バスケットボール部
【男子バスケットボール部】令和7年度西播高校前期総合体育大会バスケットボールの部
4/19, 20, 26, 27 に春の西播大会が開催されました。新3年生にとっては最後の西播大会であり、最後のリーグ昇格のチャンスとなります。現在本校が位置しているBリーグ内の4校でリーグ戦を行い、上位2チームがAリーグの下位2チームと入替戦を行うことができ、それを制することができれば晴れてAチームに昇格することができます。
<Bリーグ戦>
県立大附 53 - 58 東洋大姫路
県立大附 64 - 59 相生産業
県立大附 72 - 36 相生 → Bリーグ2位
<リーグ入替戦>
県立大附 39 - 60 姫路工業 → Bリーグ残留
東洋大姫路はオールコートディフェンスで激しいプレッシャーを仕掛けるチームであり、年始に組んでいただいた練習試合では全く歯が立たずに惨敗した相手です。リベンジに向けてボール運びの練習や、オールコートディフェンスの強いチームとの練習試合を積極的に行ってきました。その甲斐もあり、前半はそのプレッシャーを克服し、12点のリードを得て終えることができました。しかし、後半からは更なるプレッシャーを仕掛けられて追い上げられ、逆転されるという悔しい結果となりました。
相生産業も東洋と同様にAリーグ常連校であり、西々播大会では僅差で勝利することができたものの、決して油断できる相手ではありません。スピード感があって1対1の上手い相生産業に対して、こちらは外をガードが全力で動き回り、ゴール近辺をビッグマンがどっしりと守るチームディフェンスを活かしておさえ、3Qまでで20点差をつけることができました。最終の4Qはこちらのチームディフェンスの穴を突かれて5点差まで詰められ、勝利をおさめることはできたものの、最終局面の重要さを感じる2日間でした。
相生は本校の前顧問が指導されているチームであり、新3年生にとっては特別に勝利したい相手です。安定したセンタープレーのできるビッグマンがおり、彼を軸にチームディフェンスで上手く守られ、1Qは接戦で終えました。2Qからは積極的なオールコートディフェンスでプレッシャーを与える作戦に変更し、差を広げることに成功しました。後半は新2年生を出す場面が増えましたが、まだまだ練習を重ねていかなければいけないと課題を感じる展開となりました。
Bリーグ戦は2勝1敗で2位通過し、A3位の姫路工業との入替戦となりました。
姫路工業はU18大会、夏のリーグ決定戦で2度も惨敗した相手であり、一人ひとりが丁寧に鍛え上げられ、オフェンス・ディフェンス共に統率の取れたチームです。東洋と同様に過去対戦した際はディフェンスのプレッシャーに手も足も出ませんでしたが、練習の甲斐もあって危なげなく運ぶことができるまでになりました。しかし、ゴール下の守りも固く、上手く攻められない時間が続きました。球際の反応も良く、リバウンドやルーズボールを奪われることが多く、更なる課題が残った試合となりました。
最後の最後でAリーグ昇格を逃す悔しい結果となりました。しかし、選手たちは「走るバスケ」を基本として成長しました。プレッシャーをかけられるとボールを奪われやすかったガードは毅然とボールをキープできるようになりました。身長に頼りがちだったビッグマンは積極的に外まで守ったり速攻に参加する場面も増えました。1対1がほとんどだったオフェンスは合わせることを覚えて少しずつチームで攻めることができるようになり、抜かれてばかりだったディフェンスはチームで守ることを覚えてそれぞれの長所を活かして制限時間いっぱいに守り切ることが増えました。Dリーグから夏の西播大会、秋の西播大会を経てBリーグまで昇格したこと、今回の西播大会でAリーグまで後一歩のところまで登り詰めたことは誇らしく思ってもらいたいです。
保護者の皆様におかれましては毎度のことですが、送迎・応援で非常にお世話になっております。皆様のおかげで選手たちがここまで強く、頼もしく成長してくれました。また、大会を経るごとにギャラリーを埋め尽くすほどの多くの方々に観戦していただいたおかげで熱い試合を選手とともに楽しむことができました。Aリーグ昇格は次の世代にお預けとなりましたが、新3年生にとっては5月の県総体が残すところ最後の大会となります。最後まで、皆様に温かく応援していただけますと幸いです。何卒よろしくお願いいたします。
平成29年6月5日より
令和3年2月25日:983898