学年・専門部

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人と自然科 ブドウ販売大盛況 無事終了いたしました(ありがとうございました)

 人と自然科の生徒が授業で丹精込めて栽培したブドウ(ベリーA、ピオーネ、マスカットオブアレキサンドリア)の即売会(本校保護者、生徒限定)を9月7日(水)、9日(金)、14日(水)の3日間、各学年ごとに開催させていただき、大盛況の中無事終了しました。

 いよいよブドウの収穫を迎えます(収穫調査)に関する記事はこちら

 販売を前に、生徒自ら調整、包装、袋詰めを行います。各販売日で700房以上の調整が必要なため、1年生から3年生まで手分けをして行います。

 傷んだり割れたりしでいる粒がないかどうかじっくり確認し、ハサミで調整していきます。

 そして調整したブドウは、粒のつまり具合で3つにランク付けし、上と中のランクのブドウはセロファンの包装紙に丁寧に包み、1袋に2~3房を詰め、重さをはかり価格を決定します。

  このように調整、袋詰めは販売直前まで行われ、そしていよいよ体育館前で販売準備です。人と自然科ののぼりを立てた名物のトラック市です。

 今年も新型コロナウィルス感染拡大防止のため、事前に整理券を配布し、少人数ずつ売り場に来てもらう方式をとりました。またレジ前には間隔を開けて並んでもらうための表示をはり、レジ前には生徒が実習で手作りした飛沫防止のついたても設置。さらに1人1人に丁寧に手指消毒を行うなど、万全の体制で臨みました。

 人と自然科の実習は1年生から3年生が一緒になって行います。初めての1年生に2.3年生が丁寧に教えながら販売実習を行っていました。

 レジでは、品種、重さを伺い、商品を準備し会計を行います。昨今の資材の高騰を考慮し、今年度よりやむなく50円から100円の値上げをさせていただきました。50円単位になったため、計算を間違えないようにゆっくりやりとりをを行いました。そしてどんどん売れて無くなった品種、ランクを一覧表に線を引いていきます。どんどん無くなっていきましたね。

 そして今年は野菜部門で収穫最盛期のキュウリも同時販売。大人気でした。(今後も2週間ほど県道脇の販売所で販売しています。1袋3~4本入って100円。お近くを通る際は是非ご購入下さい。)

 今年は台風などの気象災害や害獣被害もなく、さらに夏の晴天にも恵まれなかなかの出来栄え。一方でベリーAでは、ブドウを種なしにする『ジベレリン処理』が上手くできていなかった房もあったようで『とても美味しかったけど種があったよ。』というご指摘をいただきました。来年への課題ですね。

 ブドウのジベレリン処理を行いました・・に関する記事はこちら

 さらにピオーネとマスカットは元々畑の面積が小さいため、数量制限をさせていただきましたが、やはり人気で、最後には売り切れてしまい、買えなかった方もいらっしゃいました。本当に申し訳ありませんでした。

 3日間で合計333名の方に来場いただきました。販売を担当した生徒は自分たちが栽培したブドウを喜んで買ってくださる姿を見て、大きな自信となったそうです。お忙しい中ご来校いただいた保護者の皆さまありがとうございました。そして購入してくれた総合学科の生徒の皆様も、本当にありがとうございました。人と自然科の学びの内容を少しでも理解してもらえたら嬉しいです。

産業社会と人間

9月16日(金)の「産業社会と人間」は、「働くことについて」学びました。

この授業は11月11日実施の「プロフェッショナルin有馬」という一連のプログラムの第1回目となります。

「プロフェッショナルin有馬」は、7つのコースに分かれ、各自2名の職業人から働くことについてお話をお聞きする、有馬高校「産業社会と人間」のメインイベントの1つです。。

今日の前半は「働くことについて」の講義を聞き、その後「プロフェッショナルin有馬」の動画を見ました。

後半は、プロフェッショナルのコース希望をタブレットを使って入力しました。

その後次回の「インタビュー講座」のための質問をグループで相談して決めました。

次回10月7日(金)は、FMさんだのアナウンサーをお招きし、インタビューの極意についての講義を実施します。

 

 

 

 

 

 

 

有高チャレンジ教室「フラワーアレンジメント」~9/27(火)授業開始時間変更のお知らせ~

学校設定科目「フローラルアート」は、フラワーアレンジメント技術を2年生から3年生まで2年間専門的に学ぶことができ、高度な技術を習得できる授業です。

3年生では外部講師の先生をお招きし、より実践的な授業を受けることができます。また、これまで学んできた知識や技術を生かし、生徒自らが先生役となり地域の方々にアレンジメントを教える「チャレンジ教室」を開講しています。

 

今年度も定員を超える応募があり、その中から厳正なる抽選で選ばれた10名の受講生の方が決定。5月10日(火)に第1回目のチャレンジ教室が開講しました。

 

9月13日(火)に開講された第4回目のチャレンジ教室では、有馬高校で栽培している「トクサ」を用いたアレンジメントを制作しました。

トクサの他にも、有馬高校で栽培している「センニチコウ」や「アゲラタム」、パスカル三田で購入した「スプレーギク」や「ミズヒキソウ」など、季節の花材を使用しました。

 

これまでのチャレンジ教室では、形や寸法が決められている作品を作ってきましたが、今回のアレンジメントは“自由”に制作してもらいました。

 

基礎の復習も兼ねて、スポンジセットや花材の切り方・挿し方も生徒が丁寧に説明しました。

   

トクサは内部が空洞になっているため、ワイヤーを挿し込み、自由自在に形を作ることができます。

  

生徒もデザインや花材の挿し方などをアドバイスしながら、一緒に作品制作に取り組みました。

   

約1時間半かけて完成した作品がこちら。素敵なアレンジメントが完成しました。

   

< チャレンジ受講生の方への連絡 >

次回のチャレンジ教室は、9月27日です。この日は体育大会予行前日のため、40分授業となります。5時間目の授業開始時間が12時35分からとなりますので、ご予定をお願いいたします。

※悪天候により、行事予定、時程等が変更になる場合があります。その場合、再度ブログ情報を掲載しますので、お手数をおかけしますが、確認をよろしくお願いいたします。

ご不明点がある場合は、079-563-2881(学校)へご連絡ください。

 

産業社会と人間『1分間スピーチ』

9月9日(金)の1年次生「産業社会と人間」は、「1分間スピーチ発表会」でした。

夏季課題「わたしのキャリアデザインのために」において

①ボランティア活動に参加する ②身近な職業人にインタビューをする ③大学、短大などのオープンキャンパスに参加する ④インターンシップに参加する

4つの課題のうち1つを選択し、先週から取り組んだスピーチ原稿をもとに、みんなの前で発表しました。

 

概ね②の身近な職業人にインタビューする人が多くいた印象です。中には父親の職場に同行し、家ではゴロゴロして過ごしているのに、職場ではキリっとしていて格好良かったです、と発表した生徒もいました。社会に出て仕事をすることの大変さを自分たちなりに学んできたようです。

  

 11月には、実際に仕事をされている職業人7名の方に有馬高校へお越しいただき、社会の中での職業の意義や、仕事についてのやりがいなど、「働く」ことへの考えを深めていきます。どのようなお話を聞けるか楽しみにしています。ぜひ、それまでにインタビューの技法やコミュニケーション技術を磨いていって欲しいです。

人と自然科 秋野菜(ダイコン・ハクサイ)の栽培が始まりました

 心配していた大型台風も日本列島から少し逸れ、被害が少なくほっと胸をなで下ろしています。酷暑が続いた夏の季節もいよいよ終わりを迎えようとしており、有馬高校人と自然科の農場でもいよいよ秋~冬にかけての野菜、草花苗の栽培が始まっています。

 1年生農業と環境の授業では、ダイコン、ハクサイの栽培がスタートしています。今回も自分の担当区が設けられ、収穫まで責任を持って管理を行います。まずは先生から実習内容について、指導を受けます。

 まずは、ハクサイの定植です。夏季休業中の実習で自分で播種していた苗を定植します。本葉が6枚ほど出ていたということでばっちりのタイミングです。

 夏季休業中も実習授業(総合実習)本当に頑張りましたに関する記事はこちら

 

 まずは、畦(山になっている部分)の床(平らな部分)をクワで耕うんし、整地します。

 そして、苗を株間40cm千鳥植え(株をずらし互い違いに植える方法)で並べていきます。

 そして、植え穴を掘り、苗を取り出し植え付けます。株元を少しへこませ、水がたまるウォータースペースを作るのがポイントです。

 次は、ダイコンの播種(種まき)です。深さ約3cmさく条(溝を切る)します。

 そして、ダイコンの種子を1カ所3粒ずつ、株間30cmで落としていきます。種子が隣とくっつかないように三角形に置いていきます。(後から間引きをするためです)

 その後、覆土として、束ねた稲わらを置き、飛ばないように土で押さえます。本日播種したダイコンは今週末には発芽を迎えます。

 

 これで、本日の実習は完了です。

 本日定植、播種したハクサイ、ダイコンは、順調に生育すれば11月中旬には収穫適期を迎え、秋の農業祭で販売されます。

 昨年度秋の農業祭の様子はこちら

 今年度の秋の農業祭は11月12日(土)を予定しています。立派なハクサイ、ダイコンが収穫できるように管理を楽しみながら頑張りましょう。

要約筆記講習会(福祉選択生徒)

9月8日(木)コミュニケーション技術の授業において、三田市ボランティアサークル「三田サマリー」より3人の講師をお招きし、要約筆記について学びました。

  

要約筆記とは、簡単に言うと、耳の聞こえない方の通訳です。講演会や、イベント等で活躍するほか、難聴者さんの病院について行ったり、三者面談で担任の先生との会話をお伝えしたりさまざまな場面で活躍されています。その要約筆記について、注意点や書く時のポイントなどを教えていただきました。

実際に文章を要約してみる体験をしてみて、人が話すスピードがいかに早いか、わかりやすく要約するには頭の回転が大切、といったことに気づきました。一見簡単そうにされていましたが、自分たちで体験すると「早い!」「ついていけない!」「これどう言い換えるんだっけ?」と頭をフル回転にして実践していました。

  

普段あまり意識していませんが、イヤホンで大音量の音楽を聴いていると、若年性難聴になる人も多いそうです。改めて自分事としてとらえる機会となりました。貴重な体験をありがとうございます。

家庭クラブです。ハニーFMに出演しました。防災ジュニアリーダーも2回目の出演です。

9月6日(火)17:00からハニーFMのハイスクール特派員に出演してきました。

前半の家庭クラブでは、家庭科で学んだ知識や技術を生かして地域貢献活動を行っており、今回は手作りのコースターや祝い箸をプレゼントした話が中心となりました。例年、5月に三田市の中央デイサービスセンターを訪問し、フェルトと麻布をミシンで縫い合わせたものに、手作りのハンコを押して仕上げた「母の日コースター」をプレゼントしています。

また、年末には、お正月に使用する「祝い箸」の箸袋に、折り紙で作った鶴や亀を貼りつけ、長寿を願う気持ちを込めながら準備をしました。その「祝い箸」をプレゼントするために同センターを訪問すると、利用者の方に、「前回も来てくれていたね。」と声を掛けていただき、覚えてくださっていたことに感激したエピソードなどが語られました。

今後も、地域の皆様に喜んでいただける活動を継続していきたいと思います。本当に良い経験ができると思いますので一緒に活動を楽しみませんか!引き続き部員募集中ですので、家庭クラブの活動に興味のある在校生の皆さんは是非、家庭科の先生に声を掛けてください。お待ちしています!

 後半は、防災ジュニアリーダーです。7月の出演に引き続いての出演です。

今回は、実際に夏に活動してきた報告と今後の活動についてのお話しをしました。

まず、夏の活動についてですが、7月に神戸学院大学ポートアイランドキャンパスにて全体学習会がありました。そこでは、講師の先生から災害時での考え方や行動、アクションプランの作成方法などを学習しました。また、尼崎市でコミュニティーコーピング、クロスロードゲーム、アクションプランの具体的な作成をしました。他にも三田市の危機管理課に訪問し、三田市の防災についての考え方や取り組みについてお聞きしました。そこでは、食糧等の備蓄状況や防災トイレ、災害時での声掛けといった自助だけでなく共助のお話が聞けました。また、総務課の方には、急な依頼にも拘わらず、アクションウィークの実施にあたり、東日本大震災への募金活動としての募金箱の設置にも協力していただき、ありがたく思いました。ハニーFMの門垣様からもご助言いただき、9月には北区在住の防災士の天野様とお会いしてお話を聞く予定です。残念だったのは、8月に予定していた宮城県での活動がコロナの蔓延で中止になったことです。成長の大きなチャンスだったので非常に残念でした。

 この夏は、全てにおいて今までの夏より貴重な経験ができた夏になりました。今後は、この経験を是非、学校や地域の防災教育に活かしていきたいです。また、地域の方とのボランティア活動などを通して、たくさんの方々とコミュニケーションを深め、災害時に強い三田市になれるよう活動していきたいです。ハニーFMの出演も地域活動の一つととらえていますので機会があればまた出演をしたいです。

福祉講演会(助産師の仕事について)

9月7日(水)「こころとからだの理解」選択生徒に向けて、三田市民病院の助産師さんをお招きし、お話を伺いました。

助産師は、主に出産を控えた妊婦さんの支援や、産後の赤ちゃんやお母さんのケアのみならず、女性を一生涯にわたってサポートするお仕事です。その活躍の場は開業、市役所などの地域、病院勤務等さまざまあります。

講義の中で特に印象に残っているのは、出産時の「バースプラン」というものです。どんなお産がしたいか、入院中どう過ごしたいかなどについて考え計画することで、妊婦さんが積極的にお産に参加するという前向きな気持ちを引き出すことができるそうです。その後、DVDで実際のお産の様子を見た生徒たちは啞然としていました…

 

また、後半は妊娠・出産の概要を教えていただくとともに、妊婦体験ジャケットの着用、赤ちゃんのおむつ交換、産着の着脱を体験することができました。チャイムが鳴ってからも「もっと体験したい」と名残惜しそうな生徒が多かったのが印象的です。

 

本日は、ありがとうございました。

76回生総合的な探究の時間~神戸学院大学学生プロジェクト発表~

9月6日(火)総合的な探究の時間に神戸学院大学経営学部より学生さんをお招きし、プロジェクトの発表を実施していただきました。このプロジェクトは、地域の活性化・社会貢献等に繋がる学生の主体的・自主的な学びを支援することを目的としたもので、木元さん、大川さんのお二人も三田市の活性化につながる研究をされています。

 

三田市の「第5次総合計画」をもとに、若者の人口流出をどう抑制するのか、といった課題設定で進められていました。解決策として、若者に三田の魅力を発信するべく、三田の魅力満載の冊子づくり、それをもとに出前授業を企画しています。道半ばではありますが、どのような方向に行きたいのか、どう計画を立て実行していくのか、明るい雰囲気でとても楽しく伝えてくれました。

 

76回生のみなさんは、夏季休暇を利用し、情報収集を進めてきました。それらを発表にどう活用していくか、今日の学生発表を通して具体的な方法をつかむことができたでしょうか。次回から情報の整理・分析、まとめとつながっていきます。どのような探究発表になるのか、非常に楽しみです。

人と自然科 いよいよブドウの収穫を迎えます(一般販売はしておりません)

 有馬高校の生徒、保護者の皆さまお待たせしました。4月から人と自然科の生徒が栽培してきたブドウがいよいよ収穫を迎えます。

 人と自然科1年生 ブドウとスイートコーンの栽培が始まりましたに関する記事はこちら

 人と自然科1年生 ブドウの栽培順調です(ブドウ摘穂・誘引・整房作業)に関する記事はこちら

 ブドウのジベレリン処理を行いましたに関する記事はこちら

 ブドウ(ベリーA・ピオーネ・マスカット)の栽培順調ですに関する記事はこちら

 夏休みが明け、3年生、1年生の生徒が自分たちが担当した栽培区のブドウを調査のため収穫しました。

 まずは3年生。ガーデニングの授業で栽培した、高級ブドウピオーネの収穫です。

  どきどきしながら袋から取り出してみると・・・

 立派なピオーネですね。重さを量ってみると、目標一房600gのところ、700gオーバーの房が多かったですね。整房作業でもう少し落とす必要がありましたね。今年は少し着色が遅れ気味ですが、味は最高です。

 そして翌日は1年生の生徒が、授業で栽培したベリーAの収穫、調査を行いました。どの房にするか迷いますね。

 入学してすぐ担当区が与えられ芽かきの作業から始まり、誘引、摘穂、摘粒、ジベレリン処理などの作業を実施。放課後や休日にも管理作業に来ている生徒も多くいました。丁寧にはさみを入れ、ゆっくりと袋から取り出してみると・・・

 

 濃紫色のブドウが顔を出しました。摘粒作業が上手くできていたようで、どの房も立派です。自分たちの努力の成果を手にみんな最高の笑顔です。

 収穫後は実験室に戻り、さっそく調査です。まずは屈折糖度計で糖度を、上皿ばかりで重さを測定し、データを記録します。

 ベリーAの糖度の目安は17度と言われていますが、ほぼ全てが基準以上の糖度で、中には20度を超える房もありました。また重さは3年生同様、重量オーバーが多かったですね。整房作業の時、車(つぼみのかたまり)を残しすぎたのが原因です。初めての栽培なのでなかなか難しいですね。来年はこの反省を活かしましょう。

 有馬高校ではピオーネ、ベリーAの他に、マスカットオブアレキサンドリアの栽培をおこなっています。そして収穫したブドウは有馬高校保護者、生徒限定で販売します。(以前は一般の方にも販売していましたが、圃場が小さく、販売できる数も限られているため、多くの地域の方にご迷惑をおかけしてしまったことが理由で、現在一般販売はしておりません。本当に申し訳ありません。)

販売日時は

第3学年 9月 9日(金)15:10~

第2学年 9月 7日(水)15:10~

第1学年 9月14日(水)15:40~

 です。詳しくは生徒が持ち帰った『有高産ブドウ販売会について』のプリントをご覧ください。(保護者の方が来校していただく際、当日このプリントが保護者である証明になりますので必ずご持参ください)

 当日は、5時間目、もしくは6時間目の授業で販売会場準備を行い、その後整理券を配布します。そのため日によって異なりますが、販売開始30分前をめどに整理券を配布します。また、ピオーネ、マスカットは数が少ないため、例年す量制限をお願いしています。(授業の一環と言うことでご理解下さい)

 (参考)昨年度ブドウ販売会の様子はこちら

 皆様のお越しをお待ちしております。

「産業社会と人間」

9月2日(金)の「産業社会と人間」の授業は、夏季休業中の活動について1分間スピーチの原稿を作成しました。

夏季休業中に「私のキャリアデザインのために」というテーマで、

次の4つの課題の中から1つを選び、その活動報告を書いてきました。

1 ボランティア活動をしよう!

2 職業人インタビューをしよう!

3 オープンキャンパスに参加しよう!

4 インターンシップに参加しよう!

その報告書をもとに、活動内容と感想を300字程度の原稿にし、1分間のスピーチを披露するという取り組みです。

今年度より、1年次生はタブレットを使って授業に臨むようになり、自分のタブレットに原稿を収める生徒もいました。

原稿作成の合間に、夏休み中に考えた科目選択について、担任との面談を並行して行いました。

進路実現へ向け、担任団をはじめ職員総力を挙げて、生徒たちの科目選択指導にあたっていきます。

 

1分間スピーチクラス内発表は9月9日実施の予定です。

 

 

 

 

 

 

 

人と自然科 今年も都市農業体験実習(農業インターンシップ)に4名が参加しました

 先日紹介しましたが、人と自然科は夏休み中『総合実習』(別名:農場当番)という授業があり、当番の生徒が農場の作物の管理実習を頑張りました。

 夏季休業中も実習授業(総合実習)本当に頑張りましたに関する記事はこちら

 夏季休業中の総合実習と並行して行われたのが、将来農業関連の大学や大学校に進学したい、将来本気で農業をやりたい、より実践的な農業を学びたいという生徒を対象に、阪神農業改良普及センターご支援のもと都市農業体験実習(農業インターンシップ)が企画され、応募多数の中選ばれた4名の生徒が夏休み中頑張りました。生徒が地域で活躍されている先輩農家に6日間お世話になり、栽培・管理方法や流通、販売、さらには心構えなどを直接アドバイス頂くというのが都市農業体験実習です。それでは今年お世話になった4軒の農家さんでの研修を報告します。

 まずは、恩地農園。非農家の生徒ですが、農業への興味関心が高く、将来大学進学後就農、もしくは関連産業への就職を希望している、2年生のY.Kさんが参加しました。今回お世話になった恩地さんも非農家出身ですが、企業に勤められた後、地域の親方農家さんの元で研修後独立就農し、現在は認定農業者として活躍されています。

 研修では早朝よりトマトなど野菜の収穫、調整、直売所への出荷を行い、ブロッコリーなどの定植作業も経験させていただいたようです。

 次に中上農場。中上さんは本校の卒業生でもあり、親方農家として多くの研修生を輩出されている、三田の中心的な農家です。将来農業系大学への進学後、就農もしくは関連産業への就職目指している、3年生のH.Hくんが研修を行いました。

 実習ではキュウリの子づるとり、ナスやピーマンの収穫、トマトの下葉とりなどの技術を習得することはもちろん、本人が希望していた二酸化炭素の施用による環境制御についても学んだとのことです。

 次は伊丹市にある阪部農園(ファーム神津)です。伊丹市で水稲に加え、施設トマト、葉物野菜を栽培されています。近くには大阪国際空港もあり、まさに都市型農業を実践されています。将来就農意欲が高く、農業大学校進学後に雇用就農を目指している3年生のY.Sさんが研修を行いました。

 研修ではナスやトマトの収穫袋詰めなどの調整作業はもちろん、イオン伊丹やスマイル阪神などの直売所への出荷、陳列作業も体験させていただいたようで、流通の仕組みについても学ぶことができたとのことでした。

 最後は笠谷農園です。大規模にうるち米、酒米である山田錦を栽培。ヤマノイモや黒大豆(エダマメ)、ウドなどの三田の特産品も栽培されています。さらに約3haの広大な敷地で栗も栽培するなど、三田を代表する篤農家です。農業系の大学へ進学し、将来は果樹園を開園することを目標としている、Y.Rくんが研修を行いました。

 研修では乗用の草刈機を使用した栗園の除草など通常の栽培管理実習はもちろんですが、スマート農業を学びたいという生徒の希望もあり、ドローンを用いた水稲の防除も見学させていただいたようです。10ha以上ある水田の薬剤散布が約4時間で完結する状況を目の当たりにし、機械化の重要性を感じたとのことでした。

 4人とも現場実習はもちろんですが、農家の方々から実際に農業経営していく上での現実的なお話をたくさん聞かせていただいたことで、さらに農業への興味関心が高まったようです。今年度お世話なりました農家の皆様、このような機会を作っていただいた阪神農業改良普及センターの皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

8月30日 全校集会

8月30日 テレビ会議システムを活用し、オンラインにて全校集会が行われました。

生徒たちは各ホームルーム教室で校長先生のお話を聞きました。

  

また表彰伝達が行われ、夏休みの生徒たちの頑張りが表彰されました。

部活動や農業クラブ大会、授業での取り組みなど、様々な分野で生徒たちが活躍しました。

  

「第70回近畿学校農業クラブ 意見発表 分野Ⅱ類」で最優秀賞に選ばれたT.M.さんの発表も行われました。

全国大会でも悔いのない発表をしてほしいです。 

秋からも多くの場面で生徒たちが活躍できるように、教員一同サポートしていきます。

人と自然科 夏季休業中も実習授業(総合実習)本当に頑張りました

 8月29日(月)夏休み最終日です。明日から授業が再開されます。あっという間ですね。

 人と自然科の生徒は夏季休業中も資格取得などやイベント、農業クラブの大会など、自身をスクルアップさせる充実した日々を過しましたね。ほんの少し紹介すると・・・

第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍!!(後編 大会式典)に関する記事はこちら

フォークリフト技能講習に関する記事はこちら

阪神梅田本店にて 夏休みふれあい体験広場アレンジメント体験実施に関する記事はこちら

第70回近畿学校農業クラブ連盟大会意見発表会 最優秀賞受賞 全国大会出場決定!!に関する記事はこちら

 これ以外にもたくさん記事を載せていますので、少しブログをさかのぼってみてみて下さい。

 さて、上記の学びや活躍以外にも、人と自然科は夏休み中『総合実習』(別名:農場当番)という授業があり、当番の生徒が農場の作物の管理実習を頑張りました。少し振り返ってみましょう。たとえば・・・

 9月に収穫、販売を迎えるブドウの枝の管理作業や

 校内の樹木管理

  野菜の収穫や販売や・・・

  秋に向けた野菜苗の定植

  この時期やっかいな雑草の除草

  そして改修された大温室内

有馬高校のシンボル 大温室がパワーアップして生まれ変わりましたに関する記事はこちら

 その温室に熱帯果樹ゾーンを造成するために、バナナの苗や

パパイヤの苗を定植

 そして秋の農業祭に向け、草花苗の播種や鉢あげ

  さらには農業と環境の授業で栽培し、同じく秋の農業祭で販売するハクサイの播種

  そして同じく秋の農業祭で販売する、イネ(モチ米)の観察(出穂期で稲の花が咲いていますね。)

 などなど、ここには書き切れないほどの実習を頑張りました。このような実習は、生きものを相手に学んでいる農業系学科の特色でもあります。

 酷暑が続く中、さらには新型コロナウィルスの蔓延が広がる中のマスクの着脱などで心配された熱中症。こまめな水分補給や生徒自身の体調管理が功を奏し、夏休みの実習中熱中症になった生徒は1人もいませんでしたね。自己管理も大切なスキルの一つです。

 そして実習最終日の実習が終わった後、新型コロナウィルスの感染防止対策を十分行った上で、農場長からスイカの振る舞いがありました。

 新学期に入っても人と自然科団結して頑張りましょう。

産学連携 新名神高速道路宝塚北SA 本校生徒が考案した新メニュー販売スタート(表彰式)&アレンジ体験会開催

 8月28日(日)新名神高速道路宝塚SAにて、西日本高速道路サービスホールディングス株式会社様による、高校生考案メニュー表彰式&フラワーアレンジメントコサージづくり体験が行われました。

 西日本高速道路サービスホールディングス株式会社様と有馬高校は3年前から産学連携の取り組みとして、地域資源である地場食材を活用し、地産地消や地域の魅力発信を目的にサービスエリアのメニュー開発を生徒が行っています。今年は『ハイウェイの宝塚SAで”お宝食材”としてPRできるメニュー』をテーマに、昨年12月から開発をはじめ、人と自然科、総合学科の19チームが考えたメニューの中から今回『三度(みたび)楽しい!丹波地鶏と黒枝豆のひつまぶし丼』が選ばれ、この日表彰式が行われました。

 今回メニューに選ばれたのは、人と自然科3年生 M.Uさん、S.Kさん、T.Hさんの3名、チーム『農ガール』です。表彰会場にはたくさんの方が足を止められ、見守ってくださいました。

 西日本高速道路サービスホールディングス株式会社関西支社長様より賞状と副賞のお食事券が授与されました。

 そして受賞者を代表してM.Uさんより、『地域の食材をふんだんに使ったひつまぶし丼をたくさんの人に食べてもらい、魅力を知ってほしいです。メニューに採用してくださりありがとうございました。』との挨拶がありました。

  そして受賞者試食会です。自分たちで何度も試作したようですが、プロの料理人が仕上げると想像以上に美味しかったとのこと。見た目も鮮やかですね。

 『三度(みたび)楽しい!丹波地鶏と黒枝豆のひつまぶし丼』は、『丹波朝霧地どり』と『兵庫県産黒枝豆』を使用した兵庫の魅力を存分に感じることができるメニューです。山椒やネギなどの薬味と、昆布茶が付いており、3通りの食べ方が楽しめます。

 ブログ作成者も食べさせていただきましたが、甘辛く、そして香ばしく焼きあがった地鶏がこれでもか!!と乗っかっており、錦糸卵との相性は抜群。ボリューム満点ですが薬味と昆布茶があるのでさらっと食べられます。これが920円とは・・・コストパフォーマンスも抜群です。

 

 食べ終わった後、考案者自ら呼び込みを行いました。

  店頭だけでなく、館内放送にも挑戦。最初は緊張していましたが、回数を重ねると落ち着いて話をすることができましたね。

 この日は販売を記念して、フードコートを利用した方にガラポン抽選会も企画され、たくさんの方がひつまぶしを選んでくださり、約1時間で限定30食を達成しました。

 終了後には、料理長様と支配人様との座談会も実施。メニューに選ばれた理由や、SAレストランでのメニュー開発の苦労、こだわりなど熱いお話を聞かせていただき、『今回皆さんが考えてくれたメニューも含め、我々ばまたこれを食べたいと戻ってきてくれる料理の提供を目指しています・・・』という言葉が印象的でした。

 そして新メニューの販売を記念して、宝塚SAでもう一つ行われたのが・・・

 有馬高校人と自然科の生徒によるフラワーアレンジメントコサージづくり体験です。夏休み最後の日曜日。偶然宝塚SAに立ち寄られた皆様にサプライズプレゼント。限定50名に無料で(西日本高速道路サービスホールディングス株式会社様のご厚意です)体験していただきました。

 人と自然科農業クラブフラワーアレンジメント班に所属している2年生5名が対応。先日も阪神梅田本店にてアレンジメント体験会を行うなど、精力的に活動しています。

阪神梅田本店にて 夏休みふれあい体験広場アレンジメント体験実施に関する記事はこちら

 わかりやすい言葉を使って、目線を合わせて、身振り手振りも交えながら優しく教えていましたね。16時前には50名に到達。表彰式&販売開始イベントを盛り上げました。

 さて、本日より販売が開始された『三度(みたび)楽しい!丹波地鶏と黒枝豆のひつまぶし丼』は、令和5年3月31日まで宝塚北SAのフードコート『西谷食堂 花ぐるま』にて一日限定30食で販売されます。新名神高速道路をご利用の際はぜひお立ち寄りいただき、有馬高校の生徒が考案した、地域愛たっぷりのこだわりメニューをご賞味ください。

 

人と自然科 第70回近畿学校農業クラブ連盟大会意見発表会 最優秀賞受賞 全国大会出場決定!!

 8月24日(水)~25日(木)第70回近畿学校農業クラブ連盟大会が開催され、7月の兵庫県学校農業クラブ連盟大会意見発表会分野Ⅱ類(開発・保全・創造)にて最優秀賞を受賞した人と自然科3年生M,Tくんが、兵庫県の代表選手として出場しました。

 第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 競技会当日に関する記事はこちら

 第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 大会式典 結果発表に関する記事はこちら

 農業クラブ連盟大会は別名「農業高校の甲子園」「農業高校のインターハイ」とも呼ばれており、全国の農業高校に所属する約9万人の生徒は10月に開催される全国大会に向け、日頃学んでいる農業に関する知識や技術、研究成果を競い合います。

 兵庫・大阪・和歌山・滋賀・奈良・京都の各府県大会で最優秀賞を獲得した選手が集う今年の近畿大会は大阪府で開催される予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大により急遽DVD審査に変更。開会式や大会式典もオンラインでの開催となりました。実習室に準備したモニターを前にスタートです。

 大阪府連盟クラブ員の司会により開会式スタートです。近畿学校農業クラブ連盟会長より、直接会うこと、交流することができなかった悔しさと、大会まで練習を重ねてきた選手へのねぎらいの言葉がありました。

 開会式のあとは最優秀賞者発表のリハーサルです。発表競技で最優秀賞を獲得した選手は、翌日の大会式典で発表を披露するのが農業クラブ競技会の伝統です。今回はオンラインでの開催ということで最優秀賞を獲得したらテレビ会議システムを通して発表します。参加選手全員が最優秀賞を獲得したつもりでリハーサルを行いました。

 そして、競技会スタート。大阪でDVD審査が行われているのと同時にすべての発表がYouTubeに限定公開され、お互いの発表を視聴しました。

 そして、本校生徒の発表も映し出されました。客観的に見て・・・出し切りましたね。

 あっという間に一日目の日程は終了。結果発表は翌日の大会式典です。

 そして14時間が経ち・・・大会2日目 大会式典です。

 

 近畿学校農業クラブ連盟成人代表より結果発表。オンラインでの発表会場には校長先生、教頭先生、担任の先生も駆けつけてくださり、固唾をのんで見守ります。

 結果は最優秀賞。全国大会出場決定です。みんなでガッツポーズと拍手で喜びました。

 そして最優秀賞者発表。最優秀賞獲得の速報を聞いた職員室の先生方が新学期前の業務で忙しい中、実習室に集まってくださり、発表を聞いてくださいました。みんな応援してくれていたんですね。本当にいい学校ですね。

 近畿ブロックの代表にふさわしい力強い発表でしたね。最後は閉会式。全国大会に出場する選手への激励のことばで近畿大会は終了しました。

 M.Tくん、全国大会出場おめでとうございます。10月25日~27日に北陸3県で開催される全国大会では、全国制覇を目指し頑張りましょう。

 農業クラブ全国大会北陸大会公式HPはこちら 

 応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。これからも、人と自然科生徒の活躍にご期待ください。

人と自然科 阪神梅田本店にて 夏休みふれあい体験広場アレンジメント体験実施

 8月17日(水)大阪梅田にある阪神梅田本店にて『夏休みふれあい体験広場』が開催され、本校人と自然科の農業クラブ フラワーアレンジメント班の生徒が参加し、フラワーアレンジメントコサージづくり体験を実施しました。有馬高校人と自然科は、普段の授業が実習で身につけた知識や技術を生かして、様々なイベントに参加させていただいています。

 今年4月に開催されたでんスポアドベンチャーフェスタへの出展に関する記事はこちら

 今年5月に開催されたイオンモール伊丹農業イベントに参加しましたに関する記事はこちら

 今回兵庫県立こどもの館が主催する『夏休みふれあい体験広場』は、高校生が自分と地域に誇りを感じながら地域の元気づくりに貢献できる人材育成を目的に実施されているイベントで、今年は大阪の一等地、阪神梅田本店にて開催されました。

 この日一日は阪神百貨店の店員の一員として頑張ります。早朝からみんなで準備し、打ち合わせを行った後、朝10時の開店と同時に入店してくるお客様をお出迎えしました。

 この日の天気はあいにくの雨模様。普段と比べるとお客様の数は少なかったようですが、来店された親子連れの方がブースを訪れて下さり、フラワーアレンジメントのコサージづくりを体験してくださいました。

  今回参加した生徒は、農業クラブフラワーアレンジメント班に所属しており、フラワー装飾技能士の資格取得やフラワーアレンジメント全国大会出場を目指して放課後を中心に活動し、フラワーアレンジメント技術を向上させています。

 フラワー装飾技能士資格取得に関する記事はこちら

 昨年の全国大会(第20回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表選手として参加)に関する記事はこちら

  まずは、子どもたちにメインとなる大きな花と周りを飾る小花を選んでもらいます。そこに緑の葉を合わせ、ワイヤーでまとめ、そのワイヤーの周りを緑のテープで被覆していきます。最後に好きな色のリボンを選び、装着したら完成です。

 イベントを頑張っていると、遠くから見覚えのある姿が・・・

  有馬高校人と自然科のキャラクター(生徒が実習を頑張っていると現れる妖精さんです。)”ひとっしー”がわざわざ大阪まで駆けつけてくれました。有馬高校のブースの前で一生懸命手を振ってくれたおかげで、たくさんの子どもたちが立ち寄ってくれました。ひとっしー君、来てくれてありがとうございます。

  この日は、私たち以外にも姫路東高校の皆さんによるカルタや紙芝居で姫路城や歴史を学ぶコーナー、こどもの館の皆さんによる紙工作『すべるんるん』のコーナー、NHK神戸放送局による防災クロスロードなど楽しい体験コーナーがたくさん設けられ、訪れた子どもたちが楽しんでいました。

 

  たった一日でしたが、私たちにとって学びの成果を発表できる貴重な時間となりました。このような機会をいただきました県立こどもの館の皆さま、阪神梅田本店の皆さま、本当にありがとうございました。

令和4年度防災ジュニアリーダーの活動についての報告

夏休みも折り返しを過ぎ、残り少なくなりましたが、皆さんはいかがお過ごしですか。

私たち防災ジュニアリーダーは、8月中旬から予定されていた東日本大震災の被災地訪問がコロナの拡大により中止になりました。現地でのボランティア活動や地元の高校生徒との交流など充実したプログラムだったので本当に残念です。

しかし、今回のことも前向きにとらえ、次回のチャンスがある時まで防災やボランティアについて知識や経験を蓄えておきたいと思います。

その一つとして、東日本大震災への募金活動を実施したいと思い、現在、三田市役所と有馬富士共生センター、レフィール三田受付窓口で募金箱の設置を夏休み期間中までお願いしています。募金活動に協力して頂けると嬉しいです。

また、募金箱の設置に協力をして頂ける事業所を探しています。可能であれば防災ジュニアリーダーの担当者までお知らせください。

よろしくお願いいたします。

人と自然科 フォークリフト技能講習 実施

 人と自然科では夏季休業中も自身のスキルアップのため、様々な資格に多くの生徒が取り組みました。

 この夏行われたチェーンソーによる伐木等特別教育実施に関する記事はこちら

 この夏行われたガス溶接技能講習に関する記事はこちら

 8月4日(木)~10日(水)の平日5日間、人と自然科の生徒23名を対象に、フォークリフト技能講習を実施しました。5日間という長い時間をかけて取得するこの資格は、兵庫県で一番大きなフォークリフトも含め1t以上の大型も運転できる価値ある資格です。

 まずは4日(木)~5日(金)の2日間、有馬高校に講師の先生に来校いただき、学科講習が行われました。 法令で定められた座学の時間は11時間。技能講習のため、学科試験が不合格の場合、別途居残りして補習&追試を受ける必要があります。

 スライドを用いてフォークリフトの種類、走行装置の構造・機能・取り扱い、荷役装置の構造・機能・取り扱い、フォークリフトの点検・整備、安全運転の心得、力学の知識、災害事例、関係法令などについて講義を受けました。 

 筆記テスト合格に向け、生徒は教本にマーカーで線を引きながら、必死に学んでいました。

 2日目の最後、いよいよ筆記試験。苦戦した生徒もいましたが、どうにか23名全員実技試験に進むことができました。先生もホッとしました。

 3日目の8日(月)から小野市にあるキャタピラー教習センターに移動し、実技講習スタートです。講師の紹介、班分けを行い、『安全第一』を叩き込まれた後、3班に分かれ早速講習会場に移動します。

 座学で学んだフォークリフトの機体各部の名称、エンジンの構造を復習し、安全確認の方法、エンジンのかけ方、ハンドルの回し方、アクセル・ブレーキの踏み方など基本的な走行操作について実際の車体を用いて学びます。

 フォークリフトは狭い倉庫内での作業を可能にするため、普通車と異なり後ろのタイヤが左右に動き小回りが利きます。少しハンドルを回しただけで車体が回転するので、最初は車体を三角コーンにぶつけたり、車線から脱輪したりと、苦労していました。

  2日目は、荷役作業をしながらの運転です。

 

フォークを操作しパレットに載った0.5tの荷物を運搬します。フォークを操作するレバーは、上昇・下降を操作する『リフトレバー』と前傾・後傾を操作する『チルトレバー』の2本を操作します。特にリフトが地面と水平になっているのかの判断は難しく、経験が重要です。

 

 最終日。講習の最後に行われる実技試験にむけ、一連の作業、走行を繰り返し練習します。そして他の人の運転もしっかり見ながら、自分が運転していることをイメージしながら講習を受けることが上達するポイントです。実技試験が不合格の場合は別途補講&再試験があるため全員真剣です。お互いタイムを測定し合ったり、励ましたりアドバイスをしながら、繰り返し練習を行いました。

 

 いよいよ実技試験。基本中の基本、指さし確認からスタートです。引率した先生はもちろん、5日間一緒に練習を繰り返したメンバーも心の中で合格を祈りながら見守ります。

 

 結果は全員合格。発表後は自然に拍手と歓声が沸き上がりました。本当に良かったです。

 

 最後に講師の先生からライセンスを受け取り、5日間の講習は終了です。

 

 受講した生徒に話を聞くと、大変だったけどフォークリフトの運転がとても楽しかったとのこと。卒業後に資格を活用する際は安全第一を忘れないようにしてくださいね。(普段の農業実習も同様です)お疲れさまでした。

 

人と自然科 チェーンソーによる伐木等特別教育実施

 人と自然科では在学中、漢字検定やビジネス文書実務検定などの一般的な検定はもちろんですが、日本農業技術検定やフラワー装飾技能士、トレース検定など専門的な資格取得にも挑戦することができます。

 7月下旬に行われたガス溶接技能講習に関する記事はこちら

 さて、7月30日(土)~8月1日(月)の3日間、1年生から3年生の希望者25名を対象に、チェンソー(伐木作業)の特別教育が実施されました。(ちなみに自宅の木を切るなど、チェンソーを個人で利用する場合は資格は必要ありませんが、将来仕事でを使う場合は資格(特別教育の受講)が必要となり、受講せずにチェーンソーを使った仕事をすると罰則の対象になります。)

 まずは有馬高校にて2日間、学科講習と簡単な実技講習です。座学では伐木等作業に関する知識、チェーンソーに関する知識、振動障害及びその予防に関する知識、関係法令の4項目を学びます。

 

 スライドや映像を用いて、伐木する際の刃の入れ方や、木の倒し方などの伐木技術、チェンソーに使用するの燃料や潤滑油、機械の握り方や姿勢、振動障害やその予防、災害事例、関係法令など、安全にチェンソーを操作する知識についてしっかり教えていただきました。

 2日目の後半からは実習服に着替えて実技に入っていきます。実技を前にさらに集中していますね。

 班に分かれ、実際に使用するチェンソーを使ってエンジンの構造やかけ方、安全装具の着脱を学びました。

 最後は屋外でエンジンの始動を実践し、翌日の伐木実習にむけ準備は万端です。

 講習3日目は会場をキャタピラー講習センターに移動し、いよいよ伐木実技講習です。

 安全用具を着用し、エンジンをかけ、まずは基本の切り方である丸太の玉切りを想定した鋸断です。振動があるのでまっすぐ切断するも慣れが必要です。最初は教習所の講師の先生方の手助けを頂きながら進めていきましたが・・・

すぐに慣れ、一人で切断できるようになりました。やらないと上達しませんね。

 待ち時間は小屋の中で目立ての練習です。作業中の事故原因のほとんどが目立てが不十分で刃の切れ味が悪く、余計な力を加えてしまうことだそうです。丸棒やすりを使って、やすりの角度を約30度で研いでいきます。

 現場に戻ります。次に突っ込み切り。刃の先端を丸太にさして四角形、もしくは三角形に抜く切り方です。刃が丸太の中に入ったら見えないので難易度が高くなります。上手く抜けましたね。

 そしていよいよ立木の伐倒です。

 

 初日の学科講習に学んだ通り、まず倒したい方向に受け口を作ります。水平に下切りし、角度30~45度で斜め切りします。

 そしてチェンソーの刃を丸太の中心に入れ、切れ込みを作る芯切りを行った後、追い口切りです。反対側に受け口の高さ2/3程度に刃を入れます。その際切り込みすぎず『つる』と呼ばれる切り残される部分を残しておくことがポイントです。

 そしてくさびを打ち込み、倒していきます。

 切り口を見てみると、『つる』が機能していることが分かりますね。成功です。

 予定していた実技講習も無事終了し、講習を受けた25名全員がライセンスを取得することができました。最後にセンター長より直接『将来業務を行う際はとにかく安全最優先で作業を行ってください。そのためのライセンスです。』という言葉をいただき『ご安全に』の掛け声で終了しました。

 受講した皆さん。3日間の講習お疲れさまでした。今年の夏休みに最後に計画されているのが、フォークリフト技能講習です。自身のスキルを向上させる充実した夏休みにしましょう。

人と自然科 ガス溶接技能講習実施

 人と自然科では在学中、様々な資格取得講習を独自に実施しています。特に夏休みは自身のスキルアップに活用できる時間が確保しやすいため、様々な講習会が開講されています。

 中でも人気があるのは建機系資格。一生モノの資格ということもあり、毎年希望する多くの生徒が資格取得に挑戦しています。今年1発目として7月22日(金)と28日(木)には、ガス溶接技能講習の資格取得講習が行われ、1.2年生の希望者23名が挑戦しました。

 1日目はキャタピラー教習所講師の先生を有馬高校にお招きし、学科講習を行いました。講習を前に講師の先生から、

『何よりも最優先は安全。ガス溶接作業中は絶対にけがをしてはいけない。けがをしたら悲しむのは周りの人。特に保護者が一番悲しみます。ましてや今回のガス溶接は危険なガスを使用します。しっかり講習を聞いてください』

とのお話をいただきました。普段学校で行っている農業実習と同じですね。社会に出たら必要かつ当たり前の感覚です。

 その後は教本やスライド、映像などを用いてしっかり学習します。ガス溶接等に用いる可燃性ガスのアセチレンや、支燃性ガスの酸素を中心に、それぞれのガスの性質や発火温度、比重、発熱量などについて学んだり・・・

 ガス溶接など装置の構造と取り扱いとしてガス容器(ボンベ)や圧力調整期(ゲージ)、ゴムホース、吹管、点火用ライターの構造や取り扱い方法、火災や爆発の災害事例やその防止方法など、専門的な内容ばかりです。

 今回のガス溶接は技能講習のため、2日目に筆記試験があり、不合格の場合はさらにお金を払って補講を受け、追試を受けるる必要があります。

 

 お金と時間を無駄にしないように、教法にマーカーを引きながら、講師の先生の言葉を聞き逃さないよう真剣に話を聞いていました。

 2日目はキャタピラー教習所に場所を移し、学科講習&学科試験&実技講習です。

 1日目に学んでいなかった労働安全衛生法などの法令について、事業者は作業中の危険を防止するため必要な措置を講じなければならないこと、そして労働者も事業者が講じている安全に必要な措置を守らなければならないことなどを学びました。このことも普段の農業実習にもつながります。

 そしていよいよ学科試験。頼むから全員合格してほしい・・・結果は・・・

 全員合格で、一安心です。そしていよいよ実技講習に移ります。

 ボンベとガス溶接機をつなぐ作業も自分で行います。手順を覚えるのがなかなか難しいですね。

 準備が出来たら点火用ライターで着火。酸素の量を手元で調節し、いよいよ鉄を切断していきます。慣れるまでは手を添えてもらいながら進めていきます。

 一定のスピードで、炎と母材の距離も一定にしながら進めていくのがポイントです。上達してきたら一人で作業を行うことができるようになりました。

 2日間かけで実施した、ガス溶接技能教習も無事終了。全員資格を取得することができました。

 今年の夏休み中には希望者を対象にチェンソーとフォークリフトの資格取得講習が行われます。また、国家資格であるフラワー装飾技能士の筆記、実技試験に挑戦する生徒もいます。忙しいですが、将来の進路目標実現のため頑張りましょう。

人と自然科 第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍!!(後編 大会式典)

 農業クラブ県大会は2日目になりました。

 1日目 第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍!!(前編 競技会当日)に関する記事はこちら

 大会式典会場である、この日も四季の森生涯学習センターに集合。検温、消毒を済ませ入場。4月に異動された先生とも久々に再開し、テンション上がります。

 副会長の開会宣言の後、成人代表より結果発表がありました。

有馬高校の結果は以下の通りです。

プロジェクト発表会 分野Ⅱ類(開発・保全・創造)優秀賞 3-1 K.K U.K I.S T.R 2-1 W.R

意見発表会 分野Ⅱ類(開発・保全・創造)最優秀賞 3-1 M.T 

意見発表会 分野Ⅲ類(ヒューマンサービス)優秀賞 3-1 Y.S

農業鑑定競技会 分野園芸 最優秀賞 2-1 M.R

農業鑑定競技会 分野造園 最優秀賞 3-1 I.H

農業鑑定競技会 分野園芸 優秀賞 3-1 M.A

 ということで今年の有馬高校は出場したすべての部門で入賞という快挙を成し遂げました。農業鑑定競技会の運営をしながらのこの結果は価値がありますね。

 意見発表会では昨年に続き最優秀賞を獲得し、カップを取り返しました。M.Rさんは大阪府で開催される、近畿連盟大会に兵庫県の代表として出場します。(近畿大会で最優秀賞を受賞した場合、全国大会に出場となります)

 農業鑑定競技会では、出場した2分野で最優秀賞を獲得。有馬高校としては10年ぶりの快挙です。また、測量の部で優勝を獲得した生徒も全体2位の成績であったため、3名が10月に福井県でで開催される全国大会への出場を決めました。

 また優秀賞を受賞したプロジェクト発表会は人と自然科創設以来、2年連続3回目の受賞。有馬高校の歴史に刻む快挙です。表彰式では会場から大きな拍手が送られました。

 表彰後は模範発表。全参加者の前で発表しました。意見発表会で最優秀賞を受賞した本校の生徒も、兵庫県の代表にふさわしい発表をしてくれました。

 そして参加者全員でFFJの歌清聴。全国の農業高校生が歌える農業クラブ連盟歌です。新型コロナウィルスが落ち着かない中、もう3年間もみんなで歌えていないですね。さみしいですね。

 最後は県連盟クラブ旗引継ぎ。今年度事務局である丹有ブロック主担当校の篠山産業高校から次年度事務局校の氷上高校に県連盟旗が引き継がれました。そして引き継がれた県連盟旗を先頭に、有馬高校を含む11校の農業高校のクラブ旗が退場し、大会は終了となりました。

 最後に獲得した賞状やカップ・盾を手にみんなで記念撮影です。

 応援してくださった皆様、ありがとうございました。意見発表会で近畿連盟大会に出場する選手は、全国大会出場を目指し頑張りましょう。そして10月に北陸3県で開催される全国大会に出場する選手は全国制覇を目指し頑張りましょう。後輩の皆さんも大活躍の先輩を目標に、日々の授業や実習を頑張っていきましょう。これからも人と自然科の活躍にご期待下さい。

人と自然科 第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍!!(前編 競技会当日)

 今年は夏の全国高校野球選手権大会にて、有馬高校硬式野球部が伊川谷高校に見事勝利。3回戦で惜しくも敗れたものの、名門報徳学園との対戦においても最後まで全力プレーで善戦しました。(人と自然科の生徒も多く所属し、活躍しました。)

 そんな熱気がまだまだ冷めない中、今度は農業高校の甲子園とも呼ばれる、第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会が7月26日(火)・27日(水)に開催され、主会場となった丹波篠山市四季の森生涯学習センターに県下11校の農業高校生が集結しました。

 有馬高校人と自然科からも意見発表競技会の校内予選を勝ち進んだ精鋭、そして今年もプロジェクト発表会に出場する生徒も含め合計6名が有馬高校人と自然科の代表として乗り込みました。

 ちなみに農業鑑定競技会に出場した代表生徒12名は、今年は会場が有馬高校のため、直接有馬高校に乗り込みました。

 農業鑑定競技会の様子(農業クラブ県大会農業鑑定競技会 大会運営)に関する記事はこちら

 県下11校の生徒が大ホールに集合し、県連盟副会長の開会宣言によりいよいよスタートです。まずはクラブ旗入場。県連盟旗を先頭に各校の農業クラブ会長が旗を持ち入場します。有馬高校も人と自然科115名の代表として、農業クラブ会長が歴史ある有馬高校農業クラブ旗を持ち、堂々と入場しました。県下11校の農業クラブ旗が並ぶ光景を見ると、背筋が伸びますね。

 そして開会式、総会が滞りなく行われ・・・

 いよいよ競技会スタートです。

 農業鑑定競技会は有馬高校の体育館が会場です。

 農業鑑定競技会の様子(農業クラブ県大会農業鑑定競技会 大会運営)に関する記事はこちら

 有馬高校からは分野園芸に8名、分野測量に4名の選手が参加しました。3年生が中心の選手団ですが、2年生も先輩に負けないくらいの実力を持っています。今年は問題が少し難しかったようで、終了後は口をそろえて、思うようにできなかったとの声が多く聞かれました。

 そして発表競技

 プロジェクト発表会 (学校でのプロジェクト研究を10分以内で発表する競技)

 分野Ⅱ類(開発・保全・創造) 3-1 K.K U.K I.S T.R 2-1 W.R

 そして意見発表競技会(学校での学びや様々な体験を通して感じた意見を7分以内で発表する競技)には、2つの分野に1名ずつ出場しました。

分野Ⅱ類(開発・保全・創造)3-1 M.T

分野Ⅲ類(ヒューマンサービス)3-1 Y.S

  発表会は THE FIRST TAKE = 一発勝負 ということで、多少緊張した生徒もいましたが、今まで積み重ねた準備と練習を糧にどの発表も自信に満ち溢れたすばらしい発表ができたとのことでした。

 結果は翌日の大会式典で発表です。楽しみですね。

 報告は第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍!!(後編 大会式典)につづきます。

人と自然科 農業クラブ県大会農業鑑定競技会 大会運営

 有馬高校人と自然科にように、全国の高校で農業を学ぶ約9万人の生徒は全員『農業クラブ』という組織に所属しています。そして日頃の学習の成果や活動の成果を全国の農業高校生と競い合うのが別名『農業高校の甲子園』『農業高校のインターハイ』と呼ばれている各種競技会です。プロジェクト発表会や意見発表会など5つの競技が行われます。

 第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍!!(前編 競技会当日)に関する記事はこちら

 今年度有馬高校は丹有ブロックである篠山産業高校・篠山東雲高校と一緒に、第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会(県大会)の運営を担っており、有馬高校は農業鑑定競技会の運営を任されていました。

 農業鑑定競技会校内選考会(農業鑑定競技会とは・・・)に関する記事はこちら

 そしていよいよ7月26日(火)有馬高校体育館にて大会が実施されました。この日に向けて運営役員を中心に2日前の日曜日から会場となる体育館、待機場所となる教室の清掃・準備、説明会のためのZoomの準備など頑張りました。

 12:30、 四季の森生涯学習センターで開会式を終えた県内11校約200名の選手が有馬高校に集結してきました。駐車場係の生徒がバスを誘導します。さすが昨年の全国大会で経験した2.3年生。慣れていますね。

昨年の全国大会運営 第72回日本学校農業クラブ全国大会令和3年度兵庫大会意見発表会運営頑張りましたに関する記事はこちら

 到着後はすぐに手指消毒。受付へ案内します。

 そして競技説明会会場に誘導します。

 13:30開会式&競技説明会スタート。ZOOMを使って配信。競技実施委員長の校長先生、生徒運営委員長の挨拶の後、競技について注意点を配信しました。

  競技を前に運営生徒が持ち場に着きます。問題が並んだ会場を見て、緊張感が増してきましたね。

 14:00いよいよ競技会がスタート。ベルが鳴り、選手が一人ずつ入ってきました。20秒で1問。一人40問解いていき、その正答数を競います。

 最後の2問は40秒問題。計算問題を中心に出題され電卓の使用が認められています。(ちなみにその横に座っている運営の生徒は、電卓の数字をクリアする重要な係です。)

  そして解答用紙とバインダーを返却し終了。約15分の真剣勝負です。

 運営役員が見守る中、有馬高校人と自然科の生徒も校内予選を突破した生徒が、分野園芸に8名、測量の部に6名出場し、頑張っていました。

 15:30協議会は無事終了。大きな問題もなく大成功に終わりました。最後に体育館に集まり、半年間リーダーとして大会を準備してきた生徒実行委員長から運営生徒のみんなに、

『各校出場選手の最終確定情報が届かない中、開始予定時間14:00にスタートできたのは、皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。今回のように人と自然科が一致団結して、次は秋の農業祭も大成功させましょう。お疲れ様でした。』

 というねぎらいの言葉がかけられ、大きな拍手で大会を終えることができました。

 大会前の準備から強いリーダーシップを発揮していた大会実行委員長、そして実行委員の皆さん。運営を担った人と自然科の生徒の皆さん。本当にお疲れさまでした。大会を生徒が主体的に運営していた姿がとても印象的でした。みなさん大きく成長することができましたね。

 さて、選手として出場した人と自然科生徒の県大会の結果は・・・第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍!!にて紹介します。

「総合的な探究の時間」の職員研修の実施(総合学科部)

8月3日(水)に「総合的な探究の時間『ARIMA探究』」についての職員研修を実施しました。

「探究」実施校の先進地見学報告の後、

「サイエンス」「共生社会」「生活デザイン」「グローカル」の4コースに分かれて

職員が実際に「探究」のプロセスを体験しました。

  

 

来年度も職員全員で生徒の皆さんの「探究活動」をサポートしていきます。

令和4年度防災ジュニアリーダー活動について(三田市役所危機管理課訪問)

8月1日(月)14:00から三田市役所危機管理課を訪問しました。

主幹(防災・減災企画担当)の藤滝義文様と同課係長の長谷川四郎様にお話を伺いました。

三田市の防災の備えについてでは、備蓄庫と防災時での簡易トイレ、マンホールトイレの設置について聞きました。

災害時のトイレについては、令和7年度までに各市民センターなど箇所の整備を進められていることを知りました。特に確認しておきたかったのでとても良い機会になりました。

また、災害マップや市指定の避難所の件や、連絡が取れない場合でのマイ避難カードの作成など災害時にどの様に個々が対処するかを確認できました。

今回の経験を通して改めて自助と共助の大切さを知ることができました。学校に帰って少しでもこの経験を伝え、防災に備えたいと思います。

令和4年度防災ジュニアリーダー活動について(地区別学習会)

7月28日(木)に尼崎市立小田南生涯学習プラザで防災ジュニアリーダーの地区別学習会が開催されました。

午前中は、人と地域資源をつなげることで社会的孤立を解消する協力型ゲーム(コミュニティーコーピング)

を実施しました。初めて会った他のプレイヤー(他校の生徒、地域住民の方)と協力して地域社会の崩壊を

防ぐ体験型ゲームです。初めは緊張感もあり、上手く進行できなかった様子でしたが、後半は、他のプレイヤーと

コミュニケーションを図りながら、楽しく学習できました。

 

午後からは、クロスロードゲームとアクションプランの計画とその発表を行いました。

今後は、考えたアクションプランを学校に持ち帰って実践できるように具体的に考えていく予定です。

 

 

 

 

ボランティア活動@WELnetさんだ

8/1(月)本校2年次の福祉系列選択生徒がボランティア活動に参加してきました。

WELnetさんださんが管理されているファームにおいて、野菜の収穫体験、キッチンの見学、またお仕事をされている方へのインタビュー等を実施しました。これは、「みぢかいご」という三田市の福祉・介護の魅力発信のための運営団体より、有馬高校の生徒へ依頼のあったものです。

ホームページに、福祉の仕事の魅力を伝えるための動画を掲載したいとのことで、今回撮影協力することになりました。コロナの影響から外部とのつながりが失われつつある中、有馬高校としても良い経験につながるチャンスをいただきました。

体験を終えた後、生徒に感想を聞いたところ、「これまではこちらからの一方的な支援のイメージがあったけど、一緒につくりあげていくという雰囲気がとてもよかった」とコメントをいただきました。現場を知ることって大切ですね!

 

これを機会とし、さまざまな体験・交流ができたらいいなと改めて感じました。今回お力添えいただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

令和4年度防災ジュニアリーダー活動について

神戸学院大学ポートアイランドキャンパスにて今年度の防災ジュニアリーダーの活動が

始まりました。防災ジュニアリーダーは、阪神・淡路大震災の経験を教育に活かし、

防災教育のリーダーとして主体的に行動する態度の育成と支援者となる視点から安全で

安心な社会づくりに貢献する意識の向上を目指すものです。

今年度は、本校から3名ですが参加しています。

全体会を終えた後、尼崎で地区別学習会に参加して、アクションプランを作成していきます。

本校生徒の防災意識が少しでも高まることを期待したいです。

全体会でのミーティングの様子

夏季オープンハイスクール(総合学科)

7月29日(金)9:30~総合学科夏季オープンハイスクールを実施しました。

たくさんの中学生みなさんにお越しいただき、大盛況に終わりました。

今年は新型コロナ感染症対策として、ZOOMによる全体説明会から始まり、2つの体験授業を行いました。

それぞれのコースに分かれ、教室に入る中学生や保護者を、WILLスタッフ・生徒会メンバー・昨年度の元WILLスタッフが案内・誘導しました。

全体説明会では、学校長挨拶をはじめ、生徒会動画・WILLスタッフによる総合学科動画を配信しました。

体験授業では、28の授業を用意し、日ごろの有馬高校の豊富な選択科目を体験していただきました。今日のオープンハイクールが中学生のみなさんにとって進路選択の指針となれば、幸いです。

本日は、お暑い中、どうもありがとうございました。

WILLスタッフによる挨拶

 

バイオテクノロジーの世界を覗いてみよう(理科)

先手必勝?後手必勝?それとも・・?(数学)

簡単おもちゃを作ってみよう(家庭)

アンニョン!ハングルを知ろう!(外国語)

「産業社会と人間」(総合学科)

7月15日(金)「産業社会と人間」の授業では、1年次生対象に上級学校訪問発表会と科目選択を実施しました。

上級学校本門発表会では、6月3日に訪問した大学について、総合学科のボランティアスタッフとして活躍中のWILLスタッフが、5コースに分かれプレゼンテーションソフトを使って発表しました。どのプレゼンも工夫を凝らした興味深い発表でした。

科目選択では、自分の希望する進路分野をもとに、受験科目を踏まえつつ、興味関心に応じた科目を加えた自分の時間割を考えました。夏休みの三者面談で担任、保護者をまじえて相談の機会を持ち、8月30日には登録用紙を提出します。総合学科77回生、いよいよ進路実現に向け、動き始めます。

 

司会のメンバーです

 

コース別の発表です

教育課程表です

 

担任と相談中です

 

人と自然科 ブドウ(ベリーA・ピオーネ・マスカット)の栽培順調です

 人と自然科の1年生と3年生が栽培を学んでいるブドウ(ベリーA、ピオーネ)も、9月の収穫に向け、いよいよ最終段階に入ってきました。

 種なしブドウにするためのブドウジベレリン処理に関する記事はこちら

 生徒の熱心な管理作業の結果、順調に生育しています。

 収穫前最後の作業、袋がけを前にまずは摘粒という作業です。摘粒とはブドウの粒を一粒一粒丁寧に抜いて、割れている粒を抜いたり、詰まりすぎている房の粒を抜く作業のことです。

 

 1年生が栽培を学んでいるベリーAの場合、房の車の数(つぼみの塊の数)を15車にして、形を円筒形に整房します。そして一房の目標は75粒になるように摘粒します。

 

 3年生が栽培を学んでいるピオーネの場合、房の車の数(つぼみの塊の数)を10車にして、同じく形を円筒形に整房します。そして一房の目標は45粒になるように摘粒します。今年は過去最速で梅雨が明けましたがその後は雨が多く、ブドウの粒は一気に大きくなり、難易度高め。生徒は1週間に2~3日自主的に農場に行き管理を頑張りました。

  そして7月考査も無事終わり、いよいよ袋がけ作業です。(大雨のため5日ほど予定より遅れてしましました。)

 

 袋がけはその名の通り一房一房丁寧に紙の袋をかける作業です。鳥害や虫害、裂果、日焼けなどを防いだり、ブドウ表面に付着するブルームと呼ばれる白い粉(ブドウが自らを守るために出す油脂成分。新鮮な証拠です。)が取れるのを防ぐなどの目的があります。また、使用した袋の数を数えることで、収量を予想することもできます。 

 

 ポイントは袋の口に隙間がないように丁寧に止めていきます。袋に隙間が空いていると、雨が入ってきてカビが発生したり、害虫が入ってしまいます。約2時間の実習で無事完了です。

 これから夏休みにかけては枝の管理は続きます。美味しいブドウを収穫するため、各自で定期的に行いましょう。そして9月に入りいよいよ収穫。在校生、保護者を対象としたブドウ販売会が実施されます。

 昨年のブドウ販売会に関する記事はこちら

 現時点では9月7日(水)に2年生、9月9日(金)に3年生、9月14日(水)に1年生を対象に販売会を実施予定です。(諸事情により変更の可能性もあります。)収穫まで好天が続くよう、また害獣のアライグマに食べられないように祈りましょう。

産業社会と人間

6月24日(金)の「産業社会と人間」は、5時間目に科目選択ガイダンス後半の部、6時間目にコミュニケーショントレーニング、「オススメ記事を紹介しよう」を実施しました。

科目選択ガイダンスについては、10日(金)の続きで、各科目からの選択上の注意点の説明がありました。

さらに放課後には、看護・医療・栄養系分野について進路別説明会を開催します。

6時間目のコミュニケーショントレーニングは、非言語コミュケーション、言語コミュニケーションの両方を体験しました。前者では言葉を介さずに目だけによるコミュニケーションをとることの難しさを、マスクが日常となった現在、改めて実感しました。「オススメ記事を紹介しよう」では、新聞記事の中から気になったニュースを取り上げ、要約し、それについての意見を述べる作業をしました。手短にまとめ、自分の意見を表現することのトレーニングとなります。

今日の授業は、生き方を考え、コミュニケーション力を身につけ、自分を表現する力を養うという「産業社会と人間」の目標のエッセンスのつまったプログラムでした。

 

 

 

 

人と自然科 地域自然保護 フィールドワークその4 棚田の管理を通した夢プログラム体験

 6月21日(火)人と自然科3年地域自然保護の授業で、棚田の管理をとおしたプログラムを体験しました。

 

 人と自然科3年生学校設定科目「地域自然保護」の授業では、今年度も県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。現在は12月のプログラム実施に向け、実際に有馬富士公園で活動されている夢プロの先輩が行っているプログラムを体験しています。 

 前回のフィールドワークその4 里山の管理体験に関する記事はこちら

 今回は自然の学校の吉田さんにお世話になり、棚田の管理に関するプログラムを体験しました。この日の天気予報は雨・・・でしたが夢プログラムをやりたい!!という願いが空に届き、実習時間の2時間だけ雨がほぼ上がるという奇跡の時間となりました。

 

 有馬富士公園が大好きな吉田さんは、公園の植物や昆虫の知識が豊富で、20年近く有馬富士公園を訪れる来園者に対して生き物観察ツアーなどの夢プログラムを企画、実施されている方です。

 また、有馬富士公園にはかやぶき民家の側に棚田があり、吉田さんを中心としたボランティアの方が古代米を中心に無農薬でお米を栽培しています。今回はその水田の除草を手作業で行いながら、楽しく土や昆虫、植物に触れあうことを目的としたプログラムです。

 

 とりあえず雨が心配早くプログラムを始めないと・・・ということで、早速みんなで田んぼに入っていきます。

 

 前述のとおりこの田んぼは無農薬で栽培しているため、除草剤は一切使用していません。そのため少し放っておくとノビエなどの雑草が繁茂してきます。今回は伝統的な農具と素手で除草していきました。

 

 除草していると里山の方から鳥の鳴き声が・・・コゲラの鳴き声だそうです。

 

 そして農薬を使用していないため、田んぼの中にも生きものがたくさん生息しています。オタマジャクシやカエルはもちろん、コオイムシ等の貴重な昆虫も観察することができました。

 

 また、田んぼの周辺を観察してみると、ヤマラッキョやスズサイコなどの絶滅が危惧されている植物が観察できました。

 

 約1時間の活動は終了。皆さん田んぼから上がりましょう。

 今年もしっかり服が汚れています。夢プログラムは大成功ですね。とりあえず手足と道具をみんなで洗いましょう。

 

 最後に吉田さんから、今回の体験プログラムに込められた想いや、里山(公園内)に棚田を残すことの意義、そしてこの棚田で公園や自然を愛する人たちと行っている取組みなどについてお話をいただきました。

 

 これにて夢プログラムは終了。吉田さん、楽しいプログラムをありがとうございました。

 

 今回で実際に行われている夢プログラム体験は終了。来週からは、今まで公園で体験したり調査したりしてきた内容を有馬富士公園の巨大地図にまとめ、9月に中間発表を行う予定です。そして12月には実際に自分たちでプログラムを企画、実施してていきます。

昨年度の卒業生が企画・実施した夢プログラムに関する記事はこちら

 力を合わせ頑張っていきましょう。

福祉講演会(脳の不思議~こころとからだの関係~)

あなたのこころはどこにありますか?

と聞かれ、皆さんはどこを指しますか?そんな質問からお話がスタートしました。私たちのこころは脳にあります。好きな人を見るとドキドキするのも、脳からの神経伝達物質の影響ということを知りました。脳の不思議について、湊川短期大学 松尾先生にお越しいただき、さまざまな角度から教えていただきました。

脳がストレスを感知するとホルモンのバランスが崩れ免疫が低下すること、日照時間の短くなる冬から春にかけてうつ症状が出やすくなること、脳の前頭前野の発達がストレスコーピング(ストレスへの耐性)を強めることにつながるなど、大切なお話がたくさんありました。

 

また、脳に関する豆知識(男性脳・女性脳の特徴や一目ぼれの仕組みなど)やストレスコーピングのセルフチェック、空間認知チェックなど体験もたくさんあり興味・関心がますます高まりました。松尾先生、貴重なお話をありがとうございました。

 

有高祭 6月16日・17日

6月16日(木)・17日(金)の2日間にわたって有高祭が行われました。今年度も感染症対策を十分に行った上で短縮した日程ではありますが、無事開催することができました。

1年生はクラス展示を行いました。準備期間が少ない中、クラスで協力して様々な展示を見せてくれました。

  

2年生は昨年度に続いて露店を行いました。様々な工夫をして体験型のゲームを準備してくれました。

3年生は演劇を行いました。高校生活最後の有高祭としてクラス全員が一致団結した劇を披露してくれました。

  

学年だけではなく、たくさんの文化部もそれぞれの活動を披露してくれました。

  

新型コロナウイルスの影響で、学習活動においても制限がかかる中ではありますが、感染症対策を十分に行い創意工夫をしながら無事に有高祭を行うことができ、大変うれしく思います。

 

福祉講演会(作業療法士の仕事について)

作業とは…食べたり、入浴したり、人の日常生活に関わるすべての活動を「作業」とよんでいます。その作業が出来なくなった方、一人ひとりと向き合い、暮らしを取り戻す支援を行うのが作業療法士のお仕事です。

  

そんな風に、わかりやすくお話がスタートしました。本日も神戸医療福祉専門学校三田校より、小西先生、田村先生をお招きし、講演会を実施しました。対象は総合学科2年次生福祉系列の13名です。

  

お話の中で、それぞれの障害や病気に応じて動作しやすくなる道具=自助具のご紹介があり、実際に触らせていただく機会もありました。また、身体の構造を知るために、基本動作はどのようにされているのか体験する機会もいただきました。何より、いきいきとお話される先生方の様子を目の当たりにし、生徒たちもその魅力を大いに感じておりました。お忙しい中お越しいただきありがとうございました。

福祉講演会(義肢装具士の仕事について)

みなさんは「義肢装具士」のお仕事を知っていますか?

 

6月14日(火)3,4限、総合学科2年次生福祉科目選択生徒に向けて、神戸医療福祉専門学校三田校より、義肢装具士科の山本先生をお招きし、講演会を実施しました。

 

義肢装具とは、「義肢」と「装具」に分かれ、義肢は欠損部位のサポート器具、装具は身体機能の障害に対してサポートする器具のことです。装具にはコルセットやサポーターといった私たちに身近なものも多くあると知りました。

山本先生がご準備くださった動画の中で、初めて義足をつけて歩いた方が「歩けることが幸せ」と心からの喜びを、涙しながらおっしゃられていました。義肢装具士は生活の質の向上や、社会参加への架け橋となる大切な職業であると感じました。

後半には、筋電義手の体験をさせていただきました。筋肉を動かす際に発生する電流をキャッチし、義手が動くというものですが、なかなか思うように動かすことができず、もどかしい気持ちを経験しました。技術の進歩はあるものの、いかに使いこなすことができるかは、ご本人の努力以外無いと身をもって体験することができました。

  

山本先生、本日は貴重な経験をありがとうございました。

 

人と自然科 三田警察署の花壇植え付け活動に行ってきました

 人と自然科では実習で学んだ知識や技術を活用した様々な活動を行っています。先日も3年生の生徒が、三田市消防本部の花壇装飾を行いました。

 三田市消防本部の花壇装飾活動を行いました・・に関する記事はこちら

 6月10日(木)は三田警察署の花壇植え付け活動に行ってきました。今回は2年生の生徒13名が挑戦。公共施設の装飾は初めてです。ペチュニアやベゴニア、マリーゴールド、サルビア、ジニアの花苗約800鉢を持参しました。

 まずはデザインを決めます。警察署前のメイン花壇、庁舎に沿った左右の花壇、合計3カ所に分かれ、それぞれ3~5名のグループに分かれ、配植を考えます。

 今回初めて装飾する2年生。基本のライン状のデザインに配置する班が多かったですね。

 配置が終わったら移植ごてを使用し植え付けしていきます。

基本は奥の花から手前の花へと順番に、間隔を確認しながら手早く植えつけます。苗の植え付けは学校でも繰り返し行っているので慣れた手つきです。

 最後は灌水して完成です。一気に明るくなりましたね。

 何とか授業時間内に植え終えることができました。最後は署長さんも出てこられ、記念撮影です。

 三田警察署を訪れた際は是非ご覧下さい。

福祉講演会(園芸療法士の仕事について)

6月13日(月)1,2限目総合学科2年次生の福祉科目選択生徒に向けて、「園芸療法士の仕事について」神戸学院大学の菊川先生よりお話いただきました。

菊川先生は、上級園芸療法士の資格をお持ちで、さまざまな対象者に向けて園芸療法プログラムの実践経験があります。その経験の中から「お花のお弁当箱作り」というフラワーアレンジメントプログラムを体験させていただきました。

 

植物はどんな人にもハードルが高くなく、手にすることができるアイテムです。においや感触、色あいなどさまざまな刺激を通して癒しを与えてくれます。支援者役と患者さん役に分かれ、その方にどういったお声がけをすればよいか、一生懸命考えながら実習を進めていました。

  

フラワーアレンジメントは、正解・不正解がなくそれぞれの発想で自由に実践できるものです。「相手が楽しそうに取り組んでくれると自分も楽しくなる!」といった生徒の感想もあり、作業を通して園芸療法の魅力を大いに感じることができました。菊川先生ありがとうございました。

「産業社会と人間」

6月10日(金)の「産業社会と人間」は科目選択ガイダンスを実施しました。

今年度の総合学科1年次生より、新しいカリキュラムになり、選択科目の改編成が行われています。自分の目指す進路に向け、選択科目を考えていきます。

A~Iまでの9つのタイプの進路目標から、受験科目を調べ、それに自分の興味・関心のある選択科目を組み込んでいきます。

科目選択ガイダンスは、本日と6月24日の2回にわたって行い、その後夏休み中の三者面談を経て、秋には本登録します。

77回生は、2年後の進路実現に向け、加速し始めました!

 

 

 

 

人と自然科 農業と環境 手植えによる田植え実習実施

 6月に入り、皆さんがお住まいの地域の田んぼにも水が張られ、田植機が大活躍しているのではないでしょうか。

 有馬高校も6月9日(木)人と自然科1年生『農業と環境』の授業において、伝統の手植えによる田植え実習が行われました。この日を楽しみにしていた生徒も多かったようで、田んぼに向かう足取りも軽やかですね。

 授業担当の先生からしろかきなど田植えまでの水田の準備、塩水選等の技術、水分補給や着帽など熱中症予防についての注意点などについて説明を受けた後、早速水田に向かいます。

 早速田んぼに入りましょう。畦を踏んではいけません。

 そして早速田植え開始。合図で一斉にイネの苗を植えていきます。有馬高校で近年栽培しているイネは「ヤマフクモチ」という品種のもち米です。

 今年は有馬高校が作付けする2枚の田んぼを全て手植えすることにしました。玉ヒモ(20cmおきにイネの苗を植える場所の印がついたロープ)に沿って、1カ所に3本ずつ、人差し指の第1関節の深さまで植えていきます。そして一歩下がって自分の足跡を消します。

 40分経過。田んぼの半分まで進みました。どんどんスピードアップです。

 ポイントは自分が担当する区域の田植えが終わったら全員で腰を上げること。これが玉ヒモを持つ担当の先生が次に進める合図になります。

  

 そして開始1時間が過ぎたころ、2枚の田んぼにイネの苗ををまっすぐ等間隔に植えることができました。

 今回手植えをしたもち米は、10月下旬に収穫を迎え、毎年手刈りで収穫しています。

 昨年度の稲刈りの様子はこちら

 そして今年は11月12日(土)に予定されている秋の農業祭にて、もち米として一般に販売予定です。

 昨年度の秋の農業祭に関する記事はこちら 

 収穫まで皆様しばらくお待ち下さい。

人と自然科 農業クラブ リーダー講習会に参加しました

 6月9日(木)丹波篠山市立四季の森生涯学習センターにて、兵庫県学校農業クラブ連盟、令和4年度リーダー講習会が開催され、人と自然科の生徒20名が参加しました。

 人と自然科のように全国の高校で農業を学ぶ学科に所属する約8万人の生徒は全員『学校農業クラブ』という全国組織に所属します。そして兵庫県内で農業が学べる高校は11校あり、兵庫県学校農業クラブ連盟を組織しています。兵庫県学校農業クラブ連盟では、毎年6月に各学校の農業クラブの中心として活動する生徒が集まり、リーダー講習会を開催しています。この講習会は大きく分けて二つの内容に分かれており、午前中はクラブ活動発表会が、午後は専門分野に分かれた分科会が開催されます。

 午前中のクラブ活動発表会では各校の農業クラブ活動の活性化を目指し、スライドなどを用いて、農業を通した地域貢献活動、学習活動を紹介し合いました。

 

 有馬高校は11校中8番目に登場。

 

 クラインガルテンやフローラルアートなどの特色ある授業紹介はもちろん、三田駅前花配布や福祉施設での花壇植え付けボランティアや田園スポーツセンター、イオン伊丹での農産物販売などのイベント活動など地域に根ざした活動を紹介しました。また今年遂にリニューアルされた、大人気の人と自然科ゆるキャラ(実習を頑張っていたら現れる妖精さん)『ひとっしー』も紹介しました。

 「ひとっしー」が登場してくれたイオン伊丹での農業イベント参加に関する記事はこちら 

 そして午後からは農業・環境学習の発展と各校生徒同士の交流、リーダーの育成を目的として分科会が行われました。

 第1分科会では各校農業クラブ会長が集まり、理事会が開催されクラブ活動発表を踏まえた意見交換や、夏に開催される農業クラブ県大会の発表競技の発表順の抽選が行われました。

 第2分科会では「見せる・伝える技術を学ぶ!プロジェクト発表について」をテーマに、昨年の農業クラブ全国大会プロジェクト発表競技会で全国大会最優秀賞に導いた先生、県立農業高校の木村健一先生より、競技のルールやコツについてアドバイスを頂きました。第2分科会では本校の生徒が司会も務めました。

 農業クラブの各種競技会が紹介された、昨年度の農業クラブ総会に関する記事はこちら

 第3分科会では「見せる・伝える技術を学ぶ2」をテーマに、澤田恭子先生を講師にお招きし、会を進行したり人前で話をするなど、リーダーとして求められる能力を身につけるための大切な技術、コミュニケーション能力の向上について学びました。

 第4分科会では「丹波篠山の農業を学ぶ」をテーマに、丹波篠山市でイネや黒ダイズ、ヤマノイモなどを栽培されている先輩農業者板東先生、構井先生をお招きし、古くから受け継がれた農法を守りながら新しい農法に取り組む事例や姿勢について学びました。

 

 第5分科会では、「丹波篠山の産業を学ぶ)をテーマに享保19年創業小田垣商店を訪れ、江戸時代から続く店舗や古い用具などを見学。地域の活性化を図り地産地消、農業と地域産業とのつながりについて考えました。

 第6分科会では「丹波篠山の特産物をモチーフにフェイクスイーツづくりを学ぶ」をテーマにpuls-yoikotoの堂岡先生とNiCoPPe☆の境先生をお招きし、黒豆のロールケーキを作成しました。

  会の最後は再びホールに集まり各分科会からの報告の後、FFJの歌を集まった県内150人の農業クラブ員で清聴しました。農業クラブ連盟歌であるFFJの歌は全国の農業高校生が歌える歌です。

 リーダー講習会を通じて他校の特色ある活動を知ることができ大変参考になりました。このようい県内、そして全国の農業高校生と交流できるのが農業クラブ活動の魅力ですね。また、分科会を通して、リーダーとしての資質向上はもちろん、農業の大切さや農業を学ぶことへの誇りを持つことができました。最後に集合写真です。

 リーダー講習会が終わり、いよいよ7月に開催される農業クラブ県大会に向け、本格的な学習、練習が始まります。次は県内、そして全国の農業高校生がライバルですね。最優秀賞、そして近畿大会・全国大会出場を目指し頑張りましょう。

人と自然科 三田市消防本部の花壇装飾活動を行いました

 6月8日(水)人と自然科3年生環境班の生徒12名が三田市消防本部を訪れ、花壇装飾活動を行いました。人と自然科では実習で学んだ知識や技術を活用した様々な活動を行っています。

 福祉施設花壇植え付けボランティアに行ってきました・・・に関する記事はこちら

 三田市役所前広場 花時計の植栽活動頑張りました・・・に関する記事はこちら

 この日は自分たちで栽培したマリーゴールド、ペチュニア、ベゴニアなどの花苗約1200鉢を持参し、自分たちでデザインを考え植栽しました。

 有馬高校が植栽しているスペースは、道路に面した花壇と、庁舎の入り口にある花壇の2か所です。

 それぞれの花壇デリーダーを決め、花壇の配植を検討し、苗をおいていきます。

 そしてデザインが完成したらみんなで植えています。さすが3年生。慣れた手つきで植栽作業が進んでいきます。

 作業は約1時間半で終了。手際よく植えることができたので、予定より早く終えることができました。最後にみんなで記念写真です。

 三田消防署の前を通る際は、是非ご覧下さい。

人と自然科 令和4年度第1回農業法人仕事説明会に参加しました

 6月2日(金)加古川総合文化センターにて農業法人仕事説明会が開催され、将来農業関係の仕事に就くことを考えている本校3年生の生徒4名が参加しました。

 この事業は、近年増えている農業法人と農業高校で学ぶ非農家の生徒をマッチングさせることを目的に4年前から実施されています。今回は県下の農業法人16社の経営者がブースを設け、県内の農業高校生、農業大学校生薬80名が参加しました。

 人と自然科生徒の近年の進路状況を見てみると、126年の歴史(多くの先輩方とのつながり)を活かし、食品製造や医薬品製造など幅広い企業への就職はもちろんですが、農業系の4年生農学系大学や農業大学校などへ進学し、そして大学、農業大学校卒業後に就農する生徒が毎年出てきています。

 3月に卒業した、令和3年度人と自然科全生徒の進路状況はこちら

       ↓↓

 R3 人と自然科 進路実績.pdf

 そのため、人と自然科生徒の進路実現のため、半身農業改良普及センターと連携し、先輩農業者特別授業やインターンシップ、バスセミナーなど様々な取組みを行っています。

 令和4年度第1回先輩農業者特別授業に関する記事はこちら

 昨年度農業インターンシップに関する記事はこちら

 昨年度先進地見学(バスセミナー)に関する記事はこちら

 特に非農家の生徒は農業法人に就職(修行)し、技術の習得と人脈、信頼をを築いた後、新規就農する事例も多くあります。従って今回のような説明会への参加は重要な機会となっています。今回参加した4人は全員非農家の生徒ですが、来年度農業大学校に進学した後に就農を希望する生徒、さらには調理系専門学校への進学後に農産加工など、農業関連産業への就職を目標として人と自然科に入学した生徒です。

 今回は西はたつの市から東は神戸市まで、南は南あわじ市から北は養父市まで、県内各地にある農業法人が参加していました。また、野菜・果樹・畜産・水稲・花卉など多様な経営体の法人です。そして、参加した法人は本気で求人を求めているとのこと。

 本校生は4人とも積極的に農業法人にブースを訪れ、経営内容や農業への想い、独立就農に向けたサポート体制などの話を熱心に聞いていました。

 約2時間かけてブースを回り様々な話を聞くことができました。参加した生徒から話を聞くと、今年の進路実現に向けさらにやる気になったとのこと。また、将来に向け今日の出会いを大切にしたいとのことでした。充実した時間となって良かったです。

 このような機会をいただきました兵庫県ならびに兵庫県農業会議のみなさま本当にありがとうございました。

人と自然科 ひとはく連携セミナー2回目 生物多様性について学ぶ

 6月3日(金)人と自然科1年生「人と自然」の授業で、第2回目となるひとはく連携セミナーを受講しました。

 ひとはく連携セミナー1回目 西日本のタンポポについて学ぶに関する記事はこちら

 有馬高校人と自然科と県立人と自然の博物館の間では生徒のセミナー受講について協定を結んでおり、1年生学校設定科目「人と自然」の授業で年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の専門員から、各分野のユニークかつ専門的な講義を直接受講することができます。

 第2回目の講義は「生物多様性と私たち」をテーマに、山﨑健史研究員から講義をいただきました。山﨑先生は動物分類学がご専門で、特にクモ類研究の第一人者です。そして生物多様性に関する研究にも力を入れられており、今回は生物多様性が私たちの生活にどのように関わっているのかを中心にお話いただきました。

 まず生物多様性とは何か、地球上には3000万種とも言われる生きものが存在し、全て直接に、間接的に支えあって生きていることをいいます。さらに生物多様性を深く見てみると、一般的に言われてる種の多様性に加え、同じ種の中でも形や模様が変わる遺伝的な多様性・さらには生態系の多様性の3つの階層で成り立っています。

 次に種の多様性と生物間相互作用について学びました。生物間のつながりといえば食う・食われるの関係の食物連鎖が有名ですが、共生関係を築いている生きものもたくさん存在します。たとえば4つの胃袋を持つ牛。胃袋の中にはたくさんの微生物が存在し、栄養分をもらう代わりに消化を助けています。さらに「アリ植物」「シリアゲアリ」「カイガラムシ」の3者で、すみかの提供や天敵から身を守るなど共生関係にある例もあるそうです。

 このように多様な種があることで生態系は安定していますが、人間の活動により生態系のバランスが崩れてしまい、特に「キーストーン種」と呼ばれる影響力が大きい種が絶滅してしまうと、生態系に大きな影響が出てしまうこともたくさんあります。

 現在は「6度目の大量絶滅期」と言われており、都市化や化学農薬、肥料による送粉昆虫の絶滅、プランテーション化による熱帯動植物の絶滅、地球温暖化によるサンゴの白化をはじめとした海洋生物の危機が叫ばれています。

 私たちは生物多様性から、炭素の固定、窒素循環などの基盤サービス、食料や水、医薬品などの供給サービス、水の浄化や森林の形成などの調整サービス、自然に触れることでストレスが癒やされる文化サービスなど多くの恩恵を受けています。私たちはこの生物多様性をいつまでも守っていく必要がありますね。

 高校生にもわかりやすいユニークな講義で、ここには書き切れないたくさんの内容を学ぶことができました。山﨑先生本当にありがとうございました。

 次回のひとはくセミナーは、橋本 佳延研究員より「三田の里山と植物の多様性」をテーマに講義をいただく予定です。楽しみですね。

76回生総合的な探究の時間「問いの立て方」

6月7日(火)5,6限、総合学科2年次生は、神戸親和女子大学冨田先生より、探究のテーマを決めるためのお話を伺いました。導入として、「頭を動かす」「言葉にする」「小さな決断を繰りかえす」というキーワードをいただき、講演がスタートしました。

「探究とは何か?」「なぜ探究をするの?」といった疑問に答えていただくなど、生徒がこれから探究活動を進めていくにあたり、とても大切なエッセンスの詰まったお話となりました。

「三田市の課題」をテーマに、問いの立て方について、その手法を教えていただきました。大きなテーマから、5W1Hに基づいてたくさんの疑問をあげ、リサーチクエッションを決めるまで、一つひとつ丁寧にご指導いただきました。

  

生徒はこれから、自分なりの探究を進めていきます。それぞれの興味・関心×社会課題の解決に向けて取り組み、発表につなげます。冨田先生、本日はありがとうございました。

 

人と自然科 地域自然保護 フィールドワークその4 里山の管理体験

 5月31日(火)人と自然科学校設定科目『地域自然保護』の授業で、里山管理に関する夢プログラムを体験しました。人と自然科3年生学校設定科目「地域自然保護」では、県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。現在は、実際に有馬富士公園で実践されている夢プログラムを体験しています。

 前回 フィールドワークその3 有馬富士公園の生きものに触れように関する記事はこちら

 この日は緑の環境クラブの方々にお世話になり、里山の管理を通した夢プログラムを体験しました。緑の環境クラブの皆様は、この取り組みが始まった13年前から長い間お世話になってる夢プロの先輩です。

 まずは大ホール(新型コロナ対策)で、緑の環境クラブの皆様から自己紹介があり、里山とは何か、そして里山と私たちとの関係性について簡単に説明がありました。

 以前はエネルギーとして里山の間伐材を活用した炭や薪を使用し、そして農業においても、山にある腐葉土などを活用、さらにはシカやイノシシなどの肉もバランスよく狩猟し食していました。しかし現在では、エネルギーは化石燃料に代わり、肥料や食料は別の地域、さらには海外から輸入することで里山の必要性が薄れ、荒れてしまいました。その結果、獣害や災害が起こっているのが今の現状です。緑の環境クラブの皆さんは三田の里山を守りたいと、活動を25年間も続けておられます。

 そしていよいよ実践編。蜂やマムシ、マダニなどの危険な生き物への対処法、さらに太い木を切り倒すときのノコの入れ方やロープや滑車の使い方など、スライドを用いてわかりやすく説明いただきました。

 

 生徒の中にはチェンソーの資格を取得している生徒も多く、さらに理解が深まったとのことでした。

 チェンソーの資格取得(今年の8月に実施予定)に関する記事はこちら

 十分事前知識を身につけた後、ヘルメットや剪定ばさみ、ノコなどの道具を装着し公園内の里山に向かいました。

 

 山に入る前は、マダニなどから身を守るため、首にタオルを巻き、まくった作業服の袖を下ろし、虫除けスプレーを吹き付けます。

 いよいよ山に入ります。

 まずは全員でササの除去です。足で音を出した後に作業を進めるなど、マムシに注意しながら一面に繁茂しているササをハサミで切っていきます。

 すっきりしましたね。

 そしていよいよ間伐です。まずは間伐した枝葉を積み重ねる集積場を作るため、間伐材で作った杭を打ち込みました。

 今回間伐したのは、枯れかかっている樹木、そしてソヨゴやヒサカキなどの常緑樹です。(決められた常緑樹を間伐する里山管理方法を兵庫方式と言います。)

 

 管理前にスライドで学んだ通り、ロープと滑車で人がいない方向に力を加えます。伐採する生徒は受口を作りノコを入れ、切り倒していきます。

 

 うまく倒れましたね。切り口も完璧です。

 

 倒した枝葉は細かく切り刻み、集積場に積み重ねていきます。この作業で分解が進み、土に戻るスピードが速くなります。(昆虫などの生き物の住処にもなります)

 

 実習中ふと見るとマダニを発見。すぐに駆除しました。やはり山に入るときにはタオルなどの首に巻いたり肌を露出させないなど、しっかりと対策する必要がありますね。

 

 約1時間半で作業は終了。自分たちが使った道具を整備します。鋸の歯に詰まった切りくずやヤニをブラシで取り除き、油をさし、布でふき取りました。

 

 最後に振り返り。一人ひとり感想を述べました。木を切るのが楽しかった。ノコがなかなか進まなかった。切り倒した瞬間が嬉しかった・・・など達成感を感じることができたようです。

 

 緑の環境クラブの皆さん、すばらしい夢プログラムをありがとうございました。

 

 次回のフィールドワークは、公園内にある棚田で無農薬栽培で古代米を栽培している自然の学校に皆様にお世話になり、棚田の除草と生き物観察についてのプログラウを体験する予定です。

 

上級学校訪問

6月3日(金)、総合学科1年次生約200名は、上級学校訪問を実施しました。この活動は、「産業社会と人間」の授業の一環としての取り組みで、進路選択の一助となるものです。

今年度は、5コースに分かれ、甲南大学、関西学院大学、兵庫県立大学、神戸女学院大学、武庫川女子大学、兵庫医科大学、関西大学の7大学を訪問しました。

各大学ごとに提供いただいた、大学説明、キャンパスツアー、大学生へのインタビュー等のさまざまなプログラムに参加しました。

高校入学後まもない1年次生ですが、大学の深い学びに触れ、大学生との交流を通して、大学生活へあこがれを抱き、進路選択に向けて高い意欲を持つことになったと信じています。

今日の学びを生かし、次回の「産業社会と人間」の授業では、訪問を振り返りまとめをし、科目選択を開始していきます。

訪問大学の先生方、職員の方々、大学生のみなさん、準備から本日のおもてなしまで本当にお世話になり、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

レクリェーション実習をしてきました!

 有馬高校総合学科3年次生「福祉」選択生徒13名が、「いこいの家さんだ」にお邪魔して、レクリェーション実習を実施させていただきました。

 

 学校から徒歩10分の宅老所で、たくさんの高齢者の方が利用されています。到着してすぐ、「よく来たね~」「いらっしゃい」「今日はよろしくね~」と優しく出迎えていただきました。

 挨拶もそこそこに、早速スタート。1グループめは、「Let’s シュート!!」と題して、紙コップに球を入れていくゲームを行いました。遠くから投げる人、近くからするりと放り込む人さまざまな方がいらっしゃいました。

 

 2組目は「ふうせん文字当てゲーム」。風船バレーの要領で、風船に書いてある文字を当てます。簡単なキーワードから馴染みのない単語まで、難易度も上がっていきましたが楽しみながら当ててくださいました。

 

 最初は緊張の面持ちだった生徒たちも、たくさんの笑顔に囲まれ、リラックスしながら楽しませていただきました。最後はプレゼントもいただき、とてもうれしかったです。ありがとうございました。