プログレス探究A 里山workshop
11月22日(土)にプログレス探究Aの授業で
里山workshopを実施しました。
午前中は、人と自然の博物館の橋本先生から
里山に関することや、山に入る上での心構えや注意事項などについて
講義をしていただきました。
現在の日本では、人の手が入っていない「放置林」が増加しており、
それによって、生物多様性の減少を始めとする様々な問題が
引き起こされることを知り、校内に里山がある祥雲生にとって
とても身近な問題として感じたのではないかと思います。
加えて、里山保全体験をするにあたっての注意事項や道具の使い方を学び、
万全の準備を整えて、午後からは里山に突入しました。
今回の実習地は、博物館から歩いて行ける「ブイブイの森」です。
現地での実習では三田市で里山保全や環境学習の支援を行っている
ブイブイの森クラブの皆さんにもご指導いただきました。
念入りに準備体操を行い、その後は班に分かれて木の伐採に取り組みました。
木が生えすぎてしまうと、地面に届く光が少なくなってしまい、
生態系のバランスが崩れてしまいます。
それを防ぐために適度に木を伐採し、整理していくことで、
里山の環境が整えられていきます。
腰にノコギリと剪定バサミを装備した生徒たちは、
先生方のご指導のもと、一心不乱に木を切っていきました。
体力的にもハードな作業だったと思いますが、
ノコギリで木が切れた瞬間や、倒した木を上手く整理できた際は
生徒たちは達成感に溢れた清々しい顔になっていました。
思わぬ戦利品(かっこいい木の棒)を手に入れた生徒もいたようで、
ご満悦で帰路についていました。
今回の実習を通して、里山保全の重要さや難しさを
体感しながら学ぶことができたと思います。
この経験をきっかけに、自分たち高校生にはどんなことができるのか、
考えていってほしいと思います。
人と自然の博物館の橋本先生、
ブイブイの森クラブの皆さん、ありがとうございました!