課題研究Ⅰ
【課題研究Ⅰ】ミニ課題研究発表会を行いました
2023(令和5)年3月7日(火)3・4限に本校合併教室にて『ミニ課題研究発表会』を行いました。この発表会は,第1学年(77回生)が後期の半年間を活用して行った探究活動の成果発表でした。
これまでに,プレゼンテーションの手法についてや,研究の進め方を学んできました。そのことを活かして,1班5名の8班に分かれての探究活動を進めました。発表会には,第2学年(76回生)の先輩方も聴講し,活発な質疑応答が行われました。また,指導助言として,北川友紀様(株式会社ダイセル主任研究員),芦谷直登様(ひょうご環境体験館館長)のお二人から,研究の進め方(特に,条件の設定方法や俯瞰的に考えることなど),「探究」すること等についてお言葉を頂きました。来年度は各班に指導教員がつき,活動時間も格段に増えた中で探究活動が行われます。今回の「気づき」を活かしてさらによい研究を進めていってほしいと思います。
【課題研究Ⅰ】小高連携いきいき授業を行いました
2023(令和5)年1月24日(火)の午後に,たつの市立誉田小学校とたつの市立東栗栖小学校にて『小高連携いきいき授業』を行いました。この授業は,77回生(第1学年)総合自然科学科の39名がそれぞれの小学校に出向き,6年生の児童に対して,「冬の星座について」のお話やクイズを行った後,「ミニプラネタリウムづくり」を行うものです。
生徒たちは,1月5日の『サイエンス校外実習Ⅱ』で学んだことを活かして,冬の星座についてクイズを交えてお話を行いました。その後,工作用紙と豆電球,OHPシートを使ってミニプラネタリウムづくりです。細かな作業や難しい作業もあって大変でしたが,何よりも安全に実施できるように気を配りながら進めました。指導する立場にたって,その苦労や楽しさを感じ取っていました。最後には,真っ暗にした部屋で点灯式です。小学生の「わぁ~きれい」という言葉を聞くとやってよかったなぁと感じました。
【課題研究Ⅰ】サイエンス校外実習Ⅱの実施
2023(令和5)年1月5日(木)~6日(金)の1泊2日で『サイエンス校外実習Ⅱ』を実施しました。
1日目の午前は,放射光科学研究センターでの研修でした。「科学的なものの考え方」について,簡単な実験を交えて学んだ後,大型放射光施設の原型であるSOR-RINGの説明を受け,SPring-8やSACLAの施設研修を行いました。最後には,研究員による研究紹介もしていただきました。
1日目の午後は,兵庫県立大学西はりま天文台での研修でした。天文工作教室では,「簡易分光器」を作製した上で,光について講義を受けました。「昼間の星と太陽の観察」では,太陽や木星の観察を行いました。天文講義では,望遠鏡のしくみと冬の星座について学びました。夜には「なゆた望遠鏡での天体観望会」でした。曇り空の時はなゆたの反射鏡を見せていただいたり,観測室にも入らせていただき,研究員からの説明を聞くことができました。さらには,「オリジナル観望会」で60cm望遠鏡や小型望遠鏡を使って,自由に天体観測を行いました。1月24日に実施される『小高連携いきいき授業』の予習がしっかりとできました。
2日目の午前は,株式会社ダイセルでの研修でした。iParkや網干工場での施設研修を行いました。100年を超える伝統ある企業で、最先端の研究を行っていることや,「ダイセル方式」とよばれる革新的な生産技術について学ぶんだ後,若手研究員との座談会を開催しました。男性の研究員はもちろんRikejo(理系女子)との交流会です。NG質問なしの座談会はとても有意義な時間となりました。
【課題研究Ⅰ】小高連携いきいき授業の準備
2022(令和4)年11月4日(金)は,前日(文化の日)に学校説明会を行っていたため,振り替え休業日でした。その休業日を活用して,第1学年の課題研究Ⅰでは,2023(令和5)年1月24日(火)に実施される『小高連携いきいき授業』の準備を行いました。課題研究Ⅰは火曜7限の1単位と週休日にも1単位行っています。
内容は,「ミニプラネタリウムの作製」です。天文に関する講義の後,実際にミニプラネタリウムを作製しました。難しいところはどこだろう? 小学生が苦労するところはどんなところで,どのように対処すればよいだろうか? などいろいろなことを考えながら,作業を進めていました。冬期休業中には,西はりま天文台にて専門家からの講義も受けます。小学生に授業ができるように,しっかりと準備を進めていきます。
【課題研究Ⅰ】サイエンス校外実習Ⅰの実施
2022(令和4)年8月22日(月)の午後に,77回生(第1学年)総合自然科学科の学校設定科目「課題研究Ⅰ」の一環で,サイエンス校外実習Ⅰを実施しました。
山崎断層をフィールドとして研究を続けておられる西影裕一先生を講師として,姫路市安富町三坂の三坂峠では,山崎断層の左横ずれ断層痕である「条線」の観察を,宍粟市山崎町須賀沢の安志峠では,数十回にもおよぶ強い地震によって岩石が粘土状に変化した「断層破砕帯」の観察を行いました。その後は,宍粟防災センターにおいて,館長より施設の展示や免震構造,災害に対する備蓄についてお話を伺いました。また,西影先生より「自然科学と防災」と題しての講義も受けました。
「理科の基本は観察です。実物に勝るものはありません。」という西影先生のことば通り,大自然の驚異を体感できる実習となりました。