1年リーガルマインド類型生徒の活動風景

1年リーガルマインド類型生徒の活動風景

JICA関西訪問

7月13日(木)の午後、1年生のリーガルマインド特別授業の一環としてJICA関西を訪問しました。1年生にとっては初めての校外での学習です。

まず最初にJICA関西の職員の方よりJICAの事業説明をしていただきました。今年度はJICA関西の新入社員の方2名がお話をしてくださいました。

短い時間の中でしたが、現在世界がおかれている状況や日本が支援するだけではなく東日本大震災の時には世界中から多くの支援を受けたことなど、様々なことを知ることができました。またSDGsについての知識もより深めることができました。

続いて、JICA海外協力隊経験者の方よりボランティアの体験談を聞きました。今回は中米のホンジュラスへ環境教育に行っておられた横田様よりお話を聞きました。

簡単に体も動かしました。

実際の写真や動画を利用しての講演は非常に興味深くあっという間の1時間でした。横田さんが撮影されたホンジュラスの様々な写真からは様々な発見がありました。そして、ホンジュラスという国を通して世界の課題やSDGsのゴールを達成するために自分たちにできることは何かについても深く考えることができました。

また、生徒たちの今後探究していくテーマに基づいた写真なども用意してくださり有意義な時間となりました。

最後の質疑応答の時間には、少し緊張しながらも質問が複数出て、大変有意義な時間となりました。

 

最後はJICAの施設見学です。生徒たちはSDGsの特別展示などを熱心に見学していました。今年は民族衣装の試着も復活していて生徒たちは写真をとったりしあいながら楽しい時間を過ごしました。

 

お忙しい中、今回の校外学習に携わっていただいたJICA関西の方々本当にありがとうございました。

 

 

SDGs探究テーマを考える②

今日の1年生のリーガルマインド特別授業は、昨年度の先輩の発表を見て「今後の見通しを持つこと」と「テーマを最終決定し問いをできるだけたくさん考えること」が目標でした。

「世界に届ける健康と福祉・未来に届ける質の高い教育」のテーマで探究した2年生のグループが、1年生の前で発表をしてくれました。久しぶりの発表でしたが、1年生への問いかけをうまくいれながらいい雰囲気で発表をしてくれました。

1年生の生徒たちは真剣に聞いて一生懸命メモをしていました。2年生からは、「一つの情報だけを鵜呑みにするのではなく、様々な情報を比較したり多様な視点で物事を考えることが大切だ」という話や、「あまりにテーマを大きくすると探究に取り組みにくいので、身近なところから考えて自分たちなりの改善策を考えることが大切だ」というアドバイスが出ました。今日のアドバイスを活かしていきましょう。

その後は、グループでテーマを決定したり問いをできるだけたくさん考えたりしました。生徒たちは、ホワイトボードをうまく利用しながら班での意見を共有していました。

いよいよ、来週は今学期最後の授業です。よい締めくくりができるようがんばりましょう。

SDGs探究テーマを考える①

6月6日(火)の7時間目の授業は「好きからSDGsのテーマを考える」という内容で、東京の朝日新聞社とオンラインで結び授業を行いました。

最初はアイスブレークも兼ねてグループごとに1人1分程度で「自分の好きなもの」をメンバーに紹介していきます。前回の新聞活用授業と同じメンバーだったので、大いに盛り上がりました。

続いて個人ワークです。まずは自分の「好きなもの」をワークシートの真ん中に書きだします。その「好きなもの」をどんどん分解し、そのワードのつながりがSDGsの17目標のどれにあたるかを考えてSDG付箋を貼っていきます。

オンラインで説明を受けた後、作業開始です。

始める前は、どれくらいワードが広がっていくだろうかと心配していましたが、生徒たちの想像力は素晴らしい!あっという間にワークシートいっぱいに様々なワードが広がっていきます。付箋もどんどん貼られていきます。朝日新聞社の方も生徒たちの想像力の豊かさに驚かれていました。

個人ワークの後はグループワークです。一人ずつ自分のワークシートを見せながら、ワードのつながりや付箋を貼った理由などを説明していきます。入学して2か月、発表にも慣れてきました。

そして、今日の授業の最後はメンバーのワークシートを机に並べ全員で俯瞰します。ファシリテーターを中心に共通のワードや似ているワードを見つけて抜き出していきました。どのグループも活発な意見が交わされていました。

 

 今日は時間の都合でここで終了です。次回は、今日の作業をもとにそこから見えてくる課題や疑問点を深めグループのテーマを考えていきます。来週もがんばりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新聞活用授業

5月30日(火)の7時間目の1年生リーガルマインド特別授業は先週に引き続き、朝日新聞社の方に講師として来ていただき「新聞活用授業」を行いました。

この授業は、新聞を「SDGsの17の視点」から読むことを目標としています。新聞をただ読むのではなく、SDGs付箋を使用することで「思考を見える化」していくというものです。

まず、前回の授業を振り返ったあと、一部ずつ配られた今日の朝刊を読み、新聞記事がSDGsのどのゴールに関連していくかを考え付箋を貼っていきます。その付箋には「なぜそう思ったか」の一言つぶやきをメモします。

新聞を読む時間は20分、生徒たちの眼差しは真剣です。生徒たちの中には新聞を読むのが初めてという生徒もいました。最初は、付箋をどこに貼るか悩んでいた生徒たちも、時間が経つと新聞は付箋でいっぱいになっていきます。その後、班の中でどこに付箋を貼ったかを共有しました。

班で共有した後、教室に掲示してある新聞に付箋を貼りかえていきます。その中には、たくさんの付箋が貼ってある記事や、同じ記事でも違うゴールの付箋が貼られているものもありました。一つの問題には多くのSDGsが複層的に絡んでいることに気づくことができたようです。

 

最後は、全体で今日の授業の気づきを共有しました。

来週はいよいよテーマを決定を行い、本格的な探究活動に入っていきます。SDGsを身近なこととして捉え、日々意識していくことが大切です。そしてより深堀りできるよう来週からもがんばりましょう。

SDGsゲームを通して考える

考査最終日の5月25日午後、1年生のリーガルマインド特別授業の一環として朝日新聞社の方を講師に招き、「2030 SDGsゲーム」を行いました。

このゲームはSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりをシミュレーションするというものです。ゲームでは与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行い、最終的に各チームに与えられたゴールを達成します。しかし、どのプロジェクトを実行するかで世界の状況(経済・環境・社会の状況)が刻々と変わっていきます。この24名の考え方や行動により2030年の世界が作られていくのです。

ファシリテーターより簡単に説明を受け、各グループ作戦タイム!どのグループも活発に意見を出し合い準備は万端!前半のゲームがはじまりました。時間は8分、前半終了後にはどのような世界ができあがっているでしょうか。ゲームが始まるとどのグループも自分たちのゴールを達成するために必死です。しかし、自分たちのことだけに必死になっていると、世界のバランスは崩れていきます。 

   

                  

前半終了時点で、自分たちのゴールを達成できたグループは10班中3班。取り残されている班がまだ多くあります。世界の状況メーターも環境破壊が進んでいる状況です。この後どうなっていくでしょうか。

前半終了後の休憩時間は、どのグループも休むことを忘れ作戦を練ったり、水面下でほかのグループとの交渉を行っていました。そして、いよいよ後半の11分がスタートしました。2030年のゴールを目指してゲーム再開です。後半になると交渉の輪が少しずつ大きくなっていきます。世界の状況にも目を向け始める人も増えてきました。さて、結果は、、、。みんなの協力がありゴールを達成できたチームは10チーム中8チームでした。世界の状況も授業の前半よりは環境が少しよくなり、全体のバランスも改善されました。

ゲーム終了後の振り返りの時間には、多くの人がゲームを通してSDGsや社会について考えさせられたり、新たな気づきがあったという発表をしてくれました。

これから本格的なSDGsの探究活動が始まります。今日のゲームでは多くの学びがあったと思います。まず様々なことを知り「意識」をすることが大切です。今日の学びをこれからの探究活動に最大限活かしていきましょう。