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カテゴリ:スーパーサイエンスハイスクール

関西学院大学研究室訪問(サイエンス探究基礎)

11月12日(火)7限目

2年次「サイエンス探究基礎」受講の理系生徒が8グループに分かれて、関西学院大学の理学部物理宇宙学科、生命環境学部生物科学科、建築学部建築学科、工学部物質工学課程の研究室うち1つを訪問し、化学学生実験室と環境応用化学学生実験室のうち1つを見学させていただきました。

 

 研究内容の説明を受けたり、高校にはない整った実験環境や高価な装置などを見せていただき、みんな興味津々、大学生活のイメージもふくらんだようです。お時間を作ってくださった大学の先生方、学生のみなさん、ありがとうございました!

兵庫県総合文化祭自然科学部門発表会

11月9日(土)~10日(日)、神戸市の青少年科学館にて第48回兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門発表会が開催され、科学部Robitics班、天文班、生物班の30名が参加しました。

1日目は、口頭発表。天文班が「撮像からポン・ブルックス彗星の位置を推定する」というテーマで発表しました。

2日目は、ポスター発表。写真左から、Robo班、天文班、生物班です。各班それぞれ日頃の成果を発揮し、個性豊かな発表を行いました。

  

生物班は、ポスター発表優秀賞と環境・普及活動発表優秀賞を受賞しました。

 

竹炭つくりに挑戦 科学部生物班

10月26日(土)、科学部生物班が、学校の敷地で広がっている竹を使って竹炭づくりに挑戦しました。

まずかまどを作ります。煙突も立てて本格的です。右の写真の奥に写っているペール缶の中に炭にするための竹をぎっしりと詰めてあります。

 

竹の詰まったペール缶を火の上に伏せて置き、蒸し焼きにします。煙を見て燃やす時間などを判断する、とネットの情報にはありますが、なかなか火加減がわかりません。

 

こんなものかなと、出してみましたが・・・生焼けでした。それでも端の方は炭になっているものあったので、その部分だけ集めたものが、右下の写真です。

 

 

ついでに入れていた芋は上手く焼けており、みんなで美味しくいただきました。

 

きれいな炭ができるよう、作戦を立て直しまた挑戦します。

放置竹林問題は、日本の大きな課題です。竹の有効活用法を楽しみながら考えていきたいと思っています。

 

プログレス探究A「プログラミング&電子工作入門講座」

10月26日(土)午後、1年次生対象SSH特別授業である「プログレス探究A」第5回授業「プログラミング&電子工作入門講座」を行いました。

 

Arduinoとブレッドボードを使って、電子回路をプログラミングで制御する方法を学びました。「ボタンを押すとLEDが点灯する」という簡単なものから徐々にレベルを上げ、最後は「手をかざすとブザーが鳴る(防犯装置)」という課題に挑戦しました。

 

【生徒の感想より】

・プログラミングにはとても苦手なイメージがありましたが、今回の授業を受けて少しそのイメージが減りました。実際にやってみて、LEDがついたり、音が鳴ったり、プログラミングした事がちゃんと伝わっているのが嬉しかったです。ピーという音じゃなくて代わりに音楽が鳴るプログラムとかにしてみても面白いなと思いました。情報の授業も頑張りたいです。

・私の中学校の技術の授業では半田付けをして回路を組んだのですが、もしブレッドボードを使用して回路を組むことになると火傷のリスクも下がり安全です。さらに半田ごての数が限られていたので進度がばらばらになってしまっていたのですがクラス内の進度もばらばらにならずに済むのではないのかなと思い、もしかしたらブレッドボードを使用するほうが半田付けよりいいのではないかと今回の活動を通して考えました。プログラミングと聞いて難しく複雑なイメージでついていけるか心配だったのですが今回の活動を通して入力する数字を変えるだけで手をかざすと音が止まるプログラムから手をかざすと音が鳴るように変わったりととても面白かったです!!

 

宇和島東高校 SSH科学部交流

10月12日(土)午後、愛媛県立宇和島東高校の物理部、化学部、生物部、地学部の27名の生徒が来校し、祥雲館の科学部25名と交流しました。まず、情報2教室に集まり、お互いの学校や活動を紹介しました。

  

交流は3部構成としました。まず第1部は、宇和島東高校生のポスターセッションです。 SRルームと理数センターに12本のポスターを並べました。始めはどちらも緊張していましたが、徐々に打ち解け積極的なセッションが出来ていました。ミカンなど特産品に関する研究も多く、とても興味深い内容でした。

  

2部は、本校の活動紹介・体験です。科学部の3つの班がそれぞれこの日のためにプログラムを準備しました。

Robotics班 ロボカップの紹介の後、Arduinoを用いた電子工作を体験してもらいました。Robo班の生徒がサポートし、箱を開けるとブザーが鳴るシステムを作ってみました。

  

天文班 日頃行っている小惑星の観測について説明しました。また、天体望遠鏡の仕組みの解説も行いました。簡単なようにみえて、とても難しい天体観測の実際をわかってもらえたと思います。

  

生物班 まずドローンで上空から里山を見ていただきました。その後、実際に里山に入りました。生物教室では、里山のトレールカメラで撮影した動物たちの動画やアップサイクルクレヨンなどを紹介しました。

  

3部は、共同実習「ホバーシューター作成コンペ~じゃこ天カップ~」です。宇和島東生と祥雲生で3~4人の班を作り、規定の材料を使って、ゴム動力によってプロペラで動くホバークラフトを作成し、360cmのレーン上のターゲットの近い位置に到達させる、という競技です。ああでもない、こうでもないと話し合い、どの班も楽しそうに工作を進めていました。

  

ユニークなホバークラフトが出来上がっています。どの形がうまく進むでしょうか。

  

競技は3回行い、その平均で勝敗を決めます。左の写真のテーブルに貼ってある黒シールがターゲットです。2枚目の写真が優勝チームの記録です。(テーブルから落ちたり、進まなかったものは、200cmと記録されます。)練習では、ターゲットに数センチのところまで到達したチームもありましたが、本番ではなかなかうまくいかなかったようです。優勝チームと最も近くまで達したチームには、宇和島東の先生から、宇和島名物「じゃこ天」が贈られました。

   

このような他県の高校生との交流は初めてのことでしたが、とても充実した半日になりました。宇和島東高校のみなさん、三田まで来てくださりありがとうございました。

最後の写真は、おみやげにいただいたお餅を早速食べているところです。美味しい!!とみんな喜んでいました。