大学西はりま天文台での研修でした。天文工作教室では,「簡易分光器」を作製した上で,光について講義を受けました。「昼間の星と太陽の観察」では,太陽や木星の観察を行いました。天文講義では,望遠鏡のしくみと冬の星座について学びました。夜には「なゆた望遠鏡での天体観望会」でした。曇り空の時はなゆたの反射鏡を見せていただいたり,観測室にも入らせていただき,研究員からの説明を聞くことができました。さらには,「オリジナル観望会」で60cm望遠鏡や小型望遠鏡を使って,自由に天体観測を行いました。1月24日に実施される『小高連携いきいき授業』の予習がしっかりとできました。

2日目の午前は,株式会社ダイセルでの研修でした。iParkや網干工場での施設研修を行いました。100年を超える伝統ある企業で、最先端の研究を行っていることや,「ダイセル方式」とよばれる革新的な生産技術について学ぶんだ後,若手研究員との座談会を開催しました。男性の研究員はもちろんRikejo(理系女子)との交流会です。NG質問なしの座談会はとても有意義な時間となりました。

【課題研究Ⅰ】小高連携いきいき授業の準備

2022(令和4)年11月4日(金)は,前日(文化の日)に学校説明会を行っていたため,振り替え休業日でした。その休業日を活用して,第1学年の課題研究Ⅰでは,2023(令和5)年1月24日(火)に実施される『小高連携いきいき授業』の準備を行いました。課題研究Ⅰは火曜7限の1単位と週休日にも1単位行っています。

内容は,「ミニプラネタリウムの作製」です。天文に関する講義の後,実際にミニプラネタリウムを作製しました。難しいところはどこだろう? 小学生が苦労するところはどんなところで,どのように対処すればよいだろうか? などいろいろなことを考えながら,作業を進めていました。冬期休業中には,西はりま天文台にて専門家からの講義も受けます。小学生に授業ができるように,しっかりと準備を進めていきます。

【課題研究Ⅰ】サイエンス校外実習Ⅰの実施

 2022(令和4)年8月22日(月)の午後に,77回生(第1学年)総合自然科学科の学校設定科目「課題研究Ⅰ」の一環で,サイエンス校外実習Ⅰを実施しました。

 山崎断層をフィールドとして研究を続けておられる西影裕一先生を講師として,姫路市安富町三坂の三坂峠では,山崎断層の左横ずれ断層痕である「条線」の観察を,宍粟市山崎町須賀沢の安志峠では,数十回にもおよぶ強い地震によって岩石が粘土状に変化した「断層破砕帯」の観察を行いました。その後は,宍粟防災センターにおいて,館長より施設の展示や免震構造,災害に対する備蓄についてお話を伺いました。また,西影先生より「自然科学と防災」と題しての講義も受けました。

 「理科の基本は観察です。実物に勝るものはありません。」という西影先生のことば通り,大自然の驚異を体感できる実習となりました。

 

【課題研究Ⅰ】プレゼンテーション講義

 2022(令和4)年7月29日(金)に課題研究Ⅰ特別講義として,甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科の藤井敏司教授をお招きして,『理系のプレゼンテーション~どうすれば正確に伝わるのか~』と題して講義をして頂きました。

 SSH事業としての柱に課題研究があります。第1学年の課題研究Ⅰでは,後期にミニ課題研究発表会を行います。短い時間で,正確にかつ効果的に情報を伝えるためにはどうすればよいのか?その答えが得られる講義であり,プレゼンの基礎を学ぶことができました。

課題研究Ⅰ(サイエンス校外実習Ⅰ)

8月23日(月)に76回生(第1学年)総合自然科学科の学校設定科目「課題研究Ⅰ」において,『山崎断層を観察して,自然の驚異を体感しよう!』と題して,日本地震学会会員で,「自然災害で被害なんかにあいたくない」などの本を出版されたり,新聞やラジオでも数多く取り上げられている,西影裕一氏を講師に招き,サイエンス校外実習Ⅰが実施されました。“理科の基本は観察です。実物に勝るものはありません。”という西影先生の言葉通り,実物に触れ,体感する校外実習となりました。

はじめに,安志峠須賀沢(兵庫県山崎町)でのフィールドワーク(露頭観察)を行いました。度重なる地震によって,堅固な岩石も完全に砕かれ粘土化している様子を観察しました。また,その場で岩石採集も行いました。

次に,宍粟防災センターに移動し,施設見学と講義を受けました。お話だけではなく,実際に岩石標本も見せて頂きながらの校外実習となりました。よい機会となりました。