兵 庫 県 立 須 磨 東 高 等 学 校
リーガルマインドとは一般に法的思考力のことを言います。しかし本校のリーガルマインドはこれに加えて、「物事を多面的に捉える力・公正に判断する力・法を活かして社会の調和を保ちながら暮らす力」ととらえています。これらの力を持ちながら、社会の様々な事象に主体的にアプローチし解決策を打ち立てる能力や態度、すなわち「市民性としてのリーガルマインド」の育成を目指しています。
リーガルマインド類型では、1年生はリーガルマインド特別授業、2年生は「リーガルマインドⅠ」3年生は「リーガルマインドⅡ」を学習します。また、「総合的な探究の時間」の一部を使ってリーガルマインド学習も行っています。
1年リーガルマインド類型生徒の活動風景
1年 リーガルマインド 特別講義
11月18日(火)7限目に本校の学校評議委員でもあり、神戸学院大学で教鞭を執っておられる下中和人先生をお招きして、特別講義をしていただきました。
テーマは、問題行為への適切な対処法を法的視点から考えてみようということで、コインパーキングの不法駐車を巡って、最適解、納得解を導くということを行いました。積極的に意見を出し合い、様々な視点から各班で話し合って、演習を行っていました。今後のリーガルマインドの活動に生かしてほしいですね。
2年リーガルマインド類型生徒の活動風景
模擬裁判を行いました
12月15日(月)に甲南大学の法廷教室をお借りして、リーガルマインドの2年生が模擬裁判を行いました。
24名の生徒たちが2グループに分かれて、それぞれ、裁判官・検察官・弁護人・証人・被告人の役割を
担当しました。
1学期の終わりから取り組みを始め、約半年間一つの事件に扱ってきました。
検察官グループはいかに事件を立証するか、証人尋問や被告人質問の内容を考え、論告を仕上げ、
弁護人グループは被告人が無罪になるように弁論を考えていきました。
また、裁判官は両方の質問(尋問)内容を検討し、判決を出せるように事件を検討していきました。
犯行時の様子を再現しながら質問を行っている様子
裁判官が評議中の検察官グループと弁護人グループ
一方その頃の裁判官たちは別室で評議中。
リーガルマインドの1年生たちは前半グループの模擬裁判を傍聴しました。来年に自分たちが
行っている様子を思い描いていたでしょうか。
リーガルマインドⅠのメインイベントと言える模擬裁判が終わりました。この授業を元に
多角的な視点を持つことや論理的な思考をすることの大切さを学び、今後に活かしてください。
3年リーガルマインド類型生徒の活動風景
卒業論文作成に向けての講義
4月11日(金)7時間目に卒業論文の書き方講座が実施されました。京都芸術大学 准教授 吉田大作先生をお招きして、卒業論文作成にあたってのポイントを詳しく講義していただきました。
実際に、大学入試において小論文を採点するポイントを交えて、わかりやすく教えていただきました。
作文と論文の違い、論文には型があること等など、今後に役立つ講義であっという間に時間が過ぎていきました。
いよいよ、論文の作成に入っていきます。今日の講義を論文作成に役立ててほしいものです。
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