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カテゴリ:スーパーサイエンスハイスクール

サイエンスツアーin東京 その4〈理化学研究所でDNAを学ぶ〉

 

2つ目の研修地は

理化学研究所バイオリソースセンターです。

遺伝子や細胞のリソースを収集、保管し、世界中の研究者に提供しているすごい施設です。

はじめに、遺伝子材料開発室の三輪先生より、「薬から見るバイオリソース」という題目でご講演頂きました。

薬が体内で効果を発揮するメカニズムについて、内容は大学2年生での扱うものでしたが、大変わかりやすく説明して頂き、生徒たちもとても良く理解していました。

その後、研究室を案内してくださり、−80℃で保管している遺伝子リソースやDNAを電気信号で読み取る装置を見せて頂きました。

近年では、人間一人分の全DNAですら、比較的簡単に読み出せるようになっているようです。

読み取り技術が上がっている分、その膨大なデータ量を扱う情報技術がとても重要になってくるようです。

理化学研究所をあとにして、今日最後の研修地である、JAXAに向かいます!

 

サイエンスツアーin東京 その3〈KEKで加速器を学ぶ〉

 

サイエンスツアー最初の研修地は茨城県つくば市にある「高エネルギー加速器研究機構」

通称「KEK」です。

 

広大な敷地につくられた巨大な加速器で電子などの粒子を光速に近い速さまで加速し、得られた高エネルギーの粒子や電磁波を様々な研究に活用しています。

最初に見学したのは

加速器がつくった放射光を様々な研究に活用する

「フォトンファクトリー」です。

つくられた放射光は生化学や物質の構造解析、医学イメージングなど、様々な分野の研究に活用されていると教えて頂きました。

 

 

次に見学したのが

「Belle Ⅱ実験」という実験に使われている巨大な実験装置です。

たまたまメンテナンス中ということで普段は見られない検出器の内部まで見ることができました。

とてつもない数の電子と陽電子を正面衝突させることで、放出されるたくさんの粒子を周りの様々な検出器で捉えることで、反応を詳細に解析します。

とにかく大きな実験装置で、その迫力に圧倒されました。

 昼食を食べて

続いての見学地の理化学研究所に

向かいます!

 

サイエンスツアーin東京 その2<茨城空港に降り立つ>

 

神戸空港からのフライトで

無事、茨城空港に到着しました!

 

たまたまですが、

我々が搭乗した飛行機は

「ポケモンジェット」だったらしく

場内アナウンスによると

機長室にはピカチュウも一緒に

乗っていたそうです。

時折、ピカチュウからのメッセージが

流れてきて、

上空で勇気づけられました。

 

茨城に上陸し、

今から1つ目の目的地である

KEKにバスで向かいます!

 

サイエンスツアーin東京 その1 <神戸空港より飛び立つ>

 

本日より

サイエンスツアーin東京が始まります!

18日〜19日までで、

関東地方の研究施設や大学を巡ります。

 

まずは、神戸空港から茨城空港に向かいます!

今年は1年次生10名、2年次生10名の

計20名が参加します。

全員無事集合し、今から飛行機に乗り込みます!

  

 

 

8月5日ミュージアムバスツアー

8月5日(火)

ミュージアムバスツアーが行われました。

これはSSH STREAMプログラムの一環で、誰でも参加できる

「オプショナルツアー」として企画されたものです。

 

県内の様々なミュージアムを巡り、学芸員さんの話を聞いたり、

実際にアートに触れたりしながら兵庫県の歴史や建築、

芸術に触れるイベントです。

 

訪れたのは

・神戸ゆかりの美術館

・神戸ファッション美術館

・兵庫県立美術館

の3施設

神戸ゆかり・ファッション美術館はUFOのような不思議な建物

 

 

 

 

                                                            

 

 

 

 

学芸員さんのお話の中では

本校生徒からの

「どんな仕事をしているの?」

「展示室内にボールペンやシャーペンを持ち込んではいけない理由は?」

といった素朴な疑問から

「『どんな人』が学芸員にむいていますか」

「複数の美術館を巡る展示はどうやって決まっているのか」

とい一歩踏み込んだ質問まで

丁寧に答えていただきました。

講義の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美術館は1000年先まで作品を保存し、未来の人に

バトンを渡す役割を担っているというお話を聞き、

普段とは少し違う鑑賞体験となりました。

神戸の風景を描いた作品と

細かい文字で何か書いてあります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャラリートークでは彫刻作品を囲んで

「この人たちはどういう関係なのか」

「時代は?」「時間帯は?」「何をしている?」

と想像力を膨らませました。

等身大の彫刻作品を囲んでギャラリートーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このイベントを通じて

「初めて美術館に訪れた」という人や

「何度も言っているが、友人と感想を交わしつつ鑑賞するのが楽しい」

という人などいろいろな感想を聞くことができました。

県立美術館の屋外彫刻とパシャリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普段とちょっとちがうところに身を置いてみる、

そんな夏にすることができました。今後もぜひ、いろいろな施設に

足を運んでみてくださいね。