2023年6月の記事一覧
76回生 学年通信 2023年度 第6号
来週の7月3日(月)から期末考査です。
文化祭も終わり、気持ちを切り替えて
勉強を頑張っていることと思います。
さて、76回生の学年通信第6号を発行しています。
7月、8月と9月初めの行事予定も掲載していますので、
ご確認ください!
学年通信第6号 → 2023_0628.pdf
人と自然科 地域自然保護 現地フィールドワークその4 棚田を管理し土と触れ合う夢プログラム体験
6月20日(火)人と自然科3年地域自然保護の授業で、公園にある棚田の管理を通したを夢プログラムを体験しました。人と自然科3年生学校設定科目「地域自然保護」の授業では、今年も県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の魅力を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。
現在は実際に公園で活動されている団体の夢プログラムを体験していますが、いよいよ今回が前半戦最後の公園での活動となりました。
天文を通したありまふじ夢プログラムを体験 に関する記事はこちら
有馬富士公園の昆虫を捕まえる夢プログラムを体験 に関する記事はこちら
今回は有馬富士公園の生き物観察会や棚田での古代米作りを企画している団体「自然の学校」の代表、吉田さんにお世話になり、棚田の管理を通して土に触れるプログラムを体験しました。
まずは棚田に関する簡単な説明。有馬富士公園にはかやぶき民家の側に棚田があり、吉田さんを中心としたボランティアの方が無農薬で紫黒米・緑米・赤米など古代米をを栽培しています。無農薬で栽培しているため、雑草がたくさん生えてきており、今回は除草作業を通して土と親しみ、そして活動をしながら棚田やその周辺に生息している生き物の観察を行います。説明後早速棚田に向かいます。
今回は手押し式の人力除草機を使って除草(雑草を取り除く作業)を行います。
いよいよプログラムスタートです。田んぼに入っていき除草のスタートです。前述のとおり無農薬栽培ということで田んぼの中にはオタマジャクシやアメンボなどの生き物がたくさん生息しています。昆虫やカエルが少し苦手な生徒も一部おり、また裸足でひざのあたりまで沈む感触が何とも言えないようで、あちこちで悲鳴が聞こえます。
ヌルヌルの土になれたところで早速除草開始です。手押しの農具で土の表面を攪拌し、雑草を浮かしていきます。
なかなかセンスのある生徒が多かったですね。古代米の苗を抜かないように、ギリギリの間を縫うように進めていきます。
田んぼの中で何か発見したようですね。足の生えたオタマジャクシやトノサマガエル、コオイムシが発見されました。水田の中に立てた枝にはトンボも留まり、みんなの頑張りを見守っています。
そして活動中棚田周辺の植物も観察しました。観察してみると畦の草刈りなど人間が手を加えているからこそ生息している、貴重な植物も多く存在しています。特にノバナショウブやスズサイコなど絶滅危惧種に指定されている植物も発見できました。
約1時間のプログラムで、田んぼはとってもすっきりしました。足は泥だらけになりましたね。頑張った証です。
洗い場で泥だらけになった道具と足を洗います。
きれいになったところで最後に振り返りです。今回はICT機器の活用ということで吉田さんが事前に準備してくださったQRコードを読み取り・・・
自然の学校の取り組み、棚田の役割や生息している生き物、そして環境について学びました。
あっというまにプログラムは終了。自然の学校 吉田さん、楽しいプログラムをありがとうございました。
今回で実際に公園で行われている夢プログラム体験は終了。来週からは、今まで公園で体験したり調査したりしてきた内容を有馬富士公園の巨大地図にまとめ、9月に中間発表を行う予定です。そして12月には実際に自分たちでプログラムを企画、実施してていきます。
今年3月に卒業した先輩が企画・実施した夢プログラムに関する記事はこちら
先輩に負けないように頑張りましょう。
人と自然科 3年野菜班の実習風景 ①
人と自然科では、農場で技能や知識などを学ぶ「総合実習」という科目があります。
3年生では「草花」・「環境」・「野菜」と専攻班に分かれてさらに専門性を深めていきます。
今回は「野菜」班の実習風景について紹介します。
3年生では、栽培から販売までの一連の流れを学ぶために担当を決めて栽培管理をおこなっています。
本年度は3人グループでトマト、シシトウ、キュウリ、ピーマン、ナスの栽培をしています。
本日の実習風景です。
担当区域の管理を終え、秋に販売する黒枝豆の定植もおこないました。
担当している野菜も販売を開始します。有馬高校近くにお越しの際は農場の販売所にお立ち寄りください。
2年生 ARIMA探究Ⅰ「問いの立て方」講義
6月19日(月)、5・6限のARIMA探究Ⅰの時間に、神戸親和大学 教育学部 児童教育学科 教授の冨田哲浩先生にお越しいただき、「問いの立て方」についての講義をしていただきました。
どのようにして「問い」を立てればよいのか、また、良質な問いとそうでない問いにはどのような違いがあるのかを丁寧に説明していただきました。さらに「問いの立て方」の実践演習を通して、良質な問いを立てるための考え方をつかむことができました。
「探究」とは、たんに本やインターネットで情報を調べるといった「調べ学習」とは異なるものだ、という言葉も印象に残りました。
来週のARIMA探究Ⅰの時間には、ついにコース希望調査を行います。
今後の探究の際にも、今日の講義で学んだ「問いの立て方」を思い出しながら探究活動に取り組んでいきましょう。
人と自然科 第3回チャレンジ教室「ラウンドブーケ」の制作
6月13日(火)、第3回目のチャレンジ教室「フラワーアレンジ」の実習を行いました。
今回の授業では、バラを使用して直径20cmの「ラウンドブーケ」を制作しました。
ブーケには様々な形がありますが、今回制作した丸いドーム型の「ラウンドブーケ」は、ウエディングブーケの中でも定番の形です。
今回の実習でも、生徒お手製の説明プリントを配布し、実習スタートです。
まず、今回使用する資材、「ブライディネット」の扱いについて講師の先生から説明がありました。
前回制作したカーネーションのラウンドアレンジメントは吸水性スポンジに吸水させて使用しましたが、今回使用する花材のバラは、ドライフラワーにすることができるため、ドライにしたい方は吸水せずに花材を挿していきます。
まず花材を挿す前に、ブライディネットに両面テープを貼ります。その上からオカメヅタを貼り、プラスチック部分を隠します。
次に花材準備です。今回の花材カットの寸法は、全て8cmでカットします。前回のラウンドアレンジメントに比べると花材カットは簡単ですが、バラにはトゲあるためケガをしないように慎重にカットしていきます。また、茎をななめにカットするなど、基本技術の復習も生徒が伝えていました。
加えて今日は、花を切った後の茎を用いたさし木の方法の説明もありました。ぜひ自宅で挑戦してみてください。
※販売目的ではなく、個人で楽しむことを目的としています。
花材のカットが出来たら順番に花材を挿してきます。今回使用した吸水性スポンジは、直径7cmの球体のため、挿ししろ3cmだとスポンジ内で茎がぶつかる可能性があります。そのため、今回は挿ししろ2cmで挿していきます。挿し位置は、生徒が事前授業で制作したラウンドブーケを用いて説明しました。
底辺のバラが水平に挿せているか、45°ラインのバラが同じ角度で挿せているかどうか、正面から作品を見てチェックしていきます。
バラが挿せたら、隙間にユーカリを挿していきます。花だけのブーケも美しいですが、グリーンを入れることによって花の美しさがさらに際立ちます。
最後にドライでブーケを作った方のみ、ハンドル部分をリボンで巻き上げます。
完成したブーケはこちら。みなさん美しいブーケが完成しました。
次回は6月27日(火)、有馬高校で栽培している草花を使用し、コサージュを制作します。