リーガルマインドとは

 リーガルマインドとは一般に法的思考力のことを言います。しかし本校のリーガルマインドはこれに加えて、「物事を多面的に捉える力・公正に判断する力・法を活かして社会の調和を保ちながら暮らす力」ととらえています。これらの力を持ちながら、社会の様々な事象に主体的にアプローチし解決策を打ち立てる能力や態度、すなわち「市民性としてのリーガルマインド」の育成を目指しています。

 リーガルマインド類型では、1年生はリーガルマインド特別授業、2年生は「リーガルマインドⅠ」3年生は「リーガルマインドⅡ」を学習します。また、「総合的な探究の時間」の一部を使ってリーガルマインド学習も行っています。

1年リーガルマインド類型生徒の活動風景

1年リーガルマインド類型生徒の活動風景

2学期の授業が始まりました!

9月5日(火)の7時間目は、1年リーガルマインド特別授業の2学期最初の授業です。

最初の授業は、各班のテーマに沿って個人で調べ作成した、夏季休業中のレポートをグループで発表し共有しました。まずはロイロノートで提出していたレポートを見ながら、個人で課題の振り返りを行いました。

みんな真剣です!

続いて、グループでの発表です。一人の持ち時間は5分。この時間内で自分の調査内容をしっかりと伝え共有しなければなりません。

一人ひとりがグループのメンバーに伝わるように様々な工夫をしていました。

そして、発表を聞く人は、発表内容の要点をまとめていきます。

各グループからは、「分かりやすい!」とか、「このまとめ方見やすいね」などの声があがっていました。

また、「これについてもっと知りたい」などの質問も出ていて、今後に向けてよいスタートが切れたようです。次回は今日出た課題をより深めていきます。

本格的に探究が始まる2学期です。充実した活動になるようがんばっていきましょう!!

2年リーガルマインド類型生徒の活動風景

2年リーガルマインド類型生徒の活動風景

証人尋問を考えました!

9月29日(金)のリーガルマインドⅠの授業は、証人尋問を考えました。

検察官や弁護士の先生方の講義を受けて、今日から模擬裁判に向けて尋問内容を本格的に考えていきます。今日は証人に対して検察官+証人、弁護人+被告人、裁判官グループにそれぞれ分かれて尋問内容を考えていきます。

検察官は有罪、弁護人は無罪に導くためにどのような質問をすればよいかを必死で考えていました。何度も何度も裁判資料を読み込んでいる姿が印象的でした。

検察官+証人グループ ↓ 

弁護人+被告人グループ ↓ 

裁判官グループはよりたくさんの質問をそれぞれの立場に立ちながら考えていきます。

裁判官グループ ↓ 

1時間はあっという間に過ぎていきました。

次回は被告人質問を考えていきます。

まずは11月17日(金)のプレ尋問に向けてがんばっていきましょう。

3年リーガルマインド類型生徒の活動風景

3年リーガルマインド類型生徒の活動風景

卒業論文が完成しました!

9月8日(金)2学期最初の授業は、出来上がった卒業論文の製本作業を行いました。

↓ 24名分を1冊にまとめます。

 

2年生の3学期から取り組んできたリーガルマインド特色類型の集大成である卒業論文。3年生の1学期間はひたすら執筆活動を行ってきました。最初は方向性が定まらず多くの生徒が苦労していました。しかし、そのテーマと向き合う中で新しい発見があったり、さらに興味が広がっていったようで、大変さの中にも探究していく楽しさを感じたようです。

卒業論文を書き終えた感想を載せておきます。(一部抜粋)

・最初は卒業論文を本当に完成させられるか不安でした。しかし進めているうちに世の中になる社会問題に対して考えていくことが楽しくなってきました。書き終えた時の達成感はとても大きかったです。

・今までやってきた探究活動の総まとめだと感じました。作成していくなかで、物事を計画的に進めていくことの重要性も感じることができました。また、完成に近づくにつれワクワクした気持ちもでてきました。

↓ 完成した卒業論文です。

2学期はリーガルマインド3年間のテーマ「未来探究」を行います。グループでの探究活動です。充実したものにしていきましょう。