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校長室から

ブラ校長♪㉓ 特編時間割(1日目~2日目)

複数志願選抜入試も無事終了し、3月15日(水)から特別編成の時間割がスタートしています!

3学期のこの時期は、次年度に向けた準備のプログラムも入ってくるのため、1,2学期に比べると学年の特色を出したプログラムが限られますが、その中でも学年の趣向を凝らしたプログラムを紹介します。

特編1日目のプログラムで、2年生(29回生)は「主権者教育」を実施しました。

18歳に成人年齢が引き上げられ、「18歳選挙権」がスタートしてから、どこの学校でも「主権者教育」のプログラムを実施していますが、三田西陵高校の内容はひと味違います!

まず、西陵生のみなさんがより自分事としてリアルに選挙を感じられるよう、1時間目は『第1回 29回生主任選挙 選挙公報』として、担任の先生方が次期学年主任の候補者になり、もし自分が学年主任になったら?という公約をマニュフェストとして示し、それをもとに29回生のみなさんが候補者を選び、実際の投票と同じ手順で投票用紙に選んだ候補者の名前を記入し、投票箱に入れて投票するというものです。

①担任の先生が選挙公約を伝えているところ

②記載台で投票用紙に名前を記入しているところ

③投票箱に投票用紙を入れているところ

④投票の様子をドキドキ見守る29回生

実際に選挙で使う記載台と投票箱をお借りした本格的な内容で、数名は本当に自分たちが学年主任を選ぶんだと勘違いした人も。

それを受けて、2時間目は各クラスでワークプリントをもとに「主権者教育」について考えました。

これから順次18歳を迎える29回生にとって、政治を「自分ごと」として考えるとても大事な機会になりました。

 

特編2日目、1年生は「スタディーサプリ」、2年生は「スタディーサポート」を実施しています。

1年生(30回生)より三田西陵高校では「スタディーサプリ」を活用した進路指導を実施していきます。

 

令和4年度 ラストの月 ー弥生ー

今日から3月がスタートしました。

令和4年4月に本校に着任して、早いものであと1ヶ月で令和4年度が終ります。

5月から西陵生のみなさん向け、保皆さま皆さま向けに毎月発信している『Go for 3E!』も令和4年度 ラストの発信となりました。

3月といえば、3月11日は東日本大震災が発生した日。以前、ご縁があって震災後に宮城県に訪れた時の様子を振り返っています。

また、中学生の保護者の方からの質問の答えとして、西陵生に送るメッセージを書いています。

保護者の皆さまへはメールでもお知らせします。

3月号.pdf

西陵生のみなさんには、いつもの場所に拡大して掲示しています。

3月号.pdf

卒業生(28回生)の巣立ちを見送って

雲一つない晴天に恵まれ、春の足音を感じる佳き日、第28回卒業証書授与式が晴れやかに挙行され、28回生193名は胸を張って、誇らしい姿で会場を後にしました。

本日ご多用の中ご臨席を賜ったご来賓の皆さま、誠にありがとうございました。

今日の卒業の日まで、お子様を支え励ましてこられた保護者の皆様には、お子様にとって大切な3年間を三田西陵高等学校に託していただき、これまで本校の教育活動にご支援・ご協力を賜りましたこと、心から感謝し、お祝いを申し上げます。

創立30周年の歴史の中で、8.020名の卒業生がそれぞれの場所でご活躍されています。

”翔陵会”の皆さま、本日、巣立った193名の”翔陵会”ニューフェースをどうぞよろしくお願いいたします。

 

(式 辞)

 コロナ禍のまっただ中に入学した28回生の皆さんは、入学したときからマスク生活で、お友達の表情も読み取りにくく不安なスタートだったのではないでしょうか。 

 日々の授業における数々の制約や学校行事の縮小、お友達と楽しく歓談したい昼食も黙食を強いられ、2年生のときは長寿命化工事による喧噪と、決して順風満帆とはいえない3年間の高校生活であったと思います。

 学校としてもこの想定外の事態の中で、皆さんの支援のために様々な対応をし、ときには厳しいお願いをしなければならないこともありました。しかし、皆さんは様々な制約の中で、知恵を出し合い、仲間とともに過ごしてくれましたね。

 西陵祭、文化の部、体育の部などの行事や部活動で見せてくれた一生懸命に取り組む姿、そして、創立30周年という大きな節目に最高学年として堂々と式典に臨む姿、28回生1人1人が輝く瞬間(とき)は、2年生、1年生にとっての憧れとなりました。この3年間は、平穏なときでは成しえない貴重な経験になったと信じています。

 ところで、皆さんは「アントレプレナーシップ」という言葉を聞いたことがありますか?

 日本語では「起業家精神」、「起業家活動」と訳されます。

 「起業家」と聞くと自分には関係ないと思った人もいるかもしれません。

 この言葉は、起業しようとする人に限らず、すべての人に求められる課題解決に向けた考え方やマインドであり行動様式を意味しています。

 つまり、この4月に本校のグランドデザインとして皆さんに示した「夢の実現力」に必要な考え方やマインド、行動様式であり、これからあなたが人生を切り拓いていくために必要な言葉だともいえます。

 それは、「アントレプレナーシップ」の本質が「どんな未来を自分の手でつくり出したいか」にあるからです。

 その、「アントレプレナーシップ」には3つの要素があるのだそうです。

 一つに、課題に対して前向きに向き合う『姿勢』です。

 「~だからできない」「現状はこうだから仕方ないよね」というできない理由を探すのではなく、「課題を解決するために、自分に何ができるだろうか?」と向き合い、できることに目を向けるということです。

  二つに、自分のもっているリソースにとらわれない『思考』です。

 自分には知識やスキル、経験が「ないからできない」とあきらめるのではなく、それなら新しい知識を学んでみよう、スキルをもつ人と組んでみよう、「こうやったらできるんじゃないか?」と様々な手段を模索してみるということです。

  三つに、失敗を前提に行動し、失敗から生み出す『学び』です。

 これまでの教育は、間違わないこと、失敗しないことが求められてきましたが、「アントレプレナーシップ」では失敗することこそが学びです。失敗を恐れず、いろんな方法でやってみて、うまくいかなければ、「どうしたらできるか?」、また違う方法でトライしてみるということです。 

 それでも、失敗すればくじけるし、上手くいかないと投げ出したくなるものです。

 そんなとき、私は玉置浩二さんの「しあわせのランプ」の歌い出し、「幸せになるために、生まれてきたんだから」のフレーズを口ずさんでみることにしています。 

 人は困難なことに向き合うと、つい複雑に考えすぎてこんがらがるものです。

  人生はシンプルです

 こんがらがった時こそ、シンプルに幸せになるためにどうすればよいか?と考えてみてください。そのとき、

 ① 課題に対して前向きに向き合う『姿勢』

 ② 自分のもっているリソースにとらわれない『思考』

 ③ 失敗を前提に行動し、失敗から生み出す『学び』

この3つが、あなたが、そして周りの人々が幸せなになるためのきっかけとなってくれるはずです。

 ここで、RADWIMPSが歌う「正解 - 18FES ver.」の最後の一節を紹介します。

 あぁ 答えがある問いばかりを 教わってきたよ だけど明日からは

 僕だけの正解をいざ 探しにゆくんだ また逢う日まで

 次の空欄に当てはまる言葉を

 書き入れなさい ここでの最後の問い 

 「君のいない 明日からの日々を

 僕は/私は きっと □□□□□□□□□□□□□□□□□□」

 制限時間は あなたのこれからの人生

 解答用紙は あなたのこれからの人生

 答え合わせの 時に私はもういない

 だから 採点基準は あなたのこれからの人生

 「よーい、はじめ」

 歌詞では「君のいない 明日からの日々を 僕は/私は きっと」のあとに回答欄が続いています。

 さて、あなたはどんな答えを書くのでしょうか?

 今、この学び舎を巣立ち、『正解』のない世界に踏み出していくあなたへ、私から最後のメッセージを贈ります。

 『一歩踏み出した瞬間に未知は道となる』

 「未知」つまりまだ知らないことにはあこがれや期待とともに不安も伴います。しかし勇気を出して一歩を踏み出せば、「未知」は「道」となって未来につながります。これからの新しい人生、いろいろ思い悩むこともあるでしょう。困難に立ちすくむこともあるかもしれません。そんなとき、校長が「まず一歩を踏み出してみよう」と言っていたなと思い出してください。

 THIS IS YOUR LIFE  これは あなたの 人生です

 さあ、あなたが幸せになるための『正解』を探していってください。

 “西陵生しか勝たん” あなたのこれからの人生に幸あれ!!

 

 令和5年2月28日

 兵庫県立三田西陵高等学校

 校長 切原 賀子

 

 

ブラ校長♪で部活動訪問編【女子サッカー部】

第9弾は三田西陵高校を飛び出して、三田祥雲館高校へ出張ブラ校長♪で部活動訪問!

<女子サッカー部の夢>

1回でも多く勝つ!

夢を実現するためにすべきことを尋ねると

・体力面の強化

・日々のつみかさね

・練習の室を上げる

・暗くなってもできることをやる

1年生5人、2年生2人の計7人(うち2名はマネージャー)で活動している女子サッカー部ですが、人数がそろわないと本番に近い練習ができないからと、今年度から三田祥雲館高校の女子サッカー部のみなさんとの合同練習がスタートしました。

試合前は7時間目がある日以外、試合がないときは週に数回、三田祥雲館高校のグランドにお邪魔して、三田祥雲館の女子サッカー部のみなさんと一緒に汗を流しています。

両校合わせても9名、試合人数11名には足りませんが、少ない人数でも11人並みに戦えることを証明すべく、一人一人がhard workで頑張っている女子サッカー部♪

(7名以上だと試合に出場できるのだそうです、)

三田祥雲館高校の顧問の先生方と女子サッカー部のみなさん、夢の実現に向けて、これからもよろしくお願いします。

両校、力を合わせて夢を勝ち取れ!女子サッカー部!!

ブラ校長♪㉒ 「経済的に自立する」人生設計を考える

日本教育公務員弘済会、ジブラルタ生命保険株式会社のファイナンシャルプランナーを講師にお迎きした家庭科の特別授業をブラッとのぞかせてもらいました。

詳しくは家庭科からUPがありますが、校長からは講師の方からいただいた授業の感想をご紹介しておきます。

〇 生徒のみなさんの反応がよく、授業をしていて楽しかったです。

〇 これまでの出前授業はパワーポイントだけの説明でしたが、今回、三田西陵高校でパソコンを使った授業を試験的にやってみて、生徒のみなさんがパソコンを普段から使いこなしている様子で、上手くいきました。

確かに、1年生はBYODで自分のデバイスを毎日持参し、教科書、ノート、筆記用具等と一緒に授業の一部として使いこなしています。

本校はChromebookを使用していますが、立ち上がりも早く、操作性も良いので、今回のように「e-ライフプランニング」でライフプランを入力しながら、条件を変えて改善点を検討していく授業にはもってこいです。

(1年5組の様子)

(1年2組の様子)

本日は、1年生2クラスでの授業でした。

金曜日は1年生3クラスで授業があります。

講師の先生方、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

28回生に贈る『卒業おめでとう』特別号

今日から2月がスタートしました。

2月15日(水)は特色選抜、2月28日(火)は卒業証書授与式と大事な行事を控えています。

2月の校長メッセージ『Go for 3E!』は卒業式を目前に控えた28回生に贈る特別号として、「翔陵会(しょうりょうかい)(本校同窓会)」を紹介し、今年度、関わりの深かった先輩の方々を紹介しています。

保護者の皆さまへはメールでもお知らせします。

 2月号.pdf

西陵生のみなさんには、いつもの場所に拡大して掲示しています。

2月号.pdf

『Go for 3E!』の紙面では紹介しきれなかった、応接室横の本校卒業生(20回生)による絵画についての説明を合わせて掲示しています。

卒業生(28回生)のみなさんはもちろん、1,2年生(29回生、30回生)のみなさんも応援してくれている先輩方がいるんだということを意識して、学校生活を送ってください。

『令和4年度三田市高校生議会』に西陵生も参加します!

三田市では『三田市高校生議会』という取組みをされています。

(三田市HPより)

選挙権年齢の引き下げにより、選挙を身近に感じるようになった高校生が、市議会議場において市政に対する提案等を行うことを通じて、地域に関心や愛着を持ち、まちづくりの当事者としてまちづくりに参加する意欲を高めるとともに、将来にわたって三田市に住み続けたいと思えるまちづくりに活かすことを目的として、「令和4年度三田市高校生議会」を開催します。

市内8つの高校(市立ひまわり特別支援学校、県立有馬高等学校(全日制)、県立有馬高等学校(定時制)、県立三田祥雲館高等学校、県立三田西陵高等学校、三田学園高等学校、三田松聖高等学校、クラーク記念国際高等学校三田キャンパス)から2名の高校生議長と16名の高校生議員が参加し、市政に対する質問・提案を行い、市長ほか市の職員が答弁します。

 

三田西陵高校からは、2年生、2名がエントリー!

来週、2月5日(日)の『三田市高校生議会』を控えた二人に、校長がインタビューして、意気込みを聞いてみました。

【三田市高校生議会での質問事項】

Aさん 「三田市内の公園における美化活動について」

Yさん 「三田市における多世代交流館の増設について」

【Q】なぜ『三田市高校生議会』に参加しようと思ったの?

【A】

・昨年度参加した生徒会の先輩から話を聞いていて、三田市長さんとも直接話ができる機会なので参加を決めました。(Aさん)

・地域経営学に興味があり、生徒会顧問の先生から声をかけてもらってすぐに参加を決めました。(Yさん)

【Q】『三田市高校生議会』に参加するまでの流れは?当日の様子は?

【A】

・「どんなテーマにするか?」「動機は?」「どういうことをしたいのか?」といったやりとりを何度か行い、三田市職員の方とのワークショップを経て、質問書、答弁内容を作成しました。

・当日は、実際の三田市議会議場で、【質問内容】を説明し、三田市の幹部職員の方から答弁をいただきます。

 

二人に、当日の【質問内容】と先に情報をもらっている【答弁内容】についてさらにつっこんだ質問すると、高校生ならではの新鮮な発想で説明してくれて面白い!!

なかなかできない貴重な体験に、二人とも少し緊張していましたが、それ以上に当日が楽しみでしかたない様子。

当日は議場で傍聴ができる他、後日、市公式Youtubeで配信する予定だそうです。

当日、さらに追質問のチャンスがあるかも?

是非、高校生らしい発想で提案をしてほしいと思いました。

西陵生を代表して、頑張ってきてください!

HONEY FM 82.2のスタジオに行ってきました!

HONEY FM 82.2では『ハイスクール特派員登場!』という、三田市内の高校が交代で出演している番組があります。

三田西陵高校は、平成22年から放送部が中心となり、月1回、第3火曜日に出演させていただいています。

今回は、三田西陵高校が『ハイスクール特派員登場!』新年初ということで、公開収録の様子をのぞきに行ってみました。

三田の人にはおなじみ、「フローラ88」の3階にあるスタジオは、グリーンが施されたほっこりした佇まいで、イスに腰掛けて、誰でも収録の様子を聴くことができます。

これまでの放送をアーカイブで聴いていて、いつも上手く言葉をかけて話を引き出し、膨らませてくださるアナウンサーさんがどんな方かと興味津々でしたが、想像どおりのとても優しくあったかい雰囲気の方でした。

西陵生、放送部2年生の2人もリラックスして話をしていました。

本校のHP、トップ画面にも最新の放送のアーカイブを掲載しています。お時間のあるときに、また聴いてみてください。

今回の放送おアーカイブはこちらをクリック♪

HONEY FMの皆さま、これからもよろしくお願いいたします。

1.17 震災追悼行事

西陵生のみなさんへの校長メッセージ『Go for 3E! 1月号』においても「忘れてはいけないこと 1.17」としてふれましたが、どうか本日は、震災によって失われた命を想う時間、減災や命を守る行動について考える機会にしてください。

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 職員室前の1年生連絡黒板のメッセージも震災について考える内容が書かれていましたので紹介しておきます。

 

 朝のSHRの時間に阪神・淡路大震災の追悼行事として、放送部部員が全校放送で呼び掛けてくれました。

(放送部員による呼び掛け 全文)

 1995年、1月17日の兵庫南部地震より今年で28年目を迎えます。この地震により、阪神間を中心に多くの人命が失われました。また命のみならず人々が大切にしてきた多くの記憶や財産、社会が積み上可能性も可能性も潰えました。その後の年月は震災で傷ついた被災者の心を少しずつ和らげてきました。しかし、かけがいのないものを喪失した気持ちは、なくなりません。

 阪神・淡路大震災のあとも、東日本大震災や様々な自然災害が発生しています。日本に住む私たちは自然災害から逃れることはできないでしょう。しかし、自然に抗うことは難しくも、災害に備え、個人、社会が心構えすることは大切です。兵庫県に住む私たちは、協力し合い、復興の道を歩んできました。阪神・淡路大震災から再確認した協力、協働の精神こそ、過去に学びつつこれからの日々をより安全で安心なものにすることです。

 ここに、新たな願いとともに震災の教訓を伝えるべく、犠牲者の霊に黙祷をささげたいと思います。

 黙祷

 

『THIS IS YOUR LIFE』 これは あなたの人生です!

令和5年の新しい年、そして令和4年度最後の学期がスタートしました

3学期始業式では、スタートにあたって『THIS IS YOUR LIFE』の言葉を西陵生のみなさんに紹介し、それぞれの新しい一歩にエールを贈りました。

そして、私たちが忘れてはいけないこと『1.17』についてふれ、本校でも1月17日に追悼行事を行いますが、「命を想う時間」そして「命を守る行動」について考える機会にして欲しいと伝えました。

同じ内容を校長メッセージ『Go for 3E!』1月号にも書いています。

保護者の皆さまへは、メールでもお知らせします。

1月号.pdf

西陵生のみなさんには、いつもの場所に拡大して掲示しています。

1月号.pdf

その後、2学期終業式以降に表彰を受けた部や活動の成果を披露し、クラスで表彰を受けたみなさんの頑張りを讃えました。

表彰されたみなさんには、校長室に来てもらい、いろいろな話を聞きながら、表彰状を渡して、頑張りを讃えました。

読書感想画で優秀賞を受賞した3年生男子生徒さんは、4月から大阪の芸術系の大学に進学が決まっているとのこと。一緒に来てくれたお友達と一緒に拍手でお祝いしました。4月からの新生活が楽しみですね。