活動記録

2020年7月の記事一覧

【SSH】理数探究基礎:「課題研究のテーマを決めよう」

6月30日と7月1日に行われた理数探究基礎では、ここまで機械的に割り振った班で話し合って決めた推薦テーマについてプレゼンテーションを行いました。自分たちの考えたテーマの魅力や面白さをいかに伝えるか、頭を悩ませたことだと思います。

いざプレゼンが始まると、自分たちが真剣に考え、話し合った成果をきちんと伝えよう!という意思が伝わってくるものばかりでした。中にはスマートフォンを使ったプレゼンをしているグループや、個人でテーマを持ち込んだ熱意のある生徒もおり、どのクラスも大いに盛り上がっていました。そして、発表も良かったですが、テーマ自体も実に魅力にあふれていましたね!どの人も探究活動に真剣に向き合ってくれていると感じました。

次の時間からは、テーマの話し合いをしたグループではなく、その研究がやりたくて集まったメンバーでグループ活動をしていきます。それもあって、どのテーマで研究をしようか、迷う生徒も多かったのではないかと思います。テーマが決まれば、次にやるのは研究をどうやって進めるか、の計画の立案です。班ごとに内容や方法も違うので、研究の個性も出るようになってきますよ。










【SSH】自然科学探究基礎Ⅰの授業の様子

以前、自然全体を把握するためには、地球科学の学びを基礎にした理解が必要である、ということを学びました。6月25日3限目・1年5組の自然科学探究基礎Ⅰの授業では、地球のもつ大きな特徴である、生命現象について学びました。

授業で扱ったのは「生体細胞内にある酵素」で、人間も含めた全ての生物の細胞内にある酵素「カタラーゼ」の作用をみています。この実験では、過酸化水素水(H2O2の水溶液)に、すりおろしたニンジンを加えました。すると、ニンジンの細胞内のカタラーゼのはたらきで過酸化水素が分解され、酸素が生じて泡立ちます。

カタラーゼのはたらきは、体内でできてしまった有害な過酸化水素を穏やかな条件で速やかに分解することです。どんな細胞(動物でも植物でも)にも、同じカタラーゼという酵素があるのは、よくよく考えれば不思議ですね。