ShounBlog

カテゴリ:スーパーサイエンスハイスクール

【探究】高校生・私の研究発表会/兵庫県生物学会研究発表会@神戸大学に参加しました

 

11月30日(日)に神戸大学で行われた

「兵庫県生物学会2025研究発表会」

「高校生・私の科学研究発表会2025」に

本校の2年次生の探究班5班がポスター発表で参加しました。

 

東京や中四国など遠方からの参加もあり、

多くの生徒が集まっての活気のある発表会となりました。

 

<反発係数と経過日数の関係>

<ARマーカーとドローンで道案内しよう>

 

 

 

 

 

 

 <タンパク質は紙を強くするのか>

 

<カワニナが好む生息場所の材質>

 

 

 

 

 

 

<土壌生物と里山の環境の相関関係を調べる>

 

 

 

 

 

 

どの班もこれまでの成果を存分に発揮し、頑張って発表をしていました。

他校の生徒や大学の先生からご指摘やアドバイスをいただき、

その場ですぐに今後の研究の進め方について考えている班もありました。

聴衆側としても、

他校の口頭発表やポスター発表を聞くことで、いい刺激をたくさんもらえたことと思います。

これから探究活動のまとめに入っていく生徒たちにとって

大変貴重な機会となりました。

運営していただいた神戸大学サイエンスショップ及び兵庫県生物学会の皆さん、

大変お世話になりました!!

KOBE!!

 

 

【探究】関西学院大学SCI-TECH RESEARCH FORUM(サイテック・リサーチフォーラム)に参加しました!

【SCI-TECH RESEARCH FORUM(サイテック・リサーチフォーラム)に参加しました】

【イベントの概要】
11月29日(土)に関西学院大学主催の「SCI-TECH RESEARCH FORUM(サイテック・リサーチフォーラム)」に参加しました。
このフォーラムは、全国の高校生が自らの探究活動の成果を発表し、他校の生徒や大学の先生方と意見交換を行うオンラインイベントです。
研究の進め方やテーマの多様さに触れ、互いに刺激を受けながら学び合う貴重な機会となりました。

【事前準備】
今回は事前に研究発表動画を作成して提出する形式でした。
どの班も撮影や編集に苦戦しながらも、「どうすれば自分たちの研究をわかりやすく伝えられるか」を考え、工夫を重ねていました。
中には下校時刻ぎりぎりまで教室に残って撮影や編集を行う班もあり、勉強や部活動と両立しながら、班員同士で声をかけ合い最後まで粘り強く取り組みました。

 

【当日の様子】
当日はZoomを用いて実施され、次のような流れで進みました。
① 開会式・説明
② 各班による研究内容の紹介
③ グループごとの質疑応答・ディスカッション
④ 閉会・まとめ

インフルエンザの流行により欠席者が多い中でも、それぞれが工夫して発表をやり遂げました。
他校のレベルの高い発表に刺激を受け、「もっとこうしたい」と感じた生徒も多くいました。
一方で、自ら質問をしたり意見を述べたりと、積極的な姿勢が多く見られ、活気のある交流の時間となりました。

    

 発表後の感想では、
「思った以上に鋭い指摘がたくさん来て焦った」
「自分の研究に矛盾点があることに気づいた」
といった声も聞かれました。

祥雲館の生徒はほとんどの生徒が外部発表に出場します。
自分たちの研究を見直すきっかけになり、次のステップに向けて課題を明確にする機会にもなっています。     

【終えて】
発表を終えた生徒たちは、達成感とともに新たな課題も感じていたようです。
「伝え方をもっと工夫したかった」「他校の発表を参考に次へつなげたい」などの声も聞かれ、今後の探究活動への意欲が高まっていました。
今回の経験を通して、研究に対する視野が広がり、仲間と協力する大切さを改めて実感したようです。

祥雲館の探究についてもっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ

【人権さんだ】課題研究の成果を掲載していただきました

22回生、人文社会D講座の課題研究

「女性と子どもの避難所作り」をテーマにした班の

作成したパンフレットが

12月号の人権啓発誌「人権さんだ」に掲載されました。

本校生の課題研究がこのような形で

三田市の皆様に届くこと,

大変うれしく思います。

「人権さんだ」PDFデータ(3ページに掲載されています。)

https://www.city.sanda.lg.jp/material/files/group/27/202512jinkensanda.pdf

 

「社会課題に目をむける」プロジェクト発表会(SS探究Ⅰ)

11月19日(水)3、4時間目

1年次生の「社会課題に目をむける」プロジェクト発表会が開催されました!

事前に行われた各分野別の発表会で選ばれた代表班2班が取り組んだ成果を披露します。

分野A エネルギーをみんなにそしてクリーンに

分野B 産業と技術革新の基盤をつくろう

分野C 住み続けられるまちづくりを

分野D つくる責任つかう責任

分野E 気候変動に具体的な対策を

分野F 陸の豊かさも守ろう

発表後の質疑応答も活発に行われ、有意義な発表会となりました。

 

プログレス探究A 里山workshop


11月22日(土)にプログレス探究Aの授業で

里山workshopを実施しました。

 

午前中は、人と自然の博物館の橋本先生から

里山に関することや、山に入る上での心構えや注意事項などについて

講義をしていただきました。

現在の日本では、人の手が入っていない「放置林」が増加しており、

それによって、生物多様性の減少を始めとする様々な問題が

引き起こされることを知り、校内に里山がある祥雲生にとって

とても身近な問題として感じたのではないかと思います。

加えて、里山保全体験をするにあたっての注意事項や道具の使い方を学び、

万全の準備を整えて、午後からは里山に突入しました。

 

今回の実習地は、博物館から歩いて行ける「ブイブイの森」です。

現地での実習では三田市で里山保全や環境学習の支援を行っている

ブイブイの森クラブの皆さんにもご指導いただきました。

 

念入りに準備体操を行い、その後は班に分かれて木の伐採に取り組みました。

木が生えすぎてしまうと、地面に届く光が少なくなってしまい、

生態系のバランスが崩れてしまいます。

それを防ぐために適度に木を伐採し、整理していくことで、

里山の環境が整えられていきます。

腰にノコギリと剪定バサミを装備した生徒たちは、

先生方のご指導のもと、一心不乱に木を切っていきました。

 

体力的にもハードな作業だったと思いますが、

ノコギリで木が切れた瞬間や、倒した木を上手く整理できた際は

生徒たちは達成感に溢れた清々しい顔になっていました。

思わぬ戦利品(かっこいい木の棒)を手に入れた生徒もいたようで、

ご満悦で帰路についていました。

 

 

今回の実習を通して、里山保全の重要さや難しさを

体感しながら学ぶことができたと思います。

この経験をきっかけに、自分たち高校生にはどんなことができるのか、

考えていってほしいと思います。

 

人と自然の博物館の橋本先生、

ブイブイの森クラブの皆さん、ありがとうございました!

 

 

【サイエンス探究基礎】関西学院大学 理工学部 研究室訪問

 

毎週火曜日の7校時目に実施している

2年次理系対象の授業「サイエンス探究基礎」の授業の一環で

目の前にある関西学院大学の理系学部研究室を訪問し、見学をさせていただきました。

 

今回は、4班に分かれ

「理学部」「工学部」「生命環境学部」「建築学部」に

それぞれ訪問し、研究の内容や授業の説明, 研究室の雰囲気などを

丁寧に説明していただけました。

 

 生徒たちも、普段見ることのできない研究設備や実験の様子を見ることができ, 

 大学で学ぶイメージが膨らんだことと思います。

 今日の経験を自身の探究活動や進路選択に活かしていきましょう。

 

 お忙しい中お時間を作っていただいた大学の先生方や学生の皆さん、

 本当にありがとうございました!

 

 

 

【SS探究Ⅱ】地域課題解決に取り組む高校生サミット に参加しました

11月15日(土)に尼崎小田高校で開催された「令和7年度 地域課題解決に取り組む高校生サミット~兵庫から日本を考える~」に、本校2年次生が参加しました。

様々な地域課題に取り組む高校生が兵庫県内以外からも広く集まっており、専門家の方々も多数ご来校されての発表・情報交換会となりました。

 

ポスター発表では、多くの方にコメントやアドバイスをいただきながら、研究成果を発表しました。また、他校のポスター発表も見学させていただきました。同じ分野の研究をしている発表はもとより、他分野の発表の中にも、自分たちの研究に取り入れられそうなアイデアがたくさん見られたようです。

午後からは、「海と山のつながりを考える」というテーマに沿って、里山や里海との関わり方を考えながらの街づくりについて、ディスカッションを行いました。初対面の他校生とのグループディスカッションは、最初こそぎこちなさがありましたが、互いに知識やアイデアを出し合ううちに徐々に議論が進み、いつの間にか自然と作業を分担しながらまとめや発表まで行いました。

 

 

新しく見えたものを、今後の探究につなげていきましょう。

関係者のみなさま、貴重な一日をありがとうございました。

ODA!!

【探究Ⅱ】関西学院大学リサーチ・フェアに参加しました

11月15日に関西学院大学、神戸三田キャンパスにて

総合政策学部主催の「リサーチ・フェア」が開催されました。

これは毎年、本校生が参加させていただく発表会で、

ここまでの課題研究の成果や展望をお聞きただき様々な

アイデアを持ち帰る機会となっています。

 

関西学院大学の先生方や学生、院生のみなさんによる質問や

他校の高校生の発表を聞き、刺激をいただきました。

15分のプレゼンにどきどき

他校生への質問も行いました。

自分の言葉で話すことも経験です。質問にも頑張って答えます。

「スライドをもっとわかりやすくすればよかった…」

「基本情報の説明が足りなかった…」

など反省がある一方で

「面白い研究があった!」「(他校の)英語でのプレゼンにびっくりした!」

と新たな発見もあったようです。

 

探究Ⅱはもう少し続きます。

さらにブラッシュアップした内容にするため、引き続き頑張りましょう。

 

園芸入門日記2025 11月5日

今日は、上野ヶ原特別支援学校の生徒さんと一緒にサツマイモのイモ掘りを行いました。1か月前にも交流していたこともあり、再会するとすぐに声をかけ合い、和やかな雰囲気で作業が進みました。本校の生徒は先週、イモの掘り方を学び、ツルを取り払う準備もしていたため、スムーズに収穫できました。大きなサツマイモが出てくるたびに、一緒に喜ぶ姿が印象的でした。

特別支援学校の生徒さんが帰った後は、来週の焼きイモパーティーに向けてかまど作りを実施。廃瓦を再利用して組み立て、収穫した芋は甘みを引き出すために天日干しにしました。うまく焼けるかどうか、来週が楽しみです!

 

 

 

  

文系課題研究、校外にも発展

今週末に行われた2つのイベントに本校生が参加しました。

11月8日(土)

防災キッズ~親子で防災体験やってみよう!!~

主催:Ethical×Sanda様

昨年度から「女性と子どものための避難所設営」をテーマに

探究活動を行っている3年生のチームと、今年度「ペット防災」

をテーマにしている2年生のチームが参加しました。

3年生は主催団体さんの講演会に昨年から参加しており、

今回はまとめの発表を行いました。

課題研究を発表しています。

データを示しつつ発表を行っています。

 

 

 

 

 

2年生は先輩の発表を聞きつつ、自分たちの研究のために

突撃インタビューを行いました。

ペット防災の意識調査中

 

 

 

 

 

地域の皆さんに暖かい言葉をかけていただきました!

11月9日(日)

ユリッキー祭り

主催:ゆりのき台地域活動協議会様

地域のイベントにて

2年生の「教育現場の公共衛生」をテーマにした班と

「絵本を通じた親子の関わり」をテーマにした班が

それぞれブースを出しました。

小学生や地域の皆さんに、自分たちの研究を体験していただき、

貴重な経験を積むことができました。

衛生について考えるコーナー

絵本の読み聞かせコーナー

園芸入門日記2025  10月29日

今回は、次週に予定している上野ヶ原特別支援学校とのイモ掘り交流に向けて、畑の準備を行いました。

まずはサツマイモの試し掘り。土の中から立派に育ったイモが顔を出し、思わず歓声が上がりました!
その後、来週の本格的なイモ掘りに備えて、イモのツルを丁寧に刈り取りました。

 

 

また、同時に春菊やダイコン、カブの収穫も行いました。どの野菜も元気に育っており、秋の実りをしっかり感じる一日となりました。

 

来週の交流会では、上野ヶ原特別支援学校のみなさんと一緒に楽しいイモ掘りができるよう、準備万端です!

【SS探究Ⅱ】高大連携課題研究合同発表会 at京都大学 に参加しました

11月3日(月)に京都大学で開催された「令和7年度 高大連携課題研究合同発表会」に、本校2年次生のSS探究Ⅱより理系の3班が参加し、ポスター発表を行いました。

 

23回生の校外発表は、この日の3班がトップバッター。

初めてのポスター発表に加え、知り合いばかりの校内発表とは違う雰囲気の中でしたが、これまでの研究成果をしっかりと発表することができました。

  

一方で、他校の発表を見てそのレベルの高さに圧倒されたり、文献調査や試行回数の不足などを指摘されてたじろいたりと、すべてが思い通りにいったわけではありませんでした。

それでも、「せっかく来たのだから、褒められるだけでは成長にならない。」という気持ちで、次第に前向きに行動するように。

いただいた指摘を熱心にメモしたり、行き詰っている点について自らアドバイスを求めたりと、積極的に学びを深める姿が印象的でした。

中には、「次の実験はどうする?」と、早速これからの展開を話し合う班も見られました。

 

専門家からの助言や、同じの高校生との交流を通して多くの刺激を受け、各班それぞれにテーマへの向き合い方に変化が見られた一日でした。

 関係者のみなさま、貴重な一日をありがとうございました。

KYOTO!!

園芸入門日記2025 10月1日

今日は、落花生の収穫を行いました。株を抜くと、土の中からたくさんの実が出てきて、生徒たちは大喜びでした。

 

続いて、ダイコンとカブの間引きです。混み合ったところを丁寧に抜き、残った株が元気に育つように整えました。

 

今年は気温が高いのか、ナスやピーマンが、まだこの時期でも収穫できます。途中、急なにわか雨が降って20分ほど休憩しましたが、雨上がりの畑はしっとりとして気持ちのよい雰囲気に。

 

最後にコンポストを設置し、刈り取った雑草や野菜くず、落ち葉を入れてたい肥づくりを始めました。これからの畑づくりがますます楽しみです。

 

 

園芸入門日記2025 9月24日

今日は、園芸入門の授業で畑の手入れを行いました。
野菜を植えていない場所では、伸びた雑草を刈ったり、土を耕したりして、次に植える野菜の準備を進めました。

 

また、今育っている野菜のまわりの草も丁寧に抜き、風通しをよくしました。

 
地道な作業でしたが、みんな黙々と手を動かしながら、畑をきれいに整えていきました。

 

少しずつ整っていく畑を見ていると、次に植える野菜たちの生長が今から楽しみになります。

第6回祥雲探究祭 Part4

星3年次 課題ポスター発表星

第3部 3年次生がポスター発表を行いました。第1部では緊張気味でしたが、いきいきと研究を発表する姿が見られました。

星閉会式星

関西学院大学の先生方よりご講評をいただきました。

今年度も3年次生は全員発表をしました。他学年との交流もあり、様々な分野の研究を知ることができた研究を楽しむ1日になりました。

 

星生徒の感想星

・探究での最後の発表で、今までなら原稿ばかりみて発表していたけれど、このポスター発表ではほとんど見ずに自分の言葉で、今までやってきた成果を聴きに来た人に伝えられた。

・他の人の発表を聞いたことで、どのような探究をしていたのかを知ることができたし、とても興味深かった。質問やアドバイスをもらうことで、自分たちの探究の不備をより明らかにすることができた。

・自分たちが行ってきた研究を伝えることができたり、ほかの研究も聞くことができて、とても印象に残った。3年間で最も楽しかった探究祭だった。

第6回祥雲探究祭 Part3

星2年次生 課題研究中間発表星

第2部 2年次生は8つの教室に分かれ、中間発表を行いました。2年次生の発表に3年次生と大学教員がアドバイスします。

 

これからの研究に活かしていきましょう!

 

星生徒の感想星

・大学の先生や先輩から貴重な意見をもらえて、今まで気が付かなかったところに気づくことができた。

・アドバイスをいただき、改善すべき点がたくさんあることに気づくことができ、今後の活動に生かせることを多く学べた。

・最初は緊張もあり発表がガタガタで慣れていなかったけれど、やっていくうちに発表の仕方がわかっていって、どこをしっかり言わないといけなくて、どこをゆっくり言わなければならないかわかった。

・発表を通して、ただ台本を読むだけでなく、自分で考えながら話したり、初めての質問にその場ですぐに答えるということが、これからの探究活動を進めるに当たって良い体験になった。

 

Part4へつづく

第6回祥雲探究祭 Part2

星1年次生 Share our Experiences!!星

第2部 1年次生は大講義棟にて、「1年次生の体験発表(SS探究1、ミュージアムツアー、サイエンスツアー、オーストラリア研修、プログレス探究A)」「3年次生発表(プログレス探究B、プログレス探究C)」を行いました。

1ツ星SS探究1

 

1ツ星ミュージアムツアー

 

1ツ星サイエンスツアーin東京

 

1ツ星オーストラリア研修

 

1ツ星プログレス探究A

 

うまくまとめてわかりやすく発表する工夫をしていて、お互いの体験を共有しました。

 

1ツ星3年次生発表(プログレス探究B・プログレス探究C)

 

先輩の活動報告や探究活動で大切なこと等を教えてくれました。さすが3年生!でも、先輩たちも1年次の時は「みんなの前で発表なんて…。」と言っていましたね。「伝えたい思いが大切!」です。

 質問タイムも活発に行われました。

星生徒の感想星

・同じ学年なのにも関わらず、すごくわかりやすいプレゼンで、自分もやりたくなった。

・私は発表者側でこの2部に参加したので、人前でプレゼンテーションをするという難しさを改めて知れてよかった。また、班員とともに案を出し合ったり、プレゼンテーションの構成や役割分担など、今2年次3年次がしている研究発表に通じるところがあったので、とても有意義な経験になった。

・同じ年次の生徒でも自分が体験したことのない経験をしている人がたくさんいることを知れた。学校で行われているそれぞれのプログラムの良さを感じることができた。様々なことにチャレンジしている人がいると分かったので自分も今まで体験したことのないこともやってみようと思えるきっかけになった。

 

Part3へつづく

第6回祥雲探究祭 Part1

9月29日(月)

キラキラ「第6回祥雲探究祭 研究を楽しむ1日~伝えよう、考えよう、語り合おう~」キラキラが開催されました。

星3年次課題研究口頭発表星

第1部では、3年次生全員が23教室に分かれ、1グループ1回15分の口頭発表を行いました。今まで研究してきたことを聴衆者に伝えます。

Part2へつづく

祥雲SSHシンポジウム・祥雲SSHミニマルシェ開催

9月20日(土)午後、祥雲SSHシンポジウム「ITの力で生物多様性を守る」(三田市こうみん未来塾・生きもの教室スペシャル)を開催しました。三田市との共催による本イベントは、毎年恒例となっており、今年で6回目を迎えました。

シンポジウムの開催に合わせて、ミニマルシェも実施しました。この日の販売を目標に、プログレス探究A選択者の有志が、6月から里山農園で落花生の栽培に取り組んできました。当日は、朝9時に集合し、まずは落花生の収穫からスタート。収穫後は試食、選別、袋の準備など、準備すべきことは盛りだくさんです。5枚目の写真は、売り方や金額について相談している様子です。

  

 

12時半、販売開始。大勢のお客さんにお越しいただき大盛況でした。昨年に引き続き、有馬高校人自然科の皆さんも参加してくださいました。

 

マルシェと並行して、生物探索アプリ「バイオーム」の体験会も実施しました。株式会社バイオームの中藤さんからアプリの使い方について説明していただいた後、科学部の生徒による案内のもと、生物を観察しながら校内を歩きました。とはいえ、昆虫などの動物はその場ですぐに見つけるのは難しいもの。そこで、科学部生物班は2日前から校内でさまざまな生きものを採集し、ケースに入れて通路沿いに並べておく工夫をしてくれました。参加者は、それらの生きものをスマートフォンで撮影し、アプリを使って名前を調べる体験を楽しみました。

  

2時。いよいよシンポジウムスタートです。三田祥雲館校長のあいさつの後、第一部は、株式会社バイオーム代表取締役・藤木さんの講演です。研究から起業に至るまで、生物多様性を守るために取り組んでこられたことをわかりやすくお話しいただきました。

  

続いて、第二部は、三田祥雲館高校科学部生物班、関西学院大学AgriNOVA、人と自然の博物館三橋先生がそれぞれITを使った取組み事例を発表してくださいました。

  

第3部はパネルディスカッションです。藤木さんと、第2部の発表者の皆さんがパネリストとして登壇し、会場からの質問に答える形で進行しました。祥雲生も活発に質疑応答を行いとても頼もしく感じられました。

  

最後は、三田市子ども育成課長のご挨拶でシンポジウムを終了しました。

今回は、高校生56名、小中学生20名、大学生11名、保護者・教員などの大人56名、合計143名の参加がありました。参加者からは「ここだけの話が聴けて大変面白かった」「ITと生物多様性がどう関わっているかがよくわかった」などの感想が寄せられ、大変有意義な会となりました。ご協力いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。

園芸入門日記2025 9月17日

今回は盛りだくさんの園芸授業でした!
前半は、上野ヶ原特別支援学校の生徒さんと一緒に種まき交流。わずか40分でしたが、すぐに打ち解けて、最後はハイタッチでお別れ。みんなの笑顔があふれる、とても温かい時間になりました。

後半は白菜とブロッコリーの苗を植え付け。講師の先生から野菜の特徴を教えていただき、スムーズに作業ができました。

 

 

以前に刈り取って、干していた雑草を苗の周りに敷き詰めて、雑草除けにしました。

 

 

最後は、畑を耕して次の準備もバッチリ!生徒一人一人の成長を感じた一日でした。
だいぶ秋らしくなってきました。ジャガイモとタマネギの植え付けももうすぐです。

 

園芸入門日記2025  9月10日

先週整えておいた畝を、もう一度耕うん機で耕しました。そこに肥料や石灰、牛ふんを混ぜ込み、畝を平らに整地します。その後、支柱の棒を押し当てて溝を作り、種をまいていきました。今回まいたのは、ダイコン、カブ、五条ネギです。

 

 

 

さらに、兵庫県の特産「岩津ネギ」の苗も植えました。岩津ネギは少し変わった植え方をします。畝の真ん中を深く掘り、その溝に苗を植え込みます。育っていくにつれて、茎のまわりに土を少しずつかけ足していき、白い部分が長くなるように育てるのです。

 

来週には、ダイコンやカブの芽が小さく顔を出してくれるはず。かわいい芽を見られるのが楽しみです。

園芸入門日記2025 9月3日

今日は、冬野菜を植える準備として、しばらく休ませていた畑を耕しました。
夏の間に伸び放題になっていた雑草を取り除きながら、耕うん機を使って土を起こしていきます。

 

今回は、新しい耕うん機に加えて、以前から使っている古い耕うん機も登場。二台を使って交代しながら作業しましたが、長く休ませていたせいか土が固くてなかなか刃が入らず、思った以上に苦労しました。耕うん機が跳ね返されそうになり、押さえるのに一苦労。体力もかなり持っていかれました。

 

それでも何とか進めていき、畑の半分は畝を立てるところまで完了。形が見えてくると、やっぱり嬉しいものですね。

そのほか、雑草抜きや夏野菜の収穫を行いました。ナスとピーマンが好調で、自然と笑みがこぼれます。

 

 

次回はいよいよ冬野菜の植え付けです。大根や白菜、ブロッコリー・・・。今年もどんな成長を見せてくれるか楽しみです!

農業チャレンジ ラジコン草刈り機体験!!

8月28日(木)、月に一度の農業チャレンジを実施しました。この日は、6月に耕運機を購入した(株)ヤンマーさんにお願いし、最新のラジコン草刈り機を実演していただきました。

まずは営業担当のIさんから、機械の仕組みや特徴についてレクチャーを受けます。今回の農業チャレンジには、いつものメンバーに加え、科学部のRobotics班も参加。普段から機械に親しんでいる彼らは、興味津々で話を聞いていました。

 

  

いよいよ草刈り機を里山に運び、実際に動かしてみます。リモコンの操作に合わせて機械が動き出し、急斜面も力強く進みながら草をどんどん刈り取っていきます。方向転換もとてもスムーズで、前進だけでなくバックしながらも作業ができるのに驚きました。

 

全員が順番にリモコン操作を体験し、その性能と操作のしやすさを実感しました。そもそも、リモコンで機械を動かすことって、とにかく楽しいですね。

体験後は草刈り機を囲みながら振り返りの時間。感想を話し合ううちに、これからの農業の課題や未来のあり方にまで話が広がりました。ラジコン草刈り機の実演は、単なる作業体験にとどまらず、参加者に“農業のこれから”を考えるきっかけを与えてくれたように思います。ヤンマーのIさん、ありがとうございました。 

 

  

 

草刈り機体験の後は、通常の農作業です。6月に植えた落花生はどうなっているでしょうか・・・?何者かに食い荒らされている跡が・・・!!!アライグマでしょうか?とりあえずネットをかけて様子を見ます。目標の9月20日に収穫できるか、ドキドキですね。

 

 

 

【科学部天文班】三田こうみん未来塾にスタッフとして参加しました!

 

8月22日(金)に

三田市が主催する「こうみん未来塾」が本校で行われ、科学部天文班がスタッフとして参加しました。

こうみん未来塾は三田市が地域や教育機関、民間企業との協働により、

子どもたちに様々な体験を提供する活動で、今回は「祥雲太陽観察教室」というタイトルで

太陽に関する勉強や太陽観察、工作に取り組んでもらうプログラムでした。

 

まずはじめに、本校の科学部天文班の生徒による太陽の講義を行いました。

子どもたちに伝わりやすい表現で楽しんでもらえるように、いろんな工夫をして準備をしてくれました。

太陽に関するクイズは大盛り上がりとなり、大成功でした。

 

後半は、太陽の観察を行いました。日頃から天文班がお世話になっている「さんだ天文クラブ」の方々に、観察方法や太陽に関することをレクチャーしていただきました。

 本校生徒も日頃の活動の中で太陽を観察しており、子どもたちの観察のサポートをしました。

 

それ以外にも、分光フィルムを使った万華鏡の工作や、質問コーナーなどがあり、盛りだくさんのプログラムでしたが、生徒たちのサポートのおかげで、多くの子どもたちに喜んでもらうことができ、素晴らしいイベントになりました。

 

12月にもまた、本校が会場となる天文関係のシンポジウム&観望会を予定しています。

興味がある方は奮ってご参加いただけたらと思います。

 

科学部生物班 アップサイクルクレヨンセミナー

 

兵庫県立人と自然の博物館で開催されていた企画展「価値の手直し展」が尼崎市立歴史博物館で巡回展として開催されています。それに伴い、8月21日(木)科学部生物班が、「高校生とアップサイクルクレヨンづくり~クレヨンを作ってお絵かきしよう~」を実施しました。

 

色のもとになる粉(竹炭、落葉、花びら、コーヒーかす)を選んでもらい、ミツロウと食用油を混ぜて、電子レンジで溶かします。溶かした液をシリコンの型に入れて、しばらく置いて固まれば型からはずせば出来上がり。作ったクレヨンで、塗り絵やお絵描きを楽しんでもらいます。

  

  

4月に人博で実施した時は、3年次生がいて10人以上の高校生で手分けすることが出来ましたが、今回は、3年次生が引退し、1,2年次生3名だけになってしまいました。どうなることかと少し心配でしたが、スムーズに体験してもらえるよう自分たちでいろいろと手順を工夫しました。参加した子どもたちだけでなく、3人の高校生がとても楽しそうだったのが印象的でした。人に喜んでもらえるって、とてもうれしいことですね。

歴史博物館のブログに動画が掲載されています。  https://youtu.be/JRQciGaSd0g

前回のクレヨンセミナーのブログは↓

https://dmzcms.hyogo-c.ed.jp/shoun-hs/NC3/blogs/blog_entries/view/157/0fb1a04610389e003ef35726e990dda8?frame_id=2953

サイエンスツアーin東京 その11〈新大阪 到着〉

 

無事、新大阪に到着しました!

全員元気に研修を終えることができて本当に良かったです。

 

この2日間、普段ではできない貴重な体験をたくさんできました。

自然科学に関する知識はもちろん、それらに関わる方々の楽しそうな雰囲気や、湧き出る熱量を感じ取ることが出来たはずです。是非それを、日頃の勉強や、探究へのモチベーションにつなげて欲しいと思います。

サイエンスツアーに参加した人たちは、自分の経験を自分だけの物にせず、家族や友人、先生たちにどんどん話をしてくださいね。探究祭での発表も楽しみにしています。

2日間、お疲れ様でした!

サイエンスツアーin東京 その9〈日本未来科学館で近未来〉

 

サイエンスツアー最後の研修地は日本未来科学館です。先端の科学技術を体験できる科学ミュージアムです。

公共交通機関を使いましたが、東京のど真ん中での乗り換えにハラハラしたり、ゆりかもめの窓から見えたお台場フジテレビに興奮したりと、到着までに様々なドラマがありました。

 SSH校の生徒は入場料無料ということで、お得な気分で様々な展示を見学することが出来ました!

また、売店でも色々なグッズをゲットして、大満足の研修となりました。

これにて、研修の全行程が無事終了しました。これから帰路につくために東京駅に向かいます!

サイエンスツアーin東京 その8〈東京大学に潜入する〉

 

2日目午前中の研修地は東京大学です。

有名な赤門や安田講堂の前を通り、講義の会場に向かいました。

今回は

東京大学理学部地球惑星環境学科の高橋嘉夫教授に「研究者は人生の安心安全を切り拓くエクスプローラー:原子分子から理解する宇宙・地球・環境」というタイトルでご講演頂きました。地球誕生から今日までを1年とすると、生命の誕生が12月31日の16時ぐらいというお話が衝撃的でした。

また、小惑星リュウグウから持ち帰ったサンプルを見せてもらいながら、地球にある水の起源についても教えて頂きました。

講義のあとは、12階まである研究棟の屋上に連れて行って頂きました。スカイツリーなども見えて絶景でした!

そのあとは、東大の食堂で昼食をとりました。名物の「赤門ラーメン」を食べている人もいましたね。

最後に安田講堂の前で記念撮影をしました。大学で学びたい、研究を頑張りたいというモチベーションが高まる研修になりました!

 

サイエンスツアーin東京 その6〈Night Lectureで知恵を絞る〉

 

無事、東京の宿に到着し、夕食をとりました。

夕食後は、「Night Lecture」ということで班対抗で謎解き大会を行いました。

白熱しすぎて写真を撮るのを忘れてしまいましたが、どの班も協力して発想力や論理的思考力を存分に発揮していました。

本日は大きなトラブルもなく無事全行程が終了し、たいへん実りある1日となりました。

ゆっくり休んで、明日からに備えていきましょう。

サイエンスツアーin東京 その5〈JAXAで宇宙に近づく〉

 

本日最後の研修地は

JAXA宇宙筑波センターです。

まず初めに展示室ツアーに参加し、国際宇宙ステーションISSにある実験棟「きぼう」の運用管制室と、宇宙飛行士養成エリアを見学しました。

どちらも普通では入ることのできない場所で、管制室での仕事についてや、宇宙飛行士の方々の訓練に使われた施設を見ることが出来ました。

 

その後、一般公開されている展示を見学しました。これまでに打ち上げられた様々なロケットや衛星が展示されており、見応えのある展示でした。

また、JAXAグッズや宇宙食なども販売されており、お土産に買っている生徒もたくさんいました。

 

本日の研修はこれで終了です。

これからバスで東京の宿舎に向かいます!

 

サイエンスツアーin東京 その4〈理化学研究所でDNAを学ぶ〉

 

2つ目の研修地は

理化学研究所バイオリソースセンターです。

遺伝子や細胞のリソースを収集、保管し、世界中の研究者に提供しているすごい施設です。

はじめに、遺伝子材料開発室の三輪先生より、「薬から見るバイオリソース」という題目でご講演頂きました。

薬が体内で効果を発揮するメカニズムについて、内容は大学2年生での扱うものでしたが、大変わかりやすく説明して頂き、生徒たちもとても良く理解していました。

その後、研究室を案内してくださり、−80℃で保管している遺伝子リソースやDNAを電気信号で読み取る装置を見せて頂きました。

近年では、人間一人分の全DNAですら、比較的簡単に読み出せるようになっているようです。

読み取り技術が上がっている分、その膨大なデータ量を扱う情報技術がとても重要になってくるようです。

理化学研究所をあとにして、今日最後の研修地である、JAXAに向かいます!

 

サイエンスツアーin東京 その3〈KEKで加速器を学ぶ〉

 

サイエンスツアー最初の研修地は茨城県つくば市にある「高エネルギー加速器研究機構」

通称「KEK」です。

 

広大な敷地につくられた巨大な加速器で電子などの粒子を光速に近い速さまで加速し、得られた高エネルギーの粒子や電磁波を様々な研究に活用しています。

最初に見学したのは

加速器がつくった放射光を様々な研究に活用する

「フォトンファクトリー」です。

つくられた放射光は生化学や物質の構造解析、医学イメージングなど、様々な分野の研究に活用されていると教えて頂きました。

 

 

次に見学したのが

「Belle Ⅱ実験」という実験に使われている巨大な実験装置です。

たまたまメンテナンス中ということで普段は見られない検出器の内部まで見ることができました。

とてつもない数の電子と陽電子を正面衝突させることで、放出されるたくさんの粒子を周りの様々な検出器で捉えることで、反応を詳細に解析します。

とにかく大きな実験装置で、その迫力に圧倒されました。

 昼食を食べて

続いての見学地の理化学研究所に

向かいます!

 

サイエンスツアーin東京 その2<茨城空港に降り立つ>

 

神戸空港からのフライトで

無事、茨城空港に到着しました!

 

たまたまですが、

我々が搭乗した飛行機は

「ポケモンジェット」だったらしく

場内アナウンスによると

機長室にはピカチュウも一緒に

乗っていたそうです。

時折、ピカチュウからのメッセージが

流れてきて、

上空で勇気づけられました。

 

茨城に上陸し、

今から1つ目の目的地である

KEKにバスで向かいます!

 

サイエンスツアーin東京 その1 <神戸空港より飛び立つ>

 

本日より

サイエンスツアーin東京が始まります!

18日〜19日までで、

関東地方の研究施設や大学を巡ります。

 

まずは、神戸空港から茨城空港に向かいます!

今年は1年次生10名、2年次生10名の

計20名が参加します。

全員無事集合し、今から飛行機に乗り込みます!

  

 

 

8月5日ミュージアムバスツアー

8月5日(火)

ミュージアムバスツアーが行われました。

これはSSH STREAMプログラムの一環で、誰でも参加できる

「オプショナルツアー」として企画されたものです。

 

県内の様々なミュージアムを巡り、学芸員さんの話を聞いたり、

実際にアートに触れたりしながら兵庫県の歴史や建築、

芸術に触れるイベントです。

 

訪れたのは

・神戸ゆかりの美術館

・神戸ファッション美術館

・兵庫県立美術館

の3施設

神戸ゆかり・ファッション美術館はUFOのような不思議な建物

 

 

 

 

                                                            

 

 

 

 

学芸員さんのお話の中では

本校生徒からの

「どんな仕事をしているの?」

「展示室内にボールペンやシャーペンを持ち込んではいけない理由は?」

といった素朴な疑問から

「『どんな人』が学芸員にむいていますか」

「複数の美術館を巡る展示はどうやって決まっているのか」

とい一歩踏み込んだ質問まで

丁寧に答えていただきました。

講義の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美術館は1000年先まで作品を保存し、未来の人に

バトンを渡す役割を担っているというお話を聞き、

普段とは少し違う鑑賞体験となりました。

神戸の風景を描いた作品と

細かい文字で何か書いてあります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャラリートークでは彫刻作品を囲んで

「この人たちはどういう関係なのか」

「時代は?」「時間帯は?」「何をしている?」

と想像力を膨らませました。

等身大の彫刻作品を囲んでギャラリートーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このイベントを通じて

「初めて美術館に訪れた」という人や

「何度も言っているが、友人と感想を交わしつつ鑑賞するのが楽しい」

という人などいろいろな感想を聞くことができました。

県立美術館の屋外彫刻とパシャリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普段とちょっとちがうところに身を置いてみる、

そんな夏にすることができました。今後もぜひ、いろいろな施設に

足を運んでみてくださいね。

SSH生徒研究発表会

 

8月6日(水)~7日(木)に、神戸国際展示場で開催された

「SSH生徒研究発表会」に参加し、ポスター発表を行いました。

 

 

「単眼カメラを用いた機械学習による距離推定」

というテーマで、科学部robotics班の3年生が発表に臨みました。

カメラの画像から自動で距離を推定するシステムの開発に関する内容で、

この技術を搭載した機体で臨んだ

ロボサッカーの全国大会では全国優勝を果たしました。

 

この発表会には、斎藤元彦兵庫県知事も視察に来られ、

本校の発表をご覧になった際には

長い時間足を止めていただき、

研究の内容について、活発に交流していただきました。

 

 

 

7日については、

1,2年次生の希望者15名も見学生徒として参加し、

全国から集まった様々な方々との、活発な議論を通して

多くの刺激をもらい、自身の探究活動についても深く考える良い機会となったとなりました。

来年の大会に向けて、これから頑張っていきましょう!

 

プログレス探究A 大阪大学基礎工学部訪問

8月1日(月)、1年次生希望者対象のSSH特別科目「プログレス探究A」の第3回授業で、大阪大学基礎工学部を訪問しました。大学とはどんなところか、理系の研究室ではどんなことをしているのか・・・体験しよう、というプログラムです。

まず、理工学部の説明です。工学部や理学部の違い、そして魅力がよくわかりました。

 

次に、実験体験です。今回は、①有機EL素子を作ってみよう ②極限科学の体験 ③-196℃の極低温で実験してみよう  の3つのテーマをご用意いただきました。

下の写真は、①有機EL素子 の実験の様子です。有機EL素子は、すでに薄型テレビやスマホのディスプレイに使われるており、今後も様々な活用が期待される技術です。研究室の学生さんにご指導いただきながら、有機ELを作りました。細かい作業に緊張して手が震えています。

 

出来上がった有機ELを電池をつなぐと・・・光りました!!まばゆい光に感動です。この点が集まって、ディスプレイが出来ているですね。

 

実験体験が終わると、修士課程2年の学生さんが大学生活についてのお話です。会の最後には、「なんでも聞いてくださいね」と、教授や学生さんが高校生からの質問に本当に丁寧に答えてくださいました。

 

【生徒の感想】

・実験でも何回も経験を積み重ねていくことで、成功したり、失敗から新しいものを生み出したりすることができると知り、自分から知ろうという積極的な意識が大切なのだと知りました。

・現地集合で大学に行き学食を食べたり、施設に入ってみたりすることで、大学の雰囲気を知ることができました。大学の先輩方がおっしゃるように、食堂ではいろいろな学部の人たちが自分たちの学部の話だったりを交流したりしていて、大学に通うとより視野が広がるのかなと考えました。

・液体窒素に手を入れるのが楽しくて科学に前より興味を持てました。超伝導やアルゴンの個体、酸素の液体など初めて見るものばかりでとてもワクワクしました。

本当に貴重な体験が出来ました。ご協力いただいた大阪大学基礎工学部のみなさま、本当にありがとうございました。

さんだサイエンスフェスティバル

7月26日(土)、キッピーモール6階(まちづくり協働センター)で開催された「さんだサイエンスフェスティバル」に科学部が参加しました。

  

Robotics班   「サッカーロボ×AI」「Pythonでシューティングゲームをつくろう」

 

天文班 「夜空の宝石 オリジナル星座発見!!」

 

生物班 「緑の液が青色に!藍の生葉染めに挑戦しよう」

 

3つの斑、それぞれが日頃の活動を生かした内容で、お客さんに楽しんでもらいました。

【科学部天文班】高校生天文活動発表会に参加しました!

 

科学部天文班は、7月21日(月)に大阪教育大学にて行われた

「高校生天文活動発表会 - 天文高校生集まれ!」に参加し、口頭発表を行いました。

 

天文活動を行っている学校が、

全国各地から対面またはオンラインで参加し、

研究に関する発表や、各校の取り組みの紹介を行いました。

本校からは、

「系外惑星 WASP-43b のトランジット観測」というタイトルで

発表を行いました。

3月に実施した西はりま天文台での観測データを分析し、まとめたものです。

発表時間は3分と短かったですが、

質疑応答にも的確に答えることができ、これまでの成果が存分に発揮できました。

フリーセッションでは、

発表内容について、

他校の生徒や大学の先生方と

ホワイトボードを使ってディスカッションする中で

新しい知見や解析のアイデアを得ることができました。

 

この発表会で得たことを夏の活動でしっかりと消化して

秋の総合文化祭に向けて頑張りたいです!!

11th Science Conference in Hyogo

7月12日(土)、神戸大学百年記念ホールで開催された「11th Science Conference in Hyogo」に3年次生3名が参加しました。これは、兵庫県SSH校が中心となって開催する英語での課題研究発表会です。

講演の後は、いよいよポスター発表です。英語で作成したポスターを使い、説明から質疑応答まですべて英語で行いました。祥雲館代表の3名は、今年3月に台湾での科学研修に参加し、英語での課題研究発表に挑戦してきた生徒たちです。その経験が存分に生かされ、3人とも堂々とした態度で発表し、質疑応答にも余裕を持って対応していました。

 

 

今回の発表を通して、生徒たちは非常に貴重な体験をすることができました。その中で、これまでの努力の成果が表れ、大きな成長を感じました。

 

クビアカツヤカミキリ駆除学習会

昨年に引き続き、今年も三田市内でクビアカツヤカミキリが確認されたという新聞報道を受けて、三田市内の高校に呼びかけを行い、7月11日(金)に「クビアカツヤカミキリ駆除学習会」を緊急開催しました。当日は、三田祥雲館から5名、北摂三田から12名、三田西陵から3名の生徒が参加しました。

*クビアカツヤカミキリは特定外来生物です。詳しくはこちらへ→https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/g_kubiakatsuyakamikiri_kaitei.pdf

  

JR相野駅に集合し、その周辺を調査します。まず始めに、成虫の標本、食い荒らされた木の幹、フラス(幼虫の糞と木くずが混ざったもの)を見せていただきました。ご指導は、県立人と自然の博物館の三橋先生と、兵庫県自然保護協会副理事長の松下さんです。

  

始めに見つけたサクラの木で、木の調べ方、カミキリを探すポイントを教えていただいた後、点在するサクラの木を全員で調べて回りました。

  

昨年カミキリが見つかり、要注意とされている地点で、次々と新たなフラスを発見。防除のためにネットを張られている木に成虫の死骸も見つけました。この周辺で、多くのクビアカツヤカミキリが生存していることがわかります。さらに足をのばして調査範囲を広げ、少し離れた場所では、まだ被害は広がっていないことを確認しました。

 

猛暑の中、2時間歩き回ることは本当に大変でしたが、みんな生き生きと活動し、先生方に積極的に質問をしているのが印象的でした。こうやって多くの高校生がクビアカツヤカミキリの調査を体験したことは、非常に意義深いことです。みんなの力で、三田市のサクラの木を守っていきましょう。

藍染に挑戦 科学部&美術部

科学部生物班は、毎年、里山農園でタデアイを栽培しています。種子は徳島県立城西高等学校から分けていただいたものです。

7月10日(木)、科学部生物班と美術部が合同で、藍染に挑戦しました。

 

 

① 布の準備。模様をつけるため、輪ゴムや割りばしで縛ります。

② タデアイの採集。畑で育てているタデアイの先の方をちぎります。

 

③ 採集した葉っぱをきれいに洗い、水を少し入れてジューサーでつぶします。

④ 絞った汁は緑色です。この液に布を浸し揉みこみます。

 

⑤ しっかり染まれば、水でよく洗い、縛っていたゴムや割りばしをほどきます。

写真は、かなり緑色っぽいですが、乾くと青色になります。緑の葉っぱから、こんな色が出ることは本当に不思議です。この藍染は、7月26日(土)のさんだサイエンスフェスティバルで体験していただくことが出来ます。ぜひ、お立ち寄りください。

さんだサイエンスフェスティバルはこちら→

https://www.city.sanda.lg.jp/material/files/group/24/R7saiennsufesutirasi.pdf

プログレス探究A 第2回 地理情報システム研修

プログレス探究Aは、1年次生対象のSSH特別授業です。今年度24回生は、29名が受講しています。

7月9日(火)、人と自然の博物館から三橋先生をお招きし、地理情報システムの研修を行いました。「地理情報を制する者は世界を制する」というお話から始まり、 地理情報の意義から、オープンソースのフリーソフトであるQGISの基本的な使い方までを学びました。

  

3時間という短い時間に講義、実習が詰め込まれ、みんなへとへとになっていましたが、情報分析の技術の一端を習得することで、視野がぐっと広がる授業となりました。

プログレス探究B チェンライ校オンライン共同研究開始

2年次生対象のSSH特別科目「プログレス探究B」では、タイ王国プリンセスチュラボーンサイエンスハイスクール・チェンライ校の高校生とオンライン共同研究を行います。今年度は、本校生14名、チェンライ校16名が参加し、7つのグループができました。

7月8日(火)、第1回ミーティングです。

 

まず、お互いの自己紹介を行い、その後、グループごとにブレークアウトルームでどんな研究をしていきたいかを話し合いました。

 

英語が苦手英語が苦手な生徒も、一生懸命にコミュニケーションをとり、楽しそうに会話を続けている姿がとても頼もしく感じられました。今後は、それぞれのグループで決めたテーマに沿って研究を進めながら、月に1回のペースでミーティングを行っていく予定です。遠く離れた外国の高校生と、共通のテーマで協力しながら探究を深められるのは、本当に貴重で素晴らしい機会だと思います。力を合わせて、がんばっていきましょう。

 

PILLAR2025 さんだチャレンジャーズアワード受賞 【科学部 Robotics班】

6月30日月曜日、三田市役所で行われた「 PILLAR2025 さんだチャレンジャーズアワード 」の贈呈式に科学部 Robotics班が出席してきました。

さんだチャレンジャーズアワードとは・・・

昨年度1年間にスポーツや文化活動などにおいて、チャレンジ精神をもって取り組み、市民に夢や希望を与える活躍をされた個人や団体の功績をたたえるとともに、今後のさらなる挑戦と活躍を期待し、表彰されます。(ちなみに昨年度は、本校で講演をしてくださった「 北浦春香(車いす陸上で活躍) 」さんも受賞されています。

今回主に認められた功績として、昨年度開催された「 ロボカップジュニア・ジャパンオープン2025名古屋 サッカー競技 第2位(国内1位) 」、今年度7月に開催される世界大会(ブラジル)への出場権の獲得についてです。

また、今年からネーミングライツパートナーが株式会社PILLARに決定し、副賞として「 iPad 」が贈呈されました!

【プログラス探究C Day1】

祥雲祭(文化祭)が終わり一息つきたいところですが、探究の方も待ちに待った「プログラス探究C」が始動しました!!

晴れプログラス探究Cについて
本講座「プログラス探究C」は、希望する3年生が参加する集中探究プログラムです。
今回は、フリーズドライ食品メーカー「コスモス食品」様とコラボし、“社会に通用するプレゼン力”を3日間かけて鍛えていきます。

生徒たちはチームで新たな事業アイデアを考案し、最終日には企業の役員の方々に向けてポスター形式での発表を行います。これまで学校で培ってきた探究の力を、本物の場で試す絶好のチャンスです。

詳しくはこちら→プログレス探究について

夜コスモス食品とは?
兵庫県三田市に本社を構えるフリーズドライ食品専門メーカー
「自然の恵みを自然の力で活かす」を理念に掲げ、みそ汁・スープ・野菜・魚介など多様な即席食品を開発。安全性や環境への配慮にも力を入れ、国内外に生産拠点を持ち、創業50年以上の歴史を誇る企業です。
ISO22000・FSSC22000など国際的な食品安全規格も取得しています。
コスモス食品についてはこちら

1ツ星ウェルカムドリンクでアイスブレイク!
初日の会場に入ると、なんとコスモス食品さんからのウェルカムドリンクとして「わかめスープ」が振る舞われました。
そのスープを“爆売れ”させることをテーマに、即興で販促ポップを制作し、グループごとにプレゼン発表!
商品の魅力をどう伝えるか、言葉選びやデザインに苦心しながら、自然と笑顔と熱気に包まれたスタートとなりました。
 

1ツ星プロのプレゼンで企業理解
続いて行われたのは、コスモス食品の社員の方によるプレゼンテーション。
商品の企画・製造の裏側、会社として大切にしている理念や社会的役割について、リアルな言葉で語っていただきました。
この場では生徒も“学生”ではなく、“社会人の一員”として扱われ、真剣なまなざしで話に耳を傾けていました。

 

1ツ星名刺交換から始まるチームビルディング
午後の時間では、いよいよチーム編成へ。
まずは自分の強みや得意分野を言語化した「名刺」を作成し、それを手に生徒同士で名刺交換。
どうすればチームに貢献できるか、自分はどんな価値を提供できるのか──
“自分を売り込む”ことが求められるやりとりは、まさにリアルな社会そのものでした。
そして、誰とチームを組むかも全て生徒同士で決定。実力・相性・戦略を見極めながら、競争も交えた濃密な時間となりました。

1ツ星個性が光るチーム紹介プレゼン
チームが決まったあとは、それぞれのチームがどんなグループなのか、チーム名や構想をプレゼン発表。
印象的だったのは「カルボン酸」というチーム。
「化学変化の末に最後まで残る物質のように、しぶとく、粘り強くやり抜きたい」という想いが込められており、3年生ならではの覚悟と気概を感じました。
他のチームも負けじと、個性と熱意をアピール。どのグループもこの3日間で大きく成長しそうな予感です。

   

花丸 ここから始まる、社会との真剣勝負 
この講座に参加しているのは全員3年生。
高校生活で培った探究力・発信力・対話力を、本物の企業課題にどう活かせるのかが試されます。
最終日には、コスモス食品の役員の方々を前に、ポスター形式での事業提案プレゼンを行う予定。
生徒たちの表情には、期待と不安、そして挑戦への意志が見え始めています。
Day1は、まさに「覚悟を決めた1日」でした。

 

 

園芸入門日記2025 6月18日

こんにちは!園芸入門の活動をご紹介します。

今回は、新しい耕うん機を使って、初めて畑を耕しました!
初めての操作に少し緊張しましたが、講師の先生が見守る中、無事に畑をきれいに耕すことができました。土がふっくらして、畑がどんどん良い表情になっていくのが嬉しかったです。

  

ただ、この時期は雑草の勢いがすさまじく、畑のあちこちが緑のじゅうたんに…。そこで、みんなで力を合わせて草引き!暑い中での作業でしたが、手を動かしながら、自然と会話もはずみました。

休憩中には、男子生徒がふざけて、ホースの水でミストを噴射! 悲鳴を上げつつ、冷たい水で体を冷やしてリフレッシュしました。ちょっとしたことですが、すごく気持ちよくて楽しい時間でした。

 

最後は、タマネギの収穫!思っていた以上にたくさん収穫でき、一輪車いっぱいの玉ねぎが山積みに!収穫の達成感をみんなで味わいました。

 

また畑の様子をお届けしますので、お楽しみに!

ドローン研修 SANDA D TEAM

三田祥雲館高校は、県下でも数少ない校内でドローンを飛ばすことのできる学校です。ほとんどの学校は「人口集中地区」として国土交通省よりドローンの使用が規制されているのです。

学校で購入しているドローンの活用を推進するために、6月20日(金)、三田市でドローン教室などを運営されておられるSANDA D TEAMのお二人にご来校いただき、ドローンについて学ぶ研修を行いました。

6時間目は、SS探究Ⅱでドローンに関する課題研究を考えている2つのグループが、自分たちの考えていることについて相談にのっていただきました。左はドローンの社会実装を考える文系チーム、右はプログラミングでドローンの自律制御を行いたい理系チームです。

 

様々なタイプのドローンの実演をしてくださり、こんなこともできるんだ!と、ドローンの認識がぐんと広がりました。

 

放課後は、科学部Robotics班のメンバーが集まりました。ドローンの機能について根掘り葉掘り質問が途絶えず、また、中原さんのすばらしい操縦技術に大歓声があがっていました。教室でのデモの後、屋外でドローンを飛ばしました。青空にドローンが映えます。暑さを忘れて、約2時間!ドローンを楽しみました。

 

 

ドローンで何をするか、面白いこと考えましょう!!

 

 

アリ研究の最先端(サイエンス探究基礎)

6月3日(火)7限目

大講義棟にて「サイエンス探究基礎」の時間に、関西学院大学生命環境学部生物科学科の北條賢先生をお招きして「アリ研究の最先端 アリの社会とフェロモンコミュニケーション」と題して講義をしていただきました。

 

女王アリの繁殖力を働きアリが検知して行動を変えたり、オスとメスの数を調整したりすることや、遅い子を持ってあげたり、しくみを継承したり、キノコの栽培を行ったり、ルールを犯した者をよってたかって追いつめたりと、アリの能力の高さに驚きました。次はアリの時代が来るかもしれません。終了後は多くの生徒が質問をしていました。

SS探究Ⅲ(論文執筆)

現在「SS探究Ⅲ」では、論文を執筆しています。

今までの研究成果を、4000字以上の論文にわかりやすく詳しくまとめるのは、これまでに制作したポスターとはまた違う難しさがあります。

 

6月には提出締切日が設定されています。

どのような論文が出来上がるか楽しみです!

SSEnglish 授業風景

5月9日(金)5時間目の「SSEnglish」の授業風景です。「SSEnglish」は3年次生の理系対象の学校設定科目で、Scienceを題材として英語を学んでいます。

この日のテーマは「Fireworks」。まず始めに、化学の小田先生による炎色反応の演示がありました。

  

その後、ALTのブランドン先生の英語での解説を聞き、炎色反応の原理を考えました。炎色反応は中学校でも学習したことですが、全て英語での解説となると、一気に難しく感じられます。それでも、ブランドン先生に丁寧な問いかけにより、しっかりと理解できるようになっていました。

  

武庫川日出坂洗いぜきで魚とり 科学部生物班

5月3日(土)、科学部生物班新歓イベント第2弾として、JR藍本駅近くの武庫川日出坂洗いぜきで魚とりをしました。網で魚を捕るのは、簡単なようでとても難しいのですが、みんなとても上手です。日頃から学校裏の川で活動している3年次生を中心に、魚やエビをどんどん捕まえていきます。今回は、なんと教頭先生も参加されました。生きものが大好きで、ご自宅の水槽で飼う魚を採りたいということでした。

  

どんなものが採れたかな?ヨシノボリ、アブラボテ、カワムツ、スジエビ、ヌマエビ・・・。2時間ほどで教頭先生が帰られた後も、生徒たちは嬉々として魚とりを続けました。よいお天気のもと、本当に楽しそうです。

  

採った魚は、学校に持ち帰り、生物教室の水槽に入れました。

  

生きものに興味のある人、是非、生物教室をのぞいてみてください。

教室の看板を3Dプリンタで作りました!!

理数棟2階のSRルームとSTREAMルームの教室表示の看板が新しくなりました。実はこれ、科学部Robotics班のエンジニア(3年次生)の手作りなのです!!

 

3D CADソフトで図面を作り、3Dプリンターで打ち出します。文字だけでなく、文字を置いている黒い板も3Dプリンタで作ったものです。文字の形にくぼみがあるのがわかりますか?白色で作った文字が、パズルのようにぴったりとはまるように設計されているんです。

  

この春、STREAMルームをこれまでの情報教室2に引っ越しました。(昨年度までのSTREAMルームの場所は、理化講義室に変更されています。)情報教室2の表示の上に新しく作った看板を貼り付けて、エンジニア自ら設置します。

  

SRルームはSSH2期が始まる年、STREAMルームはSSH3期が始まる年に整備されました。前者は、生徒が自由に使えるミーティングルーム、後者は、3Dプリンターやフライス盤、高性能のパソコンなどを備え自由にモノ作りが行える部屋です。この新しい看板のもと、どんどん活用してくださいね。

ちなみにSRとは、Student Researcher =探究する生徒 のことです。祥雲館では、生徒全員がStudent Researcherです!! 

有馬富士で生きもの観察 科学部生物班

4月29日(火)、科学部生物班新入生歓迎イベント第1弾「有馬富士ハイキング」を行いました。

9時に新三田駅に集合し、鳥や植物を観察しながら福島大池まで歩きます。フジやツツジなどが満開でとてもきれいでした。鳥だけでなくカエルやカナヘビも見ました。今年は、昆虫が大好きな新入生が入部しており、捕虫網持参でチョウを探し回っていました。

 

 

 

福島大池からは、希望者だけで有馬富士山頂アタック。たった374mとは思えない絶景を見ることができました。

 

新歓イベント第2弾は、5月3日(土)「武庫川日出坂洗いぜきで魚とり」です。

科学部生物班は、前回のブログでお知らせした「アップサイクルクレヨン」による環境保全活動や、生きもの観察・採集・飼育など、はばひろーく活動しています。現在生物班の新入生は2人。今からでも間に合います。少しでも興味をもった人は、顧問まで声をかけてくださいね。

人博オープンセミナーを開催 科学部生物班&美術部

4月26日(土)の午後、科学部生物班と美術部がコラボし、人と自然の博物館で「アップサイクルクレヨン体験」セミナーを開催しました。  https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=24373

5月末まで開催されている企画展「価値の手直し展」に「祥雲アップサイクルクレヨン」の展示を行っていますが、今回は、このクレヨン作りを実際に体験してもらおうという企画です。(展示をつくった時のブログはこちら→https://dmzcms.hyogo-c.ed.jp/shoun-hs/NC3/blogs/blog_entries/view/157/8adf9d35e955d04abd85bb1aa32aa2ce?frame_id=2953)

 

事前に美術部の3年次生がぬりえ用の絵と、実際に8色のクレヨンを使って色塗りの見本を作ってくれました。かわいいでしょう。

   

セミナーには、大勢の子どもたちが集まってくれました。まず、この企画展を担当しておられる衛藤先生のあいさつから始まり、その後、祥雲生がクレヨンについて説明しました。奥に見えている「アケボノゾウ」の化石がエモいですね。

 

つくるクレヨンは下の写真の6種類から選んでもらいます。紙コップに色の粉とミツロウと油を入れたら、電子レンジでチン。ミツロウが溶けたら型に流し込みます。

 

クレヨンの型は、3Dプリンタで連結したクレヨンの模型からシリコンで作ったものです。クレヨンが固まるのを待っている間には、あらかじめ用意していたクレヨンでぬりえをしたり、絵を描いたりしてもらいます。お絵描き用のクレヨンは、オオキンケイギクの黄色を加えて7種類あります。

  

美術部のお絵描きおねえさんたちも大活躍。リクエストされた絵を次々と描いてあげました。右の恐竜の絵はお絵描きおねえさん作です。また、お絵描き用紙の両サイドに押してあるスタンプは、生物班3年次生のハンコ職人が作ったものです。

 

子どものたちのお絵描きパワーにはびっくりです。私たちのクレヨンを使って、こんな素敵な絵を描いてくれました。

 

最後に衛藤先生と振返り。この日のために準備してきた成果が発揮できて、充実した半日になりました。衛藤先生に褒めていただき、みんな笑顔です。

 

 

東京学芸大学附属高校 Science Fair に参加

4月18日(金)、東京学芸大学附属高等学校で開催された「2025 Science Fair」に、本校の3年次生2名が参加しました。このScience Fairは、東京学芸大学附属高校がタイの Princess Chulabhorn's Science High School Chiang Rai 校(PCSHSCR)を招待して行っているイベントです。今回参加したのは、昨年度「プログレス探究B」を受講し、PCSHSCRの生徒とオンライン共同研究に取り組んだ3年次生です。

講堂での開会式、口頭発表(全て英語です)の後、体育館でポスター発表が行われました。本校の2名は、ここで昨年行った共同研究の内容を発表しました。

  

午後は、PCSHSCRの物理の先生の特別授業に加えていただき、東京学芸大学付属高校、PCSHSCRの高校生と共に、英語でディスカッションしながら実験を行いました。

  

英語に苦戦しながらも、発表や授業に一生懸命取り組む姿は、実に頼もしいものでした。異文化に触れ、自分の学びを発信する貴重な体験になったと思います。招待してくださった東京学芸大学附属高校のみなさま、本当にありがとうございました。

 

PCSHSCRとの交流は、今年度さらに深めていきます。1,2年次生のみなさん、先輩の後に続いてください!!

 

 

2年連続世界大会出場権獲得!(科学部Robotics班)

3月29日30日の2日間、愛知県「名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)」にて「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2025名古屋」が開催されました。
阪神ブロック 第1位【Noa.h】 第2位【S Edition】 第3位【Z Edition】の3チームが「Soccer World League Open」に出場しました。
全国各ブロックから勝ち抜いたチームと海外参加2チーム合わせて14チームが、6ラウンドのスイス式トーナメント方式による競技を行い、7月にSalvador(ブラジル)で開催される世界大会の出場権を競います
広い会場に入ると、大人(メンター)との接触は禁止されます。大人との相談や技術指導を受けた段階で「失格」となります。選手だけでの対応が求められます。

前日は午後2時より、バッテリー点検及び車検が行われました。車検では、規格通りにロボットが製作されているか、安全性は確保されているかなど自作ロボットの点検が行われます。ここで、合格できないと試合コートでの調整ができません。実は、競技を行うより緊張します車検の後、キャプテンミーティングを行い、明日からの試合に備えます。

いよいよ2日間の大会がスタートしました。
事前にプログラムを組んでいますが、以下の要素を確認しなければ思うように動きません。
【方位確認】会場の柱(鉄骨)、電力線等により、同一フィールド上でも異なる。
【ビジョンシステム】カメラでボール・ゴールを認識するため、その場での調整が必要。
【フィールド】白線ペイントの濃淡、カーペットの深さ等、ロボットの制御に影響する。
ロボット輸送に伴う不具合、バッテリーの充電量等、現地で確認しなければなりません。

競技スタート 29日:4ラウンド 30日:2ラウンド が行われました。

 

スイス式トーナメントは最初のラウンドは抽選で対戦相手を決定しますが、第2ラウンド以降は、【勝ち点】-【得失点】などを参考にランキングの近いチーム同士を対戦させます。ラウンドを重ねて行くことにより正確なランキングを定めることが出来ます。
第4ラウンド【Noa.h】vs【S Edition】
第5ラウンド【S Edition】vs【Z Edition】同門対決がありました。

順位は【勝ち点】(勝ち2点、負け0点、引き分け1点)で定め、総合成績は、【勝ち点】と事前提出された【プレゼンテーションポスター】、現地での【インタビュー】で決定します。

試合結果 ロボカップジュニア公式HP
  第2位 【Noa.h】勝ち点10 5勝1敗 得失点+14
  第4位 【team.祥雲 S Edition】勝ち点7 3勝2敗1引き分け 得失点+0

  
国内第1位 (本大会第1位EMM-Soccerは海外枠)三田祥雲館史上最高順位!とはなりました。
   CKD賞(スポンサー賞)も同時に受賞しました。

大会役員、ロボカップOBOG、ボランティアの皆様、3日間本当にありがとうございました。

科学部生物班が人博企画展に参加

人と自然の博物館で開催されている企画展「価値の手直し展」に科学部生物班が出展しています。テーマは「祥雲印のアップサイクルクレヨン」です。

 

3月8日と19日の2回にわたって人博を訪れ、研究員の衛藤先生やお手伝いの大学生のアドバイスを受けながら、自分たちでレイアウトを考え展示物を準備しました。

  

衛藤先生に企画展をじっくり解説していただき、「アップサイクル」についても学びなおしました。

  

3年前にアップサイクルクレヨン(当時は「もったいないクレヨン」)の取組みを始めた卒業生の先輩も応援に来てくれました。三田祥雲館の課題研究で行ったアップサイクルに関する課題研究のポスターも展示しています。とても素敵な企画展なので是非、足を運んでください。5月31日(土)までです。

   

 

↓ 「アップサイクルクレヨンができるまで」をまとめています。QGIS(地理情報システム)や3DCAD,3Dプリンターを利用した力作です!

 

農業チャレンジ ジャガイモ植え

3月18日(火)、久しぶりの「農業チャレンジ」。1年次生プログラス探究A選択者有志4名が参加して、ジャガイモを植えました。

11月から放置していた雑草だらけの畑を耕して、畝たてをするところから始めます。鍬の使い方を教えていただくところから始めて約2時間。みんなの動きも様になり、いい感じの畑になりました。

  

耕した畑から、次々とテントウムシが出現。冬眠していたところを起こしてしまったかな。右の写真は何でしょう? のんびりリラックスムードのニンジンです。

 

畑の準備が出来たら、種芋の処理をして、畑に植えていきました。最後に霜よけのマルチシートをかけて完成です。大変な作業でしたが、6月頃の収穫が楽しみですね。

  

「農業チャレンジ」は、三田祥雲館型STEAM教育の一環です。STEAMの「A」をAgricultreとみなしています。

令和7年度も「農業チャレンジ」続けていきます。祥雲生のみなさん、是非参加してくださいね!!

西はりま天文合宿

2月28日(金)~3月1日(土)、SSH事業「祥雲STREAMプログラム」の一環で、西はりま天文合宿を実施しました。科学部天文班のメンバーに加え、一般生徒も加わり、1,2年次生43名が参加し、兵庫県立大学西はりま天文台を訪問しました。

  

明るいうちに天文班が自前の望遠鏡を設置しました。夕食後は、いよいよ天体観測です。まず、天文台の観測会に参加しました。西はりま天文台のなゆた望遠鏡は、日本国内最大にして公開望遠鏡としては、世界最大級を誇る口径2mの経緯台式の望遠鏡です。天体ドームに入り、巨大な望遠鏡を見るだけで、大きな歓声があがっていました。木星、スバル、アルデバラン、オリオン星雲、プレセペ星団・・・、たくさんの星を見せていただきました。その後は、天文班と一般生徒に分かれて、それぞれ星空を楽しみました。新月で快晴という絶好の天体観測日和となり、満点の星空に大感動の一夜でした。

  

 天文班生徒が撮影し、三田天文クラブの方に画像処理をしていただいた「オリオン星雲」の写真です。

探究DAY(SS探究Ⅰ・SS探究Ⅱ)

3月7日(金)はキラキラ探究DAYキラキラでした。

1、2時間目は「1年次・2年次合同探究活動」として、2年次生がこれまで取り組んできた探究活動の成果を1年次生にシェアしました。研究発表、質疑応答、さらには探究学習の進め方についてのアドバイスなど、活発な交流をしました。

 

3、4時間目、1年次生は講座別に分かれ探究テーマの検討をしました。

 

2年次生は、大講義棟に移動。大阪大学から長岡先生をお招きして「生成AIとのつきあい方」の講演会が行われました。そのあと、3年次生で論文を書く準備としてのガイダンスがありました。

いよいよ論文執筆が始まります。それぞれの研究をさらに深く探究していきましょう!

ひとはく 共生のひろば

2月11日(火)、人と自然の博物館で開催された第20回共生のひろばに、科学部生物班と2年次生SS探究Ⅱの2グループが参加しました。子どもから大人まで様々な様々な立場の方が地域の自然や環境、地域づくり等について研究発表する場です。たくさんのユニークな発表を聴き多くの人と交流が出来てとても楽しい1日になりました。

  

科学部生物班のアップサイクルクレヨンの取組みは、2月15日から人博で開催される「価値の手直し展」でも紹介されます。ぜひ見に来てください。

 

プログレス探究B チェンライ校オンライン共同研究発表会

2月10日(月)15:30~ 2年次生希望者選択の「プログレス探究B」で進めていたタイ王国プリンセスチュラボーンハイスクール・チェンライ校とのオンライン共同研究の最終発表会を行いました。

  

チェンライ校生2名と祥雲生2名でグループを作り、共通のテーマを決めて研究したことをまとめて発表しました。

  

終了後、それぞれの校長名を記した修了証が渡されました。

  

【生徒の感想】

・英語でしかコミュニケーションをとれない環境は自分にとって大きな刺激でした。力量を知らされると同時に自分への伸び代や今まで持っていなかった言語に対する興味に気付かされ英語に対する意欲がとても上がったように感じられます。
・最初の交流の際に、全く英語が話せなかったのが悔しすぎて、それ以降しゃべlunchに通うようになったり、秋からは毎日リスニング問題を解いたりして英語力の向上に努めました。おかげで英語の模試の点数(特にリスニング)が上がり、以前よりもはるかに英語を話せるようになりました。

全国大会出場権獲得!(RoboCupJunior2025阪神ブロック大会)

3月28日~3月30日 ポートメッセなごや(国際展示場)開催される

【RoboCupJunior JAPAN OPEN 2025 名古屋】の出場権をかけた阪神ブロック大会に今年は科学部Robotics班 が参加しました。

・ WorldLeagueOpen 3チーム
 【Noa.h】(丸岡・山本・古市・加治)
 【team祥雲 S Edition】(中川・澤・岩坪)
   【team祥雲 Z Edition】(植田・中村・久代)

・WorldLeagueLightWeight 6チーム
  三田学園物理部は部内戦で勝ち進んだ6チームがブロック大会に出場しました。


3チームによるリーグ戦を行い、その結果からトーナメント戦が行われました。
結果
 WorldLeagueOpen        お祝い優勝 三田祥雲館【Noa.h】 
 WorldLeagueLightWeight  お祝い優勝 三田学園   【Queue】

阪神ブロックからは、Open3チーム・LightWeight2チームの全国への推薦を受けました。
【RoboCupJunior JAPAN OPEN 2025 名古屋】までに、ロボットの精度をもっと上げて、念願の「全国大会優勝」を目指して頑張ります。


コロナ禍後、ロボット製作ノウハウを持つ中学校・高等学校が全国的にも減少してしまいましたが、

ロボカップの魅力は変わりません。「バトルしようぜ!」待ってまーす!

科学部生物班 有馬富士バードウォッチング

2月2日(日)、科学部生物班の3名が丹有地区自然科学部交流会に参加しました。篠山東雲高校の4名と共に、新三田駅から有馬富士公園福島大池まで歩きながら、バードウォッチングを楽しみました。

 

毎年行っている企画ですが、今年観察できた鳥の種類は過去最高でした!!ただ種類が多いだけでなく、エナガやヤマガラ、メジロなどをまじかで見ることができてテンションが上がりました。下右の写真の中には、たくさんのエナガが写っているはずです。そしてさらに、「空飛ぶ宝石」といわれるカワセミにも出会うことができました。極寒の中でしたが、最高の1日になりました。鳥の解説をしてくださった東雲高校の先生、遠くにいる鳥を即座に見つけてくださった東雲高校のみなさん、ありがとうございました。

 

【今日観察できた鳥】スズメ、ヒバリ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ、イソヒヨドリ、トビ、モズ、シジュウカラ、ノスリ、カケス、ジョウビタキ、トラツグミ、ヒヨドリ、アオジ、カシラダカ、コゲラ、エナガ、カイツブリ、ヒドリガモ、ホシハジロ、カルガモ、メジロ、オオバン、カワセミ、カワウ、ウグイス、コガモ、カンムリカイツブリ、ヤマガラ、キジバト、シロハラ、ハシビロガモ、ハシブトガラス、ルリビタキ 計37種類!!

 

SS探究Ⅱ 学園小学校にてイベントをしました

1月27日の放課後、SS探究Ⅱで「バスの運転手不足を考える」をテーマに

課題研究をしている探究班が小学生を対象としたイベントを行いました。

ご協力いただいたのは神姫バスの職員の方々と学園小学校放課後児童クラブの皆さんです。

真剣な表情で紙芝居を聞いてくれています。

イベント内容は

・事前アンケート

・手作り紙芝居

・クイズ大会

・神姫バス職員様へのインタビュー

・事後アンケート

 

 

でした。元気な小学生の皆さんの素直な反応に高校生も全力でイベントを行いました。

クイズ大会の様子

運転士のやりがいについてお話してくださっています

 

 

 

 

 

 

 

放課後児童クラブのスタッフの皆さんに助けていただきながらイベントを終えた

高校生たちは「元気だった」「自分たちも小さかったなあ」と

イベントの感想を話し合っていました。

 

今週はSS探究Ⅱ【文系】で分野外の人に探究の成果を発表します。

いただいた貴重な結果を反映させてまとめを頑張ります。

三田市高校生議会

1月26日(日)に、三田市役所で開催された三田市高校生議会に本校生2名が参加しました。

それぞれ探究活動で深めてきたテーマについて、三田市の取り組みを調べる中で考えたことを三田市に提案しました。生徒の提案に対しては、市長をはじめ市の職員の方々から丁寧な回答をいただき、理解を深めることができました。

さらに、他校の生徒とともに市の取り組みについて意見を交換し、考えを深めていく中で、自分が住んでいる地域に対して関心が高まったのではないかと考えます。

このような機会をいただき、三田市の関係者の皆様ありがとうございました。

 

 

 

 

 

第17回 サイエンスフェア in 兵庫「飛び込め科学の世界 繋ぐこれからの未来」

1月26日(日)、ポートアイランドにある計算科学センター駅周辺一帯で、標記の会が開かれました。
この場所には、スーパーコンピュータ「富岳」を管理する理化学研究所もあります。

このイベントは、兵庫県のSSH指定校16校をはじめ、神戸大学、兵庫県立大学、甲南大学などの大学や、最先端技術を扱う企業・機関が参加し、これまでの研究成果を発表し合う大規模な場です。

本校からは、SS探究Ⅱで取り組んでいる課題研究を2年次が8チーム発表しました。
※SS探究について詳しく知りたい方はこちらから
 

本イベントでは、生徒たちがこれまで取り組んできた研究成果を発表する貴重な機会となりました。それぞれの発表には多くの方々が興味を持って耳を傾けてくださり、生徒たちは自らの研究を堂々と伝える姿が印象的でした。

   

また、質疑応答の場では、参加者から多くの質問や意見をいただき、生徒たちはその場で考えを言語化しながら応答する経験を積むことができました。特に、新たな視点や気づきが得られる場面も多く、研究をさらに深めるための大きなヒントを得る機会となりました。

 

言葉にすることの難しさや、伝えることの奥深さを感じながらも、生徒たちは全力で挑戦し、大きな成長を遂げたと実感しています。この経験を今後の研究や学びに活かしてほしいと思います。

探究発表だヨ!三田の皆さん全員集合!!

1月25日(土)、三田市総合文化センター郷の音ホールで、標記の会が開かれました。三田市内6校の高校から代表生徒が集まった実行委員会で企画したイベントです。午後の開催ですが、実行委員と発表者は、朝から集まり準備をしました。初めて楽屋や舞台袖に入った生徒も多く、緊張感が高まります。

  

本校からは、SS探究Ⅱで取組んでいる課題研究を2年次生が発表しました。

大ホールでの口頭発表は、①福祉ネイルがもたらす効果 ②おいしく三田の野菜を食べよう ③地域コミュニティと学力格差 の3本です。大きなステージでも臆することなく堂々と発表していました。

  

展示室でのポスター発表は、①シンデレラ雑巾の製作を通した世代間交流の実現 ②日本に来たイスラム教徒が食事に困らない環境づくり ③Shoun Poster Finder   ④教室での短時間かつ寒くない換気法とは ⑤女性と子どもが安心できる避難所設営 の5本です。ポスター発表の良いところは、多くの人とコミュニケーションがとれることです。他校生だけでなく、多くの大人の方に研究内容を紹介し、有益なアドバイスをいただくことが出来ました。

  

探究だけでなく、科学部生物班は体験ワークショップ「アップサイクルって何?」アップサイクルクレヨンお絵描き体験とアップサイクル草木染小物販売を行いました。外来植物のオオキンケイギクや職員室で廃棄されるコーヒーかすなどを使ったクレヨンと染め物を紹介し、楽しみながらアップサイクルについて考えてもらいました。

  

三田市内の高校が集まる初めてのイベントでしたが、高校でどんな取組みが行われているのかを市民のみなさまに知っていただく良い機会になったと思います。

「GIS(地理情報システム)を探究活動に利用する」研修会開催

1月11日(土)、12日(日)の2日間、本校マルチメディア教室で「GIS(地理情報システム)を探究活動に利用する」研修会を開催しました。これは、兵庫咲いテク委員会(兵庫県のSSH校主催)の取組みとして、8年前より実施しているものです。今回は、京都府や大阪府からも申込みがあり、11校の高校から教員16名、高校生11名が参加しました。

1日目基礎編 人と自然の博物館の三橋先生による「地理情報システムとは何か、これを利用することで何ができるか」について講義を行い、フリーソフトであるQGISの基本的な使い方を学びました。また、GISを探究活動に利用する実例の紹介として、昨年の研修会に参加し、今年度、GISを使って課題研究を行っている2年次生に研究を発表してもらいました。

 

  

2日目応用編 環境保全事務所EnVisionの工藤知美先生による「環境保全対策にGISがどのように使われているか」についての講義の後、参加者がテーマを決めて地図を作成する実習を行いました。「クマの生息地と地形」「人口の増加率と交通網」「三田市の昆虫と森林」など、それぞれユニークなテーマを設定し、地図による可視化に取組みました。

   

参加者の感想

・GISについてよくわからずに興味だけで参加してしまっていましたが、情報と地理を合わせ見ることで何が必要なのかを考えられると知り、自分でもいろいろなデータを統合して新たな視点を見出してみたいな、と思いました。

・QGISについての情報をあまり詳しく知りませんでしたが、実際に研修を受けてみて、学校でやっている探究活動でできることの範囲が一気にこれまでと比べて広がったように感じました。今回だけにとどまらず、実際に利用していこうと考えています。

・非常に有意義な研修でした。大阪から来た甲斐がありました。

 

研修会の情報はこちら⇓

https://dmzcms.hyogo-c.ed.jp/shoun-hs/NC3/setting/9afa1f90813ba4be2bdc406ff3c54bbd/page_20240723074124/page_20240723074245

SSH講演会が行われました

12月17日、アハメド・シャハリアル三条市立大学学長をお招きして、2024年度SSH講演会

「グローバルな視点からキャリアを考える」が1,2年次生対象に開催されました。

 

シャハリアル大学長は、バングラディシュから日本に入学された後、数々の経歴を経てご活躍されておられます。工学経営、グローバルの考え方、自分のキャリア形成、日本についてなど、多くの示唆に富んだ講演をしていただきました。

また、終了後は会議室にて希望者との座談会が行われました。生徒から次々と出る質問に熱意をもって答えていただき、時間があっという間に過ぎました。

このお話は、生徒のみなさんのキャリア形成の1つのヒントになることでしょう。

 

 2年次生は大講義棟

1年次生は教室で聴講 1年次生は教室で聴講

 アハメド・シャハリアル学長

座談会 20名が出席しました 座談会 20名が出席しました

サンテレビ「NEWS×情報キャッチ+」出演しました

12月18日 サンテレビ「NEWS×情報キャッチ+」部活中継が放映されました。

本校ロボカップジュニアサッカーチーム「team.祥雲」の活動を取り上げていただきました。

 リンク 放映内容 Youtube動画

さすが機械好きの集まり、撮影機材に興味津々です。サンテレビスタッフの皆様お付き合いいただきありがとうございます。

「ブルーウエーブ」すみかわさん・四番サード西澤さんに放映中多くのフォローを入れてもらい活動報告をすることができました。

ロボカップジュニアJAPAN サッカー初優勝をめざしてがんばります。

祥雲SSHシンポジウム 宇宙への挑戦

12月14日(土)、祥雲SSHシンポジウム「宇宙への挑戦」を開催しました。毎年2回行っている三田市こうみん未来塾「祥雲星空教室スペシャル」との共催イベントです。大講義棟に、小・中学生から高校生、大学生、社会人、計190名が集まり、宇宙の話題を楽しみました。

シンポジウムの前半は、いろいろな団体の研究発表です。まず始めは、こうみん未来塾探究コース「天文・宇宙」クラスで活動した小学生4人です。一人一人が自分で考え、調べたことを堂々と発表していました。次に、三田祥雲館高校科学部天文班の研究発表「撮像からポンブルックス彗星の位置を推測する」です。他校の高校生から質問もあり、高校生どうしの良い交流の場にもなったと思います。

 

3番目は、関西学院大学理学部物理・宇宙学科の研究室紹介です。関学の大学生が、NASAでロケットを打ち上げる研究をしていることを知り、みんなびっくりでした。

 

後半は、いよいよ基調講演。大阪大学理学部教授の寺田健太郎先生による「月と地球の不思議な関係~月の科学の最前線」です。寺田先生は、地球の酸素が月まで到達していることを発見し、世界中から注目された研究者です。とても楽しくてわかりやすくお話してくださったため、会場から鋭い質問が次々と出て大いに盛り上がりました。

 

下の写真は、寺田先生が持ってきてくださった月の石です。講演の中に、月には白い石と黒い石があるというお話がありましたが、実物を見ることができて感激でした。

 

講演会の後は、観望会です。これまで4年連続で天気が悪く、観望会を開催できませんでしたが、今年はやっと晴天に恵まれました。里山駐車場に、祥雲館と三田天文クラブの望遠鏡を並べて、土星や星雲など、いろいろな星を見ていただくことが出来ました。肉眼でもじゅうぶんに見えるお月様も、月のお話を聞いた後に、天体望遠鏡で見ると感慨もひとしおです。里山駐車場での観望会と並行して、関学の天体ドームの見学会も実施しました。右の写真は、真っ暗な中、関学へ移動しているところです。大きなツリーのイルミネーションが素敵でした。

 

関学の天体ドームでは、大学生による丁寧な解説と共に、木星の4つの衛星や土星の環を見せていただきました。

 

小学生から大人まで、みんなが宇宙について学べる大変充実した会となりました。ご協力いただいた皆さま、参加してくださった方々、本当にありがとうございました。また、来年も三田祥雲館高校でお会いしましょう!

【高校生の感想】宇宙について知らないことばかりだったので、今回このプログラムに参加して、とてもたくさんのことを学ばさせていただきました。私は質問をすることが苦手なのですが、たくさんの人たちが熱心に講義や研究発表を聞き、質問していて、知らなかったことを知ることや物事を追求することの楽しさなどを知ることができました。また、小学生の子たちもたくさん質問をしていて、負けないように頑張らないとなと勇気をもらうこともできとても楽しい時間を過ごせました。

 

 

ひょうご×大阪大学 質問力を鍛えるワークショップ2024 に参加しました

12月14日(土)に大阪大学で行われた

「ひょうご×大阪大学 質問力を鍛えるワークショップ」に8名が参加しました。

これは、大阪大学と兵庫県教育委員会が主催するワークショップで

「良い質問とはなにか?」「課題研究を深化させるためにどんな考え方ができるか」

を兵庫県内の高校生が学校の垣根を越えて交流するものです。

阪大のキャラクター「ワニ博士」がお出迎え

やってきました大阪大学

 

 

 

 

 

 

始めに、 立命館大学の柿澤寿信准教授から

「良い質問とはなにか?」を考えるための講義を聞き、

その後、自分たちの課題研究を他校生や大阪大学の大学院生にむけてプレゼンしました。

「論理的」とは? この問は「知識」「論拠」のどの点に関する質問か。

など、を細かく分類して考えました。

積極的に発言しています

熱心にメモを取っています

 

 

 

 

 

 

 

午後はいよいよ自分たちの課題研究をスライド形式で発表しました。

他校生からの質問や大学院生からの指摘を受けながら課題研究を見つめなおしました。

発表を頑張っています

付箋ごとに内容を分類しています

 

 

 

 

 

 

 

参加した生徒は「思っていたよりずっと楽しかった!」や

「自分たちの課題研究の足りない部分が見えてきた」と感想を話しました。

議論を記録しています

しっかり発表をしています

 

 

 

 

 

 

 

昼休みには広大な豊中キャンパスのツアーもあり、受験に向けて大学の雰囲気を味わう

貴重な機会になりました。

キャンパスツアーの様子

8人が力を出し切りました

液体窒素実験(サイエンス探究基礎)

11月26日(火)7限目

大講義棟にて「サイエンス探究基礎」の時間に、大阪大学基礎工学部電子物理科学科物性物理科学コースの井澤公一先生をお招きして、「極低温の世界 電子が織りなす不思議な量子現象」と題して講義をしていただきました。

 

常温での物質の性質を高等学校では学びますが、極低温の世界では性質(電導性・磁性等)が変わり不思議な現象が見えます。

講義の後も残った生徒に、液体窒素を使用した実験や説明をしてくださいました。

1年次生「プログレス探究A」里山学習

11月23日(土)、1年次生希望者対象のSSH特別科目「プログレス探究A」の第6回授業を行いました。テーマは「里山学習」。「里山」という言葉は、よく耳にするけれど実態はよくわからない人が多いと思います。そこで、人と自然の博物館の橋本佳延先生に講師をお願いし、この日1日、里山についてしっかりと学びました。

午前中は座学です。里山の保全が生物多様性の維持につながることを知りました。右端の写真は、午後の実習の装備を確認しているところです。腰に剪定ばさみとノコギリをぶらさげ、ヘルメットをかぶります。

  

本格的な装備を身に付け、午後は、博物館の近くの「ブイブイの森」で実習です。この森の管理を行っておられるボランティア団体「ブイブイの森クラブ」のみなさんにお手伝いいただきました。まずは挨拶、そして準備体操です。

  

森の管理の基本は、林床に光を入れるため常緑樹を減らしていくことです。始めに大きな木を1本切り倒し、処理をすることになりました。選ばれたのは、高さ約10m、樹齢50年~60年のアラカシです。まず、橋本先生が木を切り倒すための目印を付けます。木を切るには切口の反対側に受口が必要なことは、午前の座学で学びました。目印を目安に受口を切り取ります。みんな少しずつのこぎりを挽いてみました。簡単そうに見えたのに、実際やってみると、とても硬くて少しずつしか切ることが出来ず、とても大変な作業だということが身に沁みました。

  

受口が出来たら、反対側から切り倒します。ゆっくりと倒れるように切り方にもコツがあります。

  

切り倒したら終わり、ではありません。枝をはらい、短くカットして1カ所にまとめていきます。

  

幹も1mくらいに切り分けます。生徒全員が、のこぎり体験!

  

たった1本の木を伐り処理をするだけでも大変な作業でしたが、みんな楽しそうに取組んでいました。休憩中に大きなカブトムシの幼虫を見つけて大喜びの生徒もいました。ブイブイの森は腐葉土がたっぷりなので、カブトムシやクワガタがたくさんいるそうです。

   

後半は、班ごとに細めの木を伐り処理しました。道具の使い方にも慣れてきましたね。

  

最後の記念撮影。橋本先生、ブイブイの森クラブのみなさま、ご協力ありがとうございました! 真ん中の写真でみんなが見ているのは・・・虹です。作業中、雨がパラパラと降り、途中で撤収しないといけないかとヒヤヒヤしましたが、予定通り無事実習を行うことが出来ました。そして最後にこんな素敵な光景を見ることが出来、本当に良い1日になりました。

  

【生徒の感想】木を切ることは大変だったけれど、同じグループの人と話したり、ボランティアの方々からお話を聞きながら活動ができて楽しかった。里山を管理することは思っていたよりも大変で手がかかるけれど、1度手を加えたからには責任をもって管理し続けることが大切で、人が手を加えることで壊れてしまう環境があると同時に人が手を加えることで守られる環境もあると学べた。

プレ探究発表会(SS探究Ⅰ)

11月13日(水)3,4時間目

1年次生のキラキラ「プレ探究発表会」キラキラが開催されました!

 

事前に行われた分野別発表会で選ばれた代表班が、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマに取り組んできた成果を披露します。各班が発表資料を作成し、自分のタブレットをスクリーンに映して発表しました。

 

発表後の質疑応答も活発に行われ、有意義な発表会となりました。

関西学院大学研究室訪問(サイエンス探究基礎)

11月12日(火)7限目

2年次「サイエンス探究基礎」受講の理系生徒が8グループに分かれて、関西学院大学の理学部物理宇宙学科、生命環境学部生物科学科、建築学部建築学科、工学部物質工学課程の研究室うち1つを訪問し、化学学生実験室と環境応用化学学生実験室のうち1つを見学させていただきました。

 

 研究内容の説明を受けたり、高校にはない整った実験環境や高価な装置などを見せていただき、みんな興味津々、大学生活のイメージもふくらんだようです。お時間を作ってくださった大学の先生方、学生のみなさん、ありがとうございました!

兵庫県総合文化祭自然科学部門発表会

11月9日(土)~10日(日)、神戸市の青少年科学館にて第48回兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門発表会が開催され、科学部Robitics班、天文班、生物班の30名が参加しました。

1日目は、口頭発表。天文班が「撮像からポン・ブルックス彗星の位置を推定する」というテーマで発表しました。

2日目は、ポスター発表。写真左から、Robo班、天文班、生物班です。各班それぞれ日頃の成果を発揮し、個性豊かな発表を行いました。

  

生物班は、ポスター発表優秀賞と環境・普及活動発表優秀賞を受賞しました。

 

竹炭つくりに挑戦 科学部生物班

10月26日(土)、科学部生物班が、学校の敷地で広がっている竹を使って竹炭づくりに挑戦しました。

まずかまどを作ります。煙突も立てて本格的です。右の写真の奥に写っているペール缶の中に炭にするための竹をぎっしりと詰めてあります。

 

竹の詰まったペール缶を火の上に伏せて置き、蒸し焼きにします。煙を見て燃やす時間などを判断する、とネットの情報にはありますが、なかなか火加減がわかりません。

 

こんなものかなと、出してみましたが・・・生焼けでした。それでも端の方は炭になっているものあったので、その部分だけ集めたものが、右下の写真です。

 

 

ついでに入れていた芋は上手く焼けており、みんなで美味しくいただきました。

 

きれいな炭ができるよう、作戦を立て直しまた挑戦します。

放置竹林問題は、日本の大きな課題です。竹の有効活用法を楽しみながら考えていきたいと思っています。

 

プログレス探究A「プログラミング&電子工作入門講座」

10月26日(土)午後、1年次生対象SSH特別授業である「プログレス探究A」第5回授業「プログラミング&電子工作入門講座」を行いました。

 

Arduinoとブレッドボードを使って、電子回路をプログラミングで制御する方法を学びました。「ボタンを押すとLEDが点灯する」という簡単なものから徐々にレベルを上げ、最後は「手をかざすとブザーが鳴る(防犯装置)」という課題に挑戦しました。

 

【生徒の感想より】

・プログラミングにはとても苦手なイメージがありましたが、今回の授業を受けて少しそのイメージが減りました。実際にやってみて、LEDがついたり、音が鳴ったり、プログラミングした事がちゃんと伝わっているのが嬉しかったです。ピーという音じゃなくて代わりに音楽が鳴るプログラムとかにしてみても面白いなと思いました。情報の授業も頑張りたいです。

・私の中学校の技術の授業では半田付けをして回路を組んだのですが、もしブレッドボードを使用して回路を組むことになると火傷のリスクも下がり安全です。さらに半田ごての数が限られていたので進度がばらばらになってしまっていたのですがクラス内の進度もばらばらにならずに済むのではないのかなと思い、もしかしたらブレッドボードを使用するほうが半田付けよりいいのではないかと今回の活動を通して考えました。プログラミングと聞いて難しく複雑なイメージでついていけるか心配だったのですが今回の活動を通して入力する数字を変えるだけで手をかざすと音が止まるプログラムから手をかざすと音が鳴るように変わったりととても面白かったです!!

 

宇和島東高校 SSH科学部交流

10月12日(土)午後、愛媛県立宇和島東高校の物理部、化学部、生物部、地学部の27名の生徒が来校し、祥雲館の科学部25名と交流しました。まず、情報2教室に集まり、お互いの学校や活動を紹介しました。

  

交流は3部構成としました。まず第1部は、宇和島東高校生のポスターセッションです。 SRルームと理数センターに12本のポスターを並べました。始めはどちらも緊張していましたが、徐々に打ち解け積極的なセッションが出来ていました。ミカンなど特産品に関する研究も多く、とても興味深い内容でした。

  

2部は、本校の活動紹介・体験です。科学部の3つの班がそれぞれこの日のためにプログラムを準備しました。

Robotics班 ロボカップの紹介の後、Arduinoを用いた電子工作を体験してもらいました。Robo班の生徒がサポートし、箱を開けるとブザーが鳴るシステムを作ってみました。

  

天文班 日頃行っている小惑星の観測について説明しました。また、天体望遠鏡の仕組みの解説も行いました。簡単なようにみえて、とても難しい天体観測の実際をわかってもらえたと思います。

  

生物班 まずドローンで上空から里山を見ていただきました。その後、実際に里山に入りました。生物教室では、里山のトレールカメラで撮影した動物たちの動画やアップサイクルクレヨンなどを紹介しました。

  

3部は、共同実習「ホバーシューター作成コンペ~じゃこ天カップ~」です。宇和島東生と祥雲生で3~4人の班を作り、規定の材料を使って、ゴム動力によってプロペラで動くホバークラフトを作成し、360cmのレーン上のターゲットの近い位置に到達させる、という競技です。ああでもない、こうでもないと話し合い、どの班も楽しそうに工作を進めていました。

  

ユニークなホバークラフトが出来上がっています。どの形がうまく進むでしょうか。

  

競技は3回行い、その平均で勝敗を決めます。左の写真のテーブルに貼ってある黒シールがターゲットです。2枚目の写真が優勝チームの記録です。(テーブルから落ちたり、進まなかったものは、200cmと記録されます。)練習では、ターゲットに数センチのところまで到達したチームもありましたが、本番ではなかなかうまくいかなかったようです。優勝チームと最も近くまで達したチームには、宇和島東の先生から、宇和島名物「じゃこ天」が贈られました。

   

このような他県の高校生との交流は初めてのことでしたが、とても充実した半日になりました。宇和島東高校のみなさん、三田まで来てくださりありがとうございました。

最後の写真は、おみやげにいただいたお餅を早速食べているところです。美味しい!!とみんな喜んでいました。

  

第5回祥雲探究祭 Part 4

星3年次 課題研究ポスター発表星

第3部 3年次生がポスター発表を行いました。第1部では緊張気味でしたが、いきいきと研究を発表する姿が見られました。

星閉会式星

関西学院大学の先生方よりご講評をいただきました。

今年度も3年次生は全員発表をしました。他学年との交流もあり、様々な分野の研究を知ることができた研究を楽しむ1日になりました。

第5回祥雲探究祭 Part 3

星2年次生 課題研究中間発表星

第2部 2年次生は8つの教室に分かれ、中間発表を行いました。2年次生の発表に3年次生と大学教員がアドバイスします。

1ツ星4枚プレゼンで発表しています。

1ツ星2年次生の発表を聞いて、3年次生がアドバイスをしています。

1ツ星大学教員よりアドバイスをいただいています。

これからの研究に活かしていきましょう!

 

Part 4へつづく

第5回祥雲探究祭 Part 2

 星1年次生 Share our Experiences!!星

第2部 1年次生は大講義棟にて、「1年次生の体験発表(ミュージアムツアー、プログレス探究A、オーストラリア研修)」「3年次生発表」「SS探究Ⅰ活動シェア」を行いました。

1ツ星ミュージアムツアー

1ツ星プログレス探究A

1ツ星オーストラリア研修

うまくまとめてわかりやすく発表する工夫をしていて、お互いの体験を共有しました。

積極的に質問の手もあがり、みんな素晴らしかったです。

1ツ星3年次生発表

先輩の活動報告や探究活動で大切なこと等を教えてくれました。さすが3年生!でも、先輩たちも1年次の時は「みんなの前で発表なんて…。」と言っていましたね。「伝えたい思いが大切!」です。

1ツ星SS探究Ⅰ

お互いの活動をシェアしました。

 

Part 3へつづく

第5回祥雲探究祭 Part 1

9月27日(金)

キラキラ「第5回祥雲探究祭 研究を楽しむ1日~伝えよう、考えよう、語り合おう~」キラキラが開催されました。

星3年次課題研究口頭発表星

第1部では、3年次生全員が23教室に分かれ、1グループ1回15分の口頭発表を行いました。今まで研究してきたことを聴衆者に伝えます。

Part 2へつづく

祥雲SSHシンポジウム「生物多様性って誰のため?」開催

9月28日(土)、令和6年度第1回祥雲SSHシンポジウム「生物多様性って誰のため?」を開催しました。三田市こうみん未来塾との共催で、地域の小中学生、高校生や大人が集まり、科学について語り合うイベントです。毎年、秋のシンポジウムは「生物多様性」をテーマとし、人と自然のあり方について考えを深めています。

  

今年で5回目となる生物多様性シンポジウムですが、今回初めて開会前にミニマルシェを開きました。販売したものは・・・

① 1年次生対象のSSH学校設定科目「プログレス探究A」の農業チャレンジチームによる落花生。6月に苗を植え、少しずつ農業について学びながら栽培に挑戦し、当日の朝、収穫したものです。いくらでどのように売るかも自分たちで考えました。袋に注目してください。校内の不用品のリサイクルですが、個性豊かな手書きのパッケージです。

  

② 科学部生物班は、藍染小物を販売しました。種から育てたタデアイの生葉で染めた布で、アイデアを出し合いポーチ、髪ゴムなど色々な小物を手作りしました。藍色を活かしたクジラ、かわいいですね。その他に生物班では、4月から取り組んでいる「アップサイクルクレヨン」の展示も行いました。描き心地を試してもらい、アンケートに答えた方には、コーヒーかすで作った茶色のクレヨンをプレゼントしました。

  

③ ゲストとして有馬高校人と自然科に来ていただきました。きゅうり、にんにく、サツマイモの他に、なんと青パパイヤにバナナまで!!学校の温室で栽培した国産のバナナ、その場で食べましたが絶品でした。人と自然科の底力を感じました。

 

2時からは、いよいよ大講義棟でシンポジウムです。第1部は、10分ずつの研究・活動発表。1番は、有馬高校人と自然科果樹と緑班の3人による「放置竹林問題に立ち向かえビートルズ!」。竹パウダーのカブトムシ飼育マットに始まり、幼虫の糞の利用も考えるなど、とても興味深い内容でした。2番目は、株式会社コスモス食品による「おいしいをつくる多様な生きものたち」。コスモス食品はフリーズドライの会社ですが、「全活循環」を目指して農業にも関連し、様々な取組みを行っておられます。地域の乳酸菌や酵母菌、糀菌を使った調味料を開発されているというお話が印象的でした。フリーズドライ、奥が深いです。最後は、「三田市皿池湿原公園の生物多様性」。三田市テクノパークのすぐ近くにある皿池湿原には、多くの絶滅危惧種の昆虫や植物が生息していること、人が手を入れることでその自然が守られていることを学びました。こんな近くにそのような場所があることを、会場の多くの人が初めて知ったと思います。

  

2部は、コンサベーションインターナショナル・ジャパンの浦口あやさんの講演「自然を守ることは人間を守ること」です。世界中で起こっている自然破壊の現状とその原因について、丁寧にわかりやすく語っていただきました。「人間は自然を必要としているけれど、自然は人間を必要としていない」という言葉に感銘を受けた人が多いのではないでしょうか。3部は、人と自然の博物館の研究員の三橋弘宗先生にファシリテーターをお願いし、今回発表してくださった方々と祥雲館科学部班長をパネラーとしてパネルディスカッションを行いました。会場からの質問に答える形で、生態系をどうやって守っていくのがよいのか、人と自然のあり方について考えを深めていきました。プロ探Aの生徒もよい質問をしていましたね。

  

 今回も大変有意義な会となりました。ご協力してくださった皆様、ありがとうございました。

次回は、12月14日(土)「宇宙への挑戦~月と地球の微妙な関係~」です。夜の観望会もやります。ご期待ください。

  

SSH生徒研究発表会

8月7日(水)~8日(木)、神戸国際展示場でSSH生徒研究発表会が開催されました。全国のSSH校代表による課題研究発表会です。

  

三田祥雲館高校からは、「海水を避ける海の貝~タマキビガイの謎にせまる~」というテーマで、科学部生物班の生徒2名がポスター発表を行いました。また、1,2年次生希望者35名も見学として参加しました。全国から集まる大勢の方々とお話することができ、これからの探究を考える大変良い機会になりました。

 

全国高校生プレゼン甲子園5

大会終了後、決勝出場チームと主催者や協賛企業の方々が交流する機会が

設けられていました。

出場の感想を語っています。

和気あいあいと意見交換

 

 

 

 

 

 

協賛企業の方からプレゼントも

他チームの話も興味深いです

 

 

 

 

 

 

 

全国各地からこのプレゼン甲子園のために集まった高校生が

お互いの取り組みについてさらに詳しく意見を交換していました。

「一緒に何かやりませんか?」「このアイデアすごく面白いです!」

など、もうここから新たなプロジェクトが生まれそうな勢いです。

企業の方との名刺交換をしています

他校の生徒さんとの話も弾みます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本校生徒も「自分たちのプレゼンをきっかけに食物アレルギーの視点を

他校の人が持ってくれたことがうれしい」

「三田市から福井県に来て、全国の高校生に出会えた。まるで外国に来たみたい」

と新たな仲間との出会いを楽しんでいました。

地域も学校も全く違う方とのつながりができました

 

 

 

 

 

 

 

明日は「福井の魅力発見ツアー」に参加します。

今日、交流した他校の方々ともさらに仲が深まりそうです。

 

 

 

【決勝大会結果発表】全国高校生プレゼン甲子園4

いよいよ本番を迎えました。

「緊張しすぎて胃がキリキリします…」というメンバーもいる中、

トップバッターの重圧を跳ね飛ばしてプレゼンに臨みました。

緊張の出だしです。

決めポーズ

 

 

 

 

 

 

 

質疑応答では「なぜ、この活動がウェルビーイングにつながると思ったのか」

「近畿ブロック予選からブラッシュアップしたアイデアについて」

「アレルギーそのものの知識について」様々な視点からの質問が飛び交う中、

3人で助け合って答えていました。

質疑応答の様子

質疑応答2

 

 

 

 

 

 

 

気になる大会の結果は…

特別賞受賞の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別賞を受賞することができました!

10チームのうち1チームしか受賞できない文字通り「特別な賞」です。

いい笑顔です

受賞の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努力が形になりました。

これからもプロジェクトは続くそうです!

みなさん応援ありがとうございました!

このあとは企業の方々、参加チームの交流会があります。

全国高校生プレゼン甲子園3

決勝大会の配信はこちらから(全国高校生プレゼン甲子園公式サイト)

https://presen.or.jp/presen_koshien4/presen_koshien/

いよいよ決勝大会当日です。

参加メンバーは朝も練習に励んでいました。

ステージを意識してパフォーマンスします打ち合わせにも熱が入ります。

 

 

 

 

 

 

 

本番も楽しんで、熱い思いを伝えます。

全国高校生プレゼン甲子園2

ホテルで打ち合わせをした後、

会場となる「ハピリンホール」にて

リハーサルが行われました。

順番は…トップバッターです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スライドの映り方や立ち位置、マイクの調整を行います。

プロジェクターとの接続を確認中

無事、投影できました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他のチームの姿に刺激を受け、積極的に交流する場面も見られました。

会場はあたたかな雰囲気で、マイクで話す人に対して拍手が響いていました。

どのチームも興味深い内容で明日の発表が楽しみです。

夕飯はそれぞれ福井の名物をチョイス。夜も打ち合わせをするそうです。

しっかり食べて明日に臨みます。

 

 

 

 

 

 

 

明日はいよいよ本番です。今大会はライブ配信が行われます。

(URLは明日掲載します。「プレゼン甲子園」公式サイトでも確認できます。)

皆さん応援よろしくお願いします。

 

 

全国高校生プレゼン甲子園1

本日から福井県で開催される

「第4回全国高校生プレゼン甲子園」決勝大会。

その様子をお届けします。

 

特急サンダーバードと北陸新幹線「はくたか」を乗り継ぎ、福井を目指します。

琵琶湖を望む車窓からは鮮やかな空と稲穂のコントラストが見えました。

サンダーバードの車窓から

北陸新幹線で福井を目指します。

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ福井駅に到着しました。

駅前では恐竜たちがお出迎えをしてくれます。

決めポーズとともに

 

 

 

 

 

 

 

本日は夕方から会場でのリハーサルが行われます。

宿泊手続きをすませ、最終確認を頑張っています。

 

 

全国高校生プレゼン甲子園0

明日から「プレゼン甲子園」の決勝大会に出発する

探究Ⅲ人文社会C班の3年生が

本日大講義棟にて前日リハを行いました。

スライドの映り具合や立ち位置など

確認する中で更なる改善点が見えてきました。

スライドを確認しながら話しています。

 

 

 

 

 

 

 

本番は明後日24日です。明日は福井県の現地会場にて

リハーサルを行います。

質疑応答にも答えます。

アドバイスを熱心に聞く生徒たち

 

 

 

 

 

 

 

さらに工夫を重ねて本番に挑みます。応援よろしくお願いします。

 

 

 

 

ミュージアムバスツアー

8月6日にミュージアムバスツアーを行いました。

このイベントは

「兵庫の魅力発見」と「専門家に出会う」

という二つの目的をもとに昨年から開催しています。

今回は姫路市立美術館と兵庫県立考古博物館に訪問しました。

姫路市立美術館の前でポーズ

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは姫路市立美術館です。姫路城をバックに、

美しい赤レンガの建物が迎えてくれました。

開館と同時に期間限定展示の「霧の彫刻」を体感ました。

霧なのに彫刻?

霧によって姿を変える美術館

 

 

 

 

 

 

 

 

噴霧された「霧」によって姿をがらりと変えた美術館。

没入型のアート体験でした。

学芸員さんの講義

 

 

 

 

 

 

 

 

学芸員さんに「美術館の役割」「作品保護」について

のお話を聞き、彫刻や絵画を鑑賞しました。

中庭でのレクチャー                           

 

 

 

 

 

 

 

「この作品を一つもらえるとしたら?」「この彫刻、どこから風が吹いている?」

自由な鑑賞のコツを教えてもらえました。

 

お昼を食べて、午後は兵庫県立考古博物館に向かいます。

物見やぐらを目指して歩きます。

カンカン照りの中、学芸員さんがお迎えしてくださいました。

ウェルカムボードを作ってくださっていました。

 

 

 

 

 

 

 

考古博物館では「火おこし体験」を行いました。

「小さい子はなかなか難しいけれど高校生はどうかな!?」

ボランティアさんの力を借りて、まずは二人で火をおこします。

「押す」のがコツらしいです

 

 

 

 

 

 

 

「煙が出るだけではダメ!炎を見ないと!」

「もっと強く押すよ~」「点火カウント10.9.8.7・・・」

みんなの声援を受けて、無事全員が火おこしに成功。

全員で摩擦をかけ、火種を作ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全員が協力してきりもみ式(高難易度)の火おこしも体験。

これは着火する確率がかなり低いのですが、参加者全員で何とか点火することができました。

「ガスって便利…」「昔の人はすごい…」身をもって体感しました。

 

体験の後は学芸員さんによるレクチャーです。

「学芸員の仕事とは?」に始まり

熱心にメモをする人の姿も

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「進路の決め方」「歴史を学ぶ楽しさ」まで様々な視点から専門家のお話を聞くことができました。

発掘現場の様子を再現した展示

土器を復元してみよう!

 

 

 

 

 

 

 

館内には体験コーナーが多数あり、兵庫の歴史を実際に展示物を触って楽しみました。

家に帰るまでがミュージアムツアーです

 

 

 

 

 

 

参加した人からは「学芸員の仕事に興味があり、実際に参加してみて良かった!」

「兵庫にこういう場所があるということを初めて知った!」といううれしい意見が

寄せられました。

この後もオプショナルイベントは続きます。皆さん、ぜひ参加してみてください。