研究内容
課題研究Ⅰ
【課題研究Ⅰ】天文実習 1日目
令和7年12月25日(木)・26日(金)の1泊2日の日程で、天文実習を実施しました。
1日目の午前は、播磨科学公園都市にある大型放射光施設 SPring-8 および SACLA を見学し、世界最高性能を誇る放射光施設で行われている最先端の実験についてお話を伺いました。普段は立ち入ることのできないエリアも見学させていただき、生徒にとって非常に有意義な時間となりました。
また、「すっとびボール」の実験を体験しました。実験員の方とのコミュニケーションは、科学の世界における公用語である英語で行われました。ボールがバウンドする高さをどのように高めることができるのかについて、さまざまな意見を研究員の方と共有しながら、科学における実験のプロセスを実感をもって学ぶことができました。科学の面白さだけでなく、コミュニケーションツールとしての語学の重要性を身近に感じる機会となりました。
1日目の午後は、佐用町にある兵庫県立大学西はりま天文台にて、望遠鏡の歴史や仕組みについて、研究員の方から座学および演習を行っていただきました。夕食後には、全長2メートルにも及ぶ大型望遠鏡「なゆた」を使用した観望会に参加しました。生憎の曇り空ではありましたが、雲の切れ間から見えた「アルデバラン」や「木星」に、生徒たちの目は釘付けとなっていました。
その後はオリジナル観望会として、天文台に設置されている60cm望遠鏡や、本校から持参した20cmの小型望遠鏡を用いて天体観測を行いました。途中から雨天となり、残念ながら十分な観測はできませんでしたが、望遠鏡の組み立て方や使い方について丁寧にレクチャーしていただきました。
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