国際交流

ケニア共和国でのボランティア体験報告会

 11月7日(木)7限LHRにて、本校2年次生の宮田来人さん、伊藤真一郎さんがボランティア活動の報告をしました。

 宮田さんと伊藤さんは、今年の夏季休業中に、NPO法人「チャイルドドクター」の活動を通じて、ケニア共和国のスラム街でボランティア活動を行いました。現地の食文化や国立公園の紹介、ボランティア活動以外で行った体験などについても触れながら、スラム街で暮らす人たちに食料や勉強机を寄付した経験を語りました。

 また、会場と現地をオンラインでつなぎ、水汲み場や有料トイレなどを実際に案内してもらい、聞いていた生徒たちは大いに刺激を受けていました。

 

 以下は、宮田さんのコメントです。

 

「今回ケニアで見てきたスラム街の人々の生活は、私の想像以上に厳しいものでした。特に、夫に蒸発されたシングルマザーたちの置かれている状況は過酷で、経済的な問題や子供たちの教育問題は本当に深刻です。これらの課題を抱えている家庭への対策として、お母さん方には食料を、子どもたちには机を提供しました。支援後の彼らの顔は忘れることができません。また、国立公園での体験は広大な自然の中で多くの野生動物に出会う貴重な機会で、生命の尊さや自然の力強さを強烈に感じました。しかし、密漁によって多くの動物たちが犠牲になっているという現実も知りました。この経験を通して、私は世界には様々な問題が存在し、それらの問題が複雑に絡み合っていることに気づきました。そして、私達一人一人ができることから少しでも世界を良くするための貢献が大事だと感じました。」