取り組みのハイライト

STEAM

令和4年10月13日 第5回 第1学年総合的な探究の時間(STEAM)

第1学年323名を対象に、5回目となるSTEAMの授業を実施した。

これまで学んできた内容を簡単に振り返り、最終目標である動画作成について学んだ。動画作成の説明では、盛り込むテーマや対象、作成のポイントなどに触れ、発表会から逆算的に動画の編集や撮影を行うことについて考えた。最後に、撮影を行う5人班で絵コンテづくりについて考え、意見を交わし合った。

絵コンテづくりから本格的に制作に取り組んだ者はほぼいないようだが、昨年度に比べて映像編集をしたことがある生徒が多いようだ。発表会が楽しみである。

  

令和4年9月30日 第6回「第1学年STEAM係」ミーティング

第2学年各クラス2名の計16名で構成されたSTEAM係によるミーティングが行われた。2学期の活動は「STEAM係がやりたいことをする」と「STEAMを学年(学校)に広げる」という2つの目標を掲げており、前回決まった4班の進捗状況を共有した。

「動画編集班」は、10/5-7(2泊3日)の1年野外活動@大山での動画を募集し、表彰したり、編集した動画を公開する取り組みをしようとしている。中間考査期間中の保護者説明会で発表できるかな??とのことである。

「3Dプリンタ班」は、教員が欲しいものを募って形にするという、生徒ではなく教員をSTEAM巻き込む取り組みをしようとしている。その後、生徒にも欲しいものを募っていくようである。

「ドローン班」は、先日行われた体育祭を撮影しており、映像の活用について検討中であるが、動画編集班と一部協力をして、何かしらの形でアウトプットしようとしている。

「SNS班」は、レンタル掲示板を利用して、兵庫高校の中で学年や部活に捕らわれない新たな繋がりを構築しようとしている。管理面と普及活動での課題があげられたが、兵庫高校らしい形での実施を検討中である。

いずれの班も、「やりたいことをやる」が前提であるので、「成功・失敗」は不問で、挑戦する姿を温かく見守っていただきたい。

  

令和4年9月29日 第4回 第1学年総合的な探究の時間(STEAM)

第1学年323名を対象に、4回目となるSTEAMの授業を実施した。この日は広島県より教育委員会と複数校の教職員に授業を見学していただいた。

2ヵ月ぶりの授業ということで、まずsociety5.0とSTEAM教育を実践する理由について簡単に復習した。次に、これまでの学習(society5.0、鉄道、自動運転)を活かすツールとして、デジタルマップについて学び、活用の可能性について考えた。さらに、海のモビリティとして、ボートの設計ついて考えた。その中で、波のエネルギーを電気エネルギーに変える方法やウェーブハーモナイザー(波エネルギーを動力にする船)ついて学び、これを活用する未来について話し合った。最後に、5人班になって異なる立場で今回学んだことについて意見交流を行った。班での話し合いを終えた後、再生可能エネルギーの発電効率とグリーンウォッシュの問題について触れ、大きな疑問を投げかけられた形で授業を終えた。

次回の授業より動画作成活動に入るので、これまでの4回で学んだことに対して、どんな肉付け(自走する学びのSTEAM)をしてくれるか楽しみである。

 

令和4年9月2日 第5回「第1学年STEAM係」ミーティング

第2学年各クラス2名の計16名で構成されたSTEAM係によるミーティングが行われた。2学期の活動は「STEAM係がやりたいことをする」と「STEAMを学年(学校)に広げる」という2つの目標を掲げ、班の構成から活動内容まで完全にSTEAM係に一任した形を取ることにした。

全員でブレインストーミングをし、やりたいことや楽しそうな活動をあげていき、話し合いの結果、4つの班に分かれて活動することになった。大きく「動画編集」「3Dプリンタ」「ドローン」「SNS」の4テーマで動くようだが、確定ではない。その後、活動内容について詰めていく話し合いを行ったが、班によって進捗状況がバラバラであったので、次回のミーティングまでに行動に移せる状態に。ということでミーティングを終えた。

( ※写真撮影を忘れていました。)

 

令和4年8月10日 KOBE研修 事後学習

KOBE研修参加者56名を対象に、KOBE研修の事後学習として、医療分野・データサイエンス分野・ロボット分野でそれぞれ学んできたことを、パワーポイントにまとめて、発表会を行った。各分野4班ずつあり、第1・2STEAM ROOMの2部屋(2班ずつ)に分かれ、これまで学んできたことをそれ以外の分野を学んだ班に向けて発表した。事前学習で考えたことやフィールドワークで学んだり体験してきたことを伝えようとする賢明な姿が多く見られた。各班で発表のスタイルやフォーカスを当てたポイントが異なり、それぞれの発表を楽しむことができた。また、すべての分野が繋がっていることを感じさせてくれるよい発表会となった。最後に、株式会社ダイヘンの杉原さんにご講評いただき、KOBE研修を無事終えた。

事前学習・フィールドワーク・事後学習と、提出課題やパワーポイント作りなど、多くの課題を課されて大変な研修ではあったと思われるが、個々人の感想を見ると、それ以上に多くのものを得ることができたようだ。

  

令和4年8月3日 KOBE研修(ロボット分野)フィールドワーク 


KOBE研修(ロボット分野)への参加希望者20名が、六甲アイランドにある株式会社ダイヘン六甲事業所を訪問した。初めに、FAロボット事業部長の金子氏にお挨拶をいただき、次に、FAロボット事業部企画部長の星島氏にダイヘンの歴史とロボットビジネスについてご講義していただいた。その後2班に分かれ、一方は自動化工場を見学し技術者の方々に仕事のご説明をしていただいた、もう一方はテクニカルセンターでロボットを動かす体験学習をさせていただいた。自動化工場ではロボットがロボットを作る様子を見ることができ、技術者の仕事では職人ならでは技術を見ることができた。体験学習では、ロボットを扱う難しさとその改善の遍歴を肌で感じることができた。最後に、質疑応答の時間を設けていただき、30分以上も質疑応答にお付き合いくださり真摯にご回答いただいた。ロボット分野の最前線である現場を体験し、そこで働く方々の生の声を聴くという大変有意義が時間となった。

  

  

令和4年7月28日 KOBE研修(ロボット分野) 事前学習

KOBE研修(ロボット分野)参加希望者21名が、事前学習として、4班に分かれて調べてきた内容をプレゼンした。内容としては、①FW当日の注目ポイント、②注目する最新のデータサイエンス、③未来にこんなデータ活用ができたらいいな、の3つのテーマに、総合的な探究の時間(STEAM)で扱っている5つの視点(安全性・ビジネス活動・生活の質・環境・イノベーション)を盛り込んだ発表を行った。構成順は自由に、約15分間の発表と質疑応答を行った。どの班もかなり調べており、何よりパワーポイント発表へのこだわりが1年生とは思えないほど素晴らしかった。最後に、本校にお越しくださった株式会社ダイヘン人事部担当の杉原さんにご講評いただいた。また、事前に生徒から募っていた50個ほどの疑問・質問にも1つ1つ丁寧答えていただき、事前学習の段階でかなりの知識を身に付けることができた。フィールドワーク当日は感性を大切にして、企業見学と体験を楽しんでほしい。

  

令和4年7月27日 KOBE研修(データサイエンス分野)フィールドワーク

KOBE研修(データサイエンス分野)への参加希望者13名が、ポートアイランドにある計算科学センタービル2階の(公財)FOCUSを訪問した。まず初めに、FOCUSの普及促進グループ長である中谷景一さんにご挨拶とFOCUSの説明をしていただいだ。次に、担当課長である高橋太一さんにFOCUSのスパコンでできることとこれまでしてきたことについてご講演いただいた。最後に、FOCUSを利用されている(株)CAEソリューションズのテクニカルセンター所長である田倉啓之さんに、CAE解析(コンピュータを用いたエンジニアリング)の可能性についてと本能寺の変を再現された話をしていただいた。場所をキメックセンタービルのセミナー室に移動し、神戸医療産業都市推進機構の井上千浩さんに、医療産業都市の開発の歴史と現在の取り組みについてご説明いただいた。次に、理化学研究所計算科学研究センター副センター長の佐藤三久さんに、「京」と「富岳」の開発や仕組みから近年おこなった解析や取り組みなどについてお話しいただき、目の前で「富岳」を稼働していただいた。また、「富岳」の広報スタッフの方々にオンライン見学会を実施していただき、普段では見れない細かな部分まで見せていただき説明いただいた。最後に、兵庫県立大学情報科学研究科の大島裕明さんに機械学習の仕組みと現在の機械学習がどこまで進んでいるかについてご講義いただき、google colaboratoryで実演していただいた。盛りだくさんのイベントであったため、質疑応答では質問が絶えず、さらに深堀りをするのに十分な時間を確保できなかったが、最先端で行われているデータ活用とその可能性について触れられた有意義な時間となった。

 

 

  

   

令和4年7月26日 KOBE研修(DS分野) 事前学習

zoomによる参加者を含むKOBE研修(データサイエンス分野)参加希望者15名が、事前学習として、4班に分かれて調べてきた内容をプレゼンした。内容としては、①FW当日の注目ポイント、②注目する最新のデータサイエンス、③未来にこんなデータ活用ができたらいいな、の3つのテーマに、総合的な探究の時間(STEAM)で扱っている5つの視点(安全性・ビジネス活動・生活の質・環境・イノベーション)を盛り込んだ発表を行った。構成順は自由に、約15分間の発表と質疑応答を行った。どの班もよく調べており、独自性のある発表ができていた。最後に、オンラインでご参加いただいた神戸医療産業都市推進機構の井上さんにご講評いただいた。広く深い知識を共有することができ、明日のフィールドワークがますます楽しみになった。

  

令和4年7月25日 KOBE研修(医療分野)フィールドワーク

KOBE研修(医療分野)への参加希望者20名が、ポートアイランドにあるキメックセンタービルのセミナー室を訪問した。まず初めに、神戸アイセンター病院の院長であり眼の再生医療研究の第一人者である栗本康夫さんにご講演いただいだ。再生医療研究の変遷を丁寧に説明していただき、世界初の手術をされた話やその映像を見せていただき、現在取り組まれている最新の研究についてもお話しいただいた。次に、国際くらしの医療館・神戸に移動し、神戸医療産業都市推進機構の井上千浩さんに、医療産業都市としての震災後開発の歴史と現在の取り組みについてご説明いただいた。その後、国際くらしの医療館・神戸の川本さんと上田さんにアエラスバイオの取り組みについてご説明いただき、歯髄再生治療や8K映像などを用いた手術室や医療現場を再現された施設案内をしていただいた。最後に、公益社団法人NEXT VISIONの和田浩一さんに、最新の視覚支援機器について説明していただいだき、VISION PARKで行っている支援についてお話しいただいた。

生徒たちも、STEAM教育で学んできた知識が少しずつ繋がりを持ち始めたようで、世界の最先端で活躍されている方や最先端の技術開発をしている施設が密集している神戸医療産業都市を訪れたことで、神戸の魅力を感じたとともに、進路実現に向けてのよい刺激となった。