研究内容

課題研究(2年)

(課題研究2年)第40回高等学校・中学校化学研究発表会

 12/25(月)大阪大学豊中キャンパスで開催された「第40回高等学校・中学校化学研究発表会」に、課題研究3班・7班・自然科学部化学班の3つの班が参加しました。

 本発表会は、中学生や高校生の個人並びにクラブ活動における化学に関連した興味深い実験や観察結果、研究成果等を発表する場として開催され、化学のより一層の発展と日本の化学研究の後継者を育てることを目指しています。

 初めての対面での口頭発表に緊張もありましたが、準備してきた内容をきちんと伝え、大学の教授や日本化学会の先生方からの質問にもしっかりと答えることができました。また、私たちを含め、兵庫県・大阪府・京都府・奈良県から中高合わせて24の発表があり、知識や興味の幅を広げることができました。

 研究に優劣をつけないというのが本発表会の方針であり、表彰式では全団体に奨励賞が授与されました。

   

(課題研究2年)「学びのネットワーク」を活用した探究活動

2023(令和5)年12月25日(月)に総合自然科学科の課題研究を行いました。ここでは,「学びのネットワーク」を活用して,総合自然科学科の卒業生が後輩への指導助言をしてくれました。研究の進め方やデータの処理,プレゼンテーションの手法など様々な点について質問し,助言を頂くことができました。

(課題研究2年・探究Ⅱ)2023年甲南大学リサーチフェスタに参加

※12月20日(水)追記

 テーマ「忘却のメリット・デメリット」で探究Ⅱの大西くんが
 ”クリエイティブテーマ賞”を受賞しました!

 

 2023年12月17日(日),高校生や大学生・大学院生による「研究」や「調査」・「活動」について甲南大学主催のオンライン発表会が開催されました。新型コロナウイルスの影響でオンライン開催へと移行してから3年目となり,今年は全体で392チームの応募がある非常に活気あふれた発表会でした。

 本校からは課題研究の8班と2年生で行っている探究の2名が参加し,発表を行うだけでなく他の発表の聴講をして質問するなど積極的な活動がみられました。また甲南大学リサーチフェスタでは文系・理系を問わずに参加が可能であるため,発表者同士でも様々な視点からの質問が飛び交い,「議論」を深めていました。

(課題研究2年)令和5年度高校生・私の科学研究発表会

令和5年11月23日(木祝),神戸大学主催のサイエンスショップ「高校生・私の科学研究発表会」に本校から課題研究の4つ班と自然科学部が参加しました。

神戸大学サイエンスショップは,科学技術が高度化・専門化していく中で,市民と専門家(科学者・技術者)の対話と協働の場づくり,市民のさまざまな科学活動への支援,地域の学校や社会における科学教育に対する支援などに取り組み,地域社会の市民が科学技術をより身近に感じ,課題解決にそれを利用し,また「研究」も含めて「科学」という営みを楽しむ文化をひろげてゆくことを目指しによって2007年に創設されました(神戸大学HPより引用https://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/scishop)。

こうした取り組みに対し,龍野高校では毎年積極的に校外発表の場として活用をさせていただき,本年度は以下の内容で発表を行いました。

・児童・生徒ができるバイオ実験の開発(口頭発表)
・兵庫県産ヒシモドキを絶滅から守る(ポスター発表)
・髪の毛と生活習慣の関係性を探る(ポスター発表)
・リラックスする音を探そう(ポスター発表)
・チョークの折れる条件の研究~湿度と強度の関係性~(ポスター発表)

はじめての校外発表で緊張と不安もありましたが,参加した多くの高校生や研究者の方から質問が飛び交い,活発な議論ができ,他校の発表も聴くなかで課題研究への新たな視点や改善・工夫点も見出し,今後の研究を深めていくうえで有意義な経験となりました。

(課題研究2年)授業の様子(11月8日)

8班はシカの糞と空き家の関係性だけでなく,様々なデータをもとにした安心・安全な町の研究をしています。
今日は,たつの消防署から頂いた日山地区の消火栓地図をもとに,フィールドワークを行って地図上に印をつけ,GISに取り込んでいきました。

消火栓のそばにあるホースがどれくらいの範囲をカバーしているかもデータで示すことができます。

2班は11月3日に行われた課題研究合同発表会でいただいた講評をもとに,「騒音」とそれに対する「制御音」をオシロスコープに取り込み,波形データをグラフ化していきます。

6班は,リラックスする音を探し,その波形をフーリエ変換することで共通項を見出す実験をしています。
写真は実際に様々な音を聞き,スマホのアプリでストレス指数(脈拍などから算出)を測定している様子です。

7班は前回のアドバイスにより,必要な道具を自作することからはじめました。写真は水蒸気蒸留を行うために,ガラス管をガスバーナーで温めて折り曲げ,2つのフラスコをつなぐ装置を作っているところです。

(課題研究2年)授業の様子(11月1日)

11月に入り,中間発表で頂いたアドバイスや反省をまとめ,次の実験計画を立てています。

また11月や12月には課題研究合同発表会(@京都大学)や高校生・私の科学研究発表会(@神戸大学),高等学校化学研究発表会(@大阪大学)などの郊外発表へと参加し,より多くの方々から講評をいただきます。

デジタルマイクロスコープを用いて,毛髪の表面を記録しています。
4班は生徒から毛髪をサンプリングし,強度や断面,表面のデータを集め,分析しています。

7班は蒸留でオレンジから精油を抽出する実験を行いました。
課題研究アドバイザーの福島先生から,実験方法の改善案や実験器具の作り方を教わり,
今回の反省を踏まえて次回に再実験します。

デジタルスターラーを用いて氷の攪拌を行っている様子です。
3班は氷の融解時間が回数を重ねるごとに長くなったことから,デジタルスターラー自体が冷えたと仮定し,
複数台のデジタルスターラーで再実験を行いました。

(課題研究2年)課題研究中間発表会振り返り デジタルマイクロスコープの使用

令和5年10月11日(水),9月末に行われた中間発表会の振り返りを,課題研究アドバイザーの福島整を交えて行いました。

またこの日は岡山県立津山高校からSSH先進校視察として,2名の先生方がご来校され,課題研究の様子を見学されました。

また「髪の毛と生活習慣の関係性を探る」研究を進める班では早速デジタルマイクロスコープを使用して,サンプルとして採取した髪の毛の表面を観察しました。

(課題研究2年)第1回班内討議を実施しました

令和5年9月28日(木)~10月2日(月)の3日間,前期の研究成果と課題研究中間発表会の振り返り行うために,班内討議を実施しました。この班内討議は,今までの研究を客観的に振り返ると同時に,発表の中で出た質問や意見に対して,今後の研究の深化を目的としています。生徒はあらかじめ班内討議シートを作成し,当日は司会者を中心にホワイトボードで議論を深めていきました。どの班も実験手法,データの取り方,サンプリングの数,フィールドワークなど前期までの研究成果から現状の課題を見出しました。

また担当教員との実験ノートを用いたヒアリングを年3回行うことで,課題研究の進捗状況について確認しました。

(課題研究2年)中間発表を実施しました

令和5年9月27日(水)5,6限の時間帯で,課題研究中間発表を体育館で実施しました。各班のタイトルは以下の通りです。

1班 チョークの折れる条件の研究~温度と湿度の関係性~
2班 快音化によるストレスの軽減~日々の生活を快適に~
3班 エタノールと氷の寒剤についての研究
4班 髪の毛と生活習慣の関係性を探る
5班 兵庫県産ヒシモドキを野生絶滅から守る
6班 リラックスする音を探そう
7班 天然素材の香水
8班 空き家と野生動物との関係性

4月から約半年の短い期間でしたが,それぞれの班に工夫がみられた発表でした。どの班も正確にデータを取ることへの難しさがあらわれていましたが,来校された方々からは考察を含め高評価をいただきました。

今回の中間発表を経て班内での討議を行い,今後の研究の方針を固めていければと思います。

(課題研究2年)夏季休業中の実践科学&卒業生からのアドバイス

令和5年8月28日(月),13:00~15:00の時間帯で夏季休業中に実践科学の授業を実施しました。

前回授業日であった7月から約1か月間,各班が計画を立てて研究に取り組んでいます。
今回は9月の中間発表に向けて実験のまとめ,考察,研究の要旨,ポスター作製などを進めていきました。

また昨年度に総合自然科学科を卒業した3名に来ていただき,研究に対するアドバイスや,
中間発表で作成するポスターの作り方などを教えていただきました。
卒業生からのアドバイスを参考に,9月の中間発表に向けて各班の取り組みに期待します。