カテゴリ:スーパーサイエンスハイスクール
SS探究Ⅲ 論文執筆
現在「SS探究Ⅲ」では、論文を執筆しています。
今までの研究成果を、4000字以上の論文にわかりやすく詳しくまとめるのは、これまでに制作したポスターとはまた違う難しさがあります。
6月には提出締切日が設定されています。
どのような論文が出来上がるか楽しみです!
【探究Ⅲ・SSH】英語プレゼンテーションのスキルアップをめざして!
5月11日木曜日、山梨学院大学幸野邦男先生による英語プレゼンテーションのスキルアップ講座をオンラインで開催しました。英語プレゼン指導をご専門とされている先生に、実際の発表に基づいて個別のフィードバックをいただける貴重な機会です。理系・文系合わせて7つの班が、研究内容を英語で発表し、内容と発表方法についてそれぞれ個別に助言をいただきました。幸野先生から、「Good job! Good job!」と温かく発表をねぎらっていただいたのちに、とても大切な改善ポイントを英語・日本語で説明していただき、生徒たちは研究と発表への意欲をさらに高めていました。この経験を次につなげていきましょう!モニタリングしていた本校の教員からも「発表時の声かけや質問の勉強になった。」という声があがりました。幸野先生、ありがとうございました。
【SSH】タイ王国基礎教育省のSSH事業視察訪問
5月10日(水)、タイ王国基礎教育省よりDr. Sapsombatを代表とする10名の視察団が本校のSSH事業を視察に来られました。レセプションでは、歓迎のご挨拶や本校SSH事業の紹介をおこないました。本校SSHが目指すShoun STREAM構想について等、視察団の方々から多くのご質問をいただきました。
次に、校内ツアーへとご案内。まず、科学部ロボティクス班生徒が、サッカーロボの説明とデモンストレーションをおこないました。熱心に聞いていただき、説明にも力が入ります。科学部生物班は「野菜クレヨン」の研究を英語で発表しました。
2年生理系クラスでは「Human & Science」の授業で浸食のプロセスを考える実験に取り組みました。この授業はALTが英語でおこないます。1年生の「探究Ⅰ」のグループでのデータ分析練習、2年生の「数学」と「化学基礎」の授業も視察していただきました。
本校とタイ王国の交流は長い間続いており、さらなる教育の発展と交流を目指していきます。そのためにも、今後も、タイ王国基礎教育省との協力を深め、パートナーシップの構築を促進していきたいと考えています。視察団の皆さま、ご訪問ありがとうございました。
祝 全国大会第3位【team.祥雲】科学部Robotics班
3月25日26日の2日間、愛知県「名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)」にて「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2023名古屋」が開催されました。
阪神ブロック第1位【A Edition】第2位【S Edition】の2チームが「World League SoccerOpen」に出場しました。
全国各ブロックから勝ち抜いた15チームが、7ラウンドのスイス式トーナメント方式による競技を行い、7月にボルドー(フランス)で開催される世界大会の出場権を競います。
広い会場に入ると、大人(メンター)との接触は禁止されます。大人との相談や技術指導を受けた段階で「失格」となります。選手だけでの対応が求められます。
前日は午後2時より、バッテリー点検及び車検が行われました。車検では、規格通りにロボットが製作されているか、安全性は確保されているかなど自作ロボットの点検が行われます。
ここで、合格できないと試合コートでの調整ができません。実は、競技を行うより緊張します。
車検の後、キャプテンミーティングを行い、明日からの試合に備えます。
いよいよ2日間の大会がスタートしました。
パドック(整備場)に入場し、簡易車検を受け調整・練習に入ります。
事前にプログラムを組んでいますが、以下の要素を確認しなければ思うように動きません。
【方位確認】会場の柱(鉄骨)、電力線等により、同一フィールド上でも異なる。
【ビジョンシステム】カメラでボール・ゴールを認識するため、その場での調整が必要。
【フィールド】白線ペイントの濃淡、カーペットの深さ等、ロボットの制御に影響する。
ロボット輸送に伴う不具合、バッテリーの充電量等、現地で確認しなければなりません。
特に本大会より、白線内フィールドエリアが拡大(壁と白線間のアウトエリアが縮小)しました。
このため、ボールは白線外にでても「ピンボール」のように跳ね返って戻ってきます。よりスピーディーな試合が展開されます。
11:00 競技スタート 25日:4ラウンド 26日:3ラウンドが行われました。
スイス式トーナメントは最初のラウンドは抽選で対戦相手を決定しますが、第2ラウンド以降は、【勝ち点】-【得失点】などを参考にランキングの近いチーム同士を対戦させます。ラウンドを重ねて行くことにより正確なランキングを定めることが出来ます。
順位は【勝ち点】(勝ち2点、負け0点、引き分け1点)で定め、同順位の場合は、事前提出された【プレゼンテーションポスター】で決定します。
試合結果 ロボカップジュニア公式HP 第3位 【team.祥雲 A Edition】勝ち点12 6勝1敗
第5位 【team.祥雲 S Edition】勝ち点9 4勝2敗 引き分け 1
世界大会(フランス大会)にはつながりませんでしたが、今後も全国第3位に恥じぬようがんばります。
大会役員、ロボカップOBOG、ボランティアの皆様、3日間本当にありがとうございました。
【探究Ⅱ理系】SSH台湾課題研究交流をおこないました
3月21日(火・祝)午後、探究Ⅱ理系の5つの研究班が國立臺灣師範大學附屬高級中學理科コースの2年生と課題研究交流をおこないました。参加生徒は、この数か月間、台湾課題研究中間発表交流や他の課題発表会に参加し、英語でのプレゼンテーションの経験を積んできました。今回は質疑応答を活発におこなうことを目標に交流に臨みます。
最初に大妻女子大学の赤松美和子先生よりご講話をいただきました。現在の台湾事情や日本との関係などについてお話いただき、協働のためには文化的背景を深く理解する必要があることを学びました。
続いて、本校科学部Robotics班がThailand-Japan Student ICT Fair 2022の参加報告を兼ねて、全参加者に向けて研究発表をおこないました。
そのあとは、5つのグループに分かれ、相互に研究発表と質疑応答をおこないました。事前にお互いの発表スライドをシェアしていたこともあり、積極的に質疑応答をおこなっていました。今回は課題交流ということで自由会話の時間を設定していませんでしたが、それぞれのグループで工夫をして雑談などもしたようです。「英語で会話ができて楽しかった」という感想が(今回も)多く寄せられました。
北海道大学の許仁碩先生は、附屬高級中學さんを訪問してくださり、この交流会を支えてくださいました。(写真は許先生ご提供)
附屬高級中學の先生方をはじめ多くの方のご協力でこのような貴重な機会を持つことができました。緊張感と笑顔のあるよい交流会になりました。