校長室より

2024年5月の記事一覧

【校長室より】着任のご挨拶

井上校長 在校生保護者の皆様、卒業生及び関係者の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。また、平素より本校教育活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。前任の福浦 潤校長の後任として、令和6年4月付で兵庫県立兵庫高等学校第32代校長就任を拝命いたしました井上 真理(いのうえ まり)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 本校は地元・神戸市のみならず全県で「2中」として知られてきた創立116年目を迎える伝統校の一つです。創立以来、四綱領「質素・剛健・自重・自治」の精神のもと、自由闊達な校風の中、生徒を知・徳・体のバランスの取れた時代の開拓者に育む教育活動を行って参りました。この教育理念は歴史ある本校の伝統と文化を守る上で、揺るぎない信念であり、受け継いでいくべき信念であります。その成果は、いわゆる難関大学への進学実績のみならず、国内外のあらゆる分野で活躍する数多くの有為の人材を輩出してきたことに表れております。

 また、近年では文部科学省から指定を受けたSGH(スーパーグローバルハイスクール)事業、それに続き「地域との協同による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」、また県教育委員会指定の「STEAM教育実践モデル校事業」等を中心とした取組みを通して先進的な実践的研究活動を継続して参りました。今年度は、新たに策定された「第4期ひょうご教育創造プラン」にのっとり、県教育委員会より指定を受けた「HYOGOグローバルリーダー育成プロジェクト 令和6年度 高等学校探究活動の充実事業」に取り組みます。この事業を核に、大学などの外部専門機関や地域等と連携を図りながら、生徒が主体的に取り組む様々な「仕掛け」を取り入れた教育活動に教職員一同、全力を尽くして参る所存です。

 新入生の皆さん、皆さんは難関をくぐり抜け県内でも名門校の一つとされる本校に入学されました。これまでご指導・ご支援くださった方々に報恩・感謝の気持ち、「兵庫高校生」となった今の晴れ晴れとした誇らしい気持ちを忘れることなく、楽しみながら精一杯、本校での高校生活に取り組まれることを期待します。在校生の皆さんは、「武陽」の精神を受け継ぐ様々な学びや活動の中心的存在として、各々の輝く未来を創造すべくより一層、学業や活動に精進されることを期待します。

 最後に、保護者の皆様、武陽会の皆様、地域、関係機関の皆様には今後とも変わらぬご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げて着任のご挨拶といたします。

 

 令和6年4月吉日

兵庫県立兵庫高等学校 校長 井上 真理