ササユリ・ギンランの生息域内保全

4月30日、兵庫県立大学理学部構内のササユリ・ギンランの生息地での保全活動を行いました。

理学部に行く前に、兵庫県RD Aランクのヤマブキソウの自生地での現状調査を行いました。

例年よりもシカによる食害が目立ちました。今後個体数が急激に減少することが予想されます。現在の群落の分布を、レーザー距離計を使用し記録しました。

理学部では、大学から許可をとりササユリとギンランの保全活動を行っています。全国的にいえることですがシカの増殖により、林床の植物は食害され激減しています。ササユリやギンランも30年前は、それほど珍しい植物ではなかったのですが、近年は開花株に成長する前にシカに食べられているようです。針金のネットをチューブ状に加工して株を囲みました。

午後からは、「ひょうご環境体験館」の見学に行きました。以前龍野高校でも勤務されていた芦谷館長はから館内の展示物の解説などをしていただき、その後屋外でジャコウアゲハの産卵などを観察しました。

 

ヤマブキソウ

群落を記録

簡易防獣柵を製作

 

ギンラン(クゲヌマラン?)

ササユリの幼株

 

保護柵の設置状況

ひょうご環境体験館の見学

ジャコウアゲハの産卵