学校生活

学校生活

作法室にて

1学年の必履修科目である家庭基礎の授業では、本年度より、生活文化を体得する機会を織り込んで授業展開しています。3学期は、茶華道部の講師でいらっしゃる東田京子先生のご指導のもと、住生活学習の一環として襖の開け方をはじめとする「和室での所作」を作法室にて学びました。写真は、中山先生が担当する1年4組の授業風景です。

 

 

 

「慣れていないから緊張する…。」と言うものの、生徒の後ろ姿からは余裕が感じられます。お家での躾の良さを窺い知ることができます。

 

このクラスでは特別に、床の間・炉の拝見の仕方も教わり全員が挑戦しました。

 

どのような所作(ルール)にも、それが成立するための背景があります。例えば、夜咄の茶事で床の間を拝見する際は、燭台の持ち方を変えて柄を軸の方に向けます。大切な掛け軸に引火しそうになる、そんなヒヤリとする瞬間を見越しての所作です。作法室の中に居ると、いろいろな想像力や思考力が鍛えられそうですね。

 

敷居を踏まない理由、襖を丁寧に開けることの意義 等々、昨今の住宅事情から、「実際に和室の中で動作をしてみないと、本当の意味において理解できないことが多い。」と担当として考察しています。

授業では「1畳」の広さを身体をつかって理解することにも重きを置きました。体得したモジュールがあれば、住宅広告も正しく読み取れて、間取りを考える次のステップで失敗することはないはずです。

 

身の丈に合った空間を選び抜き、余計にモノ買い込んで無駄に捨てたりはしない。そういう丁寧で心豊かな暮らしを、スマヒ生は実現してくれるのではないかと思います。

 

 文責 K.A

ローリングストックを考える

須磨東高校の家庭科では「ローリングストックとしての菓子作り」を勉強します。
 
ローリングストックとは、各家庭において災害時に備え、保存性の高い食品を少しづつ用意し、それらの賞味期限を確認しながら普段の食材としても消費し、使った分を新たに足して、常に一定量の備蓄がある状態にしておくことです。
 
11月下旬の調理実習で、酸化しにくい油脂使用・変質しやすい卵不使用のビスケットをオーストラリアのレシピに基づいて焼き、そのうちの一部を調理教室の冷凍庫で保存してきました。
そして今日、1月17日を1年2組・4組・6組の実食の日と設定しました。
 
ケニア山の麓で作られた無農薬の紅茶をポットで丁寧に淹れ、「非常時の食」や「子どもの事故予防」について班員で意見交換しながら、ビスケットをあらためて味わいました。
 
インスタント食品やレトルト食品など、保存食品を買うことの方が多くなっていますが、知識と工夫で手作りの保存食品は用意できることを確かめました。
そして、普通の日常の大切さを考えた今日の授業でした。
                          文責K.A
 
 
写真上段:シェルビーさんと中山先生によるビスケットの解説(11月)   
写真下段:話し合う1年2組の生徒(本日)     

 
17:46 | 今日の出来事

部分日食観測会

部分日食観測会

2年生の地学基礎選択者により、平成31年1月6日(日)に本校で観測会が行われました。あいにく雲が少しでていましたが、はっきり欠けている様子をカメラにとらえることができました。