2022年12月の記事一覧
令和4年12月21日創造基礎A「神戸市長とのディスカッシ」
本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、創造科学科7期生(1年)40名を対象に、久元喜造神戸市長とディスカッショを行った。まず、久元市長から「環境問題から考える民主主義-SDGs貢献都市 神戸-」のテーマで、神戸市における環境保全を中心に、SDGsの取組みについて講義をしていただいた。続いて、生徒から事前学習を含めてディスカッションテーマを発表し、複数の班が提示した子育て医療に関するテーマで議論した。生徒からは自身のアイデアや経験にもとづく意見を久元市長にぶつけ、市長からは政令指定都市の規模と役割の観点から政策面においてやるべきこととやるべきではないことがあるという説明があった。生徒からはさらに質問をかぶせたりして、白熱した議論が繰り広げられた。
神戸市公式note「県立兵庫高校に久元市長 まさかの「子ども医療費」をめぐる白熱議論!」
令和4年12月19日 創造応用I(自然科学) オープンラボ
創造科学科6期生(2年生)の理系(25名)が創造応用I(自然科学)オープンラボを7期生(1年生)の理系選択者を対象に実施した。
参加した1年生に自分たちが現在取り組んでいる研究内容を説明し、見学や体験してもらうことで来年度の創造応用Iがどのような内容なのかを先輩から後輩に伝えイメージをもってもらうことを目的として実施した。参加した1年生は自分たちが現在取り組んでいる理数探究と比べて、テーマの設定から自分たちで行い、詳細な研究計画を立てるなど、時間をかけてじっくりとより発展的な自然科学分野の研究が行われていることを実感した。2年生にとっては、1年生への説明を行いながら自分たちの研究内容を再確認し、今後の研究をどのようにまとめていくための機会になった。
令和4年12月18日 「理数探究」 甲南大学リサーチフェスタ2022
創造科学7期生(1年生)の生徒5名(1団体)が、理数探究の研究内容を甲南大学リサーチフェスタ2022に参加しオンラインを用いた口頭発表を行った。
リサーチフェスタは、文系・理系問わず幅広い研究発表を高校生、大学生、大学院生の発表合わせて500件以上の発表・審査を行うもので、1年生の理数探究では初めての外部発表会であった。今回、「癒し系と苛々系~虫の鳴き声の受け取り方」の研究タイトルで発表を行い、参加者・審査員の方から様々な質問、指摘、アドバイスをいただいた。午前中に1回前発表を行い、そこで気付いたこと、指摘を受けたことをもとに短時間で発表スライドを改善して午後からの本発表30分の時間内で3回行った。
また他校の生徒の非常に幅広い分野の発表を多く聞き、今後の校内発表会や他校との交流発表会に向けて内容をさらに考察を深め、内容をブラッシュアップしていく。
令和4年12月17日創造基礎B 実践活動「タカトリスマス」
本校第二STEAM ROOMにて、「高取山」をテーマに活動している創造科学科7期生(1年)4名がボランティア参加の生徒とともにクリスマスグッズづくりのイベントを開催した。生徒の兄弟2名と一緒に松ぼっくりとどんぐりを使ってツリーとリースを作った。また、高取山について知ってもらうためにスライドで説明も行った。今回は広報がうまくいかず、地域の小学生を呼ぶことができなかったため、今後この経験を踏まえて、活動を続けていく予定である。
令和4年12月14日 創造応用I(自然科学)「分野別探究活動⑩」
本校において、創造科学科6期生(2年生)の理系生徒(26名)が創造応用Iの授業で、数学/物理/化学/生物/都市工学の5分野での10回目の探究活動を行った。
数学班は、神戸大学の稲葉先生とオンラインで接続して研究の進捗状況を伝える報告会を行った。データの集め方や分析方法を具体的に指導いただき、さらに研究を深めるためのアドバイスをいただいた。
物理班は、プロペラの形状による涼しさの違いを研究しているグループは、扇風機の風がどのような角度で当てるのと涼しく感じるのかを検討するために、扇風機を傾けて風を様々な角度で熱水に当てて温度変化を調べた。
液状化現象について研究を行っている研究グループは、液状化現象が起こる場所の土壌に着目して、土壌の粒子の大きさを揃えて液状化現象の起こりやすさを検討した。これまでは校内の土だけを使って研究を行ってきたが、近隣の山の土を採取し、より現実に近い形で検証を行っていく予定である。
化学班は、班員の家庭で廃棄されたエビとカニの殻からキチン質の抽出を行っており、前回までで得られた粗キチン質を酸化剤を用いて不純物を取り除いた。まずは実験に必要な試薬の濃度調製方法について検討したあと、実際に調製した試薬に粗キチン質を加え攪拌して精製を行った。今後、乳製品から合成したバイオプラスチックに練り込み、その消臭効果を確認していく。
生物班はこれまでにそれぞれで集めたドバトの分布調査の結果を共有し、今後の分布調査の計画を立てた。自分たちの足でハトの分布をデータ集めて回るのは非常に労力がかかるが、少しずつデータが集まるにつれて、その結果をもとにどの地点でどの時間帯に調査を行うのが効率的であるのかが見えてきている。今後、人間生活とハトの分布の関りについても調べていく。
都市工学班は、市民の自動車使用率削減に伴うCO2排出量削減や免許返納問題の解決などのためにcities skylineというシミュレーションゲームを用いて福知山市を再現している。福知山市の紙地図やインタネットマップをもとにできるだけ厳密に福知山市の街並みを再現している。今後そこに新たなバス路線を引くことで問題が解決できるのかを検証していく。