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【サイエンス探究基礎】科学特別講義「極低温の世界について」
12月16日(火) 7限「サイエンス探究基礎」で
大阪大学基礎工学部電子物理科学科物性物理学コースの
井澤公一先生をお招きして、
「極低温の世界 電子が織りなす不思議な量子現象」と題して
特別講義をしていただきました。
常温の物質の基本的な性質は高校の理科でも学びますが、
極低温の世界では、身の回りにある物質も
普段見られない不思議なふるまいをします。
リニアモーターカーに使われる「超電導」もその一つです。
今回の講義では、超電導をはじめとする極低温の世界について
丁寧に説明していただくとともに、
液体窒素を使って極低温の状態をつくりだし、
様々な演示実験を行っていただきました。
生徒たちも、普段の授業の中では見ることのできない
様々な現象を見て、物性科学についての興味関心が高まっている様子でした。
今日学んだことを、今後の探究活動や進路選択に活かしていってほしいと思います。
【プログレス探究A】第3回 ITチャレンジ(3Dプリンタによる作品展示)
12月10日(水)に【プログレス探究A】のITチャレンジの第3回を行いました!
【活動の概要】
今回のITチャレンジでは、第1回・第2回で制作した3Dプリンタ作品を展示しました。
生徒がTinkercadで設計した建物やオブジェを並べ、
下に海や大地などを印刷したカラーベースを敷いて配置することで、
全体を「祥雲カオスシティ」として表現しました。
この活動は、本校で行われている祥雲STREAMプログラムの一環です。
これまでの活動ではロボットやテクノロジーの要素が中心でしたが、今回は特に“アート”としての感覚が強く表れ、技術を超えて「表現」としての3D造形を味わうことができました。
【これまでの取り組み】
第1回では、サンプルデータのモアイを加工して「マイモアイ」を制作しました。
形を変えたり、くり抜いたり、帽子を付けたりと、同じデータでもまったく違う作品に仕上がりました。
第2回では、自分の名前を刻んだオリジナル建物をテーマに設計を行いました。
操作にも慣れ、発想を形にできるようになり、
作品に自分の個性や思いを込める生徒も多く見られました。
【今回の展示】
第3回では、それまでに制作したモアイや建物を並べて「祥雲カオスシティ」をつくりました。
個性豊かな作品が集まり、全体として不思議な調和が生まれ、
まさに“カオス”という言葉がぴったりの展示となりました。
【生徒の声】
「みんなの作品が並ぶと、本当に“カオス”で良きだった。」
「モアイと建物が一緒にあるのが面白かった。」
「色や形がバラバラなのに、集まると不思議とまとまって見えた。」
「他の人の発想がすごくて、次はもっと工夫してみたいと思った。」
【終えて】
今回は定期考査前の期間と重なり、制作時間が十分に確保できませんでしたが、
生徒たちと相談し、第4回のITチャレンジを開催することに決定しました。
次回はこれまでの学びを生かし、
それぞれが“集大成”となる作品を制作して、
より自由で、より“カオス”な世界を完成させる予定です。
【探究】高校生・私の研究発表会/兵庫県生物学会研究発表会@神戸大学に参加しました
11月30日(日)に神戸大学で行われた
「兵庫県生物学会2025研究発表会」
「高校生・私の科学研究発表会2025」に
本校の2年次生の探究班5班がポスター発表で参加しました。
東京や中四国など遠方からの参加もあり、
多くの生徒が集まっての活気のある発表会となりました。
<反発係数と経過日数の関係>
<ARマーカーとドローンで道案内しよう>
<タンパク質は紙を強くするのか>
<カワニナが好む生息場所の材質>
<土壌生物と里山の環境の相関関係を調べる>
どの班もこれまでの成果を存分に発揮し、頑張って発表をしていました。
他校の生徒や大学の先生からご指摘やアドバイスをいただき、
その場ですぐに今後の研究の進め方について考えている班もありました。
聴衆側としても、
他校の口頭発表やポスター発表を聞くことで、いい刺激をたくさんもらえたことと思います。
これから探究活動のまとめに入っていく生徒たちにとって
大変貴重な機会となりました。
運営していただいた神戸大学サイエンスショップ及び兵庫県生物学会の皆さん、
大変お世話になりました!!
KOBE!!
クリスマスの飾りつけ(図書委員会)
今年も図書室の中はクリスマス仕様になりました。
この時期しか読むことのできないかわいい絵本を展示しています。ぜひ、手に取って読んでみてね。
クリスマスの本、図書委員のおすすめ本、先生のおすすめ本コーナーなど!
年末年始に本を読みませんか?
【探究】関西学院大学SCI-TECH RESEARCH FORUM(サイテック・リサーチフォーラム)に参加しました!
【SCI-TECH RESEARCH FORUM(サイテック・リサーチフォーラム)に参加しました】
【イベントの概要】
11月29日(土)に関西学院大学主催の「SCI-TECH RESEARCH FORUM(サイテック・リサーチフォーラム)」に参加しました。
このフォーラムは、全国の高校生が自らの探究活動の成果を発表し、他校の生徒や大学の先生方と意見交換を行うオンラインイベントです。
研究の進め方やテーマの多様さに触れ、互いに刺激を受けながら学び合う貴重な機会となりました。
【事前準備】
今回は事前に研究発表動画を作成して提出する形式でした。
どの班も撮影や編集に苦戦しながらも、「どうすれば自分たちの研究をわかりやすく伝えられるか」を考え、工夫を重ねていました。
中には下校時刻ぎりぎりまで教室に残って撮影や編集を行う班もあり、勉強や部活動と両立しながら、班員同士で声をかけ合い最後まで粘り強く取り組みました。
【当日の様子】
当日はZoomを用いて実施され、次のような流れで進みました。
① 開会式・説明
② 各班による研究内容の紹介
③ グループごとの質疑応答・ディスカッション
④ 閉会・まとめ
インフルエンザの流行により欠席者が多い中でも、それぞれが工夫して発表をやり遂げました。
他校のレベルの高い発表に刺激を受け、「もっとこうしたい」と感じた生徒も多くいました。
一方で、自ら質問をしたり意見を述べたりと、積極的な姿勢が多く見られ、活気のある交流の時間となりました。
発表後の感想では、
「思った以上に鋭い指摘がたくさん来て焦った」
「自分の研究に矛盾点があることに気づいた」
といった声も聞かれました。
祥雲館の生徒はほとんどの生徒が外部発表に出場します。
自分たちの研究を見直すきっかけになり、次のステップに向けて課題を明確にする機会にもなっています。
【終えて】
発表を終えた生徒たちは、達成感とともに新たな課題も感じていたようです。
「伝え方をもっと工夫したかった」「他校の発表を参考に次へつなげたい」などの声も聞かれ、今後の探究活動への意欲が高まっていました。
今回の経験を通して、研究に対する視野が広がり、仲間と協力する大切さを改めて実感したようです。
祥雲館の探究についてもっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ