国際交流

ケニア共和国でのボランティア体験報告会

 11月7日(木)7限LHRにて、本校2年次生の宮田来人さん、伊藤真一郎さんがボランティア活動の報告をしました。

 宮田さんと伊藤さんは、今年の夏季休業中に、NPO法人「チャイルドドクター」の活動を通じて、ケニア共和国のスラム街でボランティア活動を行いました。現地の食文化や国立公園の紹介、ボランティア活動以外で行った体験などについても触れながら、スラム街で暮らす人たちに食料や勉強机を寄付した経験を語りました。

 また、会場と現地をオンラインでつなぎ、水汲み場や有料トイレなどを実際に案内してもらい、聞いていた生徒たちは大いに刺激を受けていました。

 

 以下は、宮田さんのコメントです。

 

「今回ケニアで見てきたスラム街の人々の生活は、私の想像以上に厳しいものでした。特に、夫に蒸発されたシングルマザーたちの置かれている状況は過酷で、経済的な問題や子供たちの教育問題は本当に深刻です。これらの課題を抱えている家庭への対策として、お母さん方には食料を、子どもたちには机を提供しました。支援後の彼らの顔は忘れることができません。また、国立公園での体験は広大な自然の中で多くの野生動物に出会う貴重な機会で、生命の尊さや自然の力強さを強烈に感じました。しかし、密漁によって多くの動物たちが犠牲になっているという現実も知りました。この経験を通して、私は世界には様々な問題が存在し、それらの問題が複雑に絡み合っていることに気づきました。そして、私達一人一人ができることから少しでも世界を良くするための貢献が大事だと感じました。」

 

 

 

南アフリカ共和国の高校生との交流会

異文化を理解し、共生の精神を育むことは、国際社会の一員として生きる私たちの責務です。

 

本校1,2年次生希望者が、南アフリカ共和国の高校生と手紙交流を行っています。

 

本校勤務のJ. Henriksen先生は南アフリカ共和国出身です。Henriksen先生は日本で6年間ALTとして勤務された後、本校で正規の英語教員として勤務されています。事前学習として、南アフリカ共和国について、またアパルトヘイト時代のネルソン・マンデラ元大統領の功績や2009年に国際連合が創設したネルソン・マンデラ国際デーについて学び、社会のために自分に何ができるかを考える機会を持ちました。

 

名前も知らない、会ったこともない、けれども実在する他国の高校生の友人に対して、英語で手紙を書くことは簡単ではありませんでしたが、参加生徒は手紙の中で自己紹介や交流相手校生徒への質問などを一生懸命に表現しました。そして、先日集合写真と共に南アフリカ共和国のPinelands High Schoolに送付しました。情報通信技術が発達している現在において、あえてAir Mailを利用しての交流なので何かと時間がかかりますが、遥か遠くに住んでいる友人からの返事が待ち遠しい今日この頃です。

 

 

令和6年度 海外オンライン交流会

6月19日(水)放課後、海外オンライン交流を実施しました。昨年度より海外語学研修やボストンバイオジェン研修など、東高は海外研修を再開していますが、今年度も異文化理解の機会の一環として、オーストラリアの高校生とのオンライン交流会を実施しました。今年度は、東高の生徒たちは英語で、交流相手校のKolbe Catholic Collegeの生徒たちは日本語で、準備したプレゼンテーションを発表し、質疑応答を行い、そのあとフリートークを楽しみました。

 

【生徒の感想文より】

・私にとってこの交流はとても良い経験になりました。普段学校で勉強していることを生かして実際にネイティブの人と話すのはとても緊張しましたが、話すことがとても楽しくて夢中になっていました。私たちが拙い英語を話していても頑張って理解しようとしてくれたり、お互いにジェスチャーを使って分かりやすく説明したり、話す言葉や住む国が違っても分かりあえたことがとても嬉しかったです。

 ・今日の海外オンライン交流会を通じて、英語に対する自信と新たな課題を見つけることができました。事前に用意したプレゼンを発表したときに相手の方々が相槌を打ってくださったり、反応してくださったりすると、自分の英語が通じていると感じ、自信になりました。しかし、フリートークになると文が思い浮かんでも英語に出来なかったり、流暢に話されると聞き取りづらく何度も聞き返してしまい、私の課題点を知ることもできました。

 ・私はもともと英語を話すことが苦手だったけど、このオンライン交流会に参加してもっと海外の人と話してみたいと思いました。最初は自分の英語が通じるか心配だったけど、実際に話してみて、会話がすごく弾んだので嬉しかったです。間違っているかもしれないと思わずに、どんどん質問してたくさん会話することが大切だと感じました。とても良い経験になったので、次は海外へ留学してみたいです。

  

 

 

 

 

 

 

 

Greenwood Collegeの生徒との交流

9月14日(木)、西オーストラリア州のGreenwood Collegeの生徒たちが本校を訪れました。本校ESS部の生徒たちと昼食を食べながら交流し、また5時間目には2年生の英語の授業に参加しました。オーストラリアのことや日本での生活などについて、身振り手振りを交えながら英語を使ってコミュニケーション活動を行いました。

 

 

令和5年度 第1回海外オンライン交流会

6月21日(水)放課後、海外オンライン交流を実施しました。新型コロナ感染症が5類感染症に移行し、今年度から海外語学研修が再開されますが、オンライン交流会に関してはその意義と目的を考慮し、本年度も継続していくことになりました。

交流相手校のKolbe Catholic Collegeの生徒たちは日本語を選択学習しているので、英語と日本語を織り交ぜて、自己紹介をしたり、趣味や学校生活についてディスカッションをしたりしました。

 

【生徒の感想文より】

・誘われての参加だったので英語が苦手な私にとって初めはとても不安でした。質問を考えているときも上手く会話が続くか心配で仕方がありませんでした。しかし、いざ交流が始まると自己紹介や好きな歌手やアニメの話が出来て楽しかったです。一緒に参加していた友達がとても積極的に会話をしていたので、いい刺激になりました。貴重な経験になりました。

 

・会話できた時間は長くなかったけれど、自分の英語が相手に通じたときや趣味の話で盛り上がったときなどとても楽しくて良い経験になった。会話が始まったときにはすぐに英語で話すことができなかったので、次の交流会に向けて勉強してもっとすらすらと話せるようになりたい。また、オーストラリアの生徒が日本のアニメやゲームにとても詳しかったので、私もオーストラリアの文化や娯楽について学んで、自ら会話を始められるようにしておきたい

 

・今回のオンライン交流会では緊張しながらも自分たちなりに工夫をして会話を楽しむことが出来ました。たとえば、東高から見える姫路城を映して見せたり、折り紙を折って見せたりしました。相手からリアクションをもらえてとても嬉しかったです。また、英語によって国境を超えて友人関係を築き上げることが出来ることに感動しました。そして外国語を学ぶ大切さも少し分かった気がします。今回、オンライン交流会に参加してみて、海外の人とコミュニケーションをとる楽しさや面白さを体験することができ、良い経験になりました。また機会があれば、参加してみたいです。そしてそれまでにもっと英語を学んで、今回よりもたくさん話せるようになりたいです。

 

 

次回は、10月を予定しています。

 

 

 

 

 

 

令和4年度 第2回海外オンライン交流会

9月13日(火)放課後、西オーストラリア州のKolbe Catholic Collegeの生徒たちと海外オンライン交流を実施しました。簡単な自己紹介の後、趣味や日常生活、将来の夢などについて話をしたり、「高校生のアルバイトの是非」などのテーマについて、英語と日本語を織り交ぜながら、ディスカッションをしたりしました。

 

【生徒の感想文より】

・単語を知っていないと文章が作れず、会話を続けることが難しいので単語をもっとたくさん覚えようと思いました。普段の生活では知ることができないようなことが知ることができて、とても楽しかったです。

 ・オーストラリアの方たちが本当に日本を好きでいてくれているんだなと思いました。オーストラリアの方たちはとても親切で、日本語も積極的に使ってくれました。「日本に来たことがありますか?」と聞くと、まだ来たことがないと言っていたので、オンラインということを生かして姫路城を映しました。私たちが5時20分の時に「そちらは何時ですか?」と聞くと4時20分でした。日本はずっと晴れで暑い日が続いていましたが、オーストラリアは大雨が最近降ったようでした。まだまだ聞きたいことは沢山あったのですが、他国の生徒の方と話すことに慣れていなかったので、少し不器用な喋りになってしまいました。リベンジも兼ねて次回も機会があればぜひ参加したいと思います!

・普段勉強している英語もいざ話そうと思ったら全然言葉が出なくて改めて難しさを感じました。 でも、お互い分かりあってコミュニケーションが取れた時は楽しかったです。オーストラリアの方が日本にたくさん興味を持ってくれていることが嬉しかったです。積極的に言葉を交わすことも出来て、仲良くなれたので良かったです。次はもっと積極的に話せるようにもっと練習したいと思いました。

 ・初めて参加したので最初は緊張したけれど、オーストラリアの子が優しくて気付いたら緊張もなくなりとても楽しかったです。でも、普段毎日英語を勉強しているのに、実際に話すとなると習っている文法や単語をなかなかうまく話すことができませんでした。こういった機会を通してもっと英語を話すことに慣れていけたらいいなと思います。また参加したいです。

 ・ALT以外の外国人とはほとんど話したことがなかったのでとても良い機会だったなと思います。楽しかったです。オンラインということもあり、話し出すタイミングが分からなかったり、緊張であまり話せなかったので、また機会があれば、ぜひ参加したいです。

 

令和4年度 第1回海外オンライン交流会

6月21日(火)放課後、海外オンライン交流会を実施しました。

交流相手校である西オーストラリア州のKolbe Catholic Collegeの生徒たちは日本語を学習しているので、英語と日本語を織り交ぜて、自己紹介をしたり、ディスカッションをしたりしました。「将来、都会に住みたいか、田舎に住みたいか」、「オーストラリア人の高校生はどんなアルバイトをしているか」、「姫路東高校の生徒がパースに来たら、どこを案内したいか」などのテーマについて様々な意見を出し合い、生徒たちは文化の違いを感じたようです。

 

【生徒の感想文より】

・画面越しに映るオーストラリアの生徒にはもちろん会ったことはありませんが、とてもよく知っている友人のようにも思えました。それは、はるか海の向こうの誰かと繋がりたいとお互いが思い合っていたからなのかもしれません。そんな思いを持っている世界中の人と人が繋がるのに、英語力は欠かせないと思いました。私たちが今日、互いの国を確かに行き来したように、世界がひとつになったら良いのにと思いました。

・オーストラリアの高校生とオンラインで話ができるというこの会を、貴重な交流の場だと思って参加しました。初めはお互いに緊張がありましたが、積極的にお互い学習している言語で話し合い、わずか1時間程度の交流でしたが、最後は別れが惜しくなりました。日本のアニメや好きな食べ物、住んでいる街の話など、他愛のない会話でも、心と心が繋がった気がしました。海外にさらに興味を持ち、視野を広げる良いきっかけになりました。

・昨年に続いて、2回目の参加でした。前回は翻訳機器を使いながら、コミュニケーションをとっていましたが、今回は自分の言葉で伝えたいことを伝えることができました。自分では気付いていませんでしたが、自分の英語の語彙が増えていて、リスニング力も上達していたのだと実感することができ嬉しかったです。

・交流が始まるとすぐに和やかな雰囲気になり、だんだんと話せるようになりました。文で話すことが難しく、単語だけで話したり、ジェスチャーを交えて説明したりしました。相手の生徒の日本語が上手だったので驚きました。

・今日の海外オンライン交流会で、私が一番印象に残っていることはKolbe Catholic Collegeの生徒のみなさんが、とても積極的に日本語を使っていたことです。私は人見知りしたり、英語の言い回しが思い浮かばなかったりして、積極的に発言できませんでした。自分の思っていることを相手に伝えようとすることが大切だと学びました。

・緊張もしましたが、自分が話したいことをしっかりと英語で伝えることができ、とても楽しく、有意義な経験になりました。この交流を通して、より英語が好きになりました。英語を学ぶと、世界のたくさんの人々とコミュニケーションがとれるので、これからも熱心に英語を学んでいきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国際交流のための日本文化に関する学習会

2月14日(月)放課後、希望者を対象に、神戸芸術工科大学教授の菅野博之氏をお招きし、「日本の文化としての漫画について学ぶ」と題し、国際交流のための日本文化に関する学習会を開催しました。

プロの漫画家としての経歴をお持ちの菅野氏から、昭和時代から現在まで、日本のアニメや漫画がどのように変化してきたか、日本国内外の人々をどれだけ魅了しているかについてお話を伺いました。

 

以下は生徒の感想文より抜粋です。

 

・今回の講演会で一番驚いたのは、社会の動きとアニメの関係性です。魔法などが出てくるアニメは現実の社会とは対極にあるものだと思っていましたが、講演を聞いて、主人公の設定や物語の構成など、その時代の出来事や考え方などが反映されていることがわかりました。講演後も、講師の先生がいろいろな質問に答えてくださったので、とても楽しかったです。

・私は将来の進路を決めるのに何か役に立つかもしれないと思い参加しました。今まで自分から調べてみようとは思わなかった分野の話が多くて、新しい知識をつけることができました。大きな物語から小さな物語へと、昭和、平成、令和と時代が移り変わっていることをとても感じました。美術について、創造することだけでなく、いろいろな視点から調べたりすることも楽しいと思いました。

・私はアニメや漫画、ボーカロイドなどの日本の所謂「ヲタク文化」が大好きです。見て、楽しむのはもちろん、自分でも表現する楽しさや面白さにとりつかれていました。今回の講演会では、私が漫画の勉強をする上で、とても参考にしていた本「マンキ!」の著者の菅野先生にお話をたくさん聞くことができて、本当に楽しく、勉強になりました。ありがとうございました。

 

国際理解教育講演会

11月2日(火)7時間目に1年次生を対象に、特定非営利活動法人レインドロップ代表の北鳳満氏をお招きし、インドコルカタのストリートチルドレンについての国際理解教育講演会を実施しました。

北氏は、コルカタにあるNGOのCalcutta Social Project(CSP)と長年にわたり、交流や援助をされています。「なぜインドにこれほど多くのストリートチルドレンがいるのか」、「政府はどのような対策を講じているのか」、「CSPはどのような支援を行っているのか」など、事前学習で東高生が提出した質問に丁寧に答えていただき、歴史的背景や問題の根深さなどをより理解することができました。

講演後の11月9日~11日に、本校1年次生徒会が「私たちに出来ること」を考え、CSPへの募金活動を行いました。多くの生徒が協力し、22、002円が寄せられました。北氏を通じてCSPに寄付をしていただく予定です。

 

以下は生徒の感想文より抜粋です。

・私は今回の講演で、ストリートチルドレンは本当に厳しい生活を送っているんだなと思いました。路上生活をしている人たちの歴史は長く、悲しいものだなと思いました。私たちが今生活している日本での環境は当たり前のように思えるけれど、実はとても幸運なことであって、ストリートチルドレンからするとこんな生活は夢のようなことなんだなと思いました。この環境にいられることへの感謝を心に留めて、自分でもなにか出来ないかということを考えていこうと思いました。

・日本で私たちのしている生活は当たり前ではなく、コルカタのストリートでは私たちと年齢の近い子たちが働いたり結婚したりして、毎日必死に生活しているということがよく分かりました。路上で寝ている子供たちの写真や、肉体労働をしている小さな子供の写真もたくさん見て、自分ではとても耐えられないだろうと思いました。また、インドだけでなく世界中に路上で暮らす子供たちや、奴隷がたくさんいて、私たちのような暮らしができる子供の方が少数派であるということも知りました。インドの子供たちの貧しい生活を変えてあげたいと思い、私たちに何か出来ることはないかと考えた時に、何ができるかすぐには思いつきませんでした。インドに行って小さな子供たちに勉強を教えたり、お金を支援したり、そういうことしか思い浮かばず、またそれは高校生の私一人では簡単に出来ることではありません。今の私は、そういった直接的な支援をすることではなく、世界のいろんな国の貧しい子供たちのことをよく知って、自分の今の生活の有難みを感じて生きていく事が大切だと思います。

・講師の方が「皆さんは少数派だということを覚えておいて下さい。」とおっしゃったとき、なんとも言えない気持ちになりました。自分がみている世界の狭さを感じました。たまたま日本という国に生まれて、家族がいて、家があって、当たり前のように学校に通っている自分は、何か夢を持って努力するどころか、沢山のチャンスを無駄にしてしまっているのではないかと思いました。また、共感するということはとても難しいことだと思いました。私たちはこういった話を聞いたとき、「自分たちは恵まれている」、「自分たちが幸せだということに気づいた」という感想をもつけれど、それは自分の価値観の中で自分たちの暮らしと、相手の暮らしを比べているだけで、共感ではないのかなと思いました。考えれば考えるほど難しいです。今自分にできることは知識を蓄えること、沢山の人と関わること、この生活は当たり前でないことを忘れないことだと思います。大人になったら1度は今日見たような国に行き、自分の目で見て感じてみたいです。改めて自分の置かれている状況について考える良い機会だったと思いました。

 

 

 

2021年度 第2回海外オンライン交流会

11月10日(水)放課後に、第2回オンライン交流会を行いました。第1回と同様、西オーストラリア・パース近郊のロッキンハムにあるKolbe Catholic Collegeの生徒たちとZoomを用いてタブレット上で会話を楽しみました。

Kolbe Catholic Collegeの生徒たちは日本語を学習しているので、英語で会話をするだけでなく、日本語で会話をする機会も持つことができ、外国語でコミュニケーションを取れたときの喜びや感動をお互いに分かち合ったようです。

英語での会話では、自己紹介や好きなものに関する会話を行ったあと、「普通に買い物するのと、オンラインショッピングとどちらが好きか」、「高校生はボランティア活動をするべきか」などの特定のテーマについてディスカッションを行いました。

 

【生徒の感想文より】

・自分の拙い英語でも通じると嬉しかった!

・海外とのオンラインでの交流ははじめてで、とても緊張して、うまく会話することができなかったです。でも慣れが大切だと思いました。本当にいい経験になったので、大学等でこういう機会が設けられている場合は積極的に参加しようと思いました。

・昨日は本当に楽しかったです!少し伝わりにくいときもありましたが、頑張って伝えようとすることができたり、相手の方も優しく聞いてくださったりして話しやすかったです! アニメや漫画、音楽や食べ物など趣味をたくさん共有できてうれしかったです!国が違っても、話が合うとこんなに盛り上がれるということを初めて実感することができました。これからもっと沢山の外国の方と交流して、英語に触れて、文化や価値観を共有したり学んだりしたいと思いました。

・私は、今回2回目の参加でした。前回は何を話すか考え込んでしまい、あまり積極的に話すことが出来ませんでした。しかし、今回は前回よりは積極的に話すことが出来ました。次に参加する時は、より積極的に話したいと思いました。今回は2組のペアと交流をしました。1組目は、少し緊張してあまりたくさんは話せませんでしたが、2組目は、慣れてきたので、たくさん話すことが出来ました。相手の話すことにしっかりリアクションが取れたと思います。また来年も参加したいです。

・遠く離れた地域で生活している同年代の方と交流して日々の悩みも吹っ飛ぶくらい良い経験ができました。ありがとうございます。また英語力をもっとのばしたいと思いました。

・初めはお互い緊張して、事前に考えていた事ばかり会話していましたが、だんだん楽しくなってきて、言語の壁はあるものの、友達との会話のように話が弾んだので、もっとたくさん話したかったです。

・最初は上手くできるか不安でしたが、相手の人達がとてもフレンドリーで話しやすかった。話していくうちに、緊張も少しずつなくなっていきました。また機会があれば参加してみたいと思います。

・海外オンライン研修とっても楽しかったです。会話が成り立つのか不安でしたが、その不安が一気に無くなるくらい明るく楽しい雰囲気でとても楽しめました。

・海外の方と接する機会がなかったのでこの交流はとても楽しかったです。お互いに頑張って伝えようとすると分かってくれようとするので失敗してもいいから話してみようと思えました。オーストラリアに行ってみたくなりました。

 

 

2021年度 第1回海外オンライン交流

 昨年度に引き続き、西オーストラリア・パース近郊のロッキンハムにある、Kolbe Catholic Collegeの生徒たちと、Zoomを用いてオンライン交流を行いました。

 Kolbe Catholic Collegeの生徒たちは日本語を学習しているので、英語で会話をする時間と日本語で会話をする時間に区切って活動を行いました。英語での会話では、自己紹介など自分のことについての会話やフリートークだけに終わるのではなく、「学校の制服の是非について」、「高校生がアルバイトをすることの是非について」、などテーマを与えてディスカッションを行いました。日本語で会話をするときにも、「現金払いと、カードやスマホ決済のどちらが良いか」など、日本語を外国語として学習する人にとって、実用性のあるテーマについての会話を行いました。

 

以下は生徒の感想文から

アウトプットの難しさを改めて感じました。あちらが話している内容はほとんど分かったのですが、こちらから何かを伝えようとすると言葉が出てきませんでした。英語力の問題とコミュニケーション能力の問題があったので今後、どちらも改善していけたらと思います。とても良い経験になりました。

海外に住む同い年の人と話す機会はないと思ったので参加しました。お互いジェスチャーを交えて丁寧に説明をすることで会話が成り立って、話すことがとても楽しかったです。伝えようとすることがいちばん大切だと感じました

・相手の学校の人たちが日本が好きだと言ってくれたときは、誇らしく思えました。ジェスチャーや表情で表現することが大切だと思いました。一生懸命な気持ちと踏み出す勇気があれば、世界中どこへでも行ける気がします。このような機会があることを今後も期待しています。

・コロナの影響で、オーストラリアに実際に行くことができず残念ですが、オンラインでもとても充実した時間を過ごすことができました。これからの英語学習へのモチベーションにして、11月の交流ではもっともっと喋れるようにレベルアップしていきたいです。

違う国の子と初めて実際に英語を使って話したので、普段の授業では味わえない特別な時間になりました。とても楽しかったので、次回も絶対に参加しようと思います!それまでに、もっと英語が話せるように頑張ろうと思います。

・うまく話せるかどうか不安でしたが、相手校の人たちがとてもフレンドリーで私も笑顔で話すことができました。私が何か伝えようとしていることを熱心に聞いて理解しようとしてくれていて嬉しかったです。日本の文化も理解しておかなければいけないと思いました。次のオンライン交流会もぜひ参加したいと思います。

・お互いに伝わらない時やわからない時もありましたが、ゆっくり言ったり言い換えたりしてお互い分かろうとする姿勢が良かったと思います。 私たちが習っている英語がちゃんと伝わると感じて嬉しかったです。この交流会で自分が今いる地点がわかってよかったです。

・相手の方は私たちのあやふやな英語でも聞き取って理解して、表情や身振り手振りで表現してくれたので、「伝わっているんだな」と実感することができました。また、相手の方が日本語を話している時にはできるだけ大きくリアクションをしようと心がけました

 

次回は、11月10日を予定しています。

 

 

国際理解教育講演会(ストリートチルドレンとのオンライン交流)

 12月15日(火)5時間目に1年次生を対象に、特定非営利活動法人レインドロップ代表の北鳳満氏をお招きし、インドコルカタのストリートチルドレンについての国際理解教育講演会を実施しました。

 北氏は、コルカタにあるNGOCalcuttaSocial Project(CSP)と長年にわたり、交流や援助をされています。「なぜコルカタに60万人以上ものストリートチルドレンがいるのか」、「なぜ富裕層の人々は道端に子どもが倒れて寝ていても素通りできるのか」、「具体的にどのような支援をしているのか」など、事前学習で東高生が提出した質問に丁寧に答えていただき、問題の根深さや深刻さをより理解することができました。

 北氏のご講演のあと、生徒会と有志が英語でコルカタの子どもたちに質問をしました。「夢はありますか。」という質問には、「エンジニアになりたい」や「医者になりたい」などの回答があり、「学校は好きですか。」という質問には、大きな声で”Yes!”と答えていました。また、邦楽部、剣道部、応援団によるパフォーマンスを行い、日本の文化を披露しました。

 CSPからは、「コロナ禍で何をしていますか。」など生活に関する質問や「姫路城はどのくらいの高さがありますか。」などのこちらが紹介した内容に関する質問があり、本校生徒たちは言語の違いに戸惑いながらも懸命に答えていました。また、幼い子どたちが素敵なダンスや暗唱を披露してくれました。

 そして16日、本校生徒会がCSPへの募金活動を行いました。多くの生徒が協力し、22,678円が寄せられました。北氏を通じてCSPに寄付をしていただく予定です。

 以下は生徒の感想文より抜粋です。

 

・小さい頃から強制結婚させられ、妊娠したら捨てられる。国籍もないため保証などもない。時には死体があることが当たり前という場所もあるという。こんなことがあっていいのだろうか。映像で見た子供たちはすごく元気だったが、背景は外だったし、クラクションの音も多かった。まずはみんなが学校に行けるようになって欲しいし、なおかつ安心安全な生活が送れるようになってほしい。

・私は、事前学習のときは衝撃を受けたと共に「かわいそう」などの哀れみの気持ちになりました。しかし今回、実際にリモートで繋げて、楽しそうに元気よく返事をしている子供たちを見て、逆に衝撃を受けました。彼らは彼らなりに精一杯生きているのだなと感じました。

・ストリートチルドレンの支援のために私たちができることは、お金があるときにはお金を、お金がないときには時間を、時間がないときには理解を示すことであり、正しく理解し、共感し、行動することが大切だということを学びました。

・とても楽しい会でした。ストリートチルドレンの子たちは、私たちに比べ遥かに厳しい状況下に置かれているはずなのに、こちらまで幸せになるくらいニコニコしていて、今を全力で生きてやるぞという決意まで伝わってくるようでした。緊張しながらも精一杯のダンスを披露してくれた所も見ていて楽しめました。

・現地の子供たちとの会話が印象強く残った。私は、「大切なものは何か」という質問をした。彼らは「家族」と真っ先に答えた。自分が生きることで精一杯なはずなのに、家族のことを思いやっているとわかった。私の中でも家族は大切な存在だと改めて思った。

・今回の交流で国際理解を深めるには英語が大切ということが改めてわかりました。英語は世界で通用する言語なのでこれからも勉強していきたいと思いました。また今回のようにリモートで講演を聞いたり会議したりすることも国際理解を深めるために大切なことだと思いました。







第2回オーストラリアの学校とのオンライン交流

 11月11日(水)放課後に、西オーストラリアのKolbe Catholic Collegeの高校生たちとの2回目のオンライン交流を行いました。

 2回目ということで、生徒たちも落ち着いた様子で英語や日本語で受け答えをしていました。アクティビティとして、「ガソリンスタンド」や「カンニング」など、日本で使われている多くのカタカナ語が英語では何というのかを尋ねたり、”Demon Slayers”としてオーストラリアで知られている「鬼滅の刃」を漢字で紹介したりしました。

 タブレットの使用方法にも慣れてきて、本校生徒が教室の窓から見える姫路城を映して見せると、Kolbeの生徒たちは教室から世界文化遺産が見えることに驚いていました。また、Kolbeの生徒たちはタブレットを持って歩きながらキャンパス紹介をしてくれて、本校生徒たちはオーストラリアの学校の広さや綺麗さに感動していました。

 また、Kolbe Catholic Collegeで日本語を教えている日本人教師の方と話をする機会もあり、海外で活躍している日本人の方とライブで話をすることにより、多くのこと学んでいました。




オーストラリアの学校とのオンライン交流

 11月4日(水)放課後に、学校のタブレットとWifiを使用して、オーストラリアの学校の高校生とオンライン交流を行いました。

 新型コロナ感染症の影響により、オーストラリア海外語学研修に参加できなかった生徒たちや、ESS部に所属する生徒たちが参加し、オーストラリア・パース近郊のロッキンハムにある、Kolbe Catholic Collegeの生徒たちと、学校生活や趣味、あるいは将来の夢などについて英語で質問し、受け答えをしました。初めは緊張した様子でぎこちなさもありましが、徐々に笑顔も生まれ、自然と会話が盛り上がっていました。

 Kolbe Catholic Collegeの生徒たちは日本語を学習しており、こちらに質問をするときには日本語も交えながら話をしており、彼らの日本語能力の高さや日本に関する知識の深さに、本校生徒たちは大いに刺激を受けていたようです。また、インドネシアやシンガポールからオーストラリアに移住したという生徒たちもおり、異なる人種が同じ学校で学ぶオーストラリアの現状を知り、自分たちの過ごす環境との違いに驚いていました。

 外国に住む同じ年代の生徒たちと、英語を使ってコミュニケーションをとる楽しさを味わうとともに、自らを振り返る機会になったようです。次回は11日(水)を予定しています。




県立歴史博物館で世界中の方と交流

9月1日~7日の日程で、国際博物館会議京都大会が行われています。会議には、世界110カ国以上から約4,000名が参加されています。そのうち約60名の方が、本日姫路に来られました。午前中は兵庫県立歴史博物館の見学でした。東高生約30人(ESS部、地歴部、海外語学研修参加者など)がその人たちと共に博物館内を見て回りながら、案内役を務めたり、インタビューをしたりしました。

生徒たちは、アメリカやイギリスやオーストラリアのような英語圏だけでなく、ロシア、イスラエル、オーストリア、フィンランドなどなかなか出会えない国から来られた方に出会え、大変刺激になったようでした。同じ人とずっと一緒に回った生徒もいれば、少しずつ色んな人たちに話しかけている生徒もいました。
素晴らしい機会を与えて下さった兵庫県立歴史博物館の皆様には改めて感謝申し上げます。