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カテゴリ:農業部

人と自然科 2年生 ナチュラルキープ「無煙炭化器を使った間伐材の利用に向けて」

 有馬高校には敷地内に敷地内に竹林があります。管理を怠ると一気に成長して「放置竹林」になってしまいます。この日は事前に伐採しておいた竹を無煙炭化器に入れて燃やし、竹炭の制作を行いました。

 完成した竹炭は土壌改良剤などに使用し、持続可能な地域資源の活用を目指した農業の実現を目指して利用していきます。

人と自然科 2年生 フローラルアート「ガイダンス」

 人と自然科では専門の授業の一環としてフラワーアレンジについて学ぶ授業「フローラルアート」という科目があります。

 2年生第一回目の授業は花と人とのかかわりや、実習を行うにあたっての注意点など基礎的な内容について学びました。

 今後、実習を重ねてアレンジメントの技術を獲得し素敵なアレンジメントで誰かをハッピーにできる日を楽しみにしています。

  

人と自然科 入学式に向けて黒板アート

 いよいよ入学式が近づいてきました。入学式に向けて農業クラブのメンバーによる黒板アートの制作が行われました。

 今年の黒板アートは去年と異なり、大阪万博のキャラクターと人と自然科の「ひとしくん」と「ひとみちゃん」が仲良く手をつないでいる2025年を象徴するデザインになっています。

 新入生にとって心に残る入学式になると思います。

 入学式が楽しみです。

人と自然科 演習林実習に行ってきました

  令和6年度もいよいよ終わろうとしています。人と自然科では、春休み中も当番で実習の授業(総合実習B)があり、春の農業祭に向け準備を進めています。生徒は元気に登校し、楽しそうに頑張っています。

  R7入学生人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 昨年度の春の農業祭に関する記事はこちら(ちなみに令和7年度の春の農業祭は4月19日(土)を予定しています。)

 さて、そのような春休みの当番実習の一環として、3月31日(月)果樹と緑班の3年生が12名が演習林実習を行いました。有馬高校人と自然科は三輪と藍本の2カ所に演習林を所有しており、果樹と緑班の生徒が林道整備を行っています。また、課題研究などで使用する緑化材料などを採集し活用したりしています。(人と自然科になる以前は林業を学んでいたようで、木の枝内実習や間伐、伐採など、木材生産も行っていたようです。)

 朝8:20頃、最寄りの藍本駅に生徒が集まってきました。

 

 現地に到着し、引率の先生から本日の実習について説明です。今回の最大の目標は「怪我をせず、無事に下山すること」です。実習用手袋を必ず着用すること。お互いに声掛けをすること、特に斜面を伸るときには落石などで下の生徒に大声で知らせること・・・など安全に関する注意を中心に確認し、生徒はしっかりメモをとっていました。

 そしていよいよ入山です。小川を渡ったところから有馬高校が管理している演習林です。


 演習林の中に入ると、林道が整えられています。実習では、林道にある倒木や枯れて落下した枝を除去する作業を行いました。そして林道に芽を出していた実生の苗を剪定はさみで切っていきます。このまま放置しておくと林道で大木に成長してしまうので、小さいうちからしっかり取り除いておきます。

 

 道中、風で折れた丸太などが林道をふさいでおり、協力して林道の外に運び出していきます。

 
 そしていよいよ尾根に向かって登山です。演習林実習一番の難関、急な坂を登ります。

 

 落石に注意しながら声を掛け合い登っていきます。

 無事に尾根に到着。一休みです。

 

 再び整備しながら上を目指します。

 

 林道にはみ出していた樹をチェンソーやのこで切断し、運び出します。

 3時間近く行った演習林実習も無事終了。山歩きにも皆慣れてきたのか、下山はスムーズです。

 そして麓で、課題研究や実習で活用できそうな植物を観察しました。

 

 充実した演習林実習でしたね。皆さんお疲れ様でした。

 

 今回実習を頑張った2年生もいよいよ明日から3年生。最上級学年ですね。人と自然科のリーダーとして下級生の手本となるように頑張ってください。応援しています。

人と自然科 春季休業中にフォークリフト技能講習第2弾を実施しました

 修了式も終わり、春季休業に入りました。

 令和6年度修了式に関する記事はこちら

 令和6年度もあっという間に終わろうとしています。春季休業中にも人と自然科の生徒は、春の農業祭に向け、当番で「総合実習」Bの実習(別名農場当番)を頑張っています。

 そのような中、3月22日(土)から5日間、希望した人と自然科の生徒18名を対象に、フォークリフト技能講習を実施しました。人と自然科では夏季休業中に建機系の資格取得を行っており、この夏もガス溶接・チェンソーの資格取得講習を実施しました。

 この夏のガス溶接技能講習に関する記事はこちら

 この夏のチェンソー特別教育に関する記事はこちら

 そして今回実施したフォークリフト技能講習も夏季休業中に実施したのですが、希望者が多く、想定人数を定超えたため、夏は3年生優先で実施。受講できなかった1年生と2年生の生徒を対象に今回第2弾の講習日を設定しました。5日間という長い時間をかけて取得するフォークリフト技能講習の資格は、日本で一番大きなフォークリフトも含め、1t以上の大型フォークリフトも運転できる価値ある資格です。

 

 まずは22日(土)・23日(日)の2日間、有馬高校にキャタピラー講習所兵庫教育センターの講師の方に来校いただき、学科講習が行われました。技能講習のため、座学を受けた後に実施する学科試験が不合格の場合、別途補習&追試を受け、そこで合格しないと実技講習に進めないというルールが法令で定められています。

 

 スライドを用いてフォークリフトの種類、走行に関する装置や構造及び取り扱いの方法に関する知識、荷役に関する装置の構造・機能・取り扱いに関する知識、運転に必要な力学の知識、フォークリフトの点検・整備、安全運転の心得、災害事例、関係法令などについて講義を受けました。

 

 受講した生徒も筆記テスト合格に向け、講師の先生の話を聞きながら、特に重要なところについて教本にマーカーで線を引きながら、休憩時間もわからないところを講師の先生に質問したり、みんなで復習し合うなど、必死に学んでいました。

 

 そしていよいよ学科試験。採点の結果全員合格、無事実技試験に進めるとの報告を受けました。よかったです。

 

 1日休養を挟み、3日目の25日(火)からは小野市にあるキャタピラー教習センターに移動し、実技講習スタートです。再度安全についての注意を受けた後、講習会場に向かいます。

 

 ゼッケンを受け取り、ヘルメットを手に、2班に分かれ早速講習スタートです。

 

 座学で学んだフォークリフトの機体各部の名称やエンジンの構造を復習し、安全確認の方法、エンジンのかけ方、ハンドルの回し方、アクセル・ブレーキの踏み方など基本的な走行操作について実技を通して学びます。

 

 フォークリフトは狭い倉庫内での作業を可能にするため、普通車と異なり後輪が左右に動き、小回りが利く仕組みになっており、少しハンドルを回しただけで車体が回転します。車の運転をしたことがない高校生にとって最初は感覚をつかむのが難しかったようですが、何回も何回も運転を繰り返すことで体に覚えさせ、慣らしていきます。

 

  2日目からは、荷役作業をしながらの運転です。 フォークを操作しパレットに載った荷物を運搬します。フォークを操作するレバーは、上昇・下降を操作する『リフトレバー』と前傾・後傾を操作する『チルトレバー』の2本を操作します。特にリフトが地面と水平になっているのかの判断は難しく、経験が重要です。

 

 さらにコース上には直角に曲がる場所が多く、常に左右の間隔を気にする必要があります。また、バックをするとき一瞬ハンドルをどちらに回すのかがわからなくなるという生徒も。高校の農業機械、トラクタの運転で学んだとおり『行きたい方向に回す』ですね。気が付いたら夕日をバックに練習する姿が・・・2日目の実技も無事終了です。

 

 そして最終日。実技試験にむけ、一連の作業、走行を繰り返し練習します。そして他の人の運転もしっかり見ながら、お互いにアドバイスを送りながら、自分が運転していることをイメージしながら講習を受けています。いつの間にか18人に一体感が生まれていましたね。

 

 いよいよ実技試験。不合格の場合は別途補講&再試験があるため緊張します。指さし安全確認からスタート。引率した先生はもちろん、5日間一緒に練習をやり抜いたメンバーも、全員合格を祈りながら見守ります。

 

 結果は全員合格。本当に良かったです。自然と拍手が沸き起こりましたね。受講した生徒に聞くと、最初は大変だったけど、だんだんフォークリフトを運転することが楽しくなってきたとのこと。春休み5日間をかけた資格講習は充実した時間だったようです。最後にセンター長から『この資格は本当に価値あるライセンスです。実際に会社で使うときには、先輩方にもう一度教えてもらって、安全第一でフォークリフトを運転してください。これからも高校での勉強頑張ってください』という言葉をいただきました。

 

 学校の普段の実習でも、今回学んだ安全第一で頑張りましょうね。5日間お疲れ様でした。