カテゴリ:スーパーサイエンスハイスクール
ミュージアムバスツアー
8月6日にミュージアムバスツアーを行いました。
このイベントは
「兵庫の魅力発見」と「専門家に出会う」
という二つの目的をもとに昨年から開催しています。
今回は姫路市立美術館と兵庫県立考古博物館に訪問しました。
まずは姫路市立美術館です。姫路城をバックに、
美しい赤レンガの建物が迎えてくれました。
開館と同時に期間限定展示の「霧の彫刻」を体感ました。
霧なのに彫刻?
噴霧された「霧」によって姿をがらりと変えた美術館。
没入型のアート体験でした。
学芸員さんに「美術館の役割」「作品保護」について
のお話を聞き、彫刻や絵画を鑑賞しました。
「この作品を一つもらえるとしたら?」「この彫刻、どこから風が吹いている?」
自由な鑑賞のコツを教えてもらえました。
お昼を食べて、午後は兵庫県立考古博物館に向かいます。
カンカン照りの中、学芸員さんがお迎えしてくださいました。
考古博物館では「火おこし体験」を行いました。
「小さい子はなかなか難しいけれど高校生はどうかな!?」
ボランティアさんの力を借りて、まずは二人で火をおこします。
「煙が出るだけではダメ!炎を見ないと!」
「もっと強く押すよ~」「点火カウント10.9.8.7・・・」
みんなの声援を受けて、無事全員が火おこしに成功。
全員が協力してきりもみ式(高難易度)の火おこしも体験。
これは着火する確率がかなり低いのですが、参加者全員で何とか点火することができました。
「ガスって便利…」「昔の人はすごい…」身をもって体感しました。
体験の後は学芸員さんによるレクチャーです。
「学芸員の仕事とは?」に始まり
「進路の決め方」「歴史を学ぶ楽しさ」まで様々な視点から専門家のお話を聞くことができました。
館内には体験コーナーが多数あり、兵庫の歴史を実際に展示物を触って楽しみました。
参加した人からは「学芸員の仕事に興味があり、実際に参加してみて良かった!」
「兵庫にこういう場所があるということを初めて知った!」といううれしい意見が
寄せられました。
この後もオプショナルイベントは続きます。皆さん、ぜひ参加してみてください。
プログレス探究A「阪大基礎工学部で最先端科学にふれる」
8月2日(金)午後、第3回プログレス探究Aで阪大基礎工学部を訪問しました。プログレス探究Aは、1年次生対象のSSH特別学校設定科目です。
「大阪大学基礎工学部で最先端科学にふれる」というテーマで、大学の紹介、実験体験をさせていただきました。
まず、基礎工学部の説明です。工学部の違いが今一つわかっていなかった私(教員)も納得のお話でした。
次に、祥雲館の卒業生である大学院生からお話を聴くことが出来ました。祥雲館1年次生の時の文化祭での写真から始まり、生徒は一気に親近感をもって聞き入っていました。右は最後のまとめのスライドですが、今回参加した25名だけでなく、祥雲生全員に聞いてもらいたい内容でした。こんなにステキな先輩がいることがわかり、とてもうれしかったです。
その後は、先輩や先生方へ質疑応答です。先生方がみな気さくな方々で、何でも聞いていいねと促しくださり、途切れることなく30分も質問が続きました。中には、「入試の面接はどんなところをみるのですか?」というものもあり、その回答を聞けて、参加した生徒はかなり得をしたと思います。
次は、いよいよ実験体験です。実験は、1光ピンセット、2有機EL、3極低温 の3つに分かれました。
1光ピンセットの実験の様子です。実際にレーザー光の力で3㎛の粒子を捕まえることができ、まさに「最先端科学に触れ」ました。
【生徒の感想】
・初め基礎工学部で授業をすると聞いて正直自分には何にもわからないのではないかと、不安に思っていたけど先生方がわかりやすく教えてくれたおかげで、難しいことでもしっかり理解することができました。私はまだ進路があんまり決まっていないけど、今回のことを生かしたりして自分の進路を決めて行きたいなと思いました。自分にとってとてもいい経験になりました。
・大学でも基礎の中学の時の勉強の内容も関係していて自分が以前から持っている知識を利用して、新しいことを理解していくことがワクワクしたし、何より楽しかったです。今まで文系にするか理系にするか悩んでいたのですが、この経験を通して、実験や、新しいことを発見することが好きなことが分かったので、理系に進みたいと感じました。
・祥雲館を卒業した先輩の実際の話を聞いて、自分の高校卒業後の進路について少し現実的に考えられるようになった。
今年も「さんだサイエンスフェスティバル」に出展いたしました。(SSH)
7月27日(土)まちづくり協働センター(キッピーモール6F)にて「さんだサイエンスフェスティバル」が開催されました。
今年は三田市内から29団体が参加、本校からは科学部(天文班・生物班・Robotics班)の3団体が出展いたしました。
まずはRobotics班【ロボカップジュニアサッカーロボットの研究&模擬戦】
今年12年目となる「自律制御型ロボット」の研究の成果及び、小学生に体験していただくために、リモート型ロボットを出展しました。
皆さんが操縦する「リモートロボット」も第3世代となりました。
自律制御ロボットに勝てましたか?
天文班【宇宙まで届け! かさ袋ロケット】
宇宙を観察することがメインの私たちですが、今日はその「宇宙に届くようなロケットの開発?」を小学生の皆さんとチャレンジしました。
「真っすぐ安定した飛行をする」ためにはロケットの重心をどこに持っていけばよいでしょうか?
あなたの記録は何mでしたか?
生物班【藍のたたき染めに挑戦!!】
藍染めといえば、藍の葉を発酵させて 濃い紺色に染色する「建て染め」が有名ですが、生の葉っぱでも、きれいな青色に染まります。今回は、簡単にできる「生葉染め」に挑戦します。
プランターで育成した「タデアイ」の葉を摘み取って、木槌で葉っぱをトントンたたきます。
どんな染ものができましたか?
13:30~「ロボカップジュニアサッカーの魅力」をステージで発表
ロボットは自分でボールを探し相手ゴールにシュートを打ちます。どんなプログラムで動くのか?
競技ロボットはどのように考えているのか「アルゴリズム」伝えます。
本校のチーム【team.shoun】は「RoboCupJunior Japan Open 2024名古屋」第2位を受賞し、
「RoboCup 2024 Eindhoven(オランダ世界大会 7/24~28)」に出場、ベスト16入りをしました。
中学生の皆さん、「SSH&科学部」は8/1「祥雲館オープンハイスクール」で、管理棟1Fホールにて展示紹介をします。是非見に来てくださいね。お待ちしています。
プログレス探究A 農業チャレンジ第2回
7月24日(水)15時~、6月にスタートした今年度の新企画プログレス探究A「農業チャレンジ~栽培した作物を販売しよう~」第2回を1年次生13名が参加して実施しました。暑い夏の午後、みんな麦わら帽子が似合っています。
今回も堂阪農園の堂阪先生のご指導のもと、農作業に取組みました。
先月植えた落花生の苗は元気に育っていますが、雑草まみれです。まずは、草抜き。その後、肥料をやって土寄せしました。 暑い中の重労働で、農業の大変さが身に沁みました。それでも、みんな元気に作業を楽しんでいて頼もしかったです。
栽培している落花生は9月28日(土)の祥雲SSHシンポジウム ミニマルシェで販売します。それまで、水やり、草引き、しっかり頑張りましょう。
落花生の作業が終わった後、3人が残って「園芸入門」でやり残していたサツマイモの苗植えの作業をしてくれました。耕運機の使い方を教えていただき、畝を耕しました。初めての耕運機に振りまわされ、悪戦苦闘しましたが、最後までやり遂げました。へとへとになりましたが、良い体験ができました。耕した畝には、サツマイモを植えました。秋には、おいしい焼き芋を食べられますように。
SSH ロボカップ2024 オランダ 10
今朝は7時に朝食をとり、9時前にアイントホーヘン中央駅に移動しました。11時前にスキポール空港に到着し、チェックインおよび出国審査を終え、14時の搭乗開始を待っています。予定通りいけば、日本時間の10時20分に到着予定です。
この10日間オランダでたくさんの貴重な経験ができました。今後は世界大会で新たに見つかった課題に取り組み、さらにパワーアップしていきたいと思います。
私たちを支えて下さった多くの方々に感謝を申し上げ、「SSH ロボカップ2024 オランダ」シリーズを終了します。
ありがとうございました!