1年リーガルマインド類型生徒の活動風景

2022年5月の記事一覧

「2030 SDGsゲーム」を通して考える

考査最終日の26日の午後、1年生のリーガルマインド特別授業の一環として朝日新聞社の方を講師に招き、「2030 SDGsゲーム」を行いました。

このゲームはSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりをシミュレーションするというものです。ゲームでは与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行い、最終的に各チームに与えられたゴールを達成します。しかし、どのプロジェクトを実行するかで世界の状況(経済・環境・社会の状況)が刻々と変わっていきます。この24名のアイデアにより2030年の世界が作られていくのです。

ファシリテーターより簡単に説明を受けた後、早速ゲームのスタートです。どのグループも自分たちのゴールを達成するために必死です。しかし、自分たちのことだけに必死になっていると、世界のバランスは崩れていきます。                         

説明

作戦タイム

世界の状況

 

 

 

 

前半戦終了後の休憩時間にはどのグループも休むことを忘れて、必死で他のグループと交渉していました。そして、いよいよ後半戦。2030年のゴールを目指してゲーム再開です。少しずつ世界の状況にも目を向け始める人が増えてきます。さらに交渉の輪もだんだん大きくなっていきました。さて、結果は、、、。みんなの協力がありゴールを達成できたチームは12チーム中10チームでした。世界の状況も授業の前半よりはバランスがよくなっていました。ゲーム終了後の振り返りの時間には、多くの人がゲームを通してSDGsや社会について考えさせられたり、新たな気づきがあったという発表をしてくれました。

これから本格的なSDGsの探究活動が始まります。今日のゲームで学んだことを今後の探究活動に活かしていきましょう。

発表

 

 

弁護士によるいじめ予防授業②

5月13日(金)の7時間目は、前回に引き続き弁護士の先生による「いじめ予防授業」を行いました。今日の授業の大きなテーマは、前回出た宿題をもとにグループで議論を行い、いじめの本質に迫るというものです。

宿題は①なぜいじめはなくならないのか、②いじめをなくすためにはどのような方策が考えられるか、について考えてくるというものでした。全員がしっかりと宿題に取り組んできたようで、グループ議論ではホワイトボードに書ききれないくらい多くの意見が出ていました。

その後は各グループ代表者の発表です。今回は発表だけではなく、発表した内容に対して他のグループが必ず質問をするというルールがありました。これがなかなか難しい!しかし、質問をすることで発表がより深いものになっていきます。また、出た質問に答えることで自分たちのグループの意見を改めて振り返ることもできました。

授業の最後に、弁護士の先生方に「自分の意見や考えをしっかりと持つこと」、「周囲の意見や考えをよく聞くこと」、「議論の積み重ねによって具体的な結論を導き出すことの重要性」について話していただきました。まさにリーガルマインドでの学びですね。今日学んだことをこれからに活かしていけるよう行動していきましょう。弁護士の先生方ありがとうございました。

弁護士によるいじめ予防授業①

 5月6日(金)の7時間目のリーガルマインド特別授業では、弁護士の先生に来ていただき「いじめ予防授業」を行いました。この授業は「いじめ」を本質的に理解し、様々な立場から物事を考えていくことを目的とした授業で、今週と来週の2週にわたって行います。

 授業の前半にはロールプレイを行いました。入学して2回目の授業なので、恥ずかしさが出てしまうかと心配しましたが、みんな積極的に取り組むことができました。

 授業の後半は「なぜ、いじめかどうかを被害者が決めるとされているのか」についてグループで議論をしました。弁護士の先生からは、まず思ったことを書き出していくことが重要というアドバイスをいただきました。どのグループも全員が積極的に意見を出し、ホワイトボードがあっという間に埋まっていきます。その意見をどの班もうまくまとめ発表することができていました。次回は今日の最後に出された宿題をもとにさらに議論をすすめていきます。充実した時間にできるよう、準備をしっかりとしておきましょう。