カテゴリ:総務部
命を守る 避難訓練 第2回
11月12日(水) 6時間目に、今年度2回目の避難訓練を実施しました。
事前学習として、「避難行動における心理的特性」について学びました。危険が予想される状況でも「自分は大丈夫」と思い込む「正常性バイアス」、「みんな逃げないから大丈夫だろう」と周りに合わせようとする「多数派同調バイアス」について理解することで、いざというとき適切な行動を取れることをねらいとした取り組みです。
今回は、地震に伴って火災が発生したという想定で行いました。生徒たちは皆、職員の指示のもと、落ち着いて行動できていました。
三田市消防本部の方からは「災害はいつ、どこで起きるかわかりません。こうした訓練を面倒くさいと思わず、自分に何ができるかを考えながら、大切にしましょう。」とお言葉をいただきました。
また、10月31日(金)から11月2日(日)にかけて、能登半島地震復興ボランティアに参加した生徒を代表して、3年生2人が報告をしてくれました。その内容をご紹介します。
「地震発生から約2年たった現在でもなお、建物が崩れている状態で残っていたり、ひびが入っている状態であったりする箇所が多くあり、被害の大きさを改めて実感させられました。また、仮設住宅に入りたくても抽選に外れてしまい、病気を抱えながら破損した家に住まざるをえない方もいらっしゃいます。
そのような大変な状況の中でも、現地の方々はあたたかく接してくださいました。そして、高校生が来てくれて元気が出る、ありがとうと言ってくださり、とてもうれしかったです。私たちは、少しでも被災者の方々のためになりたいと思って行ったのですが、かえって私たちが元気をいただいた気がします。
今回の活動を通して、させていただくという気持ち、一緒に頑張るということの大切さを実感しました。実際に被災地に足を運ぶことでわかることがたくさんあります。今回の経験を活かして、今後もボランティア活動に参加していきたいと思います。」
災害が起きた際に何ができるか。今後も、生徒と教職員、地域とともに考えていかなければならないと思います。
マレーシアよりようこそ 歓迎式典
11月5日(水) マレーシアの姉妹校であるオールセインツ高校から、6名の生徒さんと2名の先生が研修のため本校を訪問されています。
8月にマレーシアを訪問した本校生徒6名が今回ホストとなり、それぞれの家庭でともに過ごします。
11月6日(木) オールセインツ高校の皆さんの歓迎式典を行いました。
記念品として、本校より暖簾をお贈りし、オールセインツ高校からはオランウータンの人形をいただきました。
そのあと、オールセインツ高校の生徒さんが、マレーシアの民族ダンスを披露してくれました。
訪問団の皆さんは、本校での外国語や芸術、福祉の授業に参加するほか、日本の文化や自然について学ぶための研修も予定されています。
約1週間滞在され、11月11日(火)に帰国されます。
人権講演会「パラスポーツを通して見えてきたこと」
10月29日(水) 5・6時間目に、車いす陸上競技選手の北浦春香さんを講師にお迎えし、ご講演いただきました。
本校の人権教育の一環で、共生社会への理解を促進し、人権意識を高めるためのものです。
三田市在住の北浦さんは、中学生時代に本格的に車いす競技を始められ、これまで3回のパラリンピックに出場されました。
その中で、
①仲間とのつながり
②自分の選択に責任を持つこと
③必要な努力は惜しまない
④支えてくれる人たちへの感謝
⑤有限な時間を後悔しないように過ごすこと
の大切さについて語ってくださいました。
北浦さんがおっしゃった言葉です。
「報われる努力は必ずある。報われない努力も無駄にはならない。」
「障がいがあることは決してマイナスにはならない。人にはそれぞれ楽しみ方がある。」
「Where there is a will, there is a way. (意志あるところに道は開ける。)」
これからの困難な時代を生きる生徒たちの胸にも響いたのではないかと思います。
校内ビブリオバトル選考会・図書委員企画ハロウィンイベント開催しました
10月28日(火)15:40より、校内ビブリオバトル選考会を行いました。
今年は3名のバトラーが参加してくれました。
それぞれ、紹介したい本を持参し、その本の魅力を伝えてくれました。
チャンプ本は、『夏と花火と私の死体』を紹介してくれた2年生のDさんです。
チャンプ本を紹介してくれたバトラーは、12月に甲南大学で行われる県大会に出場します。
ビブリオバトルが終了すると、次は図書委員企画のハロウィンイベントです。
今年は、茶華道部、筝曲部の生徒たちにもお手伝いしてもらいました。
まずは茶華道部指導の下、抹茶を立ててみました。
初めて抹茶を立てる経験をした生徒たちは悪戦苦闘しながらも楽しそうに茶筅(ちゃせん)を振っていました。
その後、筝曲部の演奏を聴きながらのお茶タイムです。
次は、「宝探し」です。
本の間に挟んであるカードを見つけ出します。
みんな必死で探しますが、なかなか見つかりません。
図書室の中を走り回りました。
賞品は生徒たちが作ってくれたブックカバーとしおり(お菓子付)です。
中間考査、オープン・ハイスクールと時間のない中、限られた時間でとても楽しいイベントを企画してくれました。
参加してくれた生徒たちがとてもいい笑顔をしていました。
頑張って企画運営してくれた図書委員、一生懸命発表してくれたバトラーの3名、参加してくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。
秋季オープンハイスクール
10月25日(土)、秋季オープン・ハイスクールを開催しました。
初めに、全体会として、夏季休業中にマレーシアを訪問した生徒による研修の報告をさせていただきました。
本校の国際交流の一環であり、来年度はオーストラリアを訪問する予定です。
そのあと、学科別説明会を行いました。
人と自然科では、授業や行事をとおして、「農業を学ぶ」だけではなく、チームワークや危機管理能力など、社会人としての基礎力を「農業で学ぶ」ことを大切にしています。
総合学科では、それぞれが考える進路、興味・関心にそって、6つの系列に属して学んでいきます。それがサイエンス系列、人文・社会系列、グローバル系列、ビジネス系列、看護・医療・福祉系列、保育・栄養系列です。今回も、それぞれの系列で学ぶ生徒が、その魅力を語ってくれました。たとえば、グローバル系列にいる生徒は、もともと英語が苦手だったものの、「英語探究」の授業ではグループワークなどをとおして楽しみながら英語力をつけることができる喜びを語りました。また、看護・医療・福祉系列の生徒は、「社会福祉基礎」で車いすを使うことにより、補助の仕方や声掛けなどについて実践的に学んでいることを紹介しました。
そのあと、中学生は体験授業に参加してくれました。今回は20講座が開かれました。(写真は、左からナチュラルキープ、野菜、化学、下へいって左から数学、工芸、韓国朝鮮語の授業です。)
今回も、本校生徒が中学生の案内・誘導など、積極的に動いてくれました。
今年度最後のオープン・ハイスクールでしたが、多くの方にご来校いただきました。ありがとうございました。
少しでも有馬高校の魅力にふれていただければ、幸いに存じます。