校長室より
【校長室より】着任のご挨拶
在校生保護者の皆様、卒業生及び関係者の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。また、平素より本校教育活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。前任の福浦 潤校長の後任として、令和6年4月付で兵庫県立兵庫高等学校第32代校長就任を拝命いたしました井上 真理(いのうえ まり)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
本校は地元・神戸市のみならず全県で「2中」として知られてきた創立116年目を迎える伝統校の一つです。創立以来、四綱領「質素・剛健・自重・自治」の精神のもと、自由闊達な校風の中、生徒を知・徳・体のバランスの取れた時代の開拓者に育む教育活動を行って参りました。この教育理念は歴史ある本校の伝統と文化を守る上で、揺るぎない信念であり、受け継いでいくべき信念であります。その成果は、いわゆる難関大学への進学実績のみならず、国内外のあらゆる分野で活躍する数多くの有為の人材を輩出してきたことに表れております。
また、近年では文部科学省から指定を受けたSGH(スーパーグローバルハイスクール)事業、それに続き「地域との協同による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」、また県教育委員会指定の「STEAM教育実践モデル校事業」等を中心とした取組みを通して先進的な実践的研究活動を継続して参りました。今年度は、新たに策定された「第4期ひょうご教育創造プラン」にのっとり、県教育委員会より指定を受けた「HYOGOグローバルリーダー育成プロジェクト 令和6年度 高等学校探究活動の充実事業」に取り組みます。この事業を核に、大学などの外部専門機関や地域等と連携を図りながら、生徒が主体的に取り組む様々な「仕掛け」を取り入れた教育活動に教職員一同、全力を尽くして参る所存です。
新入生の皆さん、皆さんは難関をくぐり抜け県内でも名門校の一つとされる本校に入学されました。これまでご指導・ご支援くださった方々に報恩・感謝の気持ち、「兵庫高校生」となった今の晴れ晴れとした誇らしい気持ちを忘れることなく、楽しみながら精一杯、本校での高校生活に取り組まれることを期待します。在校生の皆さんは、「武陽」の精神を受け継ぐ様々な学びや活動の中心的存在として、各々の輝く未来を創造すべくより一層、学業や活動に精進されることを期待します。
最後に、保護者の皆様、武陽会の皆様、地域、関係機関の皆様には今後とも変わらぬご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げて着任のご挨拶といたします。
令和6年4月吉日
兵庫県立兵庫高等学校 校長 井上 真理
【校長室より】年頭のごあいさつ
【校長室より】着任のごあいさつ
【校長室より】令和4年度第3学期終業式辞(要旨)
おはようございます。
朝夕肌寒いものの、一雨ごとに春らしくなってきました。
校内の桜もチラホラ花を咲かせ始めました。
昨日から蔓延防止期間も終わり、令和3年度も本日で3学期の終業式となりました。無事に本日迎えられたことをうれしく、そして大変ありがたく思います。
新型コロナウイルス感染症の蔓延防止期間は終わりましたが、ここで感染防止対策を怠ってはなりません。残念ですが、マスクせず会話しながら下校する生徒が一部見られます。大切な試合にチームとして出場できないなどということは可能な限りゼロに近づけたい。また、家族の生活にも影響がないに越したことはありません。今一度、マスク着用、咳エチケット、黙食、など細心の注意を払いたいものです。
さて、先日、KTカーニー株式会社日本代表の関灘茂さんにご講演をいただきました。残念ながら別の用務で中座しましたが、映像で講演を拝聴できました。「モチベーションが高まっている」「本をしっかり読む」と感想に書いた人も多いと思います。今一度、忘れてはならないことを2つ述べます。
まず行動あるのみ。
講演後、実際に書店で本を漁った人、志を現実にするために学習計画をたてて即実行した人がいると信じます。
2つ目にその高いモチベーションをいかに継続させるか。「喉元過ぎて熱さ忘れる」にならないようにしたいものです。心に誓ったと思っても、日増しに熱はさめ、そして忘れてしまいます。忘れないためには、いつも目標を見据えるしかありません。目の前に目標を掲げたい。手帳に書留め、常に眺める。ちょっとした工夫で、道は拓けます。いや、拓くと言い聞かせるのです。
講演いただいて、少々のことではへこたれない自分に成長していけるのではないかと、勇気をいただいた人も多いと思います。「今、この場所」に安住せず、少しだけ無理をして身近なところから一歩踏み出し、さらに高みを目指して欲しい。将来「みんなの幸せの一端を担い」そして「世のため」に活躍する自分を思い描いて過ごしてほしいと、願っています。
春休み中、油断せず健康にくれぐれも留意して行動してください。
みんなで元気に新学期を迎えましょう。
その名ぞ兵庫 わが母校
以上、第3学期終業式辞とします。
令和4年3月23日
兵庫県立兵庫高等学校長 升川 清則
【校長室より】第74回卒業証書授与式辞
※いつも兵庫高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
式 辞
玄関脇に植えられた白梅も日ごとにつぼみを開き、春の訪れを感じる季節になりました。
本日、第74回卒業証書授与式を挙行いたしましたところ、PTA会長様、武陽会理事長様には、ご多忙にも関わりませず、ご臨席を賜り厚くお礼申し上げます。また、保護者の皆様には卒業生の門出を祝うため、ご来校いただきに誠に有り難うございます。心より感謝を申しあげます。
ただ今、卒業証書を授与された314名の皆さん、卒業おめでとう。
本日めでたく卒業の日を迎えられたこと、心よりお祝い申し上げます。3年間の努力と精進に対して心から賛辞をおくります。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は衰えを見せず、兵庫県において感染症との戦いが依然として続いています。
本校では、これまで感染防止に細心の注意を払いながら教育活動を行ってきました。
教科の学習に加えて、全生徒が探究活動に精力的に取組んでくれました。74回生は探究全体発表会を7月に初めて実施しました。さらに校外の発表会等では高い評価を受けました。コロナ禍の教育活動において、ICT活用など前進した面もあります。まさに、「禍福はあざなえる縄のごとし」、多面的に物事を捉えることの大切さを痛感しています。様々な行事が天候に恵まれ滞りなく実施できたことを喜び感謝したい気持ちでいっぱいです。
さて、私たちは、時代に応じた新しいものの見方を迫られています。
新たな社会は、サイバー(仮想)空間とフィジカル(現実)空間の融合を目指すSociety 5.0と言われています。今まさに進展しつつある情報社会の生産力は、工業社会のそれをはるかにしのぐものと予測され、新しい知識労働者時代のプレーヤーとして活躍するために、我われには何が必要なのでしょうか。
アメリカの作家スティーブン・R・コヴィーは、多くの人たちに影響を与えた人物、あるいは何か有意義な変化を起こした人物は、共通した4つの特質を有していると指摘しています。
1つ目は「ビジョン」を持つことです。ビジョンとは、知性の目で将来を見ること、想像力を働かせることです。望み、夢、希望、目標、計画とも考えられます。
2つ目は「自制」することです。自制とはビジョンを実現するために目の前の厳しい事実から逃げずに、物事を成し遂げるために必要なことを着実に実行することです。自制の対極にあるのが無節操です。無節操が過ぎれば、快楽やスリルのために、人生において最も大切なことを犠牲にすることになります。
3つ目は、「情熱」を持つことです。外からの働きかけで情熱は生まれません。自分が主体的に選択することを力として、内面から湧いて出るものです。情熱は、ビジョンを達成するまで自制し続ける原動力になります。
最後は「良心」を持つことです。良心は善悪を判断する道徳観であり、自分の存在意義、貢献へと後押しする力といえます。良心に従って生きることで、ビジョン、自制、情熱が生まれます。良心の対局にあるエゴは、横暴で尊大で独裁的なものであることを理解する必要があります。
いかなる世の中になろうとも「ビジョン」「自制」「情熱」「良心」を欠くことなく、自分自身で「内なる炎」を燃え立たせ、自信を持って自分の道を究めて欲しいと願っています。
保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。本校の教育方針をご理解いただき3年間ご協力、ご支援を賜りましたことを改めまして心よりお礼申し上げます。お子様が健康で立派な社会人となられることを切にお祈りいたします。
卒業生の皆さん、健康にはくれぐれも留意し、壁に直面した時は「ネバーギブアップ」の精神で自ら行動して乗り越えてください。君たちの後に続く後輩たちのため、そして世のため人のために大いに活躍されることを期待しています。
74回生、109陽会の皆さんの前途に幸多かれと、心よりお祈りしつつお別れいたします。
令和4年3月1日
兵庫県立兵庫高等学校長
升 川 清 則
【校長室より】阪神・淡路大震災から27年
阪神・淡路大震災発生から27年
皆さんこんにちは。
今、私は、1階事務室前の柱の銘板の前に立っています。
ここには「兵庫県立兵庫高等学校は、神戸市内で最大の避難所となり、被災者支援と教育活動の両立に困難を極めた。しかしながら、生徒も、教職員も粘り強く耐え、被災された人々とともに、394日間を戦い抜いた。」と刻まれています。
今から27年前、平成7(1995)年1月17日5時46分、淡路島北部を震源とし、死者6,435名、重傷者10,683名の未曾有の被害をもたらした震度7の大地震、阪神・淡路大震災が発生しました。
犠牲になられた多くの方々のご冥福をあらためて心よりお祈りいたします。
さて、本校では、震災直後から校内には 2,500人を超す避難者を受入れました。「394日間を戦い抜いた」とあるのは、震災発生後の翌年、2月14日に校内の避難者がゼロとなるまで、避難者とともに学校生活を送ったことを示しています。
震災発生後、1年生は北区の神戸甲北高校で、2年生は鈴蘭台高校(現在の神戸鈴蘭台高校)で、教室を間借りして授業が再開されましたが、当時の2年生が次のように綴っています。
『学ぶという事』
「学校という勉強するには恵まれ過ぎた環境が当たり前のようにあって、僕は色々なことを知る喜びを最近まで知らずにいたけれど、今はとてもおもしろいことだということに気付いた。今回の震災で気付いたことは、えらそうに自分は勉強していることになっているが、実は自分の身の回りのことを何ひとつ、1回の食事すら自分で世話できない人間なのだということだ。親をはじめ、社会全体が勉強できる環境をすべて整えてくれていて、それらすべてを土台にして勉強させてもらっていた。生きることが何ひとつ自分でできないことに気付いた。自分一人でも生きてゆけるようになるためにも、今は鈴高というあまりある環境で勉強させてもらっている。」
通常の学校生活は困難を極める中でも、生徒は多くのことを感じ、そして学んだのです。
その年の3月1日には鈴蘭台高校で第47回卒業証書授与式が挙行され、3年生の元生徒会長が「破壊された神戸の復興、混迷する世界情勢の打開を担うのは私たちなのだ。」と力強く答辞で語りました。その方は現在、外務省に務めておられます。東京みらいフロンティアツアーの代替研修でも、アフガニスタン情勢が緊迫するお忙しい中、お話しをいただいた方です。
年度が変り4月からは北区の西鈴蘭台にあった当時の鈴蘭台西高校のグラウンドに仮設校舎が建設され、3学年全員そろって新学期をスタートしました。4月26日、3年生が九州方面への修学旅行を実施。そして、6月5日から3年生が本校に復帰。その時の避難者は約600人を数えました。
そのような中で8月には吹奏楽部が全国大会への出場を決めるなど全校生徒が一丸となって部活動でも大いに気を吐いたのです。1,2年生が本校に復帰し、全校生1117名が揃ったのは9月26日のことでした。
1月15日には南太平洋のトンガで海底火山で大規模噴火がおこり、日本にも、場所によって1Mを超える津波が記録されました。東日本大震災をはじめ、多くの豪雨や地滑り被害などの自然災害の発生、そして新型コロナウイルス感染症などの感染症の流行も含め、我々が自然界で生きていく中では、いつどこで何が起こるか分かりません。
2年前の7 月に、本校職員が東日本大震災後の東北地方にボランテイアに赴きました。全校生徒に 「災害はいつどこで発生するかわからない、いかにして自分事としてとらえるか 」が重要であり、「自分の命の重みを十分認識して精一杯生きよう」と問いかけたことが今でも心に残っています。
全く心配のない平穏な日常を送ることができるのは、当たり前のことではなく、むしろ例外であることを、我々は今、コロナと闘うことで身をもって体験しています。当たり前ではないことを経験できてありがたく思うことができれば、それは大いに意味のあることです。兵庫高校生は、大震災や2009年の新型インフルエンザの流行など、いかなる時も苦難を前向きに捉えて乗り越えてきました。これからも阪神淡路大震災を忘れず、伝え、次の災害へ備える心構えを持ち続けましょう。
令和4(2022)年1月17日
兵庫県立兵庫高等学校長
升 川 清 則
【校長室より】部活動等の成績(2学期追加分・主なもの)
【運動部】
男子バレーボール部
12/26 令和3年度神戸市内高等学校バレーボール新人大会 優秀選手賞 2年 松本 匠
※チームとしても県新人大会の出場権獲得
女子バレーボール部
12/26 令和3年度神戸市内高等学校バレーボール新人大会 優秀選手賞 2年 前山ゆう
※チームとしても県新人大会の出場権獲得
【文化部】
吹奏楽部
12/19 第49回兵庫県アンサンブルコンテスト神戸地区大会
クラリネット8重奏 金賞 2年 柴田藍花 立川優花 安政遥音
1年 村上舞桜 猪師温音 成 緑世 来田明日香 長野咲那
※県アンサンブルコンテストの出場権獲得
【その他】
12/21 第12回いっしょに読もう!新聞コンクール 奨励賞 2年 面出朱里
【校長室より】令和3年度第3学期始業式辞(要旨)
おはようございます。あらためまして、明けましておめでとうございます。
日差しはないものの、しっとり落着いた3学期の始まりになりました。君たちが元気に登校し始業式を迎えられたことをうれしく、そして大変ありがたく思います。
さて、昨年2021年の漢字は「金」でした。5年ぶり4度目。オリンピックが開催された年は決まってこの字が選ばれます。今年は冬季オリンピックが開催されますが、オリンピックがなくても、1人ひとりが「ゴールド」に輝くような1年にしたいものです。
一方で、年明け早々、新型コロナウイルスの新規の感染者がにわかに増加し、昨日、兵庫県では169人(昨年の同日284人)になりました。我々、一人ひとりが感染拡大防止につとめなければなりません。基本的な対策をしっかり行うことで感染を防ぐことはできます。三密(密閉、密接、密集)の回避、手洗いの励行、マスクの着用などにしっかりと取組みたいものです。
昨年は島田叡先輩生誕120年でした。2年生は修学旅行で島田先輩を慰霊させていただきました。そして、12月25日に行われた島田先輩生誕120年を記念する式典では、修学旅行委員3名が、沖縄県立那覇高校の生徒3人と共に、兵庫県民を代表して、平和メッセージを堂々と発信してくれました。また、一昨年の3年生の修学旅行を思い返すと。島守の塔への献花の折、雨も上がって雨雲の間から温かな日差しが差し込んだことが、この間のことのように記憶に残っています。島田氏は苦境にあっても、その時を大切にし、未来に向かって尽力された。我々は、コロナウイルスとの闘いにおいて、これまでの歴史になかったような、新たな経験をさせてもらっています。今こそ自分たちの未来を創るために新しいスタートを切りましょう。
3学期のスタートにあたり君たちに求めたいことが2つあります。
1つは、目標を明確にすること。進路でも部活動でも、具体的な目標をたてる、そしていつも目標を目にして確認し意識し続けること。
2つめは、ほんの少しだけ無理をして「良い行動を習慣化」すること。これまで課題にあげてきた家庭での学習時間は増加の兆しは見えるものの、あともう一息の取組みを期待します。特に、1・2年はさらに1時間ひねり出すために生活を見直して欲しい。同時に読書、新聞に日常的に親しんで、感性を磨いて欲しい。
3年生は大学入試共通テスト目前です。睡眠時間をしっかり確保して、決めたことを丁寧に進めなさい。何事もやってみないと結果はわかりません。目標を達成されることを切に願っています。
生徒全員が、それぞれ目標に向かって共に切磋琢磨する。兵庫高校は、まさに自立を目指して努力を続ける人たちの共同体です。
その名ぞ兵庫 わが母校
以上、第3学期始業式辞とします。
令和4年1月11日
兵庫県立兵庫高等学校長
升川 清則
【校長室より】部活動等の成績(2学期・主なもの)
兵庫高校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
2学期において、部活動等で生徒が大いに健闘しました。その一部を紹介させていただきます。
【運動部】
陸上競技部
9/17 第54回近畿高等学校ユース陸上競技対校選手権大会
1年男子800m 3位 岡田悠佑(1年)
10/ 3 第59回神戸地区高等学校駅伝競走大会 男子総合成績 5位
第3区 3位 嶋根陸都(1年)
水泳部
10/9 第5回近畿高等学校新人水泳競技大会 男子100m自由形 3位 洲﨑透真(1年)
9/ 4 第64回兵庫県高等学校ジュニア選手権水泳競技大会 男子100m自由形 3位 同上
12/19 第14回兵庫県高等学校対抗冬季水泳競技大会 男子 50m自由形 2位 同上
男子100m自由形 4位 同上
男子総合成績 8位
11/ 7 第8回神戸市秋季水泳競技大会 女子50m平泳ぎ 1位 武田菜々美(2年)
女子200m個人メドレー 3位 同上
男子200m平泳ぎ 2位 坊垣宏太(2年)
器械体操部
10/16 神戸市総合スポーツ大会体操競技高等学校の部 男子個人総合 2位 五十嵐友紀(2年)
男子種目別平行棒 2位 丹野遼太朗(2年)
女子個人総合 3位 村上璃佐音(2年)
【文化部】
第45回兵庫県高等学校総合文化祭
放送部 11/23 放送文化部門 ラジオ番組小部門ドラマ 銀賞
朗読小部門 奨励賞 堀内春香(1年)
ギターアンサンブル部
9/26 軽音楽部門 選考会優秀賞 南薗創太(2年) 新谷月乃(2年)
谷崎鈴音(2年) 清水俊輔(2年)
書道部 11/14 書道展 全国総文推薦賞 森本菜月(2年)
テーマ作品優秀賞 鈴木咲光(2年)
【その他】
11/25 高校生の税に関する作文 長田税務署長賞 石田和花(2年)
長田区租税教育推進協議会長賞
平田 愛(2年)
11/28 第12回ひょうご新聞感想文コンクール 入選 小林友夏(2年) 橋口千聖(2年)
11/27 第12回ESD(持続可能な開発のための教育) 大賞審査員特別賞 兵庫高校
【校長室より】令和3年度第2学期終業式辞(要旨)
いつも兵庫高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。2学期終業式を放送室からホームルームに向けて、オンラインで実施しました。
おはようございます。
学校近くの花壇にはクリスマスデコレーションとシクラメンの花、そして迎春の葉ボタンに季節を感じます。
2学期を振り返ると、9月体育祭、10月2・3年校外学習、11月1年生野外活動、そして、好天に恵まれた2年生の修学旅行、さらには先ほど実施した避難訓練。そして、神戸高校との秋季定期戦は、見事に勝利など。新型コロナウイルス感染症の影響の中でも、様々な行事を概ね天候にも恵まれて滞りなく実施できたことは大変ありがたく、皆さんとともに喜び感謝したいと思います。
さて、始業式と同じように教室へのオンライン配信による終業式となりました。カメラのレンズを皆さんの目だと思って、しっかりと見据えて話をします。
行事を終えるごとに、各学年ともに取組みの質が上がってきつつあるように思います。1年生は先日のSTEAM授業における動画制作、2年生は修学旅行における生徒主体の取組み、3年生は各自の目標に向けてまっしぐらに取組む様子を見せてくれており頼もしく感じました。
一方、残念なこともあります。とりわけスマートフォンの使い方。自分でコントロールできなければ身も心も滅ぼすことにつながりはしないかと大変危惧しています。ゲームやSNSから離れる勇気が必要です。
もうひとつは、時間の際に弱い人が多い。登校時と下校時に時間が迫っても慌てることなく、「ぐずぐず」している人や集団が見られることは非常に残念です。次にやるべきことにまっしぐらに行動すれば生活にリズムが生まれます。。
兵庫高校でともに学ぶ皆さんは、仲間であり、ライバルでもあります。お互いを尊重しながら、各自が目標を見据えて粘り強く達成感をえるまで取組んで欲しい。さらには、日ごろの清掃や仲間同士や先生方と自然にあいさつを交わせる気持ちの良い環境つくりに全員が気を配り、兵庫高校として集団的な知性を磨いていいきたいものです。
3年生(74回生)の皆さん、今こそ我を忘れて勉強に取組むことができるときです。うまくいかないと感じる人ほど伸びしろがあります。取組むべきことを明確にして落着いて取組めば、自分でも想像できないくらい成果をあげることができます。「ネバーギブアップ」。将来、自分が「世のため人のため」に活躍する姿を思い描いて頑張りましょう。
新年1月11日の始業式に、皆さんが元気な姿をみせてくれることを楽しみにしています。
「その名ぞ兵庫、我が母校」
令和3年12月24日
兵庫県立兵庫高等学校長
升川 清則