校長室より

校長室より

先生はえらい

先生はえらい

 今回は「先生はえらい」という話です。これは私が言っているのではなくて、内田樹(うちだ たつる)という大学の先生が言っていることです。一部、私の意見も混じっていますが。

    先生と呼ばれる人たちは、みんな偉いに決まっているのです。中には「この先生はちょっと変わっているぞ。大丈夫かな?」と思う先生もいるかもしれません。しかし、その先生を作り上げるためには、その先生が先生として存在するためには、両親を始めとする親族一同、教えてもらった小学校中学校高校の先生、大学の先生、その他大勢の人達の影響のおかげで、その先生が出来上がりました。ですから、その先生が偉いのは、その先生を育てた多くの人たちが偉いからです。

    なるほど、と思った生徒の皆さんは、香寺高校の先生方は偉いに決まっているので、先生方からしっかり学んでください。

    なるほど、と思った先生方は、自分を育ててもらった多くの方々に感謝しつつより一層研鑽に励んでください。

 私も、高倉健さんのように研鑽に励んでいきます。

 

前期始業式

前期始業式

 

 令和三年度が始まりました。皆さんも一つ学年を進級して、新三年生、新二年生のスタートです。学期の初めにあたり、皆さんに大切な話をします。

 「目標を持つこと、そしてその目標に向かって努力すること」

 当たり前のことですが、私がなぜこんな話をするのか。もちろんそれは「いけえりかこ」さんの活躍を見たからです。

 皆さんご存じの通り、池江さんは素晴らしい水泳選手でしたが、白血病という病気にかかってしまいます。懸命な治療の結果、病気からは回復することができました。その後、水泳競技に復帰しようとしますが、映像や写真を見ても分かる通り、全盛期からは筋肉が落ち、とても泳ぐどころではありませんでした。そんな状態から、厳しい練習に取り組んだのでしょう。また食事にも気を遣ったのでしょう。驚異的な回復ぶりを見せて、誰もが不可能だと思っていた東京オリンピックの代表にまでなってしまいました。

 池江さんが病気になってしまったのは不幸なことだと思いますが、そこから復帰するために、「目標を持つこと、そしてその目標に向かって努力すること」を実践したのだと思います。その結果、彼女はこれまでよりも逞しく成長し、大好きな水泳競技を通して、人々に勇気を与えることができるようになりました。自分のためだけに頑張るのでは、限度があります。彼女は自分のために努力したのですが、その姿は多くの人々の励みになりました。ただ、彼女は「もう一度泳ぎたい。泳ぐからにはオリンピックに出場したい」という目標をもち、その実現に向けて大変な努力をしたことは間違いありません。

    皆さん全員が池江さんのようになれるわけではありません。ただ、「目標を持つこと、そしてその目標に向かって努力すること」は誰にでもできることだと思います。皆さん一人一人が目標を持ち、努力することで、皆さんの人生が変わるかもしれません。一緒に頑張っていきましょう。

    最後に、私は理科の先生です。りかこさんは、理科降参ではなくて、理科が得意であると信じています。

 

 

 

新年度のご挨拶

新年度のご挨拶

 生徒の皆さん、保護者の皆様、地域、学校関係者の皆様、はじめまして。

    令和3年4月1日に校長として本校に着任しました、木村篤志と申します。よろしくお願いします。令和3年3月31日に、県立加古川西高等学校の校長を定年退職し、再任用校長として新たな気持ちでスタートいたしました。校長としましては、県立佐用高等学校3年、県立加古川西高等学校2年に続き、3校目となります。

 県立香寺高等学校は、兵庫県下で初めての総合学科の高等学校であり、多くの選択科目を設けて、これまでに多くの実績をあげてきています。また、外国人生徒の入学生もおり、まさに現代の多様性を重視する社会の縮図のような高等学校です。私も微力ながら香寺高校のために頑張っていきたいと思いますので、これまでと変わりなく、ご支援をお願いします。

 それにしても、コロナが終息するのはいつコロナのでしょうか。