兵庫高校Blog
修学旅行を実施しました
12月9日から3泊4日で沖縄本島にて第2学年(78回生)の修学旅行を実施しました。初日に訪れた平和祈念公園では、本校卒業生で元沖縄県知事の島田叡さんの慰霊塔前で献花式を行い、全員で校歌を歌いました。同公園内にある平和祈念資料館では、展示される写真や映像等を通じて平和の尊さについて改めて考えました。二日目・三日目の伝統文化体験やマリンスポーツなどの自然体験は充実した内容で、楽しみながらも教養を深め、充実した体験活動を行うことができました。最終日は約80台のタクシーに分乗して、班別の研修を行いました。事前の計画に基づいて行動し、最後は那覇空港に集合するというものでしたが、集合時間の5分前には全員の点呼が完了していました。今回の修学旅行は天候にも恵まれ、また修学旅行委員を中心に78回生がしっかりと役割を果たすことができたため、全てのプログラムを滞りなく実施することができました。以下、生徒の感想を抜粋して掲載します。
◆私は高校に入ってから初めて自ら修学旅行委員に入りました。なんとなく決めた平和学習係でしたが、事前学習の計画や献花式の段取を通して自分達で進めていく大変さを感じました。献花式当日には反省点もありましたが、何よりもやりがいを感じてこの係を選んで良かったなと思いました。また、クラスでは、至らない点もあったと思いますが指示を聞いて動いてくれたり、レクもとても良いものをみんなで作れたと思います。運営側と生徒側として2倍楽しめた修学旅行でした!
◆私は挑戦したのは、紅芋タルト作りです。ものすごく不器用だと自分で自覚していたので、見た目は多少不格好になってしまうかもだけれど、紅芋は何としてでも食べたいし、とりあえず自分なりに作ってみようと思いました。紅芋つくりの作業工程としては、型をまず作って、そのあと紅芋ホイップを上からかけるという、言葉だけでは簡単そうに思えた気がしましたが、見事にやられました。作る段階ごとに、私の不器用さが目立ってしまい、私の友達が淡々ときれいにホイップをかけている姿を見て、焦りを感じながら作っていたわけですが、自分が作り上げた紅芋は案の定ホイップのかけ方がイマイチで不格好でした。でも、正直1番おいしそうにも思えました。一生懸命だけど不器用な「自分らしさ」の味は大切な思い出の一つです。
◆私は修学旅行3日目、マングローブカヌーのコースに参加しました。まず、カヌー体験は大自然の中で直接マングローブに触れることができてとても新鮮でした。カヌーをするのは小学生以来で不安でしたが、どんどんコツを掴んでいけて楽しかったです。友達のカヌーとぶつかったり濡れたりしたのも、いい思い出になりました。また、マングローブについてのお話もたくさん聞かせていただきました。今まで名前は授業で聞いたことがあったけれど詳しく知らなかったので、とても勉強になりました。特に、マングローブが海水の中で繁殖するようになった理由が興味深かったです。仲のいい友達とカヌー体験ができて本当に楽しかったです!また沖縄に行ったらもう一度カヌー体験をしたいなと思います。
◆私は友人とシュノーケリングに参加した。アクティビティが決まってから、自分がカナヅチであることを思い出し焦ったが、当日ガイドの方に引っ張ってもらうことで事なきを得た。海は綺麗に澄んでいて、10m先の珊瑚も小魚もはっきり見えるほどだった。途中ガイドの方が「今僕の下にいる珊瑚はみんな死んでいます」と衝撃的なことを教えてくださり、環境問題に関心の薄い自分でもこの時は流石に考えた。そしてバナナボートでは面白いほど振り回され終始ほぼ浮いていた気がする。沖縄の海での体験は、自分の最高の思い出になると共に環境について考えるいい機会になった。結論超楽しかった。
◆今回、私は実行委員長として修学旅行に臨んで、たくさんの良い経験ができました。修学旅行中には、先生が褒めてくださった帰りの空港の集合時間だったり、学年レクのクオリティだったり、全体として、一年生時の野外活動と比べると成長した部分が顕著に現れていたと思います。そんな修学旅行を迎えるために、準備には修学旅行自体よりはるかに多くの時間をかけました。一学期の期末テスト後にあった初めての実行委員会をきっかけに実行委員は動き出し、修学旅行中の動きが円滑に進むよう、綿密に計画してきました。そして迎えた修学旅行では、心配なこともいくつかありましたが、実行委員や、先生方なども含め、たくさんのサポートありきで乗り越えることができたと思います。私個人としてはまだまだ反省点も多かったですが、78回生全員の思い出に残るような修学旅行になっていたら幸いです!!修学旅行中もたくさんのご協力ありがとうございました!
第5回 ひょうご高校生 環境・未来リーダー育成プロジェクト 発表会
1月25日(土)に兵庫県立工業技術センターにて、「第5回 ひょうご高校生 環境・未来リーダー育成プロジェクト 発表会」を実施しました。
「ひょうご 高校生環境・未来リーダー育成プロジェクト」とは、公益財団法人ひょうご環境創造協会が主催する気候変動対策と脱炭素社会の実現を目指すため、環境問題などに取り組む人材を育成するプロジェクトです。具体的には参加する高校生の「地球環境問題(特に温暖化、気候変動)を科学的、論理的に捉えることができる」「グローバルで複合的な視点から持続可能な社会の実現に向け行動できる」「多様な意見を聞きながら、データや根拠に基づいて解決策を提案し、それを他者と協力して実行できる」という3つの観点の育成を目指しています。
プロジェクトは9月から始まり、全6日のプログラムでこの日が最終の発表会でした。本校からは3名の2年生が参加し他校生と協働で発表を行いました。1人は放置竹林問題の解決に向けて「竹紙を広めたい」というテーマで竹紙の有用性と学校などでの使用について言及し、竹紙の利用を増やすことで放置竹林の解決をという提案をしました。また、2人は太陽光発電について「卒FIT後の電力」というテーマで地域と地域密着型の発電会社についてまとめ太陽光発電の買い取り価格の維持や地域への支援の方法などについて提案しました。
どの発表もよく考えてまとめられており、最後の講師の先生方の好評では、今年の発表は特に素晴らしいとのことでした。また、参加した生徒たちも大変満足して発表会を終えました。
野外活動をおこないました。
令和6年10月2日から4日に第1学年の野外活動が実施されました。生憎の雨天と低気温で、目的の大山登山は果たせませんでしたが、鳥取・島根両県に渡る史跡、名所訪問や、屋内競技場では学年レクレーションなどを行いました。特に室内で行ったクラスレクレーションや模擬キャンプファイヤーは、大いに盛り上がりました。最終日には予定通り、大山を背に飯盒炊爨を行うなど、雨天でありながらも充実した2泊3日となりました。
以下は行事の中心となって参加した、野外活動委員の感想からの抜粋です。
――――――――――
この野外活動で特に印象に残っていることは、学年レクレーションです。
当日までに、どのクラスも全員が必死に練習し、一丸になっていました。
当日の夜、学レクが始まってから次の日の終わりまで、全員が全力で盛り上げ、披露する人たちにとって最高の舞台をつくっていて、そこに79回生のよさを感じました。
学レクだけでなく、学年行事や観光、宿泊先でも79回生の色々なよさが見られて、どの瞬間も濃い思い出にすることができました。
このような機会は企画、運営してくれた野活委員や先生方、ホテルのスタッフ、旅行会社の人など、多くの人のサポートがあり成り立っています。そのことに感謝しつつ、次の修学旅行も最高の思い出になるよう、もっともっと学年の絆を深めていきたいです。
――――――――――
私は野活委員のキャンプファイヤー・学年行事係として1学期から準備してきました。
野活当日、雨の影響でキャンプファイヤーが中止となってしまい、本番ギリギリまで時間通りに進行できるか不安でしたが、想像以上に盛り上がり、他の野活委員の協力もあって無事に終えることが出来ました。また、この野活を通して様々な経験をし、79回生の絆もより一層深まりました。みんなで良い野活を作り上げることができ、本当によかったです。
――――――――――
このレクを通して、僕が感じたことは、面倒だとか、大変だからで諦めること、妥協した時点で楽しみは減るということ。最大限の努力が最高の思い出を作ること。このメンバーの野外活動がすごく楽しかったこと!
――――――――――
今回の野活は生憎雨に見舞われ、色々な予定が変更されたりもして動きが急に変わり大変だったけど、委員の各係はもちろん、みんなも協力して動いてくれたおかげで無事に楽しい野活にすることができました。
2日目だったはずの学年レクが1日目になり、すごくドタバタしていたり、うまく連携が取れず、時間がかなり押してしまい、ステージに出てくれる人たちにはたくさんの迷惑をかけてしまいました。しかし、みんながとっても楽しそうに盛り上がってる様子は思い出に残るレクになったんじゃないかなと思わせてくれました。時間には限りがあったけど、許された時間をすごく濃い時間にすることができたのが本当に良かったです。自分たちが企画したものをみんなに楽しんでもらえたことが何よりも嬉しく、野活委員をした甲斐があったなと感じました。
阪神・淡路大震災追悼行事をおこないました。
1月17日(金)に1・2年生は講堂で、3年生は教室(リモート)で阪神・淡路大震災30年追悼行事をおこないました。
最初に井上校長から、阪神・淡路大震災の被害状況の説明がありました。
次に総務部長による阪神・淡路大震災発生時に経験した状況が語られ、自身の体験をもとに震災への事前の備えと震災発生時の行動、そして発生後の行動などの話がありました。
その後、井上校長より本校は被災しながらも避難所となり地域の多くの被災者の方が集まり、大切な人や長年かけて築いたものが一瞬で失われてしまうような悲惨な状況にもかかわらず、被災者は前を向き震災後30年で信じられないスピードで街を再生された。その姿勢は、私たちが今、未来に備えるうえで貴重な教訓を示していることについての式辞がありました。また式辞の中で、震災の教訓を実際に行動に移すために、私たちが最も意識しなければならないのが、正常性バイアスであり、異常事態が起きても自分は大丈夫・自分には関係ないと楽観視してしまい適切な行動を取ることを妨げる心理現象である「正常性バイアス」を克服するためには、日頃からの備えと想像力が必要であること、そしてこの震災から得た最大の教訓が支えあいの力であることも事実であるという内容も述べられました。
次に、震災当時本校で生徒会長を務められた卒業生の前田先輩からの本校生へのメッセージを放送部の生徒が代読しました。
最後に、阪神・淡路大震災から30年を迎え犠牲となられた多くの方々のご冥福を祈り、黙とうを捧げ阪神・淡路大震災追悼行事を終了しました。
令和6年度3学期始業式および全校集会をおこないました。
1月8日(水)に1・2年生は講堂で、3年生は教室(リモート)で3学期の始業式および全校集会をおこないました。
最初に井上校長が、調査によると企業が望む優秀な人材に最も必要な資質はコミュニケーション能力で、知識・技能だけではなく人格・性格面を重視する傾向にある。また優秀な人材に共通して顕著にみられるのが、気持ちの切り替えが早く、失敗した時に周囲に謝罪ができ、自己分析を冷静にして自分自身でフォローできる人である。社会が求める真に優秀な人材になるには、様々な体験を通して他者とのコミュニケーション能力を育てるために勉強だけではなく、兵庫高校にいる時間を楽しみながらこの1年間色々な事にチャレンジして真の優秀さを伸ばしてくれることを期待していますという式辞を述べました。
続いて、校歌を斉唱し3学期の始業式を終了しました。
次に、全校集会を開きました。最初に、書道部・女子テニス部・放送部・空手道部・機械体操部・ギターアンサンブル部・水泳部と探究活動の表彰伝達をおこないました。また、西日本大会・近畿大会に出場する女子テニス部については壮行会をおこないました。
最後に、文化祭実行委員から今年の文化祭のスローガンの発表と諸連絡があり、全校集会を終了しました。
令和6年度2学期終業式および全校集会をおこないました。
12月24日(火)に2学期終業式および全校集会を体育館でおこないました。
最初に井上校長が、カーネル・サンダースを例にあげて、自分の能力を信じて地道に最後まで
頑張れば必ず結果がついてくる。元旦に自分が続けられること、地道にできそうなことを1年の計として、
自分の中に打ち立てて3学期始業式を皆と迎えることを楽しみにしていますという式辞を述べました。
続いて、吹奏楽部による演奏で校歌斉唱をおこない、令和6年度2学期終業式を終了しました。
次に全校集会を開きました。最初に、ソフトテニス部、女子テニス部、数字・理科甲子園2024チーム友達の
表彰状伝達をおこないました。また、近畿大会に出場するソフトテニス部、女子テニス部の壮行会を
おこないました。
その後、生徒会長から諸連絡がありました。また1年たつことが早く感じること、1年を有意義に過ごしたい
というスピーチをしました。
最後に生徒指導部長から部活動について年度途中から部活動に参加したい場合、また逆に部活動を休みたい、
辞めたい場合や他の部活動に代わりたい場合など、遠慮なく相談するようにとの講和や諸連絡があり、
この日の終業式および全校集会を終了しました。
令和6年度芸術鑑賞会をおこないました。
12月17日(火)に1・2年生参加の芸術鑑賞会を神戸芸術センターにておこないました。
第一部は本校生徒による演奏がおこなわれました。
最初に弦楽部による、弦楽のためのエレジー・Let It Go~ありのままで~が演奏され、
次に吹奏楽部による、シンフォニエッタ第3番「響きの森」・おジャ魔女カーニバル!!・
All I Want for Christmas Is You・Paradise Has No Borderが演奏されました。
最後は、管弦楽団による、「アルルの女」第2組曲より第3曲「メヌエット」、
第4曲「ファランドール」が演奏されました。
休憩の後、第2部は本校卒業生3名を含む、5名の管楽器のプロ演奏家のゲストによる
木管5重奏が演奏されました。
~木管5重奏による世界の音楽~と題してディベルティメント・アダージョKV484a・
ルネ王の暖炉が演奏された後、楽器紹介があり最後にカルメン幻想曲が演奏されました。
そして、アンコールではとなりのトトロメドレーが演奏されました。
最後に、生徒会長からゲストの方々にお礼を申し上げ、芸術鑑賞会は終了しました。
令和6年度秋季定期戦をおこないました。
10月31日(木)に神戸高校との秋季定期戦を本校で行いました。
午前中に、テニスコートでは男女テニス部、講堂では男女卓球部が対戦。
体育館では男子剣道部、その後男子バスケットボール部が対戦し、グラウンドでは男女陸上競技部が対戦しました。
昼休みをはさんで、神戸高校・兵庫高校の全生徒がグラウンドに集合してファンファーレが鳴った後、生徒会旗・自治会旗交換、国歌斉唱、エール交換、応援合戦が行われました。
その後、メイン競技であるラグビー部の対戦がグラウンドで行われました。
全対戦が終了後、全生徒がグラウンドに集合して閉会式が行われました。
まず、成績発表が行われ4勝3敗1分けで神戸高校が勝利し、神戸高校の西田校長より表彰があり、次に、兵庫高校の井上校長の挨拶がありました。
その後、校歌斉唱、エール交換、自治会旗・生徒会旗交換が行われ、令和6年度秋季定期戦を終了しました。
令和6年度秋季定期戦の壮行会をおこないました。
10月28日(月)に全校生による神戸高校との秋季定期戦の壮行会を本校グラウンドにて行いました。
出場部活(ラグビー部・陸上競技部・剣道部・男子バスケットボール部・男子テニス部 ・女子テニス部・男子卓球部・女子卓球部)の生徒が前に整列し、開会宣言が行われました。
次に井上校長の挨拶があり、その後、生徒会長による激励の言葉、応援団によるエール、吹奏楽部の演奏による生徒会歌・校歌を斉唱しました。
また、生徒会長によるユーカリの葉のパフォーマンスも行なわれ、壮行会を盛り上げました。
最後に、各部代表者により、定期戦に向けて抱負を語ってもらい、壮行会を閉会しました。
体育祭が開催されました
令和6年9月25日、体育祭が盛大に開催されました。今年は「今日 本気(ガチ)になりました」をテーマに、兵庫高校ならではの「ダンスによる準備体操」、「綱引き」や「大縄跳び」のクラス対抗戦、新種目の「応援合戦」、そして伝統の「おろせません勝つまでは」など全競技本気(ガチ)に頑張りました。生徒たちの一生懸命な姿が、グラウンド全体を感動に包み、大いに盛り上がりました。
保護者の皆様や地域の皆様にもご声援いただき、心より感謝申し上げます。
令和6年9月9日 【78回生(総探)】探究講演会 講師:神戸大学 林 創 教授
2学期最初の授業では、これから本格的な探究を始めるにあたり「研究計画の立て方」について、林先生にレクチャーをして頂きました。夏季休業中に各グループで先行文献調査や研究計画の立案に取り組んできましたが、探究活動を始めるにあたり、計画詳細を詰めていく段階における留意点を教えていただきました。特に、例年多くの生徒が実施するアンケート調査については、質問の作り方やアンケートのデザインについて具体例を挙げていただきながら丁寧に教えていただきました。
<生徒の感想>
・独立変数と従属変数は実験でよくやったことがあったので、理解がしやすかったです。面白かったのは質問の文言や、順序によって回答に影響を及ぼすことです。今まで何気なく答えていたアンケートなどが誘導するために工夫されていたものがあるとすればとても怖いです。全然気づかないし、逆に言えば自分自身も無意識に誘導質問してしまっていたかもしれません。公平な回答をしてもらう為には、言われた通り順序や、質問の文言などをしっかり検討した上で質問しないといけないと感じました。
・自分の班もアンケートを実施しようと思っていたのですが、どんな内容でしようかを考える前に、知りたい情報はなんなのかもっとしっかり調べなければより正確で欲しい結果が得られないとわかりました。それから、アンケートでの言葉遣いは特に気をつけないと、まずアンケートに協力してくれている人を不快に感じさせてしますかもしれないし、本当のことを書きづらくさせてしまうかもしれないので、どうやったら回答しやすいかを考えて作ろうと思います。今日の授業で探究の道が少し開けた気がしました。
・今回の講演会では探究に関してより深く、より専門的にお話して下さりました。また今の自分のグループの計画の拙さや、考えの甘さが露呈したと思います。今一度グループの仲間と話し合ってこの講演のことを参考にしながら探究にもっと意欲的に参加しようと思いました。探究の活動以外の人間の心理学についても興味を持ちました。たった少しの違いで人間のバイアスというのは大きく働き、それが日常に蔓延っていることが分かりました。
令和6年6月25日 【78回生(総探)】授業の様子:ミニテーマ発表会
1学期最後の総探では、「ミニテーマ発表会」を実施しました。各グループが以下のような内容で発表に臨みました。発表会には、アドバイザーとして77回生(3年生)が参加し、7自身の1年間の探究の経験をふまえた具体的なアドバイスを2年生にしてくれました。
<ミニテーマ発表会の概要>
・発表要旨に沿って、①~⑤の内容を発表
① 大テーマを選んだ理由
② 大テーマと設定したSDGsの視点
③ 現時点での研究テーマ
④ 究テーマの「オ・ハ・イ・オ」
⑤ 研究を進めるにあたって、疑問点や困っていることなど
・オーディエンス(2年生)からのアドバイス
・アドバイザー(3年生)からのアドバイス
以上を各グループ5分程度で実施。
令和6年6月3日 【78回生(総探)】探究ワークショップ 講師:神戸市企画調整局職員
神戸市企画調整局の職員2名を講師にお迎えし、探究の中心テーマの理解を深めるための講義とワークショップを実施していただきました。前半の講義では、神戸市の次期マスタープラン策定に向けた神戸市の現状と課題についてお話しいただきました。後半は、テーマ設定のためのスキルを体験的に学べるようなワークショップを実施していただきました。生徒はワークショップを通してより深い学びにつながりました。
<生徒の感想>
・「どこがダメか、課題か」という考え方ではなく、「どんな風にしたいか」というアプローチの仕方が大事だと知ることができました。これは探究にも役に立つと思います。
・グループで考えると色んな意見が出てきて面白かった。ワクワクするものというとすぐに思いつきそうなのに、神戸の街と関連させるだけで難しく感じた。これからの社会には柔軟な考え方が必要だと思った。
・前半の講義では今既に取り組まれている、またはこれから行われる神戸市の具体的な政策を知ることができてより自分が住んでいる街に興味を持ちました。後半のワークショップでは、神戸について改めて考え、周りの友達と意見をすることで新たに、こんなものがあったらいいなと未来の神戸を考えることができました。
・物事を改善する時に、課題から考えがちですが、自分がワクワクすることを目標に考えるという、ポジティブな視点があることを知ってとてもためになりました。神戸のことは定期券圏内しかよく知りませんが、色々開発されて住みやすく生きやすい街になっていけばいいなと思いました。
令和6年度2学期の始業式と着任式等をおこないました。
9月2日(月)に1・2年生は講堂で、3年生は教室(リモート)で2学期の始業式を
行いました。
最初に井上校長が、パリオリンピックでの北口選手の活躍を例にあげて自己分析と努力に
ついて、また2学期に生徒の皆さんに期待することについてなどの式辞を述べました。
次に、新しいALTのジェームズ・ステフェン先生の着任式を行いました。ジェームズ先生は、今後本校のスタッフの一員として活躍されることと思います。
続く全校集会では、まず代表者4名が夏休み期間中に実施したベトナム研修の報告会を
行いました。
その後、書道部・陸上競技部・水泳部・女子テニス部の表彰伝達式と近畿大会出場の壮行会
を行いました。
また、生徒会体育祭実行委員から今月行われる体育祭のスローガンが発表されました。
そして、生徒指導部長から生徒アンケートについて、教務部長から交通スト、非常変災
(風水害等)予想される場合について授業開始時間変更の説明があり、この日の式や集会を
終えました。
東京みらいフロンティアツアー「3日目東大ツアー」 ※参加生徒寄稿
最終日、私たちは生徒教員全員で東京大学を訪問しました。
根津駅から裏門を通り、東京大の敷地内へと足を踏み入れた私たちはその圧巻といえる建物たちに気おされそうになりながらもとても良い刺激を受けることができました。なかでも図書館は外観内観ともに素晴らしく、知の拠点の偉大さを体験しました。赤門の前では集合写真を撮り、購買ではここでしか買えない東大グッズも買いました。大学の案内も含め、図書館の手配をしてくださった、本校卒業生で現在東京大学2回生の平田さんには深く感謝したいです。 三日間の東京みらいフロンティアツアーの最後を締めくくるとても良い内容でした。本当にありがとうございました。
東京みらいフロンティアツアー「新体験にあふれた一日」 ※参加生徒寄稿
8月20日78回生の6人は朝一番に農林水産省に到着しました。
農林水産省でははじめに、業務についてご講義いただき、図書館、記者会見室と林野庁の展示を見学しました。特に記者会見室は職員の方でもあまり入らないところで、そこで大臣や記者の席に座って写真を撮りました。滅多にできないことだったので面白かったです。
つづいて私たちは参議員会館に向かい本校OBの宮崎雅夫議員と対談しました。
農林水産関係のお話をお聞きし、たくさんの質問に答えていただきました。議員さんが普段使われているお部屋だったので緊張しましたが、学びの多い時間となりました。
次に国会議事堂に入り、中を見学させていただきました。参議院議場、御休所、中央広間、最後に国会議事堂を目の前で見ました。どれも広くきれいで圧倒されましたが、参議院議場は1階と2階が吹き抜けになっていて、想像よりも広くて驚きました。
国会議事堂前で写真を撮ったのも思い出になりました。
さらに参議院の議員食堂で昼食をとりました。内装がとてもきれいなうえ料理も絶品でした。
最後に千葉にあるアジア経済研究所を訪問しました。最初に業務についての講義、ベトナムについての研究内容についてお聞きし、質疑応答を行いました。研究に関するアドバイスもいただき有意義な時間となりました。さらに図書館の説明も受け、入館させていただきました。4階建ての広い館内にあるたくさんの資料を目にし、圧倒されました。
1日を通して、今まで知らなかったような仕事を知り、知識を得、自分の進路について考えられるとても充実した時間になりました。
東京みらいフロンティアツアー「2日目」 ※参加生徒寄稿
東京研修2日目B班では朝早くから衆議院会館に行きました。前外務副大臣で現在は文部科学部会長の山田賢司さんと質問形式の対談を行いました。外国でのさまざまなエピソードを話してくださり、とても楽しくためになる時間になりました。
次に日本ASEANセンターへ行きました。事前にお送りした質問に答えていただいたり、多文化理解を進めていくための大切なことを教えていただいたりしました。
3つ目に国連UNHCR協会に行きました。ファンドレイザーという民間非営利団体での資金調達を専門に行う職業の方に国連UNHCR協会が行っていることや難民問題について教えてくださり、難民問題を自分にあてはめて考えることができた素晴らしい時間になりました。
午後になって、外務省へ向かいました。広報課の方に外務省の中を案内していただき、報道室や国際会議場に入らせていただきました。ニュースで何度も見たことのある場所でわくわくしました。本校OBで外務省課長の前田さんと国際会議場で対談し、とても有意義な時間になりました。
最後にアジア経済開発銀行に行きました。アジアでの貧困問題について教えていただき、講師の方が実際に行ったプロジェクトについても聞きました。アジアでの日本の役割と日本に求められていることについてのディスカッションを行い、私たちが発展途上国にどのようなことができるのか考えました。
さまざまな分野の施設を訪れましたが、外国で仕事を行っているという点で共通していて、将来海外で働いてみたいなと思っている私にとってすごくためになる時間でした。
東京みらいフロンティアツアー「2日目A班」 ※参加生徒寄稿
研修2日目、私たちA班は江東区有明の「パナソニックセンター東京」と、中央区銀座にある三菱電機イベントスクエア「METoA Ginza」、そして千代田区丸の内の「三菱電機ビルソリューションズ」を訪問しました。
ホテルから電車を2度乗り継いで向かった最初の訪問先、パナソニックセンター東京では、パナソニックグループが実現を目指す「物と人がともに豊かな社会」に関して、体感情報とともに学ぶことができる 「Panasonic Group Solutions Showroom」にて説明を受けたほか、一般向け体験施設「AkeruE」にて、様々なことを実際に体験することでより身をもって感じることができました。これらの体験は普段の生活の中では経験することのできないものばかりでした。本日の見学で学んだことや、体験したことを生かして、これからの探究活動をより創造的な観点から見つめなおしてより良いものを作っていきたいです。
続いての訪問先、METoA Ginzaでは、開催中の「マンガ×AI展」について、体験や展示を通して伝えたいことを詳しく解説していただきました。また、青空を模した照明「misola」や、空中タッチディスプレイ、スマホで誰でも簡単に操作できる遠隔操作ロボットなど三菱電機の開発した様々なものを見せていただきました。特に「misola」は本校の薄暗い廊下にぜひ導入したいと感じました。さらに、それぞれの製品について解説していただいた社会的意義は大変興味深く面白いもので、体験の最中にも一同が真剣に話に聞き入る場面もありました。
2日目最後の訪問先は三菱電機本社ビルにある、三菱電機ビルソリューションズでした。現在のビルにおいて必須ともいえるエレベーターやエスカレーター、防犯装置についての最新の技術を見学しました。見学の中では、実際のものが展示されており、楽しくわかりやすく学習することができました。
今日一日の活動を通して普段の学校生活では、関わることのなかった仲間たちと交流することができ、絆を深めることができました。この経験はこれからの学校生活を送るうえで必要なことだと思います。本日、お時間を割いて私たちに貴重な経験をさせて下さった皆様、本当にありがとうございました。あらためてお礼申し上げます。
東京みらいフロンティアツアー「1日目東京武陽交流会」 ※参加生徒寄稿
8月19日18時40分頃、それぞれの訪問先を余すことなく満喫したX・Yの両班、総勢28名は赤坂にあるビルの会議室に集まりました。
交流会では5つの班に分かれ、東京武陽会の方々と食事の席にて話し合いました。各班での自己紹介の後、現在行っている探究の内容や今日のツアーで学んだことについて、話は大いに盛り上がり、時が経つのも忘れるほどでした。ことに探究に関しては、各分野の第一線で活躍されている卒業生から直にアドバイスを頂けるとあって、各個人からの質問や意見は尽きることなく飛び交いました。私の班では探究について厳しいながらもとてもありがたいアドバイスをいただき、学校に帰って探究に活かすのがとても楽しみです。最後には記念写真を撮影し、楽しく有意義な時間は早くも終了となりました。
本日、お忙しい中お集まりいただきました東京武陽会の先輩方、本当にありがとうございました。
東京みらいフロンティアツアー「1日目Y班」 ※参加生徒寄稿
2024年8月19日午前8時43分、新神戸駅の2番線を離れたのぞみ82号。途中富士の嶺こそ雲帯に隠れて見られなかったが、大きなトラブルなく、列車は定刻通り品川駅21番線に滑り込んだ。ここに我々Y班の一行は東京の地に降り立ったのである。しかし感慨に浸る余裕なく、訪問先のあるお台場へ向けて慌ただしく移動を始めることとなった。
最初の訪問先、Kawasaki Robostageでは、一般公開されている体験コーナーにてduAro1という協働ロボットを用いて似顔絵を描いてもらったほか、溶接に使用する産業用ロボットとVRゴーグルを用いてドローンによる飛行の疑似体験をさせていただいた。その後、川崎重工が手掛けるロボット開発に関して、その歴史や分野、目指す将来に至るまで詳しくご講義いただいた。どれも興味をそそられるものばかりで、歓声と笑いも交えた有意義な時間となった。
次の訪問先は産総研(産業技術総合研究所)の臨海副都心センターである。はじめに産総研の概要と、研究開発している技術の一部を紹介していただいた。体験時間にはアザラシのセラピーロボット「パロ」の鳴き声に旅の疲れを大いに癒された。続いて研究室に移動し、デジタルヒューマン技術について説明していただいたほか、実際に計測に使用する機器を用いて使用時の様子を見せていただいた。最後に再度部屋を移り、子供や高齢者の行動や安全に関する研究について詳しく説明していただいた。どれも面白く興味深い内容で、研究者の生の声を聴けたこともあって質問の挙手は尽きることなかった。
今日一日、移動の多く忙しい中であったが、大変楽しく有意義な時間を過ごすことができた。ご協力いただいたすべての方に厚く感謝申し上げる。