研究内容

課題研究Ⅰ

令和5年度 ミニ課題研究のテーマが決定しました。

今年度のテーマは次の8つです。

次回の課題研究Ⅰの授業から,内容について決め,計画・実験・考察と研究活動について進めていきます。

(物理的分野)

① ボールが落下する高さと反発力の関係に関する研究

② マーブリング液と表面張力の関係に関する研究

③ 物体の形状とそれにはたらく浮力に関する研究

(化学的分野)

④ 凍らせたお茶の融解に関する研究

⑤ お茶の抗酸化力の測定に関する研究

⑥ 果物を用いたpH調整に関する研究

(生物的分野)

⑦ 溶質の種類による浸透現象に関する研究

(数学的分野)

⑧ RSA暗号を用いた通信の暗号化に関する研究

令和5年度模擬課題研究 発表会

令和5年10月10日(火),9月に取り組んできた模擬課題研究の発表会を実施しました。

3,4回の授業で行った実験実習「梅干しから塩を取り出す」から,「仮説を立て,実験方法を考える」こと発表用のスライドにまとめました。

各班はそれぞれ仮説を立て,検証するための実験方法を紹介しています。

結果はどの班も同じ,「ピンク色の塩」が精製されましたが,この結果を考察し新たに課題を生み出す力が重要となります。

10月考査後からいよいよミニ課題がスタートします。
研究のプロセスを理解し,一人一人が課題意識をもって取り組んでもらいたいと思います。

令和5年度 模擬課題研究

9月の課題研究Ⅰは,模擬課題研究を通して研究のプロセスを学習します。

1回目の授業では,「課題研究の進め方」について学び,実験実習「偏光板を使って,万華鏡をつくる」では実験の記録をとり,科学的な仕組みを調べる練習をしました。

2回目の授業では,「考察し,結論を導く」について学び,実験実習「水の状態変化」では結果のまとめ方,起こったことから考える(考察)練習しました。

3,4回目の授業では,「仮説を立て,実験方法を考える」について学び,実験実習「梅干しから塩を取り出す」では計画を立て実験を行い,その結果から課題を見つける練習をしました。

次回は,模擬課題研究のまとめ「発表会」です。

今年度は,「仮説を立て,実験方法を考える」について,各班で資料を作成し発表します。

どの班も,発表会に向けて準備に取り組んでいます。

令和5年度サイエンス校外実習Ⅰ

令和5年8月21日(月),78回生総合自然科学科1年生を対象にフィールドワーク実習(サイエンス校外実習Ⅰ)を実施しました。龍野高校では総合自然科学科に地学のカリキュラムを設置していないため,年に2回地学的な内容のフィールドワークを実施しています。本年度も姫路市の北西部にある安富町の三坂峠と山崎町の安志峠須賀沢の2か所で断層壁の見学を行いました。その後宍粟防災センターへ移動し,西影裕一先生に「水害と地震災害,そして防災」の演題で講演していただきました。地震発生や断層構造のメカニズムだけでなく震災の様子をスライドを交えて説明していただくことで,生徒の防災意識が高まりました。

令和5年度課題研究Ⅰ 理系のためのプレゼンテーション講義

2023年(令和5年)7月28日(金) 課題研究Ⅰ特別講義の一環として,甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科の藤井敏司教授をお招きして,『理系のプレゼンテーション~資料作成の基本と応用~』と題して講義をして頂きました。

講義では自分の「イイタイコト」を聞き手にできるだけ深く送り込むことを意識されたお話の他,プレゼンテーションソフトを用いる際の留意点,科学研究のプレゼンテーション資料を作成する際の構成の仕方など,高校在学中だけでなく将来活かせるスキルを多岐にわたり教えていただきました。1年生はこの夏以降,ミニ課題研究を通して自身の研究を発表する機会があります。今回のプレゼンテーション講義を基によい発表をしてくれることを期待しています。