校長室より

【校長室より】令和3年度第2学期終業式辞(要旨)

 いつも兵庫高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。2学期終業式を放送室からホームルームに向けて、オンラインで実施しました。 

 おはようございます。
 学校近くの花壇にはクリスマスデコレーションとシクラメンの花、そして迎春の葉ボタンに季節を感じます。
 2学期を振り返ると、9月体育祭、10月2・3年校外学習、11月1年生野外活動、そして、好天に恵まれた2年生の修学旅行、さらには先ほど実施した避難訓練。そして、神戸高校との秋季定期戦は、見事に勝利など。新型コロナウイルス感染症の影響の中でも、様々な行事を概ね天候にも恵まれて滞りなく実施できたことは大変ありがたく、皆さんとともに喜び感謝したいと思います。

 さて、始業式と同じように教室へのオンライン配信による終業式となりました。カメラのレンズを皆さんの目だと思って、しっかりと見据えて話をします。
 行事を終えるごとに、各学年ともに取組みの質が上がってきつつあるように思います。1年生は先日のSTEAM授業における動画制作、2年生は修学旅行における生徒主体の取組み、3年生は各自の目標に向けてまっしぐらに取組む様子を見せてくれており頼もしく感じました。
 一方、残念なこともあります。とりわけスマートフォンの使い方。自分でコントロールできなければ身も心も滅ぼすことにつながりはしないかと大変危惧しています。ゲームやSNSから離れる勇気が必要です。
 もうひとつは、時間の際に弱い人が多い。登校時と下校時に時間が迫っても慌てることなく、「ぐずぐず」している人や集団が見られることは非常に残念です。次にやるべきことにまっしぐらに行動すれば生活にリズムが生まれます。。
 兵庫高校でともに学ぶ皆さんは、仲間であり、ライバルでもあります。お互いを尊重しながら、各自が目標を見据えて粘り強く達成感をえるまで取組んで欲しい。さらには、日ごろの清掃や仲間同士や先生方と自然にあいさつを交わせる気持ちの良い環境つくりに全員が気を配り、兵庫高校として集団的な知性を磨いていいきたいものです。
 3年生(74回生)の皆さん、今こそ我を忘れて勉強に取組むことができるときです。うまくいかないと感じる人ほど伸びしろがあります。取組むべきことを明確にして落着いて取組めば、自分でも想像できないくらい成果をあげることができます。「ネバーギブアップ」。将来、自分が「世のため人のため」に活躍する姿を思い描いて頑張りましょう。

 新年1月11日の始業式に、皆さんが元気な姿をみせてくれることを楽しみにしています。

 「その名ぞ兵庫、我が母校」

 令和3年12月24日

                                     兵庫県立兵庫高等学校長

                                         升川 清則