令和4年7月27日 KOBE研修(データサイエンス分野)フィールドワーク
KOBE研修(データサイエンス分野)への参加希望者13名が、ポートアイランドにある計算科学センタービル2階の(公財)FOCUSを訪問した。まず初めに、FOCUSの普及促進グループ長である中谷景一さんにご挨拶とFOCUSの説明をしていただいだ。次に、担当課長である高橋太一さんにFOCUSのスパコンでできることとこれまでしてきたことについてご講演いただいた。最後に、FOCUSを利用されている(株)CAEソリューションズのテクニカルセンター所長である田倉啓之さんに、CAE解析(コンピュータを用いたエンジニアリング)の可能性についてと本能寺の変を再現された話をしていただいた。場所をキメックセンタービルのセミナー室に移動し、神戸医療産業都市推進機構の井上千浩さんに、医療産業都市の開発の歴史と現在の取り組みについてご説明いただいた。次に、理化学研究所計算科学研究センター副センター長の佐藤三久さんに、「京」と「富岳」の開発や仕組みから近年おこなった解析や取り組みなどについてお話しいただき、目の前で「富岳」を稼働していただいた。また、「富岳」の広報スタッフの方々にオンライン見学会を実施していただき、普段では見れない細かな部分まで見せていただき説明いただいた。最後に、兵庫県立大学情報科学研究科の大島裕明さんに機械学習の仕組みと現在の機械学習がどこまで進んでいるかについてご講義いただき、google colaboratoryで実演していただいた。盛りだくさんのイベントであったため、質疑応答では質問が絶えず、さらに深堀りをするのに十分な時間を確保できなかったが、最先端で行われているデータ活用とその可能性について触れられた有意義な時間となった。